エポスカードは海外旅行保険が充実したカードで有名ですが、エポスカードの上位カードが「エポスゴールドカード」です。
年会費は通常5,000円ですが、エポスカードからのインビテーションで年会費が無料になります。
直接申し込みしても年間50万円払えば年会費が無料になるので、他のゴールドカードと比べてリーズナブルに持つことができます。
エポスカードの上位カードのエポスゴールドカードの海外旅行保険について詳しく解説していきます。
※本ページにはPRが含まれます。
エポスゴールドカードの海外旅行保険
エポスゴールドカード
カード年会費 | 年に50万円以上の利用で永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | — |
お申込み資格 | 20歳以上29歳以上の安定した収入がある方(学生不可) |
- 国内外の空港ラウンジが使える
- 年会費無料で持てる!
- イオンシネマ500円引き・カラオケ料金30%OFFなど特典多数
エポスゴールドカードの補償内容と補償額
エポスゴールドカードの海外旅行保険の補償内容と補償額は以下の通りです。
補償内容 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
携行品損害 | 20万 |
賠償責任 | 2000万 |
救済費用 | 100万 |
ここで注目すべきなのは、傷害死亡・後遺障害よりも「傷害治療費用」「疾病治療費用」です。
他のゴールドカードの補償額を見ていると「エポスゴールカードの保険は少し少ない…?」と思うかもしれませんが、年会費は5,000円なので十分なレベル。
さらにエポスゴールドカードは条件次第で年会費が無料になるゴールドカードです。年会費無料でこの補償額は十分すぎる補償額です。
保険の内容
「傷害死亡・後遺障害」はなんとなく分かるかもしれませんが、「傷害・疾病治療費用」「救済者費用」と言われても補償の内容が分かりませんよね…。
それぞれの保険内容について紹介していきます。
傷害死亡保険・後遺障害保険
傷害死亡保険や後遺障害保険は海外で事故にあってから180日以内に死亡した場合、後遺障害が残ってしまった場合に適応される保険です。
簡単に言うと死亡保険ですね。クレジットカードの保険の中で1番補償額が大きい傾向にあります。
エポスゴールドカードは最高1000万円までの補償がしてもらえます。
1番補償額が多いので、この項目を見てしまいがちですがクレジットカードの補償額として重視すべきは次に紹介する「傷害・疾病治療費用」と「賠償責任費用」です。
傷害・疾病治療費用
「傷害・疾病治療費用」は海外で病気になったり、ケガで病院に行かなくてはいけないときに利用できる保険です。
エポスゴールドカードは傷害・疾病治療費用が300万円まで負担してくれます。300万円の補償額は年会費1万円のゴールドカードレベルの補償なので、補償を受けるにはピッタリです。
賠償責任費用
「賠償責任費用」は、海外で他人の物をうっかり破損させてしまったときに利用できる保険で、エポスゴールドカードには1旅行につき20万円付帯しています。
例えばホテルの備品を壊してしまった、お店の品物に傷をつけてしまって損害賠償を求められたときに利用できます。
携行品損害
「携行品損害費用」は、海外旅行中に自分の荷物が盗まれたり壊れてしまったときに利用できる保険で、エポスゴールドカードは1旅行1年につき20万円付帯しています。
救済者費用
「救済者費用」は海外旅行中にケガや病気で救済者が必要になったときに現地までの費用やホテル代を補償してくれる保険で、エポスゴールドカードには1旅行1年につき100万円まで補償してくれます。
救済者費用が適応されるのは、以下の条件の場合です。
- ケガや事故をした日から180日以内に死亡したとき
- 病気によって死亡したとき
- 現地で治療を受けたが、旅行が終了して30日以内に死亡した場合
- ケガや病気をして3日以上継続して入院したとき
- 搭乗している航空機や船が行方不明か遭難にあったとき
- 事故で生死が確認できない場合や捜索が必要なとき
救済者は家族だけでなく、プロの救済者であっても適応されます。
100万円の補償額は少なく感じますが、傷害死亡保険・後遺障害保険と同様にあまり使う頻度は少ないです。
エポスゴールドカードの保険の適応条件
クレジットカードの保険の適応条件は「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
