楽天カードは、年会費が無料でポイントが貯めやすく、審査にも通りやすいクレジットカードとして有名で、特に楽天市場で多く買い物をする人におすすめです。
クレジットカードで貯めたポイントは有効期限がなく、楽天市場はもちろんのこと、コンビニや飲食店など楽天ポイントカード加盟店で自由に使うことができます。
また、楽天カードは、カードに付帯している海外旅行保険の補償内容が高いことでも知られています。
ここでは楽天カードのメリット・デメリットについて詳しく解説していきますので、楽天カードを作ろうかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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楽天カードのメリット
楽天カードは、年会費無料で比較的作りやすいクレジットカードでありながら、利用者にとって使うメリットが多い、お得なクレジットカードです。
一般的には、作りやすいカードというと「メリットもそこそこ」ということが多いのですが、楽天カードは
- 利用しやすさ
- ポイントの貯めやすさ
- 貯めたポイントの使いやすさ
など、他のクレジットカードに比べてもメリットが多く、利用しやすいことが魅力となっています。
楽天カードは、楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルなど、楽天系列での利用でポイントが貯めやすいことはもちろんですが、それ以外の楽天との加盟店でもポイントをお得に貯めることができます。
- 年会費が無料
- インターネットから簡単に申込ができる
- JCSIの顧客満足度調査で10年連続1位獲得
- ポイント還元率は通常1%
- 期間限定のポイントアップキャンペーンを頻繁に開催しているのでポイントを貯めやすい
- 貯めたポイントの有効期限がない
- ポイントの使い道が多い(楽天市場や楽天ポイント加盟店など)
- 楽天市場以外の買い物でもたくさんポイントが貯まる
入会費・年会費無料で利用できる
楽天カードは、入会費無料、年会費無料なので、カードを保有するコストが一切かからないことがメリットです。
「初年度無料」というクレジットカードはたくさんありますが、二年目からはしっかりと年会費がとられてしまうカードも多く、何年も保有すればするほどコストも積みあがっていってしまいます。
楽天カードは、利用者にとってお得で使いやすいカードでありながら、何年経ってもカードを保有するための費用が一切かからないことが魅力となっています。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード | 初年度無料、次年度以降3000円 25歳までは年会費無料) |
---|---|
Orico Card(オリコカード) | 初年度無料、次年度 1250円(税別) |
三井住友カードクラシックA | 初年度無料、次年度以降1500円 |
JCB一般カード | 初年度無料、次年度以降1250円 |
審査に通りやすい
楽天カードは比較的審査に通りやすいカードとしても定評があります。
クレジットカードを申し込むと、必ず審査があり、それぞれのクレジットカード会社独自の基準で、審査が行われます。
クレジットカードに申し込み前に色々なカードと比較して「このカードにしよう!」と決める人が多いと思いますが、審査落ちするとそもそもカード自体を作ることができません。
一度でもクレジットカードの審査に落ちたことがある人は、クレジットカードの申込のたびに「もし審査に通らなかったらどうしよう」と不安な気持ちになってしまうことでしょう。
でも、楽天カードは審査に通りやすいカードであると言われていますので、他のクレジットカードの審査に落ちてしまった場合でも、申し込んでみる価値はあります。
楽天カードの入会基準は?
