クレジットカードは、日常生活ではもちろん、ビジネスシーンでも欠かせない存在となっています。
そういったなかで注目を集めているのが「ライフカードゴールドビジネス」です。
一般のクレジットカードとは違い、ビジネスユースを目的としたカードであることが最大の特徴です。
この記事では、ライフカードゴールドビジネスのメリット・デメリットについて解説していきます。
維持コストやポイントなどについても詳しくみていくので、ぜひ参考にしてください。
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ライフカードゴールドビジネスの基本スペック
年会費 | 1枚あたり2,000円+税(発行初年度無料) |
---|---|
入会費 | 無料 |
利用可能枠 | 事業費決済用として10万円~500万円(500万円超の限度額設定の相談も受付) |
申込資格 | 法人または個人事業主(個人の申込みは不可) |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
海外保険 | あり |
家族カード | なし |
ETC専用カード | あり(無料) |
カード発行まで | 約2週間 |
更新期間 | 自動更新 |
ライフカードゴールドビジネスのメリット
- ビジネスユースに特化したサービス内容
- 利用可能枠を相談できる
- 空港ラウンジサービスを利用できる
- 海外旅行傷害保険などの付帯保険が充実している
- クレジットカードブランドを自由に選べる
ビジネスユースに特化したサービス内容
ライフカードゴールドビジネスは、ビジネスユースに特化したクレジットカードです。
そのため、ビジネスシーンで活用できるさまざまなサービスを用意しています。
そのひとつが「無料弁護士相談サービス」です。
ライフカード提携弁護士との法律相談を、1時間無料で利用できるというものです。
顧問弁護士のいない法人や個人事業主でも、安心して業務に専念することができます。
福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を優待価格で利用できるという特典も用意されています。
通常の入会金は1社あたり100,000円ですが、カード会員は無料で入会することができます。
クラウド会計ソフトでシェアNo.1の「freee(フリー)」と、カード利用代金明細(Web明細)を連携させることもできます。
経理や簿記の知識がなくても、簡単に会計帳簿を作成することが可能です。
利用可能枠を相談できる
カードの利用可能枠は10万円~500万円ですが、ビジネスの規模に合わせて500万円を超える枠を希望することもできます。
その場合は、通常の書類のほかに不動産謄本などが必要になります。
空港ラウンジサービスを利用できる
カード会員は、全国の主要空港にあるラウンジを、無料で利用することができます。
ドリンクサービスやWifiなどが用意されており、出張も快適です。
海外旅行傷害保険などの付帯保険が充実している
最大2,000万円までが補償される海外旅行傷害保険が付帯しているので、海外出張も安心です。
また、国内についても最大1,000万円までの旅行傷害保険が用意されています。
国内の場合は、旅費や宿泊費をカードで決済していることが保険の適用条件です。
そのほか、最大200万円までのシートベルト傷害保険が付帯します。
クレジットカードブランドを自由に選べる
ライフカードゴールドビジネスには、「Visaゴールド」「MasterCardゴールド」「JCBゴールド」の3種類がラインアップされており、申込みの際に好きなクレジットカードブランドを選択することができます。
ただし、先のことをしっかりと考えて選ばないと後悔することもあるので注意が必要です。
「世界で圧倒的なシェアを誇るVisaカード」、「日本国内に強く、サービスがきめ細かいJCB」といったように、クレジットカードブランドはそれぞれの特徴を持っています。
例えば、海外出張が多い人と国内中心の仕事をしている人とでは、選ぶ基準も変わってきます。
自社のビジネススタイルに合ったブランドを選ぶことが大切なのです。
ライフカードゴールドビジネスのデメリット
- 個人では申し込むことができない
- 申込みに必要な書類が多い
- 使途が限定されている
- キャッシング機能がない
- 優遇金利などのサービスがない
- ライフカード加盟店以外で利用すると、支払い方法が限定される
個人では申し込むことができない
充実した内容のサービスが付帯しているライフカードゴールドビジネスですが、あくまでビジネスユースのクレジットカードです。
興味を持ったとしても、法人・個人事業主以外は申込みができないので注意が必要です。
申込みに必要な書類が多い
ビジネスユースのクレジットカードである以上、法人・個人事業主を証明する書類を用意する必要があります。
