ETCカードを紛失したときの対処法!悪用を防ぐにはどうする?

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ETCカードを紛失してすぐやるべきこと

「クレジットカードの紛失の際の手続きは分かっていても、ETCカード紛失の手続きは分からない…」という人も多くいらっしゃるでしょう。

ETCカードを紛失した場合、まず初めにしなければならないのがカード会社への連絡です。

クレジットカードと連携したタイプの場合、もし悪用されたとしても、電話で連絡をすると返金の補償が受けられます。

一方、クレジットカードと連携していないタイプの場合、悪用されても補償はされません。

お使いのカードがどのタイプなのか?どのような補償がついているのか?確認しておきましょう。

クレジットカード会社へ連絡

まず初めに、カード会社へ連絡します。

目的は悪用されないように利用停止手続きをするため、新たにカードを発行するためです。

紛失の連絡をすると、以下の事項について聞かれることがあります。

  • 名前
  • 紛失日時、場所
  • 他に盗まれたものはあるか
  • ETCカードの最終利用日と利用場所
  • ETCカード裏面の署名の有無
  • 勤務先の連絡先
  • 経済状況(年収や貯金額)

メモなどを用意して連絡しましょう。

主要カード会社の連絡先一覧

主なカード会社の連絡先は下記の通りです。

三井住友VISAカード 0120-919-456
JCBカード 0120-794-082
ニコスカード 0120-159-674
イオンカード 0570-079-110
楽天カード 0120-86-6910
セゾンカード 0120-107-242
MUFGカード 0120-077-254
アメリカンエキスプレスカード 0120-020-120
ビューカード 03-6685-4800
エポスカード 03-5340-3333
オリコカード 0120-828-013
ダイナースカード 0120-074-024
ライフカード 0120-225-331
DCカード 0120-664-476
ジャックスカード 0120-996-211

