アメリカン・エキスプレス・カード、通称アメックス・カードは、所有するだけでステータスになることで有名ですが、アメックスの中でも最上級に位置するカードがアメックス・センチュリオン・カードです。
手に入れたくても簡単には手に入らないアメックス・センチュリオン・カードには様々な特典が用意されています。
この記事では、そんなアメックス・センチュリオン・カードの特典の1つであるラウンジの利用について紹介します。
どのラウンジが利用できるのか、ラウンジでは何ができるのかといった点について解説しているので、将来的にアメックス・センチュリオン・カードを所有したいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
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アメックス・センチュリオンラウンジが設置されている場所
アメックス・センチュリオン・カード所有者は「アメックス・センチュリオン・ラウンジ」と呼ばれるラウンジを利用することができます。
この2019年1月時点でこのセンチュリオン・ラウンジは以下の世界9カ所に設置されています。
- ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ)
- ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(アメリカ)
- マッカラン国際空港(アメリカ)
- ラガーディア空港(アメリカ)
- フィラデルフィア国際空港(アメリカ)
- マイアミ国際空港(アメリカ)
- シアトル・タコマ国際空港(アメリカ)
- サンフランシスコ国際空港(アメリカ)
- 香港国際空港(香港)
これをみてもわかるように、センチュリオン・ラウンジの多くはアメリカにあり、残り1箇所が香港にあるという状態です。
なお、アメックス・センチュリオン・カード所有者はこのセンチュリオン・ラウンジを無料で利用することができます。
そもそもラウンジって何?
ちなみに、ここまで何度か出てきた「ラウンジ」とは、どのようなものなのでしょうか。
ラウンジは、簡単にいうと空港における休憩所のようなものです。例えば、飛行機の搭乗手続まで時間が空いている時、一般的には空港のロビーなどで時間を潰す人が多いかと思います。
しかし、ラウンジを利用すれば食事をしたり、本や新聞を読んだり、Wi-Fiを利用して仕事に取り組んだりと搭乗時間までの時間を有効活用しながら過ごすことができます。
センチュリオンラウンジと一般ラウンジの違い
センチュリオンラウンジは、アメックス・センチュリオン・カード所有者をはじめとした上級カード所有者向けのラウンジで、設備、サービス共に充実しているのが特徴です。
例えば、一般的なラウンジだとソフトドリンクのみでアルコールが飲めないケースもありますが、センチュリオンラウンジではアルコールを飲むこともできます。
また、食事もビュッフェスタイルとなっているほか、シャワーを浴びることもでき、Wi-Fi環境も整っているので仕事をすることも可能です。
今後に設置される予定のラウンジ
現在でこそ9カ所の空港のみにあるセンチュリオン・ラウンジですが、今後以下の空港にも設置される予定です。
- デンバー国際空港(アメリカ)
- ジョン・F・ケネディ国際空港(アメリカ)
- ロサンゼルス国際空港(アメリカ)
- シャーロット・ダグラス国際空港(アメリカ)
- ロンドン・ヒースロー空港(イギリス)
やはりアメックス社がアメリカの企業ということもあって、新設予定の空港もほとんどがアメリカの空港となっています。
その中でヨーロッパで初めてロンドン・ヒースロー空港に設置される予定というのは、大きなポイントだと言えるでしょう。
気になるラウンジのサービス内容は?
