アメリカン・エキスプレス・カードのメリット・デメリット!ETCカード・年会費・手数料・ポイント徹底比較

アメックス アメックス(グリーン)

ネットショッピングの決済など、クレジットカードは日常に欠かせない存在です。

そんなクレジットカードの中でも、高いステイタスを持つことで知られているのが「アメリカン・エキスプレス・カード」です。

しかし、具体的なサービスの内容などはあまりよく知られています。

そこで、この記事ではアメリカン・エキスプレス・カードの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。また、年会費などのコストやポイントなどについても詳しくみていきます。

※本ページにはPRが含まれます。

  1. アメリカン・エキスプレス・カードの基本スペック
  2. アメリカン・エキスプレス・カードのメリット
    1. 海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険などの補償内容が充実している
    2. 電話1本で旅行が手配できる「H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」
    3. 旅行などでの優遇措置
    4. ・空港でも快適に過ごすことができる
  3. アメリカン・エキスプレス・カードのデメリット
    1. 年会費が高額である
    2. 審査の基準が厳しい
    3. 利用可能額が事前にはっきりわからない
    4. 使用できない店もある
  4. アメリカン・エキスプレス・カードのポイント制度
    1. 100円利用で「メンバーシップ・リワード」が1ポイントがもらえる
    2. ボーナスポイント・パートナーズで通常よりポイントが多く貯まる
    3. 幅広い場所でポイントがもらえる
    4. 「メンバーシップ・リワード・プラス」で全ポイントが最大2倍に
  5. アメリカン・エキスプレス・カードはどんな人におすすめ?
    1. 安心して海外旅行を楽しみたい人
    2. 航空会社のマイレージを貯めたい人
    3. ステイタスの高いクレジットカードを持ちたい人
  6. アメリカン・エキスプレス・カードポイント還元率を他社と比較
  7. アメリカン・エキスプレス・カードが届くタイミングは?
  8. アメリカン・エキスプレス・カードの引き落とし日はいつ?
  9. アメリカン・エキスプレス・カードを実際に利用した人たちの口コミ

アメリカン・エキスプレス・カードの基本スペック

年会費 12,000円+税(初年度無料)
入会費 無料
利用可能枠 30万円~150万円
申し込み資格 20歳以上で安定した収入のある人(他のクレジットカードやローンの支払いで延滞のない人)
ポイント還元率 0.33%~1.50%
海外保険 あり
家族カード あり(年会費6,000円)
ETC専用カード あり
カード発行まで 約2週間
更新期間 自動更新

アメリカン・エキスプレス・カードのメリット

  • 海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険などの補償内容が充実している
  • 電話1本で旅行が手配できる「H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」
  • 旅行などでの優遇措置
  • 空港でも快適に過ごすことができる

海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険などの補償内容が充実している

ほとんどのクレジットカードには旅行などの保険が付帯していますが、アメリカン・エキスプレス・カードは他社のゴールドカードを凌ぐほどの充実した内容を備えています。

海外旅行・国内旅行ともに「傷害死亡保険金」及び「傷害後遺障害保険金」の最高額が5,000万円に設定されています。

さらに、海外旅行では「賠償責任保険」も用意されています。

誤って法律上の賠償責任を負ってしまった場合、最高3,000万円まで補償してもらうことができる保険です。

他にも、最高200万円の「救援者費用保険金」など、さまざまな事故を想定して保険が付帯しています。

電話1本で旅行が手配できる「H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」

「エイチ・アイ・エス」のアメリカン・エキスプレス・カード会員専用サービス「H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」を利用すれば、電話1本で旅行の手配を完了することができます。

国内・海外のパッケージツアーなどの予約や、国内・国際線航空券の予約が可能です。

また、ホテルや旅館の予約はもちろん、レンタカーの手配なども電話1本で手配が可能です。

旅行などでの優遇措置

自分でツアーなどをじっくり選びたい人のために「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」というカード会員専用旅行予約サイトが用意されています。

