ふるさと納税とは故郷や応援したい自治体に寄付ができ、寄付をすると所得税や住民税などの控除が受けられる仕組みのことです。
納税した金額の一部は、地域の名産品やお礼の品などの「返礼品」として返ってくるため、税金控除だけではないメリットが受けられるのも魅力のひとつです。
「納税」というとクレジットカードで支払えないイメージを持っている方も多いかと思いますが、実はふるさと納税はクレジットカード払いすることができます。
ふるさと納税をクレジットカード払いにすれば、ポイントも獲得できるため、ふるさと納税がもっとお得になりますよ。
ここではふるさと納税をクレジットカード払いするメリット・注意点を紹介していきます。
ふるさと納税をクレジットカード払いするには、どのクレジットカードがおすすめかも合わせて解説していきますね。
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ふるさと納税をクレジットカードで支払うメリット
ふるさと納税の支払い方にはクレジットカード払いの他にも、以下のような支払い方法が利用できます。
- 納付書を使う
- 銀行振込
- 現金書留
- クレジットカード
納付書を使って銀行から振り込むことも可能なのですが、クレジットカードで支払うと以下のようなメリットがあります。
- 寄付金の振り込み手数料が必要ない
- いつでも納税することができる
- 手元にお金がなくても納税できる
- クレジットカード利用でポイントが貯まる
それぞれのメリットを順にみていきましょう。
寄付金の振り込み手数料が必要ない
ふるさと納税はクレジットカードの他にも、現金書留や銀行振り込みも利用できます。
しかしこれらの情報には送料や振り込み手数料がかかってしまいます。
例えば、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行の「3大メガバンク」から他行宛に振込を行う場合、3万円未満の額を振り込もうと手数料が648円かかります。
送金方法 | 振込額 | 手数料 |
---|---|---|
三井住友銀行窓口
みずほ銀行窓口 三菱UFJ銀行窓口 |
3万円未満 | 648円 |
三井住友銀行ATM振込
みずほ銀行ATM振込 三菱UFJATM振込 |
3万円未満 | 432円 |
ゆうちょ銀行窓口 | 5万円未満 | 130円 |
ゆうきょ銀行ATM | 5万円未満 | 80円 |
たったの数百円…と思うかもしれませんが、複数の自治体にふるさと納税を行う場合は、自治体の数×手数料が必要になるため合計すると数千円の額になることもあります…。
銀行に出向かなくてもインターネットバンキングで振り込む場合も手数料がかかります。3大メガバンクから他行の口座宛に3万円未満の額を振り込む場合は216円の手数料がかかります。
普段から節約している人にとっては数百円、ましては数千円の無駄の出費を減らしたいところではないでしょうか。
いつでも納税することができる
クレジットカード以外の支払い方法はどうしても納税に時間を選びます。
銀金書留であれば郵便局の営業時間に出向かなければいけませんし、銀行振り込みも営業時間内に出向く必要があります。
しかしクレジットカードであれば、納税したいときに思い立ったら24時間365日ふるさと納税をすることができます。
また、税金は1月~12月までの年度で計算されます。12月31日までの1年間に行ったふるさと納税の額が、該当年度の所得税~翌年度の住民税控除の対象になります。
12月31日にあわてて納税したい場合も、クレジットカード支払いなら31日当日でも寄付の対象にすることができます。
ただし、クレジットカード会社から実際に入金された日付=ふるさと納税の手続き完了日にする自治体もあるので注意してください。
手元にお金がなくても納税できる
クレジットカードは後払い式の支払い方法なので、手元に時間がなくても寄付を行うことができます。
まとめて1年分寄付したいけど、給料日がまだ先で手元に十分なお金がない…と思ったときにも支払いができます。
クレジットカード利用でポイントが貯まる
クレジットカード決済を利用すると、利用額に応じてポイントやマイルが貯まります。
例えば還元率1%のクレジットカードでふるさと納税を3万円支払った場合、300円分のポイントが得られます。
また、Yahoo公金を利用したふるさと納税はTポイントを支払いに充てることができますし、ANAのふるさと納税では寄付金100円=1マイルが貯まります。
ふるさと納税をクレジットカードで行う際の注意点
ふるさと納税をクレジットカードで支払うと手数料がかからず、24時間365日支払いえるのが魅力です。
しかしクレジットカード払いには以下のような注意点もあります。
- 支払い回数は一括払いのみ
- すべての自治体でふるさと納税できるわけではない
- 自分名義のクレジットカードを使うこと
支払い回数は基本的に一括払いのみ
普段のショッピングであれば、クレジットカードでの支払い方法は1回払いだけではなく、2回払い、3回以上の分割払い、リボ払い、ボー成す払いなど様々な支払いができるのが魅力です。
