ETCカードは高速道路の料金所をスムーズに通過することができるほか、ETC割引が受けられるなど、自動車を利用する人にとっては便利なカードです。
そんなETCカードはクレジットカードの付帯サービスとして作れるものが多く存在します。その中には年会費、手数料共に無料で発行できるものもあります。
では、この年会費、手数料無料の付帯サービスのETCカードは何枚まで発行できるのでしょうか?
今回は数あるETCカードの中でもライフETCカードに焦点を当て、ETCカードの発行枚数について解説します。
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ETCが発行できるライフカード
ライフETCカードはライフカードの付帯サービスとして発行されるETCカードです。
そこで、まずはライフカードの概要を簡単に確認しておきましょう。
発行元 | ライフカード株式会社 |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜1.5% |
国際ブランド | VISA・mastercard・JCB |
ライフカードの特徴はポイントサービスにあります。
普段の還元率こそ0.5%と決して高くはありませんが、「お誕生月ポイント3倍」「入会初年度は常にポイント1.5倍」「L-Mall(会員限定のショッピングモール)では条件次第でポイント25倍」など、ポイントが何倍にもなるキャンペーンやサービスを多く展開しています。
貯まったポイントはキャッシュバックや各種商品との交換に利用可能です。
ライフETCカードの特徴
ライフカードