投資信託などの積立投資では、毎月の積立額を口座振替で支払うのが一般的です。
しかし、一部の証券会社では、クレジットカードで投資信託の積み立てができます。
また、カード利用で貯めたポイントを使って積立投資ができるクレジットカードもあります。
これから積立投資を始めるなら、口座振替よりクレジットカードを利用するほうが、より効率的にお金を増やせるかもしれません。
今回は、積立投資ができるクレジットカードの特徴や選び方、おすすめのカードについて説明しますね。
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積立投資ができるクレジットカードの特徴
積立投資ができるクレジットカードには、以下2種類があります。
- 毎月の積立額をクレジットカードで決済できるもの
- ポイントで積立投資ができるもの
一部のクレジットカードでは、買い物代金や公共料金の支払いと一緒に、毎月の積立額もカード決済が可能です。
また、買い物などで貯めたポイントを使って積立投資(ポイント投資)ができるクレジットカードもあります。
中には、積立額のカード払いとポイント投資の両方に対応しているカードもありますよ。
毎月の積立額をカード払いにしたいのか、ポイント投資だけできればいいのかによって、選ぶべきクレジットカードは変わってきます。
積立投資ができるクレジットカードの選び方
積立投資ができるクレジットカードを選ぶときは、以下4つについて確認しておきましょう。
- 証券会社の特徴
- 投資対象商品
- ポイント還元率
- 年会費
クレジットカードで積立投資をするには、対応している証券会社の口座が必要です。
証券会社によって手数料や投資対象商品に違いがあるので、ホームページなどで特徴を確認しておきましょう。
ポイント投資ができるクレジットカードの場合、少しでも多くのポイントを投資に回せるように、ポイント還元率が高いカードを選ぶほうがお得です。
また、積立投資で利益を出すには取引コストを抑えることも重要なので、年会費が無料になるクレジットカードを選ぶといいですよ。
積立投資ができるおすすめのクレジットカードを紹介
それでは、積立投資ができるクレジットカードを5つ紹介していきますね。
楽天カード(楽天証券)
楽天証券では、楽天カードを使って投資信託の積み立てが可能です。
楽天カードを使った積立投資の特徴をまとめました。
- 投資信託の積立額をクレジットカードで決済できる(毎月5万円まで)
- 決済額に応じて楽天スーパーポイントが貯まる(100円につき1ポイント)
- ポイントで積立投資が可能
- ポイント還元率は通常1%(楽天サービスなら還元率アップ)
- 投資対象商品は豊富
- つみたてNISAに対応
- 年会費は永年無料
楽天証券では、毎月5万円まで積立額を楽天カードで決済でき、決済額100円につき1ポイント貯まります。
たとえば、毎月5万円(年間60万円)積み立てれば、年間6,000ポイント(6,000円相当)貯まりますね。
ポイント投資もできるので、楽天カードの積立投資で貯めたポイントを投資に回すことで、効率的に資産を増やせます。
2,500銘柄以上の投資信託が投資対象で、運用益が非課税になるつみたてNISAにも対応しています。
また、楽天カードの年会費は永年無料で、保有コストが一切かからないのも魅力です。
エポスカード(tsumiki証券)
tsumiki証券では、マルイグループのクレジットカード「エポスカード」で投資信託の積み立てが可能です。
エポスカードを使った積立投資の特徴をまとめました。
- 投資信託の積立額をクレジットカードで決済できる(毎月3,000円~5万円)
- 年間の積立額と継続年数に応じてエポスポイントが貯まる(0.1%~0.5%)
- ポイントで積立投資はできない
- ポイント還元率は通常0.5%、マルイでの買い物は1%
- 投資対象商品は投資信託(4商品)
- つみたてNISA対応
- 年会費は永年無料
tsumiki証券では、毎月5万円まで積立額をエポスカードで決済できます。
年間の積立額と継続年数に応じて、0.1%(初年度)~0.5%(5年目以降)のエポスポイントが年1回付与されるポイントプログラムもありますね。