楽天カードの入会基準は「18歳以上の人(主婦やアルバイト、パートや学生も可。ただし高校生は不可)」となっており、申込基準が他社のクレジットカードよりも低くなっています。
「アルバイトの学生も申込みができる」という時点で、楽天カードの敷居の低さがわかるかと思います。もちろん、「毎月安定した収入があるか」「以前に金融事故を起こしていないか」「携帯料金の長期延滞をしていないか」など、基本的な審査は行われますが、「多くの人に楽天カードを利用してもらいたい」ということから、審査も比較的緩く、カードの申込基準も低くしているようです。
また、他社のクレジットカードでは厳しいとされている
- 年金受給者
- 投資を仕事としているトレーダー
- 個人事業主や自由業
の人でも、審査に通過している実績があります。
特に、年金受給者は申し込めないというクレジットカードが多い中、楽天カードは申込OKとなっているところも魅力です。
クレジットカードを申し込んで審査落ちしてしまうと、その記録があなたの信用情報に残ってしまいますので、今後のためには「審査に落ちたという記録が残らないように、審査に通りやすいクレジットカードに申し込む」ということも大切なポイントになってきます。
楽天カードは、学生や主婦、フリーターであっても「定期的な安定した収入(バイト代やパート代でも可)」があれば、審査に充分通る可能性があるクレジットカードと言えますので、不安がある人でも一度申込みをしてみると良いでしょう。
楽天スーパーポイントが貯まりやすい
楽天カードを使って決済すると、より多くの楽天スーパーポイントを貯めることができます。
楽天スーパーポイントは、色々な楽天サービスを利用すると貯まるポイントのことです。
楽天グループ共通のポイントなので、楽天市場での買い物だけではなく、楽天トラベル、楽天銀行、楽天でんき、楽天証券などの利用でもポイントを貯めることができます。
これらは通常のクレジットカード決済でもポイントを貯めていくことができるのですが、決済を「楽天カード」にすることで、通常1%のポイント還元率のところを、最大3倍の還元率にまで引き上げることができます。
楽天トラベル | いつでもポイント最大2倍 |
---|---|
楽天市場 | 買い物をするとポイント最大3倍 |
楽天Rakoo | 加盟店の買い物でポイント最大2倍 |
楽天との加盟店 | 最大ポイント3倍 |
また、マクドナルドやくら寿司、ミスタードーナツ、大丸百貨店、Joshin、出光など、楽天との加盟店で貯まるポイントも、楽天カードで支払うと最大3倍になるので非常にお得です。
楽天スーパーポイントは、そのまま楽天Edyで1ポイント1円相当としてお金のように利用できたり、ANAのマイレージに交換することができるということもメリットとなっています。
いろいろな用途に使えるのも大きなメリット
楽天カードで貯めたポイントは、様々な用途に使うことができるので、「せっかく貯めたのに利用できなかった」ということがありません。
カード会社の中には、「1000ポイント以上で交換可能」というように、ある程度ポイントを貯めないと無駄になってしまう仕組みのものや、「カード会社のカタログの中の商品と交換」というように、カード会社が提示した商品としか交換できない場合もあります。
しかし、楽天カードはポイントの使いやすさにも定評があり、色々な使い道の中から自分に合ったものを選ぶことができるのが魅力です。
楽天スーパーポイントとして楽天系列の店舗(楽天市場や楽天ブックス、楽天証券など)で使えることはもちろん、ミスタードーナツやくら寿司、エネオスなどの楽天ポイントカード加盟店でも使うことができますし、楽天Edyに交換すると、コンビニやガソリンスタンドなど、利用できる場所がより多くなります。
ポイントを使ってショッピング枠の支払いも可能
楽天カードでは、貯めたポイントを利用して、「クレジットカードの支払い」をすることも可能です。
楽天カード会員が利用できるサイト「楽天e-NAVI」を使って、このような手順でポイント支払いサービスの手続きを簡単に行うことができます。
- 楽天e-NAVIにログインする
- ご利用明細を選択
- 「ポイントで支払いサービス」を選択
- 支払いに利用したいポイント数を入力
- 確認画面をクリックし、「申し込む」をクリック
ポイントを買い物で使ったり、楽天Edyに移行するのも面倒だ、という人は、毎月簡単な手続きをするだけでポイントをカード支払いに充てることができます。
1ポイントも無駄にすることなくすべて使えるので、非常にお得で使い勝手が良い仕組みとなっており、おすすめです。
楽天カードに付帯している海外旅行保険が充実している
楽天カードには、利用付帯の海外旅行保険がついており、海外旅行でケガや病気になったり、持ち物が盗難にあったりした場合、補償を受けることができます。
楽天カードに付帯している海外旅行保険の補償内容はこのようになっています。
