通常、三井住友カードで買い物などを利用すると、1ポイント1000円で1ポイントが貯まります。
一方、対象店舗で買い物すると、通常より最大5倍のポイントが得られるという大きなメリットがあります。
当記事では、ポイントの還元率と貯まったポイントの使い方について、解説していきます。三井住友カードで貯めたポイントを有効的に利用したい方は必見です。
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三井住友カードで貯まるポイントはワールドポイント
三井住友カードの利用で貯まるポイントの名称は「ワールドポイント」です。
ワールドポイントはご利用金額に応じて貯まるポイントで、貯めたポイントを商品や他のポイントに交換することができます。
しかし、。有効期限が過ぎるとポイントが消えるので、有効期限内にポイントを最後まで使わなければなりません。
そこで、ワールドポイントの還元率と有効期限はどれくらいなのかについて、ご紹介していきます。
毎月1000円ごとにポイントが貯まる(1000円未満は切り捨て)
ワールドポイントは利用金額に応じて、毎月1000円ごとにポイントが貯まるという仕組みを持っています。
しかし、1000円に満たない場合は切り捨てられるのが注意点です。もう少しわかりやすく説明しますと、以下の通りとなります。
・月2687円=2ポイント
・月3000円=3ポイント
・月3999円=3ポイント
・月5001円=5ポイント
このような感じでポイントが貯まっていきます。毎月の利用金額が1000円を上回らないと、ポイントがもらえないのです。
ワールドポイントの還元率は0.5%
三井住友カードのワールドポイントの還元率は通常だと0.5%になります。しかし、カードの種類によって、還元率が異なります。そこで、三井住友カードが扱っているクレジットカードを挙げて、還元率をまとめてみました。
カード名 | ポイント還元率 |
---|---|
クラシックカード | 0.5% |
アミティエカード | 0.5% |
デビュープラスカード | 1.0% |
エブリプラスカード | 1.5% |
プライムゴールドカード | 0.5% |
ゴールドカード | 0.5% |
挙げたカードの中で1番還元率が高いのは、エブリプラスカードです。
エブリプラスカードは年会費無料なのがメリットですが、マイ・ペイすリボ(リボ払い)専用であるのがデメリットです。
三井住友カードデビュープラスなら通常還元率1.0%
エブリプラスカードを除くと、三井住友カードデビュープラスが1番高い還元率を誇ります。
1番高い還元率を誇るのがメリットですが、18歳から25歳以下しか利用できないのがデメリットです。
他のカードは0.5%ですが、デビュープラスカードは1.0%の還元率なので、デビュープラスカードを利用して買い物すると、効率良くポイントを貯めることが可能となります。
ワールドポイントの有効期限は2年~4年
ワールドポイントは永遠に残るわけではありません。有効期限は2年~4年となっており、その有効期限が過ぎると、ポイントが無くなります。
三井住友プラチナカードだと最大4年間のポイントを貯められ、ゴールドカードだと最大3年間ポイントを貯めることが可能です。プラチナカードとゴールドカード以外だと、有効期限は2年間となっています。
ポイントが消える前に、全てポイントを使い切るようにしましょう。
ワールドポイントの付与対象外に注意
三井住友カードを利用しても、ワールドポイントが付かない場合があります。ワールドポイントの付与対象外は以下の通りです。
- 年会費のお支払い
- キャッシングの利用分
- 手数料のお支払い
- 保険料のお支払い
- 電子マネーのチャージ
- モバイルSuicaの利用
- プリペイドカードのチャージおよび購入
ただし、モバイルSuicaのお支払い用クレジットカードに、三井住友カードを登録している場合は、ワールドポイント付与の対象となります。
ポイントが付与されるタイミング
毎月のお支払い日を10日に設定された場合は、お支払い日の前月25日頃にポイントが付与されます。
例えば4月1日~4月15日の間に利用すると、利用した分のポイントが4月25日頃に付与されるのです。また、4月16日~4月30日を利用した場合、5月25日頃にポイントが付与されます。
毎月のお支払い日を26日に設定された場合は、当月10日頃にはポイントが付与されます。例えば5月1日~30日利用した場合、6月10日頃にポイントが付与されるのです。
ココイコ!やポイントUPモールなどのポイント優待サイトで利用された場合、通常は2ヶ月~3ヶ月で付与されるようになっています。
ポイントの確認は2通り