アメリカン・エキスプレスのグローバルネットワークを活かして、さまざまな旅をラインアップしています。

また、「Expedia」では、国内・海外の世界3万都市におよぶホテルやツアーをオンラインで予約することが可能です。

24時間365日受け付けており、国内・海外ともにホテルの宿泊料金は8%オフの優待料金になります。

海外ツアーで料金が15万円(税抜き)を超えた場合は、3,750円オフになるという特典もつきます。

日本語対応の「グローバル・ホットライン」が設けられているため、旅先でも安心です。

海外でも、レストランなどの予約から事故などの緊急時のサポートまで24時間無料で対応しています。

・空港でも快適に過ごすことができる

カード会員は、国内28空港・海外2空港に設けられた空港ラウンジを無料で使うことができます。

旅行はもちろん、ビジネスユースでも非常に重宝するサービスです。

また、別途「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に無料(通常99米ドル)で登録することができます。

これは、国内外1,000ヶ所以上に設置された「空港VIPラウンジ」を1回27米ドルで利用できるシステムです。

さらに、海外旅行の際は、自宅と空港の間のスーツケース(1個)配送が無料になる「手荷物無料宅配サービス」が用意されています。

出発時だけでなく帰国時もサービスに含まれています。

その他にも、送迎が割安になる「エアポート送迎サービス」も利用することができます。

アメリカン・エキスプレス・カードのデメリット

  • 年会費が高額である
  • 審査の基準が厳しめである
  • 利用可能額が事前にはっきりわからない
  • 使用できない店もある

年会費が高額である

アメリカン・エキスプレス・カードは他社の一般のカードはもちろん、ゴールドカードよりも充実したサービスを備えています。

その分、かなり年会費が高額になります。

初年度無料の特典も用意されていますが、「12,000円+税」という金額は一般のゴールドカードよりも高い水準です。

また、家族カードを作る場合も「6,000円+税」という年会費が必要になります。

かなり経済的に余裕がある人を対象にしたカードであるといえます。

審査の基準が厳しい

ステイタスの高さがアメリカン・エキスプレス・カードの特徴の一つですが、逆の見方をすれば、誰でも作れるカードではないということでもあります。

したがって、審査基準は他社のカードに比べてかなり厳しくなります。

一般的に、クレジットカードの審査は「シーアイシー(CIC)」という個人信用情報機関を参照し、その上で年収などにも問題がなければ審査を通過できることがほとんどです。

しかし、アメリカン・エキスプレス・カードはそれに加えて「アメリカン・エキスプレス所定の審査」があると公式サイトに明記されています。

特に、注意したいのは、勤続年数や勤務先です。

大企業でも、転職したばかりで極端に勤続年数が短い場合などは審査を通過できない恐れがあります。

また、パートやアルバイトの場合も審査では非常に不利なため、あらかじめ覚悟しておくことが必要です。

収入の安定性が問われるため、自営業などの場合も注意が必要です。

利用可能額が事前にはっきりわからない

アメリカン・エキスプレス・カードは、利用可能な限度額が事前に一切わからないという非常に珍しいカードです。

公式サイトでも「一律の利用可能枠を設けていない」とわざわざ断りを入れています。

一方で、ユーザー用のサイトでは「30~150万円の範囲内に設定」と明記されているため、初回に限ってはこの範囲の利用可能額になります。

ステイタスの高いカードのため審査を通過すれば、それなりに高額な利用可能枠を期待することができるものの、初回の枠は非常に曖昧であり、カードの申し込みを検討している人にとってはデメリットといえる部分です。

なお、利用可能枠はカード会員の利用状況や支払い状況によっても変動します。

クレジットヒストリーを積み重ね、支払いもしっかり行っていけば枠は大きく広がっていきます。

使用できない店もある

クレジットカードは日常の買い物などでも非常に便利ですが、アメリカン・エキスプレス・カードはどこでも使えるというわけではないことに注意が必要です。

高級なホテルやレストランでは優遇措置を受けることができる反面、大衆向けの店などでは使えないこともあります。

2014年の売上高シェアでは、「VISA」が48.5%、「MasterCard」が31.7%であるのに対し、アメリカン・エキスプレスは8.2%に留まっています。

やはり「特別なカード」と認識しておく必要があります。

アメリカン・エキスプレス・カードのポイント制度

  • 100円利用で「メンバーシップ・リワード」が1ポイントもらえる
  • 「ボーナスポイント・パートナーズ」で通常よりポイントが多く貯まる
  • 幅広い場所でポイントがもらえる
  • 「メンバーシップ・リワード・プラス」で全ポイントが最大2倍の価値に