保険の種類 | 保険額の範囲 | 楽天カードの保険金額 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高額 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 1事故の限度額 | 200万円 |
疾病治療費用 | 1疾病の限度額 | 200万円 |
救援者費用 | 年間限度額 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 1事故の限度額 | 2,000万円 |
携行品損害(免責金額3,000円) | 年間限度額 | 20万円 |
年会費が無料のクレジットカードの中では、エポスカード、ミライノカードに次いで充実している内容で、「無料の海外旅行保険ならば楽天カード」と高い評価を受けています。
楽天カードの海外旅行保険は「利用付帯」となっており、一定の条件を満たす必要があります。
自宅から空港までの交通機関(バスや電車など)の交通費の一部(1円以上)を楽天カードで決済するだけで、補償を受けられるのが魅力です。
- 空港へ行くための電車代
- 自宅から空港までの乗継の一部の電車代
- 空港行リムジンバスの乗車代
- 自宅から最寄り駅までのバス乗車代
などを楽天カードで決済していれば問題ありません。
航空券代や旅費をクレジットカードで決済しなければならないという海外旅行保険もある中で、楽天カードの海外旅行保険は利用条件が厳しくなく、誰でもクリアできるような利用条件で補償を受けることができます。
一体型だから楽天Edyを使いやすい
楽天カードは楽天Edyと一体型になっており、楽天カードを使って、楽天Edyのチャージをすることができます。
楽天カードに楽天Edyをチャージする場合は、楽天カード会員サービスである「楽天e-NAVI」で簡単に行うことができます。
楽天カードから楽天Edyのチャージは、200円ごとに1ポイントたまる仕組みです。
そして、チャージしたその楽天Edyで買い物をすると、200円につき1ポイントたまるので、楽天Edyをチャージして利用するだけで「200円につき合計で2ポイント」を貯めることができます。
楽天Edyと一体型の楽天カードであれば、チャージも簡単でカードが1枚で済みますし、「クレジットカード」でも「電子マネー」でも、好きな方法でスマートに決済ができるのでおすすめです。
複数のカードデザインから選べる
楽天カードは多くのデザインの種類の中から、自分の好みにあったカードを選ぶことができます。
特に、バルセロナやヴィッセル神戸、YOSHIKIのデザインは楽天カードならではの個性溢れるラインナップとなっています。これらのデザインのカードは、楽天カードを作らないと手に入れることができません。
もしもすでに楽天カードを持っていて、これらのデザインのものを手に入れたい場合は、一度退会してから再度申込をするようにしましょう。
公式HPでも「一度退会してから申し込んでください」と記載されていますので、問題ありません。
ただし、もう一度審査を受ける必要がありますので、以前と状況が変わって審査に通るか心配だ、という人は退会しない方が良いでしょう。
「お財布に入れるカードは、おしゃれなカードでないと嫌だ」というこだわりがある人でも、満足できる選択肢が用意されているのが嬉しいですね。
2018年からは、通常デザインでアメックスも選択できるようになりました。
楽天カードのアメックスであれば、年会費ももちろん無料です。
カードデザイン | 選択可能なブランド |
---|---|
通常デザイン | VISA,JCB、MasterCard、アメックス |
お買い物パンダデザイン | JCB、MasterCard |
楽天イーグルスデザイン | 同上 |
FXバルセロナデザイン | 同上 |
ディズニーデザイン J | CBのみ |
YOSHIKIデザイン | MasterCardのみ |
ヴィッセル神戸デザイン | 同上 |
楽天カードのデメリット
楽天カードはメリットが多く人気のクレジットカードですが、デメリットももちろんあります。
しかし、ある人にとってのメリットが、他の人にはデメリットになる場合もあるので、「自分にとって、メリットなのか、デメリットなのか」をよく考えることが大切です。
それでは、楽天カードでデメリットと思われる点を一つずつ見ていきましょう。
ステータスとして評価が低い
楽天カードは審査が比較的緩く、作りやすいカードという定評があります。
これは、裏を返せば「希少性が少ない」カードと言うこともできるため、楽天カード自体の地位はあまり高くありません。
皆が持ちやすいクレジットカードのため、ステイタス感がなく、持っていても一目置かれるカードとは言えませんが、「誰でも作りやすい」「審査落ちしにくい」「ポイントが貯まりやすいので節約できる」庶民的なカードということができるでしょう。
ステータス感はありませんが、日頃使いやすくメリットが多いクレジットカードを探しているのであれば、楽天カードはおすすめです。
お知らせメールが多い
楽天カードを作ると、頻繁にメールが来るようになります。