ワールドポイントの確認は2通りあります。
- 会員限定サイトVpassで行う
- 三井住友スマートフォンアプリで確認する
パソコンでVpassを利用して確認するか、三井住友カードが提供するスマートフォンアプリを利用して確認するかという内容です。この2つの内容を次に挙げて、解説していきます。
会員限定サイトVpassで行う
三井住友カードの会員のみが利用できるVpassです。
Vpassは会員が今まで利用したカードの明細書を確認することができて、ワールドポイントの交換にも役立てます。もちろん、ワールドポイントの残高も確認することが可能です。
その他にも、ネットショッピング認証サービスを提供しています。サービスの内容のひとつである「One Time Pass」というワンタイムパスワードサービスを利用することで、二段階認証を導入することができるのです。
三井住友スマートフォンアプリで確認する
三井住友カードは、Vpassのスマートフォンアプリを提供しています。
ログインすると、利用金額とワールドポイントの残高が同時に表示されるので、手軽に確認することができるのです。無料でVpassを利用することができるという部分も、メリットのひとつであります。
三井住友カードでポイントをさらに貯める方法
三井住友カードには、通常よりポイントをさらに貯める方法があります。その方法は以下の通りです。
- ポイントアップモールを積極的に使う
- マイ・ペイすリボコースに登録してポイントを2倍にする
この2点を次に挙げて、特徴やメリットとデメリットなどを解説していきます。
ポイントアップモールを積極的に使う
ポイントアップモールは、三井住友カードが運営するポイント優待サイトです。
ポイントアップモールを経由し、Amazonや楽天などのネットショップで買い物すると、ポイント2倍~20倍もらうことができます。
ポイント20倍のネットショップがあるので、効率良くポイントを貯められるのがメリットです。
デメリットは、必ずポイントアップモールを経由しなければならないというところです。ポイントアップモールを経由しても、途中でプラウザを閉じてしまったら、ポイントを得ることができません。
誤ってプラウザを閉じてしまった場合は、もう一度ポイントアップモールを経由して、ネットショップを利用しましょう。
マイ・ペイすリボコースに登録してポイントを2倍にする
マイ・ペイすリボコースに登録すると、通常で得られるポイントを2倍にするだけでなく、年会費割引になるという一石二鳥のメリットが得られます。マイ・ペイすリボコースは三井住友カードが提供するリボ払いのひとつです。
リボ払いに抵抗感があるけど、ポイント2倍や年会費割引の恩恵を受けたいという人は、リボ払いを利用しなくてもマイ・ペイすリボコースに登録する方法があります。その方法を解説していくので、リボ払いを利用したくない人は必見です。
毎月の限度額を上限にすると手数料もかからない
マイ・ペイすリボは毎月の限度額を設定することで、手数料の支払いを避けることができます。
例えば10万円の限度額を設定した場合、利用金額が10万円を超えるとリボ払いが発生し、リボ払いにかかる手数料を支払わなければなりません。
一方で、利用金額が10万円未満の場合だと、自動的にリボ払いになることはないので、手数料はかからないというわけです。カードの使い過ぎもリボ払い発生の要因となるので、限度額内で計画的に利用するようにしましょう。
マイ・ペイすリボで年会費も割引になる
マイ・ペイすリボに登録すると、年会費割引の対象になります。カードの種類によって、翌年の年会費が無料になるので、年会費を支払いたくない人は、マイ・ペイすリボの登録がおすすめです。
どのようなカードが年会費の割引になるのか、無料になるのかをまとめてみました。
カード名 | 割引率 |
---|---|
クラシックカード | 無料 |
アミティエカード | 無料 |
デビュープラスカード | 割引の条件なし |
プライムゴールドカード | 半額 |
ゴールドカード | 半額 |
エブリプラスカード | 割引の条件なし |
ゴールドカード以上のクレジットカードはマイ・ペイすリボに登録しても、年会費無料の特典はありません。クラシックカードとアミティエカードは登録以降、永続的に年会費が無料となります。
デビュープラスカードは年1回以上利用すると、年会費無料の特典を得ることが可能です。
エブリプラスカードは無条件で常に年会費無料となっているのですが、それはエブリプラスカード自体がリボ払い専用のカードだからです。
年間の利用金額によってボーナスポイントを受け取る
ボーナスポイントはステージ「V1」「V2」「V3」の段階に応じて、ワールドポイントをさらに受け取ることができるサービスです。