100円利用で「メンバーシップ・リワード」が1ポイントがもらえる

アメリカン・エキスプレス・カードを100円利用するたびに「メンバーシップ・リワード」というポイントが1ポイント付与されるシステムです。

ポイントの交換先はさまざまですが、主要な交換先で交換すると「0.5~0.75円」相当の商品やサービスに交換することができます。

つまり、アメリカン・エキスプレス・カードの還元率は0.5%~0.75%と計算することができます。

しかし、交換先によってはかなり還元率が下がってしまうことには注意が必要です。

「Tポイント」や「楽天ポイント」などでは交換レートが悪く、還元率が0.33%とかなり低くなってしまいます。

交換先については事前にしっかり調べておくことが大切です。

ボーナスポイント・パートナーズで通常よりポイントが多く貯まる

さほど還元率が高くないように思えるアメリカン・エキスプレス・カードですが、「ボーナスポイント・パートナーズ」として提携しているショップなどでカードを利用すると、かなりのポイントを貯めることができます。

日本国内でもおよそ200のショップが提携しており、2~3倍がもちろん、5倍や10倍のポイントがもらえるショップも多くあります。

幅広い場所でポイントがもらえる

「VIP向け」のサービスが目立つものの、日常の幅広い分野で万遍なくポイントをもらうことが可能です。

「セブン-イレブン」や「ローソン」、「ファミリーマート」といったコンビニエンスストアはもちろん、「楽天市場」や「Amazon(アマゾン)」、「Yahoo!ショッピング」でも全て一律100円につき1ポイントが付与されます。ETCカードなども同様の条件です。

「メンバーシップ・リワード・プラス」で全ポイントが最大2倍に

アメリカン・エキスプレス・カードのポイント制度には「メンバーシップ・リワード・プラス」というオプションのプログラムが用意されています。

「3,000円+税」の年会費がかかりますが、メンバーシップ・リワードの交換レートが大幅に上がり、最大で2倍にもなります。

実質的にポイントが2倍になると同じことで、高額利用者にとっては年会費も微々たるものといえるでしょう。

また、ポイントの有効期限が無期限になるという特典もつきます。

さらに、ショッピングを最大40%オフで楽しむことのできるメニューも用意されています。

アメリカン・エキスプレス・カードはどんな人におすすめ?

  • 安心して海外旅行を楽しみたい人
  • 航空会社のマイレージを貯めたい人
  • ステイタスの高いクレジットカードを持ちたい人

安心して海外旅行を楽しみたい人

充実した海外旅行傷害保険や予約システムの他にも、アメリカン・エキスプレス・カードはさまざまな旅行サービスを用意しています。

成田国際空港や羽田空港などでは「空港パーキング」をカード会員専用の割引価格で利用することができます。

一方で、電車なバスを使って空港に行く場合は、「無料ポーターサービス」を利用することが可能です。

また、チェックインカウンターまで専任スタッフが荷物を運んでくれるため、快適な旅を楽しむことができます。もちろん帰国時も同様です。

航空会社のマイレージを貯めたい人

アメリカン・エキスプレス・カードのポイント制度の最大の特徴は、航空会社のマイレージと自由に交換できることです。

「ANA」をはじめ「スカンジナビア航空」や「アリタリア イタリア航空」、「ブリティッシュエアウェイズ」など世界各国10以上の航空会社と提携しています。

他社のカードのポイントをそのまま航空会社のマイレージに交換できることはあまりないため、海外旅行を楽しみたい人にとっては大変に魅力的なサービスです。

例えば、「ANAマイル」に交換したい場合、メンバーシップ・リワード2,000ポイントがANAの1,000マイルと交換できるため、還元率はおよそ0.5%と計算できます。

さらに、メンバーシップ・リワード・プラスを活用すれば還元率を1.0%まで上げることも可能です。

「デルタ航空」の「スカイマイル」などでも同じ比率で交換することができます。

ステイタスの高いクレジットカードを持ちたい人

審査の敷居の高さや、海外旅行のサポートの手厚さなど、アメリカン・エキスプレス・カードはVIPを対象としたクレジットカードとして一般に認知されています。

そのため、クレジットカードにステイタスを求める人には大変魅力的なカードといえます。

ポイントと商品の交換も可能ですが、商品は「メルセデスベンツ」など通常のクレジットカードでは考えられない商品が用意されており、スタイタスの高さを実感することができます。

