三井住友カードでETCカードを作る方法と発行までの流れ

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2001年から利用が始まり、高速道路の渋滞緩和や利用料金の割引、ETCマイレージサービスによる、ポイント制度など、自動車ユーザーに多くのメリットを与えているのがETCです。

ETCは、現在ではさまざまな種類が展開されており、クレジットカードの付帯サービスとして発行できるものも数多く存在します。

一方で、ETCカードによっては年会費が無料のものもあれば、有料のものもあるほか、クレジットカード本体のポイントサービスに対応しているもの、していないものなどそのタイプは多岐に渡ります。

また、カードによって発行方法も微妙に異なることがあるため、これから発行しようとしている人は注意しなければいけません。

この記事では、数あるETCカードの中でも、三井住友カードの付帯サービスとして発行できるETCカードについてその発行方法について解説します。

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三井住友カードのETCの特徴

三井住友カードのETCカードの特徴としては以下のような点が挙げられます。

  • 料金所のスムーズな通過
  • ETC割引が適用される
  • ETCの利用でも「ワールドプレゼント」のポイントが貯まる
  • 初年度は年会費無料・次年度も前年度に1回以上の利用があれば無料

ETCカードとしての特徴も含まれていますが、それぞれについて詳しく解説していきます。

料金所のスムーズな通過

ETCを利用したことのある人ならわかるかと思いますが、ETCは無線通信によって料金所の手続きを行っているため、料金所においていちいち停車して、係員の人にお金を支払う必要がありません。

そのため、料金所をノンストップで通過でき、料金所の渋滞にはまる心配がありません。料金所で止まるか止まらないかのちょっとした違いですが、より快適なドライブを楽しむためには非常に重要なポイントです。

ETC割引が適用される

ETC割引は、その名の通りETCを利用する車に限り適用される割引のことです。

いくつかの割引がありますが、例えば以下のようなものがあります。

  • 平日朝夕割引
  • 休日割引
  • 深夜割引

平日朝夕割引とは、平日の朝6時~9時もしくは夕方の17時~20時の間の利用に適用される割引です。

1ヶ月のETCの利用回数に応じて、通行料金から還元してもらうことができます。

利用回数と還元率は以下の通りです。

  • 5回~9回:通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元
  • 10回以上:通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元

休日割引とは、土日、祝日、毎年1月2日、3日の休日が対象となる割引で、普通車もしくは軽自動車、二輪車に限り、30%割り引かれるというものです。

そして、深夜割引とは、毎日 0時~4時の間すべての車種が30%割引となるというものです。

これらの割引はETCを利用していなければ利用できません。当然三井住友カードのETCでも適用されます。

なお、利用にあたっては、ETCマイレージサービスへの登録が必要になるケースがあります。

ETCの利用でも「ワールドプレゼント」のポイントが貯まる

三井住友カードでは、カードの利用に応じてポイントが付与される「ワールドプレゼント」というポイント制度があります。

これは、1ヶ月の利用料金1,000円あたり1ポイントが付与されるというもので、1ポイントは5円分の価値があります。

貯めたポイントは、家電やギフト券、他のポイントサービスのポイントへの移行、マイレージへの交換、ふるさと納税などさまざまな方法で活用することができます。

このワールドプレゼントのポイントをETCカードの利用でも貯めることができます。もし、1ヶ月の利用料金が1,000円未満だったとしても、クレジットカードの支払い額と合算されるため、無駄なくポイントを貯めることができます。

ポイントを貯めたいという人、ETCをよく利用するという人にとっては、非常にお得なサービスだと言えます。

初年度は年会費無料・次年度も前年度に1回以上の利用があれば無料

三井住友カードのETCカードに関しては、初年度は年会費が無料です。2年目以降に関しても、前年度に1回以上ETCを利用していて請求されていれば、自動的に年会費無料になります。

普段から車をよく利用している人であれば、1回ETCを利用することは決して難しいものではないため、実質無条件で年会費無料にすることができます。

ちなみに、三井住友プラチナカードの会員は、自動的に2年目以降も年会費無料となります。

一方で、前年度に一度もETCを利用していない人や三井住友プラチナカードの会員ではない人の場合、2年目以降は年会費が500円(税抜)かかることになるので注意が必要です。

以上が三井住友カードのETCを利用する主なメリットです。続いては、今回の本題でもあるETCカードの発行方法について解説します。

三井住友カードのETCカード申込み方法

三井住友カードのETCカードを申し込む場合、以下の2つのパターンに分かれます。

  • 三井住友カードを新規で申し込む際に一緒に申し込む
  • すでに三井住友カードを持っている人がETCカードのみを申し込む

三井住友カードのETCカード発行までの流れ

ここからは、ETCカードが発行されるまでの流れを確認していきましょう。

インターネットの場合

インターネット経由で申し込む場合は先ほど紹介したように2つのパターンがあります。

まずは、クレジットカードと一緒に新規申し込みを行う場合です。

この場合、インターネットのクレジットカード申し込み画面上にあるETCカードの欄にチェックを入れることで申し込むことで、申し込み完了です。

あとは、審査結果を待ち、無事に審査を通過すれば発行されます。なお、クレジットカードとETCカードの到着にはタイムラグが生じる可能性があるので注意してください。

一方で、すでに三井住友カードを持っている人が、ETCカードのみを発行する場合は、カード会員専用のインターネットサイト「Vpass」から申し込みが行えます。

サービスにログインしたら、「ETCカード追加お申し込み」を選択し、クレジットカード情報を入力します。その後入力内容の確認画面が出てくるので問題なければ「決定する」を選択します。

