車を日常的に利用し、通勤、通学、仕事などで高速道路などの有料道路をよく使う人にとって持っていると便利なのがETCカードです。
ETCカードを利用することで、ETC割引が受けられ、利用料金が安くなるほか、料金所でいちいち停車する必要がないため、スムーズに通過できるなど、自動車ユーザーに多くのメリットをもたらしてくれます。
一方で、ETCカードはその種類が非常に多く、特にクレジットカードの付帯サービスとして利用できるものはたくさんあります。
今回は、そんなクレジットカードの付帯サービスとして発行できるETCカードの中でも、アメックスカードに焦点を当て、アメックスカードのETCカードを作る方法について解説します。
ETCカードの作成を検討している人、これからアメックスカードを作ろうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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アメックスETCカードを申し込むにはアメックスカードが必要
ここからは、今回のテーマでもあるアメックスカードのETCカードの申し込み方法について解説していきます。
アメックスカードでETCカードを作る場合、注意点として覚えておきたいのが、ETCカードを作るには、まずアメックスカードを作っていなければいけない、ということです。
他のクレジットカードの場合、クレジットカードの申し込みと同時にETCカードを申し込むことができますが、アメックスカードの場合それができません。
順序としては、アメックスカードを作り、その後ETCカードを作るという形になります。
なお、ETCカードの申し込みは公式サイトから行うことができます。
アメックスのクレジットカードの申し込み資格は?
アメックスカードの申し込み資格は以下の通りです。
- 20歳以上の電話連絡可能の方
- 定職についている方(パート・アルバイト不可)
定職についている方が条件のため、専業主婦やフリーターの方は申し込み不可となります。
ただし、正社員である必要はなく、契約社員・派遣社員の方でもアメックスカードの審査は受けられます。
アメックスETCカードが発行できるのは、アメックスは発行元のカードだけ
アメックスのETCカードが発行できるのは、アメックス社は発行元となっているカードのみです。
アメックスETCカードの対象となるのは以下のカードです。
- アメックスカード(アメックス・グリーン)
- アメックス・ゴールドカード
- アメックス・プラチナカード
- アメックス・ビジネスカード
- アメックス・ビジネス・ゴールドカード
- アメックス・スカイトラベラーカード
- アメックス・スカイトラベラーカード
- アメックス・スカイトラベラー・プレミアムカード
- ANAアメックス
- ANAアメックス・ゴールドカード
- デルタ・スカイマイル・アメックスカード
- デルタ・スカイマイル・アメックス・ゴールドカード
- スターウッドブリファード・ゲストアメックスカード
反対に、アメックスETCカードが発行できないカードは以下のカードです。
- セゾンアメックスカード
- セゾンゴールドアメックスカード
- セゾンPARCOアメックスカード
- MUFGアメックスカード
- JALアメックス
セゾンアメックスはセゾンが発行、MUFGアメックスはMUFG社発行、JALアメックスはJALが発行しているカードです。
これらのカードはETCカードを作ってもアメックス社のETCカードでなく、各発行元のETCカードは発行されるため注意しましょう。
アメックスETCカードはWEBか電話で申し込もう
アメックスのETCカードを申し込む方法は「WEB申し込み」と「電話申し込み」の2つがあります。
電話で申し込む場合、カード毎に専用の窓口に電話し、ガイダンスに従って手続きをします。
WEBで申し込む場合は、以下の2点を準備して申し込みましょう。
- アメックスのカード番号
- 現在アメックスの支払いに設定している引き落とし口座の番号が分かるもの
なお、アメックスETCカードの審査は基本的にありません。しかし、アメックスカードの利用状況が悪く、支払の滞納をしていれば、ETCカードを発行できないため注意しましょう。
アメックスのETCカード申込みの流れ
ここからは、アメックスカードのETCカードを申し込む際の具体的な流れについて解説します。
クレジットカードとの同時申し込みができない分、手順は多くなっているので注意してください。
アメックスカードの申し込みおよびETCカードの申し込み、発行までの手順は以下の通りです。
- アメックスカードの申し込みを行う
- 入会審査を行う
- カードの発行、利用開始
- ETCカードの申し込みを行う
- ETCカードの審査
- ETCカードの発行、利用開始
それぞれについて詳しく確認していきましょう。
①アメックスカードの申し込みを行う
アメックスカードの申し込みはインターネットで行うことができます。
アメックスのサイト内で、自分の希望するカードを選択し、申し込みページから申し込みフォームへ入力してください。
申し込みの際には、氏名、生年月日、自宅電話番号、携帯電話番号、自宅の郵便番号、メールアドレス、住所、カードへの刻印名などの記入が必要となります。フォームに沿って必要事項を入力するようにしてください。
すべての情報を入力し、送信したら申し込み完了となります。
②入会審査を行う
申し込みを行ったら、今度は入会審査が行われます。
この審査では、申し込み者が本当にカードの支払い能力を持っている人なのかどうかといった点を確認します。
これは、クレジットカードが後払いの形をとっているためで、もし支払い能力がないにも関わらず、クレジットカードを発行してしまうと、カード会社が大きな損害を被る可能性があります。
そういった事態を避けるために入会審査が行われます。
なお、インターネットから申し込んだ場合、審査には約10日かかるとされています。
審査内容は?