しかし、ふるさと納税をクレジットカード払いする際には、「一括払い」しか利用ができません。
手元にお金がなくても支払いができるのがクレジットカードの魅力ではありますが、来月に確実に支払えるようにしておきましょう。
Yahoo!公金なら分割払い可能
ふるさと納税の支払い方法は基本的に一括払いのみです。
しかし、Yahoo!公金を利用すれば金利手数料なしで分割払いをすることができます。
Yahoo!公金とは、税金・水道代・電気代・NHK受信料などをインターネット上から支払うことができるサービスで、ふるさと納税の支払いにも対応しています。
ふるさと納税の支払いを分割払いにしたい方はYahoo!公金を利用するようにしましょう。
すべての自治体でふるさと納税できるわけではない
- 楽天ふるさと納税
- さとふる
- ふるさとチョイス
- ふるなび
- Wowmaふるさと納税
- ふるぽ
- ANAふるさと納税
このあたりのサイトであれば、基本的にクレジットカード払いに対応しています。
しかしナカにはクレジットカード決済に対応していない自治体も増えているため注意が必要です。
例えば、日本だ最大規模のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」は、2015年9月の時点で全国の3分の1の自治体がクレジットカード決済に対応していると発表しています。
クレジットカード払いに対応している自治体にふるさと納税をしたい場合は、
- クレジットカード決済が可能な自治体に絞って検索する
- ふるさと納税紹介サイト経由で納税する
- 楽天ふるさとを使う
などしてクレジットカードで納税するようにしましょう。
自分名義のクレジットカードを使うこと
クレジットカードでふるさと納税をする場合、クレジットカードの名義人と寄付の申し込み者の名義は同一である必要があります。
家族間であっても、他人名義のクレジットカードを利用してふるさと納税をすると、肝心な税金の控除が行われなくなってしまいます。
ふるさと納税で得られる寄付金をあえて高額で購入していることになるので、名義には十分に気を付けましょう。
同じサイトを利用する場合は、クレジットカードの名義を必ず確認してから申し込むようにしましょう。
クレジットカード払いOK!ふるさと納税サイト
クレジットカードでふるさと納税ができる7大サイトは以下の通りです。
- 楽天ふるさと納税
- さとふる
- ふるさとチョイス
- ふるなび
- Wowmaふるさと納税
- ふるぽ
- ANAふるさと納税
それぞれのサイトについて簡単に紹介していきます。
楽天ふるさと納税
楽天ふるさと納税は楽天グループのサイトです。
普段から楽天市場を使っている方にとっては非常に使いやすいでしょう。
楽天ふるさと納税にのっている自治体はすべてクレジットカード決済が可能な自治体なので、わざわざカード利用可能な自治体を検索する必要もありませn。
寄付で楽天ポイントを貯めることができ、また楽天カードで決済するとポイントと倍率がアップする仕組みになっています。
貯めた楽天ポイントを寄付金にあてることができるので、楽天ユーザーにはおすすめです。
さとふる
さとふるはソフトバンク系列の紹介サイトです。対応している自治体は約500箇所、返礼品の数は約5万点です。
支払い方法には、クレジットカードはもちろん、コンビニ決済・ソフトバンクまとめて支払い・auかんたん決済・d払い・ドコモ払い・ペイジーなどの支払いにも対応しています。
ふるさとチョイス
ふるさとチョイスは全国1788じちたいすべての情報を掲載しており、掲載品数は20万点超にもあたります。
契約自治体も全自治体の約8割にあたる、日本最大規模のふるさと納税サイトです。
たくさんの自治体から納税する自治体を選びたい方におすすめです。
支払い方法はクレジットカードはもちろん、コンビニ決済・ソフトバンクまとめて支払い・auかんたん決済・d払い・ドコモ払い・ペイジー・AmazonPayにも対応しています。
ふるなび
ふるなびは大手インターネット広告事業会社アイモバイルが運営しているサイトです。
掲載している自治体は約200箇所、返礼品数は300点弱と少なめではありますが、豪華な返礼品や体験型の返礼品(トラベルポイントで旅行や料理を楽しむ)もあります。
Wowmaふるさと納税
Wowma!(ワウマ)ふるさと納税はKDDIグループが紹介しているサイトで、全国100箇所以上の返礼品を掲載しています。
掲載自治体はかなり少なめになっていますが、WALLETポイントやWow!スーパーポイントをふるさと納税の支払いに充てることができるので。auユーザーには使い勝手はいいと感じるのではないでしょうか。
ふるぽ
ふるぽは大手旅行会社のJTBが運営するサイトです。
ふるさと納税をすると返礼品を選択する代わりにポイントを受け取ることができ、ポイントを使って後日返礼品を選ぶことができます。
生鮮食品が届くタイミングをずらすことができるため、年末年始に家にいなくて返礼品を受け取れそうにない…という方におすすめです。
また、JTBならではの返礼品もあります。