これでETCカードの申し込みは完了です。あとは、手元に届くのを待つだけです。

書面の場合

クレジットカードと一緒の新規申し込み、ETCカードのみの申し込みのどちらの場合も、基本的にはインターネットから申し込みが行えます。

一方で、さまざまな理由により、インターネットから申し込みができない場合は、書面から申し込むことも可能です。

書面で申し込む場合、まず電話で申込書を請求する必要があります。

手順は以下の通りです。

  • 0120-919-324 に電話をかける
  • 案内に沿って、会員番号、資料番号(9136)を入力する
  • 自宅に申込書が届く

申込書が届いたら、書類の内容に沿って必要事項を記入してカード発行会社に郵送してください。これでETCカードが発行されます。

三井住友カードのETCカードはどれくらいで届く?

ETCカードに関しては、申し込みを行ってから約2週間で手元に届きます。

申込書を利用している場合は、申込書がカード会社に届いてから2週間となります。

三井住友カードに限らず、ETCカードは一般的に手元に届くまで2週間ほどかかります。どうしてもこの日までにETCカードが欲しい、という場合は日程に余裕を持って申し込むようにしましょう。

三井住友カードETCカードの発行には審査が必要?

三井住友カードのETCカードを申し込む場合、ETCカードの発行に関しては、特に審査は発生しません。これは、クレジットカーである三井住友カードを発行する段階で、審査が行われているためです。

そのため、ETCカードのみを発行する場合は、スムーズに発行することができます。

一方で、クレジットカードと一緒に新規で申し込む場合、クレジットカードの審査が発生することになります。

クレジットカードは基本的に、利用者の後払いという形をとっているため、誰でも審査に通してしまうと、支払い能力のない人にカードを持たせることになり、支払いができないといった事態に陥る可能性があります。

そうなると被害を受けるのはカード会社となるため、クレジットカードの発行にあたっては審査を行う必要があるのです。

三井住友カードのETCカードが入手できないケースとは

ETCカードに関していえば、基本的に入手ることは難しくありません。

しかし、場合によってはETCカードが入手できないケースもあります。どういったケースなのか確認していきましょう。

三井住友カードの審査に落ちてしまった

ETCカードを発行するためには三井住友カードをすでに所有している、もしくは審査に通っていることが前提条件となります。

しかし、三井住友カードの審査に落ちてしまった場合、前提条件をクリアすることができないため、ETCカードを持つこともできなくなります。

クレジットカードの発行、ひいてはETCカードの発行に欠かせない審査ですが、その審査内容については、明らかにされていません。しかし、一般的には以下のような点を審査しているとされています。

  • 職業
  • 収入
  • 勤続年数
  • 住居形態
  • 家族構成
  • 信用情報

など

審査は支払い能力があるかどうかを判断するためのものなので、基本的には収入などに関する内容を問われることになります。

また、審査の過程で、職場に本人確認の電話がかかってくることもあります。

これは、申し込み時に記入した職場に、その人が本当に勤めているかを確認するためです。

また、支払い能力を確認するために信用情報もチェックされることになります。

信用情報とは簡単にいうと、クレジットカードや携帯電話料金、ローンなどの過去の支払い状況や債務整理の有無、クレジットカードの申し込み状況などを確認するというものです。

信用情報に問題がある(支払いを滞納している、債務整理経験がある)人はいわゆるブラックリストに載っている状態となるため、クレジットカードの審査にも通りにくくなってしまいます。

入会申込書の記入に誤りがあった

申込書からETCカードを作成する場合、書類の記入内容に間違いがあると、カードが発行されません。

ただ、この場合は、書面の内容を修正したものを提出すれば発行してもらえます。

もし審査に落ちてしまったら

万が一、三井住友カードの審査に落ちてしまい、ETCカードを発行できないとなった場合、対応策としては以下のようなものが考えられます。

  • 他のクレジットカードに申し込む
  • ETCパーソナルカードに申し込む

ETCパーソナルカードとは、ETC専用のカードのことで、クレジットカードのような審査はなく、デポジット金を支払えば誰でも発行できるカードです。

ETCカードがどうしても必要という場合は、利用を検討してもいいでしょう。

まとめ

この記事では、三井住友カードでETCカードを作成する際の方法と流れなどについて解説しました。

三井住友カードのETCカードを作るにはインターネットと書面という2つの方法があります。

ただし、クレジットカードを所有している、もしくは審査に通過していることが前提条件となるので注意してください。

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