ビックカメラSuicaカードは、交通系電子マネーSuicaと、家電量販店ビックカメラでのポイント機能が一体になったクレジットカードです。
ビックカメラに限らずどこで使ってもポイント還元率の高い、生活に身近で便利な1枚です。
このビックカメラSuicaカード、即時発行が可能です。
といっても、申し込んでその日のうちにもらえるのは仮カードで、すべての機能を持ったカードではありません。
仮カードの注意点と、ビックカメラSuicaカードの本カードがいつ手に入るかなどをご説明していきます。
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ビックカメラSuicaカードは仮カードが即日発行可能
世の中にはごく少数、申し込んだその日に手に入るクレジットカードもあります。エポスカードやセゾンカードが知られています。
ビックカメラSuicaカードの場合はこうではありません。
仮カードの即時発行が受けられて、その日のうちにビックカメラで買い物ができます。
即日でフルサービスが受けられるわけではありません。ですが、ビックカメラで買い物して、ポイントを付けたい人には非常に役立ちます。
このような仕組みで仮カードを即日発行しているクレジットカードとしては、他にイオンカードが有名です。
ビックカメラSuicaカードの場合、後述しますが、ビックカメラ内のSuicaカウンターで申し込み、その場で仮カードを受け取れます。
仮カードの特徴
ビックカメラSuicaカードの仮カードは、本カードと何が違うでしょうか。
一言でいうと、ビックカメラのハウスカードだということです。
以前は、特定の店舗限定で利用できるクレジットカードというものはよくありましたが、最近は仮カードのように特殊なものだけが存在します。
仮カードの特徴を見てみます。
当日からビックカメラで利用できる
ビックカメラSuicaカードの仮カードは、非常にシンプルな機能しかありません。唯一できるのが、ビックカメラとそのグループのコジマ、ソフマップでの買い物です。
限度額は20万円と制限されているので、使い過ぎには気を付けましょう。
ビックポイントも10%ちゃんと付きます。
Suica機能が付いていない
仮カードには交通系電子マネーのSuicaは付いていません。本カード到着まで待ちましょう。
ビックカメラで買い物をする際は本来、Suicaにチャージしてから電子マネー決済するのが最も得な方法です。ですがすでにSuicaを持っているのでない限り、仮カードだけではこれは不可能です。
ビックカメラ・コジマ以外で利用できない
仮カードはハウスカードです。
クレジットカードには普通についている国際ブランド(ビックカメラSuicaカードの場合、JCBまたはVISA)もありません。
当然、ビックカメラとコジマ、それからソフマップ以外の店舗では決済できません。
JR系カードだからといって、JR東日本の商業施設や駅ナカなどで使えることもありません。
キャッシング機能もない
ビックカメラSuicaカードの申込時に、キャッシング枠を付ける人も多いでしょう。
ですが仮カードには、キャッシング機能は付いていません。
即日発行のクレジットカードは、お金を借りるために作ることもできます。ですがビックカメラSuicaカードでは、即日でお金は借入れできません。
ビックカメラSuica仮カードの即日発行方法
ビックカメラSuicaカードの、即日発行の方法を見てみましょう。
仮カードですぐ買い物したい人は、店舗に出向いてカード申込をすることになります。
仮カードがそもそも要らない人は、Webから申し込んで郵送でカードが届くのを待ちましょう。
即日発行可能な店舗に出向く
ビックカメラSuicaカードの、仮カード即日発行の受けられる店舗は、ビックカメラ全店舗ではありません。
即日発行店舗は、ほぼJR東日本管内に限られています。以下の通りです。
- 池袋本店
- 池袋本店パソコン館
- 池袋東口カメラ館
- アウトレット池袋東口店
- 池袋西口店
- 有楽町店
- 赤坂見附駅店
- 新宿西口店
- ビックロ新宿東口店
- 渋谷東口店
- 渋谷ハチ公口店
- AKIBA
- 京王調布店
- 立川店
- JR八王子駅店
- 町田店・町田店別館
- ラゾーナ川崎店
- 横浜西口店
- アウトレット横浜ビブレ店
- 新横浜店
- 藤沢店
- イトーヨーカドーたまプラーザ店
- 大宮西口そごう店
- 所沢駅店
- 柏店
- 船橋駅FACE店
- 船橋東武店
- 高崎東口店
- 水戸駅店
ただし、JR東日本エリアにない、以下のビックカメラでも、即時発行が可能です。