毎月の利用金額50万円以上からサービスの利用が可能となり、利用金額が多ければ多いほど、多くのボーナスポイントを受け取ることができます。
しかし、ステージだけでなくカードの種類によって、もらえるポイントの量が異なるのです。そこで、カードの種類とステージと利用金額をわかりやすく、まとめてみました。
ステージ「V1」
年間の利用金額50万円以上100万円未満で、ステージ「V1」が設定されます。
ゴールドカード以上の会員は、50万円に到達したら100ポイントが得られ、以降は10万円毎の利用で20ポイントが得られるのです。
クレジットカードやアミティエカードの会員は、50万円に到達したら50ポイントが得られ、以降は10万円毎の利用で10ポイントが得られます。
ステージ「V2」
年間の利用金額100万円以上300万円未満で、ステージ「V2」が設定されます。
ゴールドカード以上の会員は、50万円に到達したら150ポイントが得られ、以降は10万円毎の利用で30ポイントが得られるのです。
クレジットカードやアミティエカードの会員は、50万円に到達したら75ポイントが得られ、以降は10万円毎の利用で15ポイントが得られます。
ステージ「V3」
年間の利用金額300万円以上で、ステージ「V3」が設定されます。
ゴールドカード以上の会員は、50万円に到達したら300ポイントが得られ、以降は10万円毎の利用で60ポイントが得られるのです。
クレジットカードやアミティエカードの会員は、50万円に到達したら150ポイントが得られ、以降は10万円毎の利用で30ポイントが得られます。
電子マネー「iD」「WAON」でポイントを貯める
電子マネー「iD」はワールドポイントと合算して利用できます。iDで買い物すると、1ポイント5000円でワールドポイントを貯めることができるのです。
従来通り、クレジットカードとして買い物に利用しても、通常1ポイント1000円でワールドポイントを貯められます。
電子マネー「WAON」の場合は、クレジットチャージやオートチャージでWAONに入金することは可能ですが、ポイント付与の対象にならないという点を注意しなければなりません。
三井住友カードWAONはクレジットカードとして買い物すると、1ポイント1000円でワールドポイントを貯めることができます。また、1ポイント200円でWAONポイントを貯めることも可能です。
WAONポイントの場合、イオングループのセールやキャンペーンによって、ポイント2倍や5倍になることもあります。そういったイベントが行われるときは、WAONポイントを通常より多く貯められるので、買い物するときは積極的にWAONを活用しましょう。
ココイコ!の利用で最大18倍のポイントが貯まる
ココイコ!とは、三井住友カードが運営するポイント優待サイトのひとつです。特徴は、ポイントアップモールのように優待サイトを経由してネットショップを利用するのではなく、行きたいお店をエントリーしてから利用することにあります。
使い方を具体的に説明しますと、行きたいお店をエントリーすることから始めるのですが、エントリーできる回数に制限はありません。エントリーした後、ポイントとキャッシュバックの特典をどちらか選ぶ必要があるのです。
特典を選んだ後、エントリーしたお店で買い物し、三井住友カードでお支払いした後、選択した特典をもらうことができます。
ココイコ!を利用するメリットは、最大18倍のポイントが貯まることにあります。18倍のポイントが貯められるお店を見つけたら、積極的に利用してポイントを貯めましょう。
貯まったポイントの交換先
ワールドポイントは景品の交換だけでなく、他社のポイントやマイルに交換することができます。他社のポイントの交換単位と還元率について、以下にまとめてみました。
ポイント名 | 交換レート | 交換単位 | 還元率 |
---|---|---|---|
dポイント | 1ポイント/5dポイント | 200以上100ポイントごと | 0.5% |
楽天スーパーポイント | 1ポイント/5楽天ポイント | 200以上1ポイントごと | 0.5% |
Tポイント | 1ポイント/4Tポイント | 200以上100ポイントごと | 0.4% |
Amazonギフト券 | 1ポイント/5円 | 200以上100ポイントごと | 0.5% |
GooglePlayギフトカード | 1ポイント/5円 | 200以上100ポイントごと | 0.5% |
iTunesギフトカード | 1ポイント/5円 | 200以上100ポイントごと | 0.5% |
※クラシックカード会員の場合
おすすめ①他社のポイントに交換する…ポイント還元率0.5%