- 自動付帯…クレジットカードを持っているだけで保険が適応される
- 利用付帯…クレジットカードで旅行の宿泊費や交通費を払うと保険が適応される
自動付帯はその名の通りクレジットカードを持っているだけで自動的に保険が適応されるため、海外旅行に持っていくのにぴったりです。
エポスゴールドカードの保険の適応条件は「自動付帯」です。
年会費無料のクレジットカードにも海外旅行保険が付帯しているカードは多数ありますが、その大半が利用付帯です。
エポスゴールドカードは年会費無料で海外旅行保険が自動付帯(しかも傷害・疾病保険が年会費1万円のゴールドカード並み)なので、旅行保険付帯のカードとしては優秀です。
エポスゴールドカードの家族特約の補償額
エポスゴールドカードには家族特約がありません。
家族特約とは家族カードを持っていない子供に対して保険が適応される仕組みですがが、エポスゴールドカードの旅行保険はカード会員にしか適応されないため注意しましょう。
家族にも保険を適応させたい場合には、家族カードに申し込むようにしましょう。
エポスカードには「エポスファミリーゴールド」というサービスがあります。
ファミリーゴールドのカードを持っている方は、年会費永年無料でゴールドカードを持つことができるだけでなく、本会員と同じ海外旅行保険のサービスを受けることができます。
年会費無料なのに、本会員と同じ補償額が自動付帯するため、家族で
エポスゴールドカード1枚だけでは補償額は足りない
エポスゴールドカードの海外旅行保険の補償費用は、クレジットカードとして優秀ですが、エポスゴールドカード1枚だけでは補償額は不十分です。
海外では日本のように保険証で保険料が3割負担になる…なんて制度はありません。そのため医療費がかなり高額になりがちです。
「300万円あれば十分じゃないの…?」と思うかもしれませんね。
日本と海外の医療費を比較してみましょう。
日本 | アメリカ | フランス | タイ | |
---|---|---|---|---|
救急車 | 無料 | 12,3000円 | 5,900円~7,300円+走行距離 | 無料 |
初診料 | 2,820円 | 12,400~16,400円 | 11,500~17,200円 | 3.000~4,500円 |
病院代1日あたり(個室) | 30,000円~100,000円 | 204,900円 | 126,100円 | 33,500~40,100円 |
中垂炎の手術 | 60万円 | — | 1,089,200円 | 480,000円 |
骨折 | 200,000円 | — | 10,100~45,900円 | 30,000円 |
エポスゴールドカードの保険だけでは、アジア圏でも保険金が不足する可能性があります。
医療費が高いアメリカでは特にエポスゴールドカード1枚だけでは不十分です。
海外旅行保険は複数持ちで合算できる
クレジットカードの保険は、複数枚持ちでそれぞれの補償限度額が合算されます。
傷害死亡・後遺障害の項目は合算されませんが、海外で1番利用する「疾病治療」「傷害治療」は合算ができます。
自動付帯のカード同時であれば手続き不要で、持っているだけで何枚分でも合算ができるため、医療費が高い国に旅行予定がある方は複数持ちを検討してみましょう。
合算目的でクレジットカードを選ぶなら
- 国際ブランドは異なるものを選ぶ
- 自動付帯のカードを選ぶ
- (できれば)年会費無料のカードを選ぶ
この3つのポイントを押さえてクレジットカードを選択するようにしましょう。
海外旅行におすすめの年会費無料で自動付帯のクレジットカードが知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードおすすめランキング2020
エポスゴールドカードは国内旅行傷害保険の補償内容
エポスゴールドカードには国内旅行傷害保険が付帯していません。
国内旅行保険の付帯したクレジットカードが欲しい方は、国内旅行保険付きのゴールドカードに申し込みましょう。
エポスゴールドカードはキャッシュレス診察OK
エポスゴールドカードはキャッシュレス診察が可能です。
「キャッシュレス診察」とは、現地で病院に行った際に自分で支払いをしなくても会計ができるサービスです。
キャッシュレス診察に対応していない場合、現地で一度自分が医療費を立て替える必要がありますが、キャッシュレス診察は立て替えをしなくても済みます。
