楽天ビジネスカードは複数枚持てない!追加カードが発行できる法人カードは?

クレジットカードは何枚まで持てる?複数枚持つ際の審査に与える影響と解決策 楽天ビジネスカード

多くの法人カードは複数枚の発行に対応しているのですが、楽天ビジネスカードの場合は複数枚持つことができません。

楽天ビジネスカードはどちらかといえば、個人事業主に向けられた法人カードと言っても過言ではないでしょう。

しかし、自分は会社を経営して従業員をまとめている立場なので、その従業員に法人カードを複数枚持たせたいと考える法人代表者は多くいます。

そんな法人代表者に向けて、楽天ビジネスカードではなく、複数枚発行できるおすすめの法人カードを紹介していきます。

なお、自分と同じく事業に携わっている家族にも法人カードを持たせたい個人事業主も是非、参考にしてみてください。

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楽天ビジネスカードは複数枚発行できない

楽天ビジネスカードは基本的に、複数枚発行に対応しておりません。

他の法人カードは複数枚発行できるのに、楽天ビジネスカードはなぜ複数枚発行できないのだろうかと、多くの事業者は考えています。

楽天ビジネスカードが複数枚発行に対応していないということは、ETCカードの複数枚発行にも対応していないのではと考える事業者はいるのですが、ETCカードの場合は複数枚発行が可能です。

楽天ビジネスカードはあくまでプレミアムカードのオプション

楽天ビジネスカードがなぜ複数枚発行できないのかと言いますと、楽天ビジネスカードはあくまで楽天プレミアムカードのオプションに位置付けられているからです。

楽天プレミアムカードは楽天ゴールドカードの上位にして、プラチナカードに相当するカードとなります。そもそも楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードがないと申し込めません。

楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードの同時申し込みなら可能です。

楽天ビジネスカードの審査は他の法人カードより甘いと言われていますが、楽天プレミアムカードの審査のほうが厳しいと考えてください。

楽天プレミアムカードの審査が通ったら、審査落ちの要素がないかぎり、楽天ビジネスカードの審査は通過できるでしょう。

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの特典を利用できて、ポイントも貯めやすいのが大きな魅力です。

ETCカードは複数枚発行できる

楽天ビジネスカードはETCカードを何枚でも発行可能です。

個人向けクレジットカードだと、本会員一人につきETCカード1枚だけですが、多くの法人カードは複数枚のETCカード発行に対応しています。

楽天ビジネスカードも複数枚のETCカードに対応しているので、複数の車を使って事業を行う場合は、楽天ビジネスカードはうってつけです。ただし、楽天ビジネスカードでETCカードを複数枚発行する場合、一点だけ注意しなければならないポイントがあります。

それは、ETCカード2枚目から1枚につき年会費550円(税込)かかるというところです。楽天ビジネスカードでETCカードを申し込みされる場合、1枚目は年会費無料になるのですが、2枚目から年会費かかります。

例えば3枚のETCカードを持っている場合、1枚は年会費無料で、残り2枚は年会費がかかるので、合計1,100円(税込)の年会費が発生するのです。

楽天ビジネスカードは確かにETCカードを複数枚発行に対応しているのですが、2枚目以降は1枚につき年会費550円(税込)が発生することを覚えましょう。

カードブランドはVISAのみ発行可能

楽天ビジネスカードはVISAのみ発行が可能で、マスターカードやJCBなどの国際ブランドに対応していません。確かに、VISAの決済を導入している店舗が日本だけでなく世界各地にあり、海外旅行や出張でも、買い物に困ることはほとんどないでしょう。

しかし、クレジットカード決済に対応しても、国際ブランドであるVISAに対応していなければ、楽天ビジネスカードは利用できないことを注意しなければなりません。

従業員用に複数枚発行できるおすすめ法人カード

楽天ビジネスカードは、個人事業主向けの法人カードであり、従業員を抱える会社経営者には向かないカードであると断言しましょう。それでも、従業員に向けて、法人カードを複数枚発行したいという会社経営者は数多く存在します。

どうすればいいのかと言いますと、楽天ビジネスカードではなく、複数枚発行に対応できる法人カードを利用すれば良いだけです。確かに、複数枚発行できる法人カードがあれば、会社経営者は従業員に法人カードの発行手続きを行うことができます。

しかし、複数枚発行が可能な法人カードは数多く存在するのです。そこで、わたしがおすすめする法人カードを4つまとめました。

・JCB法人カード
・三井住友ビジネスカードfor owners
・オリコ EX gold
・ビジネクスト法人クレジットカード

その4つを次に挙げて、年会費と限度額を含め、どのくらいの枚数で法人カードを発行できるのかを詳しく解説していきます。

JCB法人カード

JCB法人カードは文字通り、株式会社ジェーシービーが発行する法人カードです。

年会費は1,375円(税込)で、追加で発行されるJCB法人カードの年会費は1枚目で無料となります。ただし、2枚目以降は1枚1,375円(税込)の年会費がかかるのが注意点です。