クレジットカードと連携したETCカードの場合、それぞれのクレジット会社への連絡が必須になります。

多くの場合、紛失した際に補償が受けられます。

ETCパーソナルカードの場合

残念ながら、ETCパーソナルカードの場合は悪用された分の補償は受けられません。

クレジットカードと連携したカードとの明確な違いですね。

紛失した際には電話で連絡する必要があるのですが、早急に電話して利用停止してもらう必要があります。

ETCパーソナルカードを紛失してしまった場合、ETCパーソナルカード事務局(044-870-7333)に電話で連絡をしましょう。

営業時間は平日9時~17時です。

営業時間外はNEXCO中日本お客さまセンターへ電話しましょう。

こちらは24時間年中無休です。

電話番号は、0120-922-229。

通話料無料で利用できます。

ETCカードパーソナルカードの紛失による損害は全てカード契約者が支払わなければならなりません。

残念ながら悪用されてしまった場合、カード作成時に登録した口座からお金が引き落とされます。

厳重に管理しなければいけません。

ETCコーポレートカードの場合

ETCパーソナルカードと同様に、悪用されても補償は受けられません。

ETCコーポレートカードを紛失した場合、ETCコーポレート取扱窓口に電話をしましょう。

ETCコーポレート取扱窓口はお住まいの地域によって連絡先が違います。

最寄りの道路会社の窓口へ連絡しましょう。営業時間は平日9~18時です。

ETCコーポレートカード紛失による損害は、ETCパーソナルカード同様にカード契約者が全て支払わなければなりません。

補償を受けられないことがクレジットカードと連動したタイプとの大きな違いです。

ETCカードを紛失したらやったほうがいいこと

利用停止の連絡はもちろん、カード再発行の手続きやマイレージ登録手続き、場合によっては警察署への連絡が必要です。

カードの再発行を依頼する

ETCカードが無いと困りますので、クレジットカード会社に紛失・再発行願いの連絡をします。

紛失によるカード利用停止手続きと再発行の手続きは一度の連絡でできます。

オペレーターの指示に従って手続きしましょう。

再発行に要する期間はおよそ10〜14日前後です。

簡単な審査もあるため、すぐには発行されません。

再発行手数料は会社によりますが、1000円前後のところが多いです。

ただし、ETCカード単体が盗難にあった場合、高額の不正利用をされる可能性は低いです。

理由は、使い道が限られているため。

ETCカードは高速道路以外では利用できませんし、車載器に挿し込んで使うと不正利用の情報が漏れてしまいます。

クレジットカード一体型のカードの盗難は不正利用のリスクが高いですが、分離型の場合はそれほどリスクが高くありません。

再発行には簡単な審査がある

新規発行の時ほどの厳格な審査はありませんが、再発行時にも簡単な審査があります。

ほとんどの方は問題なく通過しますが、滞納や料金未払いを繰り返している人は再発行されない可能性もあります。

連絡の際の注意

カード会社に連絡をする際、次のことに気をつけましょう。

  • カードの名義の本人が連絡する
  • 署名してあることを確認する

カードに登録されている本人以外が電話をかけても対応してもらえません。

紛失すると慌ててしまいがちですが、落ち着いてご自分で連絡しましょう。

また、カードの裏面に署名が無いと補償を受けられません。

失くしてからでは遅いので、カードが届いたその日のうちに署名をするように心がけましょう。

即日発行が必要な場合はセゾンカード

セゾンカードは、即日発行可能な珍しいETCカードです。

すぐにETCカードを入手したく、また近くにセゾンカウンターがある場合は、セゾンカードの申し込みがおすすめです。

セゾンカードの登録は簡単です。

インターネット上で必要事項を記入し、最寄りのセゾンカードのカウンターに行くだけでOK。

「カードの種類に関係なく、とにかくカードを即日で入手したい!」という方は、セゾンカードが狙い目です。

クレカ引き落としで利用しているサービスを見直す

月々の料金などをクレカで引き落としている人も多いでしょう。

例えば、

  • 携帯電話料金の支払い
  • 家賃の支払い
  • 光熱費の支払い
  • 過去の購入したものの分割払い
  • 奨学金の支払い

などがあります。

クレジットカードを再登録しなければ自動引き落としが滞る可能性もあるのです。

自分が何をクレジットカードで払っているのか?改めて確認しましょう。

マイレージの再登録

ETCカードに付いているお得なマイレージ制度。

「カードが届いた時から自動で登録されていた気がする」という方もいらっしゃるかもしれませんが、マイレージは基本的に自分自身での登録が必要です。

そのため、ETCカードが新しくなった場合、マイレージも新たに登録する必要があります。

少し面倒ですね。

ただし、マイレージは以前のものが引き継がれます。

紛失しても、安心です。

必要に応じてやったほうがいいこと

必須ではありませんが、場合によっては次の対応も必要です。

事件性のある場合には警察へ相談

盗難の可能性がある場合は、すぐに最寄りの交番や警察署へ連絡し、遺失物届けを提出しましょう。

遺失物届けが出されていれば、仮に悪用されそうになってもカードが利用停止状態になります。

ETCの不正利用を食い止めることが可能です。

遺失物届の手続きが完了すると、受理番号が渡されます。

この番号は、万が一カードを悪用された時に補償を受けるために必要です。

問題が解決するまでは大事に保管しておきましょう。

紛失した2ヶ月前まで遡って補償が可能

カード会社によりますが、紛失したことに気付かずに連絡が遅くなっても、2ヶ月前まで遡って補償してくれる会社が多いです。

紛失に気付いても、過度に慌てる必要はありません。

補償が受けられないこともある

規約違反をしている場合、カードを悪用されても補償は受けられません。

下記の場合は補償の対象外になります。

  • カード裏の署名が無い
  • 車載器にカードを挿しっぱなしにしていた
  • 家族や友人など第三者へ貸した

ETCカードはクレジットカードと連動しているため、クレジットカードの名義の人しか使えません。

他の人が使った場合は、補償の対象外になります。覚えておきましょう!

悪用された場合にはカード会社へ連絡

電話での連絡が基本です。

カードの利用停止、再発行手続きについて案内してもらえるのですぐに連絡しましょう。

紛失したカードが見つかったら処分する

ハサミで切るなどして処分します。

紛失届けを出しても2ヶ月間は古いカードも利用できる状態になっています。

「古いカードが見つかったから」と使うと、いつの間にか期限切れになっていることも。

古いカードは使わず、すぐに処分するのが無難です。

ETCカードを紛失するよくある原因とは?

車載器にカードを挿しっぱなしにする

頻繁に利用する人は、挿しっぱなしにしてしまうことがあるようです。

特に「サービスエリアでのちょっとした休憩」の時にカードを抜かない人が多いです。

挿しっぱなしのカードを狙った犯罪もあるので、注意しましょう。

挿しっぱなしで紛失した場合は補償が受けられない?

「カードの挿しっぱなしは自己責任」ということで、補償を受けられない可能性があります。

また、再発行手続きも受理されない可能性があります。

補償を受けるためにも、普段からETCカードの取り扱いに気をつけましょう。

昔の財布にカードを入れっぱなしにする

普段ETCカードを使わない人は、「昔の財布にカードを入れっぱなしだった」ということもあります。

車を出発させる前に、ETCカードを持っているか確認しましょう。

信用出来ない人にETCカードを貸してしまう

ETCカードはクレジットカードの名義の人のみが使えます。

そのため、家族や友人に貸すことはNG。

貸している間に盗難や不正利用があっても、そもそも規約を守っていないので補償が受けられません。

ご家族で同じ車を運転する方やレンタカーでETCカードを使う方はついカードを貸し借りしたくなりますが、規約上はNG。

ルールを守り、もしもの時には補償を受けられるように備えておきましょう。

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