- JTBふるさと納税旅行クーポン…寄付した自治体に旅行できる
- JALふるさとへ帰ろうクーポン…寄付した自治体にある空港へのJAL航空券予約に使える
- 民泊(STAY JAPAN)で使えるふるさと納税割引クーポン…地元の民宿に割引で宿泊できる
返礼品をもらうだけでなく、故郷や応援したい自治体に旅行に行きたい方はおすすめです。
ANAふるさと納税
ANAふるさと納税はANA(全日空)が運営している紹介サイトです。
ANAふるさと納税でふるさと納税をすると100円の納税で1マイルが貯まります。
またANAカードで決済すると貯まるマイルを最大2.5倍に引き上げることができます。
飛行機でANAをよく利用する方はおすすめのサイトです。ただし
ふるさと納税におすすめのクレジットカード
高還元率カードといえば楽天カードを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
楽天市場や楽天トラベルなどの楽天圏を使っている方にはぴったりです。
楽天カード
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 540円 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上 |
- 還元率が常に1.0%以上
- 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
- カード年会費無料
- ポイントアッププログラムでポイントが最大15倍になる
- セキュリティ抜群
楽天カードにはSPU(スーパーポイントアッププログラム)というプログラムがあり、活用することで還元率もっとアップさせることができます。
難しい条件もありますが、「楽天市場アプリで買い物をする」「楽天カードの引き落としを楽天銀行にする」など比較的クリアしやすい条件もあります。
楽天圏内でポイントを貯め、使うことができるので他社ポイント移行させる手間もかかりません。
貯まりやすく、使いやすいのが楽天カードのメリットです。SPUポログラムについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
楽天カード×楽天ふるさと納税でポイントを貯める
ふるさと納税でポイントを効率的に貯めたいなら、「楽天カード×楽天ふるさと納税」の利用がおすすめです。
楽天カードを利用して楽天ふるさと納税で寄付を行うと、3.0%のポイント還元を受けることができます。
0と5がつく日なら5.0%の還元を受けることができます。100円で5ポイント貯まるので、3万円を寄付すると5×300=1500ポイントを獲得することができます。
また、楽天は「お買い物マラソン」「楽天スーパーセール」では最大10%のポイント還元があるため、他のクレジットカードに比べてもかなりお得なポイント還元を受けることができます。
キャンペーンを利用すれば最大30%のポイント還元を受けることができます。
ANAカード JCB 一般カード
ANA JCBカード(一般)
カード年会費 | 初年度無料 2年目以降2000円+税 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー |
- マイル付与率0.5~1.06%
- 家族カードのマイルが合算可能
- 機内販売・ANAフェスタの買い物が10%OFF
ANA JCB 一般カードはANAマイルを貯める一番スタンダードなカードです。同じ年会費でPASMOを利用する方ならソラチカカードがおすすめですが、鉄道をあまり利用しない方はこちらがおすすめです。
通常のマイルに加えて、入会ボーナスマイル・継続ボーナスマイルがもらえます。
- 入会ボーナス…1000マイル
- 継続ボーナスマイル…毎年1000マイル
- フライトマイルに加えて、区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%が加算
マイル還元率は低めですが、その分年会費が安いのでマイルを入門的に貯めたい方におすすめです。
ANAカードを利用する際は、ANAふるさと納税を利用しましょう。
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINT
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上(高校生不可) |
- 入会後6か月は還元率2.0%
- カード・ETC年会費が無料
- 通常還元率は1.0%以上
- Amazonでポイント還元率2倍
- 入会から半年間は還元率2倍
- 電子マネーが2種類付帯する
オリコカード・ザ・ポイントはポイントは貯まりやすい点の他に電子マネーが2種類付帯するのも特徴です。
付帯するのは「iD」と「QUICPay」です。どちらも後払い式の電子マネーなのでチャージする手間も必要ありません。
ここでは3種類のカードを紹介しましたが、還元率1.0%以上のクレジットカードはまだまだあります。
高還元率カードのクレジットカードをもっと知りたい方はこちらをご覧ください。