法人で100万円以下の限度額を希望する場合は「登記事項証明書」と「代表者様の本人確認資料」の2点で済みますが、それ以上の額を希望する場合は「決算書2期分」が必要になるなど、必要書類が増えて手続きが煩雑になっていきます。
個人事業主が100万円を超える限度額を希望する場合も同様で、「事業主の本人確認資料」のほかに「確定申告書2期分」の提出が必要になります。
使途が限定されている
ライフカードゴールドビジネスの使途は事業費決済に限定されており、それ以外の目的では一切使用することができません。悪
意がない場合でも、経費で落とせるかどうかが曖昧な使途の場合は注意が必要です。
個人事業主のように、事業費と生活費の区分が難しい人にとっては、使い勝手が悪いといえます。
キャッシング機能がない
一般のクレジットカードのようなキャッシング機能はありません。
いざという時に現金を工面することはできないので注意が必要です。
優遇金利などのサービスがない
ライフカードゴールドビジネスでは、カードローンのような優遇金利サービスは一切用意されていません。
大きな利用限度枠をもらえるような法人でも、特に金利が安くなるわけではないので注意が必要です。
また、手数料も個人用のクレジットカードと全く同じ水準で、ビジネスカードならではのメリットは特にありません。
特にリボルビング払いは実質年率が15.0%となっており、コストを重視する法人・個人事業主にとってはデメリットとなります。
ライフカード加盟店以外で利用すると、支払い方法が限定される
クレジットカードには支払い方法を自由に選べるという特徴がありますが、ライフカードゴールドビジネスの場合、利用する店によっては支払い方法が限定されることがあるので注意が必要です。
ライフカード加盟店で利用した場合は、支払い方法の限定がありません。
しかし、それ以外の場合は「回数指定分割払い」を選択することができません。
特に海外の場合は「1回払い」と「リボルビング払い」の2種類のみとなっています。
柔軟に支払い方法を選びたいという人にとっては、デメリットとなる部分です。
ライフカードゴールドビジネスのポイント制度
- ビジネスユースながら、「LIFEサンクスプレゼント」というプログラムが適用される
- ポイント有効期間は最大5年間
- ライフカードの「LIFE-Web Desk」で最大25倍のポイントがもらえる
- 「ステージ制プログラム」でポイントが優遇される
ビジネスユースながら、「LIFEサンクスプレゼント」というプログラムが適用される
ライフカードでは「LIFEサンクスプレゼント」というポイントプログラムが用意されています。
一般の法人カードは対象外ですが、ライフカードゴールドビジネスにはこのプログラムが適用されます。
そのため、ビジネスユースのカードにもかかわらず、ポイントを貯めることが可能です。
カード利用金額1,000円につき1.0ポイントがもらえるシステムで、主要交換先では1ポイントが5円に相当します。
そのため、還元率は0.5%となります。
ポイントは商品に交換できるだけでなく、他社のポイントと交換することもできます。
「dポイント」や「ANAマイレージクラブ」、「楽天スーパーポイント」などの有名ポイントと交換できるので、非常に使い勝手のよいポイントといえます。
「Vプリカ」や「CBギフトカード」などの金券との交換も可能です。
ポイント有効期間は最大5年間
ポイントの条件がよくても、すぐに有効期限がくるようではあまり意味がありません。
しかし、LIFEサンクスプレゼントのポイントは、最大5年間という長期にわたって貯めることが可能です。
獲得したポイントについては、初年度が自動繰越となっています。
ただし、翌年以降は繰越手続きが必要となるので、忘れないようにしておきましょう。
ライフカードの「LIFE-Web Desk」で最大25倍のポイントがもらえる
ライフカードでは、会員限定の「LIFE-Web Desk」というインターネットサービスを用意しています。
ここから利用できる「L-Mall」というショッピングモールで買い物をすると、お得にポイントを貯めることができます。「楽天市場」や「セブンネットショッピング」、「Yahoo!ショッピング」などの大手ショッピングモールとリンクしていることも特徴のひとつです。
L-Mall経由でこれらのサービスを利用するだけで、ポイントが2倍から25倍になります。
「ステージ制プログラム」でポイントが優遇される
年間のカード利用金額によってステージが決まり、翌年の基本ポイントが優遇されるという「ステージ制プログラム」が用意されています。
プログラム内では、「レギュラーステージ」と「スペシャルステージ」、「ロイヤルステージ」と「プレミアムステージ」という4種類のステージが設定されています。
年間利用額200万円以上のカード会員が対象となるプレミアムステージでは、翌年の基本ポイントが2倍となります。
ライフカードゴールドビジネスはどんな人におすすめ?
