株式投資におすすめなクレジットカードを2つ厳選してご紹介します。
投資とクレジットカードはいっけん結びつきませんが、活用次第でポイントとの相乗効果がうまれます。
例えば『楽天カード』は楽天ポイントで個別株への投資が可能です。
エポスカードはマルイの株主優待でエポスポイントがもらえます。生活スタイルに合ったクレジットカードを活用することで無理なく資産運用をはじめられます。
投資にリスクはつきものですが、長期投資の利点とクレジットカードの相性をかけあわせてコツコツ資産運用していくことが大切です。
お忙しい方向けに先に結論をまとめますと、株式投資におすすめなクレジットカードは『楽天カード』と『エポスカード』です。
2つのカードを株式投資の視点から、さらに深掘りしていきます。
※本ページにはPRが含まれます。
楽天カードがおすすめな理由は楽天ポイント
楽天カード
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 540円 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上 |
- 還元率が常に1.0%以上
- 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
- カード年会費無料
株式投資に1番おすすめなクレジットカードは楽天カードです。
理由は貯めたポイントで「個別株」と「投資信託」のどちらも購入できるからです。
個別株と投資信託違いを簡単に説明すると以下の通りです。
- 「個別株」→企業が発行している株式(値動き大きい)
- 「投資信託」→個別株の集合体(値動き小さい)
ちなみに、株主優待品がもらえるのは個別株になります。
楽天カードは通常の買い物でも利便性の高いクレジットカードです。
株式投資をはじめるか悩んでいる人もポイントを貯めておいて損はありません。
楽天カードは個別株もポイントで買えます
楽天カードで貯めたポイントで個別株が買えます。
他社のポイント投資は「投資信託」が大半ですが、楽天証券は大手で先がけて「個別株」へのポイント投資も開始しました。
(参考リンク:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20190904-01.html)
個別株へのポイント投資はTポイント投資で有名なSBIネオモバイル証券でもできますが月額料金のかかるデメリットがあります。
投資では利益を求めるのと同様に、手数料を抑えることが必要不可欠です。
長期投資になればなるほど、月額利用料や手数料1%の差が将来の資産に大きく影響してきます。
楽天証券は口座開設も月額利用も無料なので楽天ポイントの長期運用がしやすい環境が整っています。
楽天証券でのポイント投資は月額手数料無料(0円)
1万円台で購入できる個別株もあるので、資産運用をはじめる初心者にとって取り組みやすい金額です。
ポイントで全額購入が難しい場合は5000ポイントと現金5000円など併用も可能なので買い方を柔軟に変更できます。
1万円の株で悠々自適な配当金生活は難しいですが、老後になってから現金をつぎこむリスクを考えるとクレジットカードのポイント投資は経済勉強におすすめと言えます。
楽天証券の投資信託購入でポイントが貯まります
楽天カードでは積み立て投資100円につき1ポイント貯まります。
積み立て投資を一度設定する手間は最初こそありますが、その後は毎月自動で引き落とし可能です。
投資タイミングを決める煩わしさが解消されるのは、初心者にとって大きなメリットです。
楽天の積み立て投資の特徴を簡単にまとめます。
- 毎月1日に購入
- 100円から5万円まで設定可能
- 貯めたポイントも投資にまわせる
クレジットカードで月1回積み立てる行動には「分散投資」の効果があります。
「分散投資」とはリスクを低減させる投資行動の1つです。
「時間分散」「商品分散」「地域分散」
例えば投資信託は個別株の集合体なので「商品分散」の性質を持ち合わせ、クレジットカードの積み立て行為は「時間分散」の役割を担います。
安い時期に購入して高い時期に買わないのが理想ですが、資産運用においてどの時期が投資のベストタイミングかは誰にもわかりません。
株式投資において「節分天井、彼岸底」(2月に高値をつけて3月中旬に安値をつける)という格言もあります。
あくまで過去のデータをもとにした通説なので、絶対ではありません。
したがって長期にわたって積み立てることが、結果的にリスクを低減させることになります。
少額からポイント積み立てが可能
楽天カードなら少額ポイント(100P)から投資信託が購入できます。
毎月の積み立て設定で貯めた楽天ポイントも投資にまわせるので、楽天経済圏で生活する人にとっては原資が貯まりやすい仕組みです。
通常の株式投資は証券口座に現金余力が必要ですが、楽天カードの積み立て分は日常のカード引き落としと同時です。
【注意点】期間限定ポイントは投資利用できません
楽天カードで貯まるポイントは2種類あります。
- 通常ポイント→投資利用OK
- 期間限定ポイント→投資利用NG
期間限定ポイントはポイント投資に利用できないので注意が必要です。
楽天市場などネットショッピングで貯まる「通常ポイント」が原資になります。
キャンペーンやアンケートで貯まる「期間限定ポイント」は、楽天カードのネット通販で消費するなど使い分けがおすすめです。
エポスカードは投資初心者におすすめ
エポスカード
カード年会費 | 無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | — |
申し込み資格 | 満18歳以上の方 |
- カード年会費・ETCカード年会費無料!
