ETCカードは家族カードでも発行可能!共有するのはOK?

ETC家族カード ETCカードお役立ち情報

ETCカードは、高速道路などの有料道路を利用する際に使用すれば、利用料金の割引が適用される道路交通システムの1つです。

ETCカードの発行方法は、いくつかありますが、一般的なのがクレジットカードの付帯サービスとして発行する方法です。

クレジットカードには、家族カードというカード契約者の家族が利用できるカードもあります、実は、この家族カード所有者でも、ETCカードを発行することができます。

この記事では、家族カード経由でのETCカードの発行について解説します。

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ETCカードの発行方法

ETCカードの発行方法は大きく分けて以下の2種類になります。

  • クレジットカードの付帯サービスとして発行
  • ETCパーソナルカードに申し込む

前者は、クレジットカード所有者が利用できる発行方法です。ETCカードの発行に対応しているクレジットカードを持っていれば、発行を申請することができます。

クレジットカードの付帯ということで、クレジットカードと一体になっているETCカードもあるほか、ポイントサービスにも対応しています。

付帯サービスのETCを入手するには、大前提としてクレジットカードの審査に通る必要があります。もし、審査に落ちてしまったらETCカードは手に入りません。

一方のETCパーソナルカードは、高速道路会社6社が提供するETCカードです。利用できるのは有料道路の支払いのみで、クレジットカード機能もついていません。
ただ、発行にあたっての審査は特になく、デポジット金を預託すれば誰でも発行することができます。

この2つが主なETCカードの発行方法になります。

ETCカードは家族カードでも発行できる?

クレジットカードには家族カードと呼ばれる、カード契約者の家族が発行できるカードがあります。
カード会社にもよりますが、この家族カードからでもETCカードを発行することが可能です。

ETCカードはたとえ家族間であっても貸し借りが禁止されているため、家族カード経由での発行は非常に便利だと言えます。

家族カードとは?

ここまで何度か「家族カード」という言葉が出てきていますが、ここで改めて家族カードの概要を確認しておきましょう。

家族カードとは、クレジットカードの付帯サービスの一つであり、カード契約者の信用情報に基づいて、その家族が追加発行できるクレジットカードです。
家族カードの機能は、契約者が持つカード(本カード)とほぼ同じとなっています。

家族カードなら審査なし?

先述の通り、家族カードは本カードの契約者の信用情報に基づいて発行されるクレジットカードなので、カードの発行にあたって審査などは発生しません。

フリーターや主婦など収入が安定していない人、あまり収入を得ていない人というのは、クレジットカードの発行が難しいとされていますが、家族カードであれば、簡単にクレジットカードを入手することができます。

家族カードの支払いはどこに行く?

クレジットカードの契約時には、支払いを行うための口座の設定を行う必要があります。通常は、この口座から毎月の利用金額が引き落とされます。

しかし、家族カード利用者の場合、支払い口座の設定は不要です。利用料金に関しては、すべて本カード契約者の口座から引き落とされることになります。

一括で請求されるので支払いの管理が簡単に行えるほか、極端な話家族カードであれば銀行口座を持っていなくても、クレジットカードの利用が可能となります。

一枚のETCカードを家族で共有するのは?

家族カード経由からもでETCカードを発行することはできますが、発行したETCカードを家族間で共有することはできません。これは、各カード会社の利用規約にも明文化されています。貸し借りが発覚するとETCカードや家族カード、さらには本カードの利用停止につながる恐れもあるので、注意してください。

貸し借りをしてもバレない可能性もありますが、トラブルが発生した時の補償が受けられないなど、リスクが非常に大きいので、絶対に貸し借りはしないようにしましょう。

車載器は家族で貸し借りOK?

ETCカードの利用にあたっては、ETCカードを差し込むための車載器が必要になります。この車載器にカードを差し込んで初めてETCが利用できるのです。

この車載器が、一台の車に一つの車載器がセットになっているため、ある車に取り付けていた車載器を他の車に取り付けてETCを利用することはできません。

車載器と車がセットになっている理由は、車載器に車の情報を登録する必要があるためです。車の情報をもとに車両タイプに応じた利用料金の請求を行うことになります。

以上の理由から、車載器の貸し借りは家族間でも行うことができないので、注意してください。

ETCだけじゃない家族カードのメリット

ここまで、家族カードを利用したETCカードの発行について、さらにはETCカードや車載器の貸し借りやができないことについて解説しました。

ここからは、家族カードについてもう少し深掘りしていきたいと思います。家族カードには、ETCカードの発行以外にもさまざまなメリットがあります。

ここでは、以下のメリットについて紹介します。

  • 本カードの保険が家族カードにも適用される
  • 家族カードでもポイントが貯められる
  • 家族カードは年会費無料のケースがある
  • 信用情報に傷がついていてもクレジットカードが持てる

では、それぞれについて確認していきましょう。

本カードの保険が家族カードにも適用される

クレジットカードには、海外旅行の保険やショッピング保険など各種保険が付帯されているのが一般的です。この保険は家族カードにも適用されます。そのため、家族カードを持っていれば、海外旅行の際にも役立つでしょう。

家族カードでもポイントが貯められる

家族カードを利用してショッピングなどをしても、ポイントを貯めることができます。ポイントは本カードにまとめて貯まる仕組みです。

還元率は本カードと同じなので、うまく活用することで、効率よくポイントを一気に貯めることができるでしょう。
家族で協力してポイントを貯めて、商品と交換するといったことも可能です。

家族カードは年会費無料のケースがある

本カードで年会費がかかっていても、家族カードなら年会費が無料、もしくは割り引かれることがあります。

一例ですが、「三井住友VISAプラチナカード」の本カードは年会費が5万円と非常に高額ですが、家族カーは年会費無料となっています。
これで、本カード同様の充実したサービスを受けられるのですから、非常にお得だと言えます。

信用情報に傷がついていてもクレジットカードが持てる

家族カードは審査不要なので、過去に、クレジットカードや携帯電話の支払いで延滞したことがある、短期間で複数のクレジットカードに申し込みをした、債務整理をしているなど、信用情報に傷がついている人でもクレジットカードを所有することができます。

これは、先述の通り本カード契約者の信用情報にもとづいているためです。

家族カードのデメリット

メリットの一方で家族カードにもデメリットがあります。
ここでは、以下のデメリットについて解説します。

  • 利用明細がまとめられてしまう
  • 発行枚数に上限があることもある

それぞれ確認していきましょう。

利用明細がまとめられてしまう

先ほども触れているように、家族カードの請求は本カード契約者に一括で行われます。そのため、家族カードで何を購入したのかが本カード契約者にも伝わってしまいます。

購入したものを知られたくない、ということであれば、家族カードではなく、自分でクレジットカードを作成することをおすすめします。

発行枚数に上限があることもある

クレジットカードによっては、家族カードの発行枚数に上限設定されているケースがあります。中には1枚のみというケースもあるので、家族全員に家族カードをもたせたいという場合などは、事前に確認しておくようにしましょう。

まとめ

今回は、家族カードで発行するETCカードについて解説しました。家族カードでもETCカードを発行することはできます。ただし、発行枚数に上限が設けられているケースもあるので、事前に何枚までETCカードが発行できるのか確認しておくようにしましょう。

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