- ビジネスで海外に行くことが多い人
- MasterCardの優待サービスを利用したい人
- Visaカードの優待サービスを利用したい人
- ビジネスユースのクレジットカードでポイントを貯めたい人
ビジネスで海外に行くことが多い人
ライフカードゴールドビジネスでは、海外に渡航するビジネスマンをサポートするさまざまなサービスが用意されています。
「LIFEDESK」という海外アシスタントサービスを利用すれば、簡単に海外旅行の情報を収集することができます。
また、病気やケガなどの際は、病院の紹介や手配を依頼することが可能です。
カードの盗難・紛失などのトラブルが起こったときも、手続きの案内をしてもらえます。
カード会員専用の日本語サービス窓口なので、外国語が苦手な人でも安心して海外に出かけることができます。
MasterCardの優待サービスを利用したい人
カード申し込みの際に「MasterCard」ブランドを選択すれば、「MasterCardビジネス・アシスト」という優待サービスを利用することができます。
単なる決済機能ではなく、最先端のビジネスソリューションを提供するということが特徴です。
ビジネス拡大戦略や事業プラットフォーム、人材デベロップメントや経営効率マネジメントなど、カード会員法人の課題解決を多角的な側面からサポートするサービスです。
Visaカードの優待サービスを利用したい人
「Visaカード」ブランドでは、「Visaビジネスオファー」という優待サービスが用意されています。
ハイヤーの手配やバーチャルオフィス、付加価値税の分析・還付など、多岐にわたるビジネスサービスを利用することができます。
また、「Visaビジネスグルメオファー」という飲食店の予約サービスも付帯しています。
接待や会食などに向いた一流の飲食店を、法人特典つきで予約することが可能です。
ビジネスユースのクレジットカードでポイントを貯めたい人
ライフカードゴールドビジネスはLIFEサンクスプレゼントの対象となっており、お得にポイントを貯めることが可能です。
ビジネスユースのクレジットカードでは、ポイント制度が注目されることは多くありません。
しかし、ボーナスなどの特典を利用してポイントを貯めれば、事実上の経費削減にもなります。
ライフカードゴールドビジネスポイント還元率を他社と比較
カード名 | 還元率 |
---|---|
ライフカードゴールドビジネス | 0.50%~1.00% |
三井住友ビジネスカード ゴールドカード | 0.50%~1.00% |
JCBゴールド法人カード | 0.47%~1.49% |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | 0.33%~0.50% |
EX Gold for Biz S | 0.50% |
UC法人カード ゴールド | 0.50%~1.00% |
ビジネスユースのゴールドカードのなかでは、JCBゴールド法人カードの還元率の高さが目立ちます。
それに比べると、ライフカードゴールドビジネスの還元率は標準的な数字といえます。
ただし、ライフカードゴールドビジネスにはさまざまなポイント特典が用意されているので、使い方によってはJCBよりも有利になるケースがあります。
カードを選ぶ際は、それぞれのポイント制度をしっかり調べることが大切です。
ライフカードゴールドビジネスが届くタイミングは?
ライフカードゴールドビジネスを申込む方法には、「オンライン申込み」と「入会申込書取り寄せ(郵送)」の2種類があります。
オンライン申込みを選択すれば、迅速なカード発行が可能です。
ただし、一般のクレジットカードのようにWeb上で手続きが完了するわけではないので、注意が必要です。
オンライン入力後、PDFをダウンロードしてプリントアウトします。
プリントアウトした用紙には、さらに必要事項の記入と捺印が必要になります。
これを登記事項証明書などの必要書類と一緒に郵送して、ようやく手続きが完了となります。
書類がライフカードに届いてから「1週間程度」でカードが発行されます。
書類の郵送などを考えると、申込みからカード発行までは「約2週間」をみておいたほうがよいでしょう。
ライフカードゴールドビジネスの引き落とし日はいつ?
ライフカードゴールドビジネスの引き落とし日は、非常に種類が多いという特徴があります。
締め日は毎月5日と決まっていますが、引き落とし日については5種類もあります。
「当月26日」と「当月27日」、「当月28日」と「当月29日」、そして「翌月3日」です。
ただし、これはカード会員の利便性を考えているわけではないので注意が必要です。
引き落とし日は、引き落とし口座に指定した金融機関によって自動的に割り振られるため、自分で引き落とし日を選択することはできないのです。
法人や個人事業主にとって資金繰りは非常に重要であるため、引き落とし日が何日であるのかは決して軽視できません。
申込みを行うまえに、しっかりと確認しておくことが大切です。
ライフカードゴールドビジネスを実際に利用した人たちの口コミ
年代 | 30代 |
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職業 | 会社員 |
「勤務先の会社が導入しており、自分用に1枚支給されています。ゴールドカードを持つのは初めてなのですが、付帯サービスが充実しているのに驚きました。特に感激しているのが空港のラウンジサービスを無料で利用できるということです。出張が多いのですが、ラウンジで待ち時間を過ごすことができるので、これまでとは疲労度が全く違います。無料ドリンクを飲みながら、資料をまとめたりしています。使ったことはありませんが、手厚い旅行傷害保険が付帯しているので安心感があります。自分で会費を払っているわけではありませんが、非常にコストパフォーマンスが高いカードだと思います。」
年代 | 50代 |
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職業 | 会社経営 |
「これまでは領収書などの経費処理が面倒でした。法人カードを導入すれば、経費を一括で管理できると聞いて、ライフカードゴールドビジネスを申し込んでみました。実際に使ってみたところ、ほとんど自動で経費処理が終わるので驚きました。領収書やレシートなどもほとんどなくなり、本業に関するスタッフのミスも激減しています。MasterCardビジネス・アシストにも興味があるので、いろいろと調べているところです。近いうちにサービスを導入して、会社の発展に活用していきたいと考えています。」
年代 | 40代 |
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職業 | 個人事業主 |
「独立して仕事をしていますが、本業よりも毎月の帳簿に悩まされていました。しかし、ライフカードゴールドビジネスを手に入れてからは経費処理に時間を取られることがほとんどなくなり、喜んでいます。クラウド会計ソフトと連動させているので、記載ミスなども全くありません。個人事業主には非常に強い味方です。ポイントについてはさほど期待していませんでしたが、さまざまなボーナス特典があるので貯まるスピードが非常に早く、うれしい誤算でした。今では、取引先との接待などでも可能な限りカードを利用してポイントを貯めています。」”