ワールドポイントの交換先としておすすめなのが、他社のポイント交換です。ポイント還元率は0.5%がほとんどなのですが、キャッシュバックと比較しても高い水準となっています。
多くの種類のポイントに交換できるのがメリットなので、普段から利用している他社のサービスに対応しているポイントが欲しいという方はおすすめです。
他社のポイントの中に、Tポイントのようにポイント還元率が0.4%となっていることがあります。
特に理由がないかぎりは、なるべく還元率0.5%のポイント制度を持つ他社のポイントと交換するようにしましょう。
おすすめ②マイルに交換する
マイルをワールドポイントの交換先としておすすめできます。
通常の交換レートは1P3マイルとなっており、上記の「その他に交換できるポイントや電子マネー」で解説した他社のポイントの交換レートと比較しても、交換レートの比率が少ないのがデメリットです。
しかし、マイルのほうが他社のポイントより使い道が広く、柔軟に利用することができるというメリットがあります。
景品の交換はもちろん、航空チケットの購入や、マイルから他社のポイントの交換など、様々な使い道に対応しているのです。
普段から空港を利用している人に、マイルは向いています。
マイルの貯まりやすい三井住友ANAカードの利用がマイルを貯めやすい
三井住友ANAカードには、マイルが貯まりやすいというメリットがあります。ANAカードは、ANAが三井住友カードと提携しているカードのひとつで、これまで通りワールドポイントを貯めることが可能です。
なぜANAカードの利用がマイルを貯めやすいのかというと、ポイント交換サービスのひとつである「ANAマイレージ移行」にあります。ワールドポイントをANAマイレージクラブのマイルに移行するという内容ですが、カード会員によって、マイルの交換レートが変動するのです。
ANAマイレージ移行の特徴は、マイルコースにあります。ANAVISAカードとANAマスターカードのクラシック会員の場合、5マイルコースと10マイルコースのどちらかを選択し、申し込むことが可能です。
5マイルコース
5マイルコースとは、1P5マイルの交換レートで、ワールドポイントをマイルに移行できるコースであります。移行手数料は無料です。
10マイルコース
10マイルコースとは、1P10マイルの交換レートで、ワールドポイントをマイルに移行できるサービスです。
交換レートが大きいのがメリットですが、移行手数料が年度ごとに6000円(税抜)が発生するというデメリットもあります。ゴールドカード以上の会員の方は、移行手数料が無料です。
15マイルコース
ちなみに、15マイルコースというプラチナカードの会員の人しか選択できないという、交換レートが非常に大きいコースがあります。
手数料が無料という破格の優待サービスがあるので、プラチナカード会員の方は是非、利用してみてください。
キャッシュバックはポイント還元率がよくない
「おすすめ①他社のポイントに交換する…ポイント還元率0.5%」という見出しで、キャッシュバックと比較しても高い水準となっていると説明していますが、理由はキャッシュバックのポイント還元率が0.3%にあるからです。
キャッシュバックは確かに、買い物した代金の一部を払い戻しされるというメリットがあります。しかし、還元率が0.3%で、ポイントの還元率0.5%より低いのがデメリットです。
結局は、三井住友カードのキャッシュバック制度を利用する意味はありません。
商品との交換も還元率がよくない
三井住友カードの景品カタログを確認してみますと、魅力的な商品ばかりだと言えます。しかし、商品との交換に関しても、還元率がよくありません。
例えばVJAギフトカード5000円の場合、ゴールドカード以上の会員は1000ポイントで交換できるのに対し、クラシックカードの会員は1100ポイントで交換できます。
還元率はというと、ゴールドカード以上の会員は0.5%で、クラシックカードの会員は0.45%です。
食器や家電などの景品に関しても、高い還元率は期待できません。
例えば200ポイントの「京セラ セラミック斜めピーラー(ピンク)」の還元率を計算しますと、0.02%と圧倒的に低い還元率が算出されました。ちなみに、この商品は652円で購入できます。※Amazon参照(2019年9月6日時点)
結局、他社のポイントやマイルに交換したほうが得です。
三井住友カードのポイント還元率と交換まとめ
三井住友カードのワールドポイント還元率と交換について紹介しましたが、他社のポイントやマイルの交換のほうが得であることがわかりました。
景品やキャッシュバックの可能ですが、還元率が良くないというデメリットがあります。どちらにしても、貯まったワールドポイントは可能なかぎり、ポイントやマイルの交換に利用しましょう。