アメックスを含め、カード会社がどういった審査を行なっているのか、その詳細は明らかにされていませんが、一般的には以下のような点を確認するとされています。
- 職業
- 収入
- 勤務先への勤続年数
- 住居形態
- 家族構成
- 信用情報
など
基本的には、その人の仕事や収入といった点について確認が行われますが、それと同時に信用情報についてもチェックされます。
信用情報とは、例えば、ローンやクレジットカード、携帯電話料金などの支払い状況のほか、クレジットカードの申し込み状況(短期間に多くのカードに申し込んでいないか)、債務整理の有無といった情報が該当します。
もし、クレジットカードの支払い遅延が継続していたり、短期間にいくつものクレジットカードに申し込みを行なっていたり、債務整理を行なっていたりすると、ブラックリストに載った状態となってしまうため、カードの審査に通りにくくなってしまいます。
③カードの発行、利用開始
審査に通ったら、カードが発行されます。カードが手元に届いたらその日から利用可能です。
なお、カードの裏面に署名することを忘れないでください。
また、カードは本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で送られてくるため、受け取る際には本人確認書類が必要になります。
④ETCカードの申し込みを行う
アメックスカードが届いたら、ようやくETCカードの申し込みを行うことができます。
アメックスカード同様、ETCカードもアメックスの公式サイトから申し込むことができます。
申し込みにあたっては同意事項への同意が必要となるため、「承諾する」を選択した上で、申し込み画面へ進みます。
申し込みの際には、アメックスカードのカード番号のほか、引き落とし金融機関の情報が必要になります。
⑤ETCカードの審査
一般的に、クレジットカード付帯のETCカードの発行にあたっては特に審査は行われませんが、アメックスの公式サイトを確認したところ、ETCカード発行の審査が別途行われる旨が記載されていました。審査内容に関しては不明です。
⑥ETCカードの発行、利用開始
審査を通過したらカードが発行されます。カードが手元に届いたらその日から利用可能です。
ETCカードの利用にあたっては、ETCカードを差し込むための車載器が必要となります。
車載器はカー用品店などで購入可能となっているため、早めに用意しておくといいでしょう。
なお、車載器には取り付けている車の情報が登録されているため、他の車の車載器を自分の車に取り付けることはできないので注意してください。
アメックスのETCカードは5枚まで発行可能
アメックス本カード1枚につき、ETCカードは5枚まで発行可能です。
複数枚所持する場合は、車載器も複数所持する必要があります。
また、家族カードは1枚につき1枚の発行できます。
アメックスのETCカードが届くのは申し込みから2週間後
アメックスのETCカード自体は、カードの申し込みから2週間ほどで届きます。
しかし、アメックスの場合、アメックスカード発行後にならなければETCカードの申し込みができません。
アメックスカードの申し込みから行う場合、アメックスカードの申し込みからETCカードの到着まで1ヶ月以上かかる可能性もあるので注意してください。
最短でアメックスETCが欲しい方は、アメックスカードを申し込むと同時にETCカードを申し込みましょう。
まとめ
今回は、アメックスカードのETCカードを発行する際の方法について紹介しました。
アメックスETCカードが欲しい場合は、アメックスカードと同時に申し込むか、追加で申し込むようにしましょう。
追加で申し込む場合、申し込みから手元に届くまでに2週間ほどかかるので、余裕をもった申し込みをおすすめします。