医療費が後日戻ってくるとは言っても、一度自分で立て替えるのは金銭的に苦しいと思います。
エポスゴールドカードなら最初から直接保険会社が支払いを行ってくれるため、そういった不安は不要です。
エポスゴールドカードのキャッシュレス診察を使う手順
エポスゴールドカードのキャッシュレス診察を利用する流れは以下の通りです。
- エポスゴールドカードのコールセンターに連絡する
- 担当者にケガや病気で病院に行くことを伝える
- 担当者が紹介してくれた病院に行く
海外ではケガや病気をしてもどこの医療機関に行ったらいいか分かりませんが、ゴールドカードデスクに電話をすれば、担当者が病院を紹介してくれるため病院を探す時間も必要ありません。
キャッシュレス診察の注意点
海外旅行保険を利用する上でとても便利なキャッシュレス診察ですが、利用する上で2つの注意点があります。
- 土日祝日などのカード会社が休みのときは利用できない
- 使える都市が限られる
まず、すべての医療機関がキャッシュレス診察に対応しているわけではありません。
大都市や観光客が多い都市ならば、対応しているところも多いですが、地方に旅行に行った際にはキャッシュレス診察が使えないこともあります。
またキャッシュレス診察を利用するにあたりカード会社への連絡が必要になりますが、土日祝日はカード会社への連絡ができません。
カード会社への連絡ができない=キャッシュレス診察が使えないので注意しましょう。
エポスカードとの補償額を比較
ノーマルのエポスカードとエポスゴールドカード、どちらのしようか悩んでいる方もいると思います。
エポスカードとエポスゴールドカードの補償額の違いは以下の通りです。
エポスカード | エポスゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 通常5,000+税
エポスカードからのグレードアップ:年会費無料 年に50万円の利用:翌年から年会費無料 |
傷害死亡 | 500万円 | 1000万円 |
疾病治療・傷害治療 | 疾病治療:270万円
傷害治療:200万円 |
300万円 |
賠償責任 | 2000万円 | 2000万円 |
携行品損害費用 | 20万円 | 20万円 |
救済者費用 | 100万円 | 100万円 |
保険の適応条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
キャッシュレス診察 | 〇 | 〇 |
エポスカードは疾病治療が270万円で傷害治療費用が200万円なのに対し、エポスゴールドカードは疾病治療・傷害治療費用がどちらも300万円付帯しています。
直接申し込みする方でも年間50万円利用すれば翌年から年会費は0円になるため、エポスゴールドカードの方がお得でしょう。
他社のゴールドカードとエポスゴールドカードを比較
エポスゴールドカードの海外旅行保険は年会費1万円のゴールドカード並みです。
実際に年会費が1万円の他社のゴールドカードと比較してみましょう。
比較するのは「セゾンアメックスゴールド」「三井住友カードゴールド」「JCBゴールドカード」の3枚です。
セゾンアメックスゴールド | 三井住友カードゴールド | JCBゴールド | |
---|---|---|---|
年会費 | 1万円 | 1万円(割引で4000円) | 1万円 |
傷害死亡 | 5000万円 | 5000万円
自動付帯 1000万円 |
1億円
自動付帯 5000万円 |
疾病治療・傷害治療 | 300万円 | 300万円 | 300万円 |
賠償責任 | 300万円 | 300万円 | 300万円 |
携行品損害費用 | 30万円 | 50万円 | 50万円 |
救済者費用 | 3000万円 | 5000万円 | 5000万円
自動付帯 1億円 |
保険の適応条件 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
キャッシュレス診察 | 〇 | 〇 | 〇 |
海外旅行保険に1番重要な疾病治療・傷害治療の費用を見てみると、3枚とも補償額は300万円になっており、エポスゴールドカードの補償額と変わりありません。
さすがに、死亡保険や救済者費用の補償額は年会費1万円級のカードには敵いませんが、疾病傷害治療の項目だけみれば互角です。
年会費と保険のバランスを見てゴールドカードを選ぶようにしましょう。