ここからは、センチュリオン・ラウンジで受けられるサービスの内容について解説します。
アメックス所有者の中でも上位の人が利用する施設ということもあってサービスの質は非常に高くなっています。
アメックス・センチュリオンの同伴者2名まで無料で入れる
センチュリオン・ラウンジを利用できるはカード所有者だけではありません。
カード所有者に加えて、同伴者1名までの計2名がラウンジの利用ができます。
配偶者・18歳未満の子供も入場可能
この同伴者に関しては、配偶者や子供も対象となります。
また、家族カードを利用してもセンチュリオン・ラウンジの利用が可能で、本会員カード同様同伴者1名まで入場できます。
つまり、本会員カードとその同伴者、家族カードとその同伴者の計4名まで同時にラウンジを利用することができます。
香港のセンチュリオンラウンジでできること
続いてはセンチュリオン・ラウンジでできることとして、香港国際空港のラウンジを例に紹介します。
- 食事が食べ放題
- バーカウンター
- シャワールームが整備
- 高速Wi-Fi
食事はラウンジのスタッフが運んでくれ、トリュフやキャビア、かに、牛ほほ肉になど高級食材が用意されており、高級レストランのような空間となっています。また、お酒を飲むこともでき、カクテルのオーダーができるバーカウンターも設置されています。
このように、一般的なラウンジと比較してもセンチュリオン・ラウンジは非常に高級感あふれる場所であり、このラウンジを利用するだけでも空港を訪れる価値があると言っても過言ではありません。
センチュリオンラウンジ以外のラウンジも利用可能
アメックス・センチュリオン・カード所有者はセンチュリオン・ラウンジ以外の空港ラウンジを利用することもできます。
どのようなラウンジがあるのか確認していきましょう。
アメリカン・エキスプレスラウンジ
1つめは、アメリカ以外の国に設置されている「アメリカン・エキスプレスラウンジ」です。
このラウンジは、オーストラリアのシドニー、インドのデリーとムンバイ、メキシコのモンテレイとメキシコシティとトルカにあります。
これらのラウンジでもセンチュリオン・ラウンジ同様、高品質のサービスを受けることができます。
センチュリオンクラブ
次に紹介するのは「センチュリオンクラブ」と呼ばれる会員制のプライベートクラブです。
こちらは香港と上海にあるクラブが対象になっているそうです。
国内28か所、海外1空港のラウンジが利用可能
こちらは、アメックス・センチュリオン・カード所有者に限らず、スタンダードタイプのアメックス・グリーンでも利用可能なサービスです。
国内主要空港のラウンジに加え、海外の空港ラウンジも利用できます。。
羽田・成田・関西空港などの空港ラウンジ
ラウンジが利用できる空港は以下の通りです。
国内
新千歳空港・函館空港・青森空港・秋田空港・仙台空港・羽田空港・成田国際空港・新潟空港・富山空港・中部国際空港・小松空港・大阪国際空港(伊丹空港)・関西国際空港・神戸空港・岡山空港・広島空港・米子空港・山口宇部空港・高松空港・松山空港・徳島空港・北九州空港・福岡空港・長崎空港・大分空港・熊本空港・鹿児島空港・那覇空港
海外
ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧・ホノルル国際空港)
なお海外に関しては、以前まで仁川国際空港のラウンジも利用できましたが、2019年4月30日をもってサービスを終了しています
京都特別観光ラウンジ
日本にある「京都特別観光ラウンジ 」と呼ばれるラウンジもアメックス・センチュリオン・カードを所有していれば利用することができます。
こちらのラウンジは京都の清水寺近くの圓徳院にあり、京都観光の際の休憩などで利用することができます。
圓徳院は、豊臣秀吉の正室であった北条所(ねね)が建立した高台寺の塔頭の1つでねねが晩年を過ごした場所だと言われています。北庭は重要文化財や国指定名勝になっているなど歴史的にも価値のある場所です。
そんな京都特別観光ラウンジでは、宇治茶、梅湯、昆布茶などのお茶による接待、高台寺・掌美術館の拝観割引、と言ったサービスを受けることができます。
京都観光の際には是非とも訪れたい場所と言えるでしょう。
帝国ホテル内のラウンジ
こちらも空港ではありませんが、アメックス・センチュリオン・カードを所有していれば、帝国ホテルのラウンジを利用することもできます。
こちらはカード会員限定のラウンジであり、取引先企業との商談や外出の休憩などに活用可能です。また、同伴者は1名までであれば無料で利用することができます。
ラウンジでは無料のコーヒーやミネラルウォーターが飲めるので、仕事をする場所としても便利です。
アメックスのラウンジに入れる方はどんな人?
ここまでアメックス・センチュリオン・カード所有者が利用できるラウンジについて紹介してきました。
アメックスのラウンジに関しては基本的に利用できるのはカード契約者本人です。また、ラウンジによっては同伴者や家族カード所有者でも利用できるケースがあります。
今回紹介したように、スタンダードタイプのアメックス・グリーンでも利用できるラウンジがある一方で、アメックス・センチュリオン・カードやその1つ下のランクのプラチナ・カードなど上位カードでなければ利用できないラウンジもあります。
何れにしてもアメックス・センチュリオン・カードであれば、アメックスのどのラウンジでも利用することができます。
アメックス・センチュリオンを持っていれば快適に旅行ができる!
今回は、アメックス・センチュリオン・カードで入れるラウンジとそのサービスについて紹介しました。
高級なクレジットカードであるアメックスの中でも、最上級のセンチュリオン・カードということで、「アメックス・センチュリオンラウンジ」でVIP待遇を受けることができます。
また、それ以外にも多くのラウンジが利用できるため、海外に行く機会の多い人にとっては非常に便利なカードだと言えます。
ただし、カードの作成は簡単にはできないので、焦らずにカードの利用実績を積むなどしましょう。