発行できる枚数に上限はありません。しかし、発行枚数が多ければ多いほど、年会費がその分かかることを理解しなければなりません。利用限度額は最高100万円で、他の法人カードの利用限度額と比較しても、少ないと言っても過言ではないでしょう。

JCB法人カードは個人事業主にもおすすめですし、中小企業経営者にもおすすめであります。

三井住友ビジネスカードfor owners

三井住友ビジネスカードfor ownersは、三井住友カード株式会社が発行する、個人事業主と中小企業向けの法人カードです。

年会費は1,375円(税込)ですが、追加カードの年会費は440円(税込)となります。少数の従業員を抱えて、その従業員に全ての追加カードを持たせたいという中小企業経営者に向いている三井住友ビジネスカードfor ownersです。発行できる枚数に上限はありません。

利用限度額は最大150万円ですが、月に150万円までには行かないという個人事業主や法人にはおすすめでしょう。

オリコ EX gold

オリコ EX goldは株式会社オリエントコーポレーションが発行する法人カードですが、このオリコ EX goldには2種類あります。

個人事業主専用のオリコEX gold for Biz Sと、法人代表者専用のオリコEX Gold for Biz Mの2種類です。どちらも年会費は2,200円(税込)で、初年度にかぎり年会費が無料となっています。

オリコEX gold for Biz Sの場合、従業員向けに法人カードをさらに追加発行するのは不可能ですが、オリコEX Gold for Biz Mは追加カードの発行が可能です。

オリコEX Gold for Biz Mの追加カードにかかる年会費は無料で、最大3枚までの追加カードの発行が可能となります。4枚目以降の追加カードの発行に対応していません。

利用限度額は最大300万円と、楽天ビジネスカードの利用限度額と同じです。がっつり使って事業を本格的に行いたい場合は、オリコ EX goldの利用がおすすめであります。

ビジネクスト法人クレジットカード

ビジネクスト法人クレジットカードは、ビジネクスト株式会社が発行する法人カードです。個人事業主や法人の利用に向いているのは言うまでもありませんが、フリーランスで活動する人達への発行にも対応しているのが特徴のひとつであります。

年会費は無料なうえに、追加カードにかかる年会費も全て無料です。ただし、追加カードは50枚まで発行が可能なので、少し規模が大きい会社には向いています。利用限度額は最大300万円と、楽天ビジネスカードの利用限度額と同じです。

スタートアップしたばかりの個人事業主や法人、フリーランスでもビジネクスト法人クレジットカードはおすすめです。

追加カードの他にも!?楽天ビジネスカードのデメリット

楽天ビジネスカードのデメリットは、追加カードの発行不可能だけではありません。主に3つのデメリットがあります。

・限度額が楽天プレミアムカードと共有
・ポイントが貯まる先が1ヵ所
・楽天ビジネスカードの年会費は個人引き落とし

3つのデメリットを次に挙げて、解説していきます。

限度額が楽天プレミアムカードと共有

楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの限度額が共有されています。楽天ビジネスカードの限度額は確かに最大300万円なのですが、楽天プレミアムカードで200万円決済すると、楽天ビジネスカードは100万円までしか決済できないことになるのです。

楽天プレミアムカードを限度額いっぱいまで利用すると、楽天ビジネスカードが次の締め日まで利用できなくなることを注意しましょう。

ポイントが貯まる先が1ヵ所

楽天ビジネスカードで貯めたポイントが、楽天プレミアムカードのポイントと必ず合算されます。ポイントが貯まる先が1ヶ所に限定されるのです。

確かに、ポイントが貯まる先が1ヶ所に限定されれば、効率よくポイントを貯められますし、そのポイントを楽天市場で買い物に利用できます。経費節約にもつながるので、むしろ良いこと尽くしと言っても過言ではないのですが、そのシステムを嫌う人も少なからずいるのです。

プライベートはプライベートでポイントを使いたい、事業は事業用にポイントを使いたいなど、細かくこだわっている人がいます。そういった人にとって、楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードのポイントが共有されること自体がデメリットと言えるでしょう。

楽天ビジネスカードの年会費は個人引き落とし

楽天ビジネスカードの引き落とし口座は基本的に、法人であれば法人口座、個人事業主であれば個人口座となります。楽天ビジネスカードで決済した金額分が、支払日になると指定した口座から自動的に引き落とされるのですが、年会費だけは個人引き落としとなるのです。

もう少し具体的に説明しますと、楽天プレミアムカードの年会費引き落とし口座と同じになります。個人口座はプライベート用という一面があるので、経費の管理が難しくなってしまうと言っても過言ではないでしょう。

楽天ビジネスカードは追加カードがいらない個人事業主におすすめ

楽天ビジネスカードは追加カードがありません。従業員のいない個人事業主に向いている法人カードです。

従業員がいる会社経営者は楽天ビジネスカードより、上記にある「従業員用に複数枚発行できるおすすめ法人カード」という見出しで紹介した、追加カードがある法人カードの利用がおすすめであります。

楽天ビジネスカードは個人事業主に向いているだけでなく、事業を始めたばかりの個人事業主に向いているので、これから事業を始める予定の個人事業主は是非、楽天ビジネスカードを利用しましょう。

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