ちなみに年会費1万円以上のゴールドカードであれば、家族特約も付帯しています。
エポスゴールドカードには家族特約が付帯していないため、子供にも海外旅行保険を適応させたい場合には、年会費がかかってでも家族特約のあるカードが選択肢に杯いるでしょう。
各カードの家族特約の補償額は以下の通り。
セゾンアメックスゴールド | 三井住友カードゴールド | JCBゴールド | |
---|---|---|---|
家族カード年会費 | ¥1000 | ¥1000(1枚目無料) | ¥100(1枚目無料) |
傷害死亡 | 1000万円 | 1000万円 | 1000万円 |
疾病治療・傷害治療 | 300万円 | 200万円 | 200万円 |
賠償責任 | 3000万 | 2000万円 | 2000万円 |
携行品損害費用 | 30万円 | 50万円 | 50万円 |
救済者費用 | 200万円 | 200万円 | 200万円 |
保険の適応条件 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
キャッシュレス診察 | 〇 | × | × |
家族特約重視の方は、セゾンアメックスゴールド一択ですね。セゾンアメックスゴールドであれば、家族特約にもキャッシュレス診察が付帯しています。
エポスゴールドカードの注意点
海外キャッシングには向かない
海外で日本円を両替しようと思うとかなり高額な手数料がとられてしまいます。
現地で現金が足りないときに心強いのがクレジットカードを使った「海外キャッシング」です。
エポスゴールドカードは海外キャッシングは利用できますが、手数料は決して安いとは言えません。
エポスゴールドカードはネットから返済もできますが、締め日をすぎないと繰り上げ返済ができません。
繰り上げ返済を利用するために電話で連絡→ATMで振り込み、というステップがいるため、電話代と振込手数料がかかります。
エポスゴールドカードで海外キャッシングすると
- 電話代と振込手数料がかかる
- 海外ATM手数料がかかる(1万円以下100円/件、1万円超200円(税抜))
- MastercardよりもVISAの方がレートが悪い(エポスカードはVISAしか選択できない)
この3つのデメリットについてよく理解しておく必要があります。
海外キャッシングで利用するなら、セディナカードまたはアコムACマスターカードがおすすめです。
どちらも海外ATM手数料がかからず、ネットから早いうちに繰り上げ返済ができるため手数料が安く済みます。
特にアコムACマスターカードはその日のうちに繰り上げ返済が利用できるので、海外キャッシングを利用する方におすすめのクレジットカードです。
ショッピング保険が付帯していない
「ショッピング保険」は、クレジットカードで支払った商品が決められた期間内(90日~180日間が一般的)に破損した場合に使える補償です。
しかし、エポスゴールドカードにはショッピング保険が一切付帯していません。
流通系のエポスカードだからこそ、ショッピング保険が付帯していて欲しいところですが、付帯していないのがデメリットです。
エポスゴールドカードの保険内容まとめ
エポスゴールドカード
カード年会費 | 年に50万円以上の利用で永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | — |
お申込み資格 | 20歳以上29歳以上の安定した収入がある方(学生不可) |
- 国内外の空港ラウンジが使える
- 年会費無料で持てる!
- イオンシネマ500円引き・カラオケ料金30%OFFなど特典多数
エポスゴールドカードは条件次第で年会費無料にでき、海外旅行の保険額も優れています。
補償内容 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
携行品損害 | 20万 |
賠償責任 | 2000万 |
救済費用 | 100万 |
「年会費無料で海外旅行保険が充実したカードが欲しい」という方にはピッタリなカードです。
ただし、エポスゴールドカードには以下のデメリットがあることも覚えておきましょう。
- 家族特約がない
- ショッピング保険が付帯していない
エポスゴールドカードは海外旅行保険の他にも、空港ラウンジサービスや店舗での優待など様々なサービスが付帯しています。
海外旅行保険以外のエポスゴールドカードの特典が気になる方はこちらをご覧ください。