ただし、エポスポイントで積立投資はできません。
投資対象商品はtsumiki証券が厳選した4つの投資信託で、つみたてNISAにも対応しています。
エポスカードの年会費は永年無料なので、コストを気にせずに保有できますよ。
セゾンカード/UCカード(セゾンポケット)
セゾンカードやUCカードで積立投資ができる「セゾンポケット」というサービスもあります。
セゾンポケットの特徴をまとめました。
- 投資信託の積立額をクレジットカードで決済できる(毎月1,000円~5万円)
- 個別株やETFの積立投資も可能(5,000円~)
- 積立回数と積立額に応じて永久不滅ポイントが貯まる
- ポイントで積立投資ができる
- ポイント還元率は通常0.5%
- 投資対象商品は投資信託(2商品)と株式・ETF(各3銘柄)
- つみたてNISA対応
- 年会費はカードによって異なる
セゾンポケットは、毎月1,000円から積立額のカード決済が可能です。
また、5,000円から個別株やETFの積立投資ができる「株つみたて」というサービスもありますね。
ただし、株つみたては取引金額に対して税抜0.5%(最低手数料50円)の売買手数料がかかるので注意が必要です。
セゾンポケットでは、積立6回の累計金額に対して、5,000円ごとに1ポイントが付与されるポイントプログラムが用意されています。
ポイント投資も可能で、永久不滅ポイント100ポイントから、100ポイント450円として使えます。
年会費はカードの種類によって異なりますが、「セゾンカードインターナショナル」をはじめ、無料のカードが多く揃っています。
MATSUI SECURITIES CARD(松井証券)
松井証券では、提携クレジットカード「MATSUI SECURITIES CARD」で積立投資ができます。
MATSUI SECURITIES CARDの特徴をまとめました。
- 積立額のクレジットカード決済はできない
- 松井証券ポイントで積立投資ができる(1ポイント1円)
- ポイント還元率は1%、JACCSモールの利用で1.5%以上
- 投資対象商品は投資信託(3商品)
- つみたてNISAは対象外
- 年会費は初年度無料(次年度以降は前年度1回以上の利用で無料)
積立額のカード決済はできませんが、ポイント投資は可能です。
あらかじめ設定しておけば、カード利用で貯めたポイントで自動的に投資信託を購入してくれます。
ポイント還元率は1%で、月間カード利用合計金額100円(税込)につき1ポイント貯まりますよ。
インヴァストカード(インヴァスト証券)
インヴァスト証券では、インヴァストカードで積立投資ができます。
インヴァストカードの特徴をまとめました。
- 積立額のクレジットカード決済はできない
- インヴァストカードポイントで積立投資ができる
- ポイント還元率は1%、JACCSモールの利用で1.5%以上
- 投資対象商品は世界株ETFなどのCFD(8商品)
- つみたてNISAは対象外
- 年会費は初年度無料(次年度以降は前年度1回以上の利用で無料)
インヴァストカードは、積立額のカード決済はできませんが、ポイント投資は可能です。
カード利用で貯めたポイントは、1ポイント1円でインヴァスト証券の口座に毎月自動でキャッシュバックされ、「トライオートETF」に投資されます。
キャッシュバックされた現金をそのまま引き出すことはできません。
ポイント還元率は1%で、月間カード利用合計金額100円(税込)につき1ポイント貯まります。
トライオートETFは、管理報酬や売買手数料などは無料ですが、保有ポジションに対して一定の金利が発生するので注意が必要です。
楽天カードが一番おすすめ
ここまで、積立投資ができるクレジットカードを紹介してきましたが、楽天カードが一番おすすめです。
楽天カードは、積立額のクレジットカード決済が可能で、決済額に応じてポイントが貯まります。
ポイント還元率が高く、ポイント投資にも対応していますし、投資対象商品も豊富です。
どのクレジットカードで積立投資をするか決められない場合は、楽天カードを選んでおけば間違いありません。
この記事の内容を参考に、積立投資ができるクレジットカードを選んでみてくださいね。