- 海外旅行保険が最高500万円自動付帯
- マルイで年4回10%OFF・カラオケ30%OFFなど優待点多数
エポスカードも株式投資におすすめなクレジットカードの1つです。
オススメな理由は2つあります。
まず1つ目がマルイグループが運営するtsumiki証券でポイントが貯まる点です。
tsumiki証券とはマルイグループが運営する証券会社で、2018年8月末に誕生しました。
エポスカードの資産形成に特化している日本で唯一の会社です。
他の証券会社と異なる特徴を簡単にまとめます。
- エポスカードの資産形成でポイントが貯まります
- 取り扱い商品は投資信託4種類に厳選
- 毎月3000円~5万円で積み立て可能
tsumiki証券の取り扱い商品
現在tsumiki証券で取り扱っている金融商品は投資信託の4種類のみです。
積み立て専門ですが、初心者向けに厳選されています。
取り扱い銘柄 | 主な特徴 |
---|---|
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 株式&債権を含む分散型 |
セゾン資産形成の達人ファンド | 海外比重の高い株式型 |
コモンズ30ファンド | 日本の株式100%の国内型 |
ひふみプラス | 日本の成長企業中心の株式型 |
毎月3000円から積み立てが可能で、5万円の範囲内なら4種類すべてに投資することも可能です。
楽天証券と同じで最初の運用設定は必要ですが、2回目からは自動で引き落としされていきます。
自身のライフスタイルに応じて、積み立てを休止(0円)&金額変更も可能なので無理なくマイペースに続けられます。
tsumiki証券でエポスポイントが貯まる
tsumiki証券で資産運用するとエポスポイントがたまります。
1年ごとに年間の積み立て金額×0.1%(初年度)~0.5%(5年目以降)のエポスポイントが貯まっていきます。
ポイント獲得上限は0.5%ですが毎月3万円積み立てた場合、5年目は1800ポイント貰える計算になります。
他社のクレジットカードには無い特典です。エポスカードと資産運用に興味がある人にとっては価値ある制度です。
tsumiki証券は口座開設と年間の維持手数料も0円なので、長期の積み立てで手数料を取られる心配もありません。(各ファンドの信託報酬は他の証券会社同様にかかります)
tsumiki証券のデメリットを挙げるとすれば、投資経験者には選択肢が物足りない点です。
4種類と初心者向けに厳選しているため、すでに資産運用をしてる人にとっては自由度が少ないので、売り買いの楽しみは半減します。
マルイの株主優待になるとエポスポイントGET
2つ目のおすすめ理由はエポスカードと株主優待の相性です。
(株)丸井グループ(証券コード8252)は株主優待を実施している企業です。
- 権利確定月は3月と9月の年2回
- 優待品はマルイの買い物券とwebクーポン
- エポスカード保有者はエポスポイント1000P付与(3月の年1回のみ)
優待内容は年2回、マルイの買い物券(1000円分)&マルイネット通販Webクーポン(1000円分)がもらえます。
また年1回ですが株主かつエポスカード保有者は、3月の権利月でエポスポイント1000Pがもらえます。
株主優待は権利月の約3ヵ月後に反映されます。
【注意点】株主優待は企業業績に左右されます
株主優待は企業が実施するかぎり毎年もらえます。
長期保有者にはうれしい特典の一方で、注意すべき点もあります。
- 株主優待は業績によって廃止の可能性アリ
企業によっては業績が悪いと株主優待廃止や配当を減らす場合もあります。
優待廃止になると、失望感から株価が下がります。せっかく優待でお得な体験をしても、持ち株がマイナスになるリスクもあります。
優待品に釣られた投資にならないよう企業の中身を勉強する努力は必要です。
株主優待は良い面ばかり注目されますが、メリットとデメリットをふくめて判断しないと思わぬ落とし穴が待ち受けています。
エポスカードのゴールドカードになると優待UP
エポスゴールドカード会員の場合、(株)丸井グループ(証券コード8252)の株式を保有してると優待内容の特典が一部UPします。
- ゴールド&プラチナ会員は2000P(通常会員は1000P)
株主であれば保有年数に関係なく1000P多くもらえるメリットがあります。
エポスポイントはマルイの買い物や通販はもちろんのこと、商品券にも交換できます。
マルイの公式サイト『エポスNet』でWeb申請できるので、近くにマルイ店舗がない人でもポイントの使い道は豊富です。
(参考リンクhttps://www.eposcard.co.jp/epospoint/guide.html)
エポスゴールドカードの条件
残念なことにエポスゴールドカードの無料招待(インビテーション)条件は公表されていません。
あくまで目安ですが体験談やネット上の声をまとめると、年間50万円以上の継続利用が必要と言われてます。
年会費5000円支払う方法もありますが、せっかくなら無料招待(インビテーション)を獲得したいところです。
エポスゴールドカードになると通常2年間で失効するエポスポイントの有効期限がなくなります。その他にもポイント還元率が1%(200円で2P)になり、空港ラウンジが無料などの特典も増えます。
とはいえ買い物だけで年間50万円以上継続利用するのは難しいうえに、浪費ばかりではお金は貯まっていきません。
そこで活用できるのがtsumiki証券の積み立て金額です。
将来への積み立て投資がエポスカードの年間利用金額にカウントされます。
資産運用なので元本割れのリスクはありますが、時間分散しながらゴールドを目指せるメリットもあります。
還元率の物足りなさを感じる人は、資産運用しながらカード利用金額を増やしていくのも1つの手段です。
現金大国の日本において、株式投資は未だにギャンブルと思われ、政府が推進しているキャッシュレス決済ですら伸び悩んでいます。
株式投資は好き嫌いわかれますが、今回ご紹介したように日常のカード利用の延長線上で無理なく取り入れていくことも可能です。
老後に資金を投入するのではなく、早いうちから小さく経済勉強していくのが大事だと考えています。