みなさん、コンシェルジェを利用したことありますか?
今回、2019年9月に中国・台湾に旅行した際に、アメックス(プラチナ)とラグジュアリーカード(ブラック)のコンシェルジェを利用したので、その比較をお届けしたいと思います。
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コンシェルジェってなに?
コンシェルジェサービスは、ステータスの高いクレジットカードに付帯する無料サービスです。
一般的にはプラチナより上のステータスのクレジットカードに適用されます。ノーマルカードやゴールドカードでは利用できないサービスなので注意しましょう。
コンシェルジェサービスでは、レストランの予約やホテル・旅行の予約、旅行プランの相談、ミュージカル・舞台の予約などを、追加の費用を要することなく利用できます。
通常であれば、自身で要件にあったレストランやホテルを探し出し、予約しなければいけないところ、コンシェルジェであれば、コンシェルジェに要件を伝えるだけで、リストアップを行ってくれ、その中で気に入ったレストラン、ホテルを予約してもらうことも可能です。
また、もし気に入ったものがなければ、別の案を探してもらったり、キャンセルにすることもでき、自身の手間を煩わせる必要がありません。
アメックスとラグジュアリーカードのコンシェルジュ比較
依頼内容
今回の旅行では、中国の大連に3泊、そして台湾に移動し台北で2泊し、日本に戻る旅程を組んでいましいた。
フライトは、ANAのマイルを使って予約していましたが、宿泊するホテルについては一切考えていませんでした。
旅行開始まで1ヶ月ほどのタイミングで、アメックス・プラチナとラグジュアリーカード・ブラックのコンシェルジェに依頼しました。
予算としては、「中国・大連と台湾・台北の計5泊で130,000円程度」という形で依頼させていただきました。
アメックスプラチナのコンシェルジュからの回答
まず、アメックスへの依頼は、メールではなく電話での依頼が必要となっています。
今回もルールに則り、アメックスのコンシェルジェに電話をかけました。
ただ、依頼内容が大変混み入った内容ということもあり電話では概要だけ伝えて詳細はメールしたい、という形で依頼を行い、無事に詳細をメールで伝えることができました。
アメックスのコンシェルジュからご提示いただいたホテルは、
- 大連
- SHANGRI LA DALIAN
- INTERCONTINENTAL DALIAN
- HILTON DALIAN
- 台北
- グランドハイアット台北
- マンダリン オリエンタル 台北
- REGENT TAIPEI
となりました(赤文字は、ファイン・ホテル・アンド・リゾートの対象ホテル)。
思っていたより多くのホテルをご提示いただきました。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュからの回答
ラグジュアリーカード・ブラックのコンシェルジェでは、標準でメールでの依頼が可能です。
アメックスの場合、例えプラチナカード会員であっても最初の依頼は電話で行う必要がある点と比べると大きな違いです。
ラグジュアリーカードのコンシェルジェからご提示いただいたホテルは、
- 大連
- コンラッド大連
- 台北
- W台北
- グランド ハイアット台北
- マンダリン オリエンタル 台北
となりました(赤字は優待特典ありのホテル)。
アメックス・プラチナのコンシェルジェと比較すると、最も宿泊数が多いはずの大連で提示されたホテルが少なかった点が残念です。
恐らく、ラグジュアリーカードの優待特典の利用可能なホテルが大連周辺には他に存在しなかったのが原因と考えられます。
しかしながら、ラグジュアリーカードのコンシェルジェでは、「ホテルのURLへのリンクが記載されていた点」「料金が現地通貨だけでなく、日本円に換算したおおよその金額が記載されていた点」が良かったです。
アメックスプラチナとラグジュアリーカードのコンシェルジュを比較すると
2つのコンシェルジェからの返答をまとめると、以下のようになりました(赤丸が実際に予約を行ったもの)。
重複しているのは、台湾の「グランドハイアット台北」と「マンダリンオリエンタル台北」の2つのみであり、そのほかは見事に重複しませんでした。
重複した2つのホテルの予約詳細を見てみると、お部屋のタイプも同一であり、またお部屋の値段もほぼ同じ、コンシェルジェ経由による特典もほぼ同じとなっていました。
エリア | ホテル名 | アメックス | ラグジュアリー |
---|---|---|---|
大連 | コンラッド大連 | ー | ○ |
大連 | SHANGRI LA DALIAN | ○ | ー |
大連 | INTERCONTINENTAL DALIAN | ○ | ー |