毎月の支払額が確定すると「カード支払額のお知らせ」、引き落とし日前になると「お引き落とし日のご案内」など、役に立つメールが送られてきますが、同時に「金利半額!楽天銀行カードローン」「おすすめ商品」といったようなメールも送られてきますので、このようなお知らせメールを煩わしく思う人も多いようです。
しかし、このようなメールは、「楽天e-NAVI」からの手続きで配信を止めることができますので、お知らせメールが不要な人は、楽天e-NAVIから手続きをすれば良いでしょう。
カードのデザインがダサい
楽天カードの通常デザインは確かにダサいと思う人も多く、人気があるとは言えません。
しかし、楽天カードではカードのデザインを6種類の中から自分で選ぶことができます。
これほど多くのカードの中から、自分の好みのものを選べるカードは楽天カード以外ないと言ってもよいでしょう。
通常デザインはお世辞にもおしゃれとは言えませんが、色々なデザインからカードを選べることは、むしろ楽天カードのメリットの一つであると言えるでしょう。
海外でのキャッシングは自動的にリボ払いになる
最近では、海外旅行に行くときは空港や両替商で日本円を現地通貨に交換するのではなく「海外キャッシング」をするのが主流になっています。
なぜなら、海外cashingの方がレートが公正で、高い手数料をとられることもないからです。
楽天カードを使って、海外のATMで海外キャッシングをすることもできるのですが、楽天カードでは海外キャッシングの返済が「リボ払いのみ」であるということが大きなデメリットになっています。
リボ払いの設定は、最初は「3000円」となっていますので、もしも海外で5万円をキャッシングした場合は、毎月3000円と高い利息を払い続けなければならないことになってしまいます。
海外でキャッシングをした場合は、「楽天e-NAVI」からリボ払いコースの変更を忘れずに行いましょう。
5万円キャッシングしたあとに、リボ払いコースを「毎月5万円」に変更すれば、リボ払いでも1ヵ月で返済が終わることになり、高い利息を長期間支払う必要がなくなります。
これら一連の手続きは手間がかかりますから、デメリットとも言えますが、少しずつ返済していきたいという人は、時間をかけて返済していくと良いでしょう。
ETCカードは年会費が必要
楽天カードはETCカードを作ることができますが、年会費が別途かかってしまうことがデメリットです。
楽天カードの年会費は永年無料ですが、ETCカードを作ってしまうと、毎年540円かかってしまいます。
しかし、ETCカードを無理に楽天カードで作る必要はありません。
今では、ETCカードはほとんどのクレジットカードで作ることができますので、ETCカードが無料のクレジットカードで作れば良いでしょう。
楽天カードがおすすめの人の特徴
楽天カードがおすすめの人の特徴としては、
- 年会費無料のクレジットカードが良い人
- アルバイトの学生、パート収入のみの主婦、年金収入のみの高齢者の人
- 楽天市場や楽天トラベル、楽天銀行や楽天証券など、楽天グループでの利用がある人
- 他のクレジットカードの審査に落ちてしまった人
- 海外旅行に行く人
- かわいいデザインのクレジットカードを持ちたい人
- 貯めたポイントを電子マネーとして使いたい人
- ポイントでカード利用代金の支払いをしたい人
等が挙げられます。
楽天カードは、「年会費無料」「ポイントを貯めやすい」「審査に通りやすい」という、誰にでも喜ばれるメリットがありますので、楽天カードをつくって良かったと感じる人が多いようです。
もしも、「あまり自分にはメリットがないカードだな」と思ったとしても、年会費が永年無料のため、何年保有してもコストが一切かかりませんので「作らない方が良かった」と後悔する人は少ないと言えます。
楽天カードを作ったことで「ポイントを貯める」ということを意識するようになり、貯めたポイントを有効活用して節約ができるようになった、という人も多いので、まずは年会費無料の楽天カードを作ってみることをおすすめします。
楽天カードをおすすめできない人の特徴
楽天カードをおすすめできない人の特徴としては
- 楽天市場や楽天トラベルなど、楽天関連の利用が一切ない人
- 収入が一切ない人(アルバイトやパート、年金収入はOK)
が挙げられます。
楽天カードは、楽天と提携しているお店でもポイントを貯めたり、使ったりすることができますが、それだけでは多くのポイントを貯めるのは難しく、やはり「楽天グループ」での利用を合わせることで、より効率的にポイントを貯めていける仕組みとなっています。
楽天グループでの利用が一切ないという人は、ポイント還元率が高い他のクレジットカードを検討した方が良いでしょう。
まとめ
楽天カードは年会費が無料で、審査に通りやすく、ポイントが貯めやすいクレジットカードとして人気があります。
充実した海外旅行保険も無料でついてきますので、年会費無料のカードとしては、利用者のメリットが非常に多いカードと言えます。
クレジットカードを作ることを検討している人は、審査落ちしにくく、ポイントが貯めやすい楽天カードを候補に入れてみてくださいね。