アメリカン・エキスプレス・カードポイント還元率を他社と比較

カード名 還元率
アメリカン・エキスプレス・カード 0.33%~1.50%
楽天ゴールドカード 1.00%~5.00%
JALカード CLUB-Aゴールドカード 1.00%~2.00%
ダイナースクラブカード 0.40%~1.00%
三井住友VISAプラチナカード 0.50%~1.00%

単純なポイントの還元率でいえば「楽天ゴールドカード」が有利です。

これは「楽天市場」と直結したサービス体制をとっており、ポイント5倍などの特典があるからです。

そのため日常的な使い勝手を優先するのであれば、こういった一般的なブランドが有利になります。

逆に国内のホテルや海外旅行などでVIP待遇を望むのであれば、アメリカン・エキスプレス・カードや「ダイナースクラブカード」を選択するということになります。

全く目指しているところが違うため、自分に合ったカードを選ぶことが大切です。

アメリカン・エキスプレス・カードが届くタイミングは?

申し込みはオンラインで行うことができます。

WEB上の申し込みフォームに入力していくだけなので、特に難しいことはありません。

ただし、審査にはそれなりの時間がかかります。

オンライン申し込みでも「10日」程度が目安となっています。

審査が通れば次は本人確認手続きを行います。

審査に問題がなかった場合は、事前の本人確認書類提出は必要なく、カードの受け取り時に行うことことになります。

カードは「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」で送付されてくるため、このときに 運転免許証などを提示して本人確認を行います。

ここまでおよそ「2週間」程度はみておく必要がります。

なお、審査の過程で本人確認が必要になった場合は、専用ウェブサイトにアップロードすることで迅速に手続きを進めることができます。

郵送でも可能ですが、時間がかかってしまうので注意が必要です。

アメリカン・エキスプレス・カードの引き落とし日はいつ?

アメリカン・エキスプレス・カードでは複数の引き落とし日が設定されているため注意が必要です。

もっとも多いパターンは「毎月19前後が締め日」という設定です。

この利用代金を「翌月10日に支払い」というかたちになります。

次に「毎月3日前後が締め日」というパターンがあります。

この場合は「毎月21日に支払い」になります。

そして最後は「毎月7日前後が締め日」というパターンです。

この場合は「毎月26日に支払い」ということになります。

これらは、引き落としに指定した金融機関によって決まります。

Web上で確認できるので、間違えないように入会後すぐ確認しておくことが大切です。

なお、締め日は曜日に関係なく「日付」で決まることに注意が必要です。

引き落としについては、銀行の営業日になります。

つまり、引き落としが土曜日や日曜日であった場合は、翌月曜日(平日の場合)になるということです。

アメリカン・エキスプレス・カードを実際に利用した人たちの口コミ

年代 40代
職業 会社員

「海外旅行が好きな人や海外出張が多い人にはぜひ推薦したいカードです。私は仕事で年に何回か海外出張があり、貯まったマイルで海外旅行も楽しんでいます。海外の旅行先でアメックスを使うと、他のカードとの圧倒的な信用度の違いを感じます。カードの種類については、一般のアメリカン・エキスプレス・カードで十分だと思います。空港のラウンジが無料であったり、往復のスーツケース無料配送があったりするなど、優遇サービスが優れているので年会費の価値は十分にあると感じています。」

年代 40代
職業 会社員

「趣味が旅行です。仕事が多忙なので、ちょっと休暇が取れそうな時期に急いで行くのですが、電話1本で飛行機からホテルまでの手配をしてくれるので重宝しています。特に、国内は手数料がわずか1,200円前後なので、旅行代理店を利用する必要が全くなくなってしまいました。また、空港内ではポーターサービスが優れています。楽であるのはもちろん、優越感にも浸れます。アメリカン・エキスプレス・カードのステイタスを実感できます。」

年代 30代
職業 会社員

「アメリカン・エキスプレス・カードの会員では珍しいかもしれませんが、ショッピングをメインで使い始めました。初めてコストコに行ったときに、アメックスしか使えないと知ったからです。最初はやや高めの年会費が気になりましたが、海外旅行などで積極的に使ってみると、このカードの価値を体感することができました、空港やホテルなどでさまざまな優遇サービスを受けることができます。アメックスのステイタスをひしひしと感じています。また、ポイントはマイルに使用する予定でしたが、無期限にしたので貯めてみることにしました。ネットショッピングやデパート、交通機関などでも使っているので、どれくらい貯まるか楽しみです。」

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