大連 | HILTON DALIAN | ○ | ー |
台湾 | W台北 | ー | ○ |
台湾 | グランド ハイアット台北 | ○ | ○ |
台湾 | マンダリン オリエンタル 台北 | ○ | ○ |
台湾 | REGENT TAIPEI | ○ | ー |
筆者が実際に宿泊したホテル
コンラッド大連
ラグジュアリーカードのコンシェルジェを通して宿泊したコンラッド大連では、
- 無料朝食 (2名様まで)
- 100米ドル相当のホテルクレジット
- お部屋のアップグレード または レイトチェックアウト ※当日の空室状況による
- ヒルトンオーナーズポイント2倍加算
の特典を受けることができました。
予約した部屋は「デラックスキング」のお部屋でしたが、アップグレードの結果、ラウンジアクセスが可能な「エグゼクティブ・キング」のお部屋を利用することができました。
実はこの宿泊のチェックイン当日が自身の誕生日であったことも、アップグレードの考慮ポイントになっていたかもしれません。
グランドハイアット台北
アメックス・プラチナのコンシェルジェを通して宿泊したグランドハイアットでは、アメックスの「ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典」を利用しました。具体的には、
- チェックイン時の空室状況により、12:00よりチェックイン
- チェックイン時の空室状況により、お部屋のアップグレード(客室タイプによってはアップグレードを承れない場合がございます)
- ご滞在中の朝食をサービス(2名様まで)
- チェックアウト時間の延長(16:00まで)
- 客室内のWi-Fi 無料 (施設によってご利用いただけない場合がございます)
- ホテルオリジナル特典 (特典は宿泊施設によって異なります)
の特典を受けることができました。
予約した部屋は「キングベッド・ルーム」のお部屋でしたが、今回のアップグレードの結果、なんと人生初のスイートルームである「グランドスイート・キングルーム」に宿泊することができました。
アメックスの「ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典」は以前から大幅アップグレードがよく起きる、という噂を聞いていたこともありましたが、実際にアップグレードを体験すると感動ものです。
コンシェルジェが利用可能なクレジットカード
コンシェルジェが利用可能なクレジットカードは、今回利用したアメックス(プラチナ)やラグジュアリカード(ブラック)以外にも多数存在します。
コンシェルジェが利用可能なクレジットカードで筆者がオススメするクレジットカードをいくつか紹介します。
アメックス・プラチナ
年会費は、税抜130,000円。以前は、インビテーション制であったが、現在は公式サイトから申し込みが可能。
ただし、審査ハードルは高いため、属性によっては審査落ちの可能性もある。
ラグジュアリーカード(チタン、ブラック、ゴールド)
年会費は、チタンが55,000円(税抜)、ブラックが110,000円(税抜)、ゴールドが220,000円(税抜)。
ラグジュアリーカードは、一番下のランクのチタンカードであってもコンシェルジェが利用可能なクレジットカード。
ダイナースクラブ・プレミアムカード
年会費は、税抜130,000円。ダイナースクラブ最上級の招待制カード。
オンライン・コンシェルジェが利用可能であり、電話ではなくメールでの依頼が可能なクレジットカード。
利用するには、招待を受ける必要があるため、1ランク下の「ダイナースクラブ・カード」を使って利用歴を作る必要がある。
JCBプラチナカード
年会費は、税抜27,500円。
コンシェルジェが利用可能なクレジットカードの中で年会費が安い部類に入る。
コンシェルジェを利用してみたい人におすすめのクレジットカード。
上位カードにあたる「JCB ザ・クラス」はディズニーランド内にあるラウンジも利用することができ、ディズニー好きの中でも有名なクレジットカード。
アメックス・プラチナカードVSラグジュアリーカード・ブラックのコンシェルジュまとめ
今回は、アメックス・プラチナカードのコンシェルジェと、ラグジュアリーカード・ブラックのコンシェルジェに同じ内容の依頼をした結果を紹介しました。
コンシェルジェは今回のような旅行の手配以外にも、
- 飲み会や接待などにおけるレストランの手配
- ギフトやプレゼントの相談や手配
- 演劇などのエンターテイメント施設の手配
- 海外における急なトラブルやアクシデントの対応
なども依頼することが可能です。
特に、「飲み会や接待などにおけるレストランの手配」については、お店選びに悩んでいる人も多いと思います。
そのような際に、秘書替わりに使うことができるコンシェルジェサービスを検討してみてはいかがでしょうか。