- 札幌店
- 名古屋店
- 名古屋JRゲートタワー店
お店を決めたら、店内のSuicaカウンターに出向きましょう。
クレジットカードは、即日発行のものでも事前にWebで申し込むものが多いのですが、ビックカメラSuicaカードに関しては直接出向いてください。
関東地方にあるコジマ×ビックカメラ店舗の一部でもビックカメラSuicaカードの申込みはできます。ただ即日発行サービスはないので、当日仮カードを発行してもらって買い物に使うことはできません。
必要書類を揃える
店頭申込みの際には、本人確認書類が必要です。
最近は本人確認が強化されていますので、どこでも顔写真付きの証明書が求められています。
運転免許証、パスポート、住基カードなど顔写真付き証明書があればそれで大丈夫です。写真付きの証明書がないと即日交付不可というカードもある中、ビックカメラSuicaカードの場合は他の手段も用意されています。
保険証や年金手帳1点に加えて、公共料金や税金の領収書原本を持っていけばOKです。
領収書がなにもなければ、住民票や戸籍抄本などの公的証明書が必要です。
それと、キャッシュカードを持っていればその場で引落し口座の登録ができて便利です。
ただし当日持っていなくても、口座振替依頼書を記入して後日返送すれば構いません。ただし本審査が始まるのは口座振替依頼書の到着後です。
申し込み用紙を記入し、仮審査を受ける
申込用紙の記入は、Suicaカウンター店頭のタブレット端末を、申込者が操作しておこないます。難しいものではありません。
入力後、カード仮審査が始まります。30分程度待つ必要があります。
待つ間勤務先や自宅に、確認の電話が入ることがあると公式サイトには書いてあります。
実際に職場に電話が掛かることはあまりないはずですが、あるとすればクレジットカードを始めて申し込む人の場合です。
クレジットやローン、あるいは携帯電話端末の分割購入履歴のない人の場合、個人信用情報が存在しないため、電話で勤務先の確認をする可能性が高くなります。
職場に電話があったとしても、在籍していることを確認するだけなので心配することは特にありません。
クレジットカードの申込みは、ローンと違って人に隠すべきことではないからです。
18歳・19歳の人が申し込む場合、親権者同意を得るために、自宅に電話があるでしょう。
仮カードが発行される
仮審査に通過すれば、仮カードが発行されます。
ビックカメラで早速買い物が可能です。限度額は20万円までです。
仮カードでも、ビックポイントは貯まります。
仮カードが発行されたからといって、本カードの審査がないわけではありません。一からおこなわれる本カードの審査に落ちることはあります。
本カードの審査に落ちた場合でも、仮カードで決済した金額はもちろん支払わなければなりません。
ビックカメラSuicaの本カードの特徴は?
本カードは、おおむね2週間後に自宅に送られてきます。大型連休などが間に入ると、この日数は伸びます。
口座振替依頼書の届け出が済んでから2週間後にカードが送られてくるので、ビックカメラでのカード申込みの際、キャッシュカードを持っていけなかった人は、早めに口座振替依頼書を郵送しましょう。
本カードの利用限度額は原則20万円以上となります。仮カードと同じ、20万円ということもあり得ます。
本カードにはJCBまたはVISAの国際ブランドが付いていますので、海外も含め多くのお店でも使えます。
そしてSuicaも付いていますので、チャージ(およびオートチャージ)すれば電子マネーとしても使えます。
本カードが発行されると年会費が徴収されます。
ただし初年度無料、1年に1回でも利用があれば翌年度も無料という、実質年会費無料のカードです。
ビックカメラSuicaカードをビックカメラで使ったときのポイント
ビックカメラSuicaカードをビックカメラで使うと、実に10%のビックポイントが貯まります。
クレジットカードでないビックポイントカードを提示して、クレジットカードで支払うと8%付与なので、さらに優遇されています。
リボ・分割払いで支払うと11%付与となりますが、1%の差であればリボ手数料の分で損をしますので、ポイント狙いのリボ払いはやめたほうがいいでしょう。
特筆すべきは、ビックカメラSuicaカードを提示して、Suicaで支払った場合も同じ10%のポイントが貯まるということです。
SuicaにビックカメラSuicaカードからチャージする際、1.5%の高率でJREポイントが貯まるのがJR東日本系のカードの特徴です。
Suicaのチャージは2万円までという制限がありますが、2万円以下の買い物の場合、カード決済でなくSuicaで支払うほうが得になります。
還元率が常に1.0%で貯まる
ビックカメラSuicaカードは、JR系のカードの中でも筆頭の高還元率カードです。
高還元率の実力は、ビックカメラよりむしろ、一般のカード加盟店で利用するときに発揮されます。
JRのJREポイントと、ビックポイントとがそれぞれ利用金額の0.5%ずつ貯まり、合計で1.0%となるためです。
2種類のポイントが同時に貯まりますが、ビックポイントに集約することも、JREポイントを通じてSuicaチャージに集約することもできます。
ただしビックポイントをSuicaチャージに利用する場合、価値が3分の2に低下するので気を付けましょう。
ただSuicaチャージへの移行を前提にしたとしても、一般クレジットカード加盟店で通常0.83%還元ということになります。
十分なポイント還元率なので、ビックカメラを普段使わないという人でも頼りになるカードです。
ただし、Suica加盟店ではカード決済をせず、Suicaで支払いましょう。
Suica機能が付帯している
ビックカメラSuicaカードは、名前の通りSuica付帯のカードです。
これにチャージすれば(オートチャージも可)、全国の鉄道に乗れますし、全国のSuica加盟店で決済できます。
バスについては、JR東日本エリア外で一部使えない路線もあります。
Suicaにチャージする際、1.5%と高率のポイントが貯まるのが、JR東日本系カードならではのメリットです。
ただし後述しますが、JR東日本エリア外に住んでいる人は、チャージ手段が乏しくなるのでこの機能は使わないほうがいいです。
別途スマートフォンでモバイルSuicaを利用し、ビックカメラSuicaカードからチャージして利用するのがいいでしょう。
ApplePayに対応している
iPhoneで使えるスマホ決済がApplePayです。
ApplePayは基本的に、クレジットカードをiD、またはQUICPayというポストペイ型電子マネーを介して決済する仕組みです。
これ以外の、プリペイド式の電子マネーには原則対応していないのですが、例外的にSuicaもApplePayで使えます。
人気を集めるiPhoneですが、利用可能な電子マネーが決して多くありません。ですがSuicaなら、付属機器なく多くの駅とお店で利用できます。
定期券機能は付帯なし
ビックカメラSuicaカードは、JR東日本系のカードの中でも、ビックカメラだけでなく一般店舗での利用が便利なカードです。
ですが欠点もあります。カード本体で定期券が使えないことです。
ただし、モバイルSuicaを使えば定期も利用できます。
なお、利用できる定期券は、利用区間にJR東日本路線(Suica利用エリア)が含まれている場合に限ります。
ビックカメラSuicaカードを全国で使うために
ビックカメラSuicaカードは、JR東日本エリア以外でも、全国で便利に使えます。
ただし、エリア外では、モバイルSuicaへのチャージ用として、ビックカメラSuicaカードを使うことをお勧めします。
カード一体型のSuicaは使わないほうがいいでしょう。チャージの手段が限定されるからです。
モバイルSuicaでも、他地域ではオートチャージはできないものの、スマートフォンアプリ(Apple Pay、Google Pay、モバイルSuicaアプリ)から簡単にチャージができるため、使い勝手は悪いものではありません。
カード一体型のSuicaをクレジットカードからチャージしようとすると、JR東日本エリア以外では数少ない「ビュー・アルッテ」によらざるを得ません。
結局駅の券売機で現金チャージをせざるを得なくなりますので、これではJR系カードを持つ価値が薄れてしまいます。
それから、ビックカメラで使う場合も工夫が必要です。
ビックカメラでは、ビックカメラSuicaカードの本体を使うと10%還元となります。
ですが、Suicaを使うとさらに得になります。Suicaでも還元率がカード払いと同じ10%ですが、クレジットカードからのチャージ分1.5%が加算されるため、より得になるためです。
モバイルSuicaとビックカメラSuicaカードの両方があれば、JR東日本エリア以外でも問題なく高還元率の割引が受けられます。
ビックカメラSuicaの仮カードを発行して利用してみよう
ビックカメラSuicaカードの仮カード即日発行について見てきました。
ビックカメラで買いたいものがある際には、ぜひSuicaカウンターに寄ってカードを申し込んでみましょう。
その日のうちにお得なカード払いが味わえます。