クレジットカードなど、キャッシュレスでの支払いができるものはついつい使い過ぎてしまうという人も少なくないのではないでしょうか。
こういった使い過ぎを防ぐためにも、毎月の利用金額を明細書で確認することは重要なことです。
これはETCカードの利用でも同じことが言えます。無線通信で高速道路などの利用料金の支払いを行うETCも、明細を確認しないとどのくらいの金額を使ったのかがわからなくなってしまいます。
そこで、今回は、ETCカードと明細書の関係に焦点を当て、中でも楽天ETCカードの明細書の確認方法について紹介します。毎月の利用料金をしっかりと把握し、使い過ぎないように注意しましょう。
※本ページにはPRが含まれます。
楽天ETCカードの明細はどこで確認できる?
楽天ETCカードの場合、利用料金は楽天e-NAVIというカード利用者専用のオンラインサービス上もしくは紙面で確認することができます。
なお、楽天E-NAVIで確認する場合は、e=NAVIのメニューにある「ご利用明細」から確認可能です。この利用明細は印刷にも対応しています。
また、紙の明細書を発行する場合は、楽天e-NAVIの「WEB明細の登録・変更」からWEB明細の利用停止手続きを行えば、紙の明細書が届くようになります。ただし、紙の明細書は発行に82円が必要となります。
ちなみに、楽天プレミアムカード、楽天ビジネスカード、楽天ブラックカードの会員は、紙の明細書であっても発行費用はかかりません。
楽天e-NAVIであれば、パソコンやスマートフォンから24時間いつでもどこでも確認できるので、特別な理由がない限りは紙の明細書を選択する必要はないと言えます。
楽天ETCカードのみの明細を確認するには
楽天e-NAVIや紙の明細書では、楽天ETCカードのみの利用明細書を確認することはできません。
しかし、「ETC利用照会サービス」を利用すれば、走行明細の確認をすることができます。
ETC利用照会サービスとは、道路事業者が提供しているサービスで、ETCの利用証明書や走行明細書の確認が行えます。
また、実際に走行した区間についてや通過した時間、ETC割引などの情報についても確認できます。これらの情報はカード会社の利用明細書では確認できないので、ETCカードの詳しい利用状況を知りたい場合は、ETC利用照会サービスに登録することをおすすめします。
なお、このETC利用照会サービスもWEB上で明細を確認することができるため、いつでもどこでも利用状況を知ることができます。
楽天ETCカードの利用料金が反映されるタイミングは?
利用明細には、その月に利用した有料道路の利用料金が反映されるのですが、楽天ETCカードの場合、実際に有料道路を利用した日と、利用料金が明細書に反映されるまでにはタイムラグがあります。
そのタイムラグは約1ヶ月です。例えば、5月5日にETCカードで有料道路の利用料金を支払ったとしましょう。
通常であれば、利用月の翌月である6月には利用料金が請求されるのですが、利用料金の反映は利用から約1ヶ月後に行われるため、利用履歴に反映されるのが6月となり、実際に請求されるのは7月になります。
このように、楽天ETCカードでは利用料金の請求は翌月ではなく、翌々月(2ヶ月後)に行われることになります。
なお、このタイムラグは楽天ETCカードに限った話ではなく、どのETCカードを利用しても、利用履歴の反映には、だいたいこのくらいの時間がかかってしまいます。
ちなみに、なぜ、ETCカードは利用履歴の反映が遅いのかというと。カードの利用料金の詳細がカード会社に届くまでに利用してから2週間〜1ヶ月ほどかかるためです。
タイミングによっては、利用の翌月に請求される可能性もありますが、2ヶ月後になるケースもあると覚えておくと、お金の管理もやりやすくなるでしょう。
家族に知られずに利用できる?
明細書に関しては、家族に細かい利用状況を知られたくないという人も中にはいるのではないでしょうか。
家族に利用明細を見られてしまうケースとして考えられるのは、紙の明細書が自宅に送られてくるパターンです。宛名が自分になっていれば、家族が勝手に開けて中身を見る可能性は低いと考えられますが、「明細書が届いていたけどなんの明細書なの?」と言った具合に、家族に疑われる可能性はあります。そのため、家族に明細書を見られたくなければ、紙の明細書ではなく、WEBの明細書を利用した方がいいでしょう。
楽天ETCカードの場合、先ほども触れているように、オンラインサービスである楽天e-NAVIを利用すれば、紙の明細書が自宅に送られてくることはないので、基本的に家族に利用明細を見られる心配はありません。
また、ETC利用照会サービスに関してもWEBでの確認ができるので安心です。
もし、いま紙の明細書が自宅に届いているということであれば、できるだけ早くWEBの明細書に切り替えることをおすすめします。
ちなみに、明細書以外でも、利用状況がバレてしまうことはあります。例えば、ETCカードの引き落としを家族も利用している銀行口座に設定している場合です。
これだと、いくら利用明細をWEBに設定しても、引き落としされている事実を見られてしまうため、隠しようがありません。だからと言って、振込用紙での支払いにしてしまうと、振込用紙が自宅に届くタイミングでバレる可能性があります。先ほどの紙の明細書と同じ状況です。
そのため、引き落とし口座から利用状況がバレないようにするには、家族が全く知らない口座を作るしかありません。
利用状況がバレてしまうケースは他にもあります。それは、カードを発行するタイミングです。ETCカードの発行を申し込んだ場合、通常は自宅にカードが郵送されてきます。
この郵便物を家族に見られてしまうと、ETCカードを作っていたことがバレてしまいます。
この事態を防ぐためには、店舗で受け取ることができるETCカードを発行するようにしましょう。ETCカードの中には即日発行に対応しているもの(クレジットカードの付帯サービスのETCカード)もあり、そのようなカードの多くは、クレジットカードを発行している店舗で受け取ることができます。
楽天ETCカード明細書の確認方法を変更するには?
楽天ETCカードの場合、明細書の確認は基本的に楽天e-NAVIで行うため、利用者は基本的にサービスに登録することになります。
ここから紙の明細書に切り替えたい場合は先ほども紹介しているように、WEB明細の利用停止手続きを行えば、明細書の確認方法を変更することができます。
楽天ETCカードのメリット・デメリットや、口コミはこちらの記事で解説しています。
楽天ETCカードのメリット・デメリット!年会費・手数料・ポイント等徹底比較
まとめ
今回は、楽天ETCカードの利用明細の確認方法について解説しました。利用明細自体は楽天e-NAVIで確認できますが、ETCカードのみの確認はできません。そう言った場合は、ETC利用照会サービスを利用すればETCの細かい利用状況が確認できます。
また、もし家族に利用状況を知られたくないという場合は、紙の明細の停止、家族の知らない引き落とし口座の利用、ETCカードは店頭で受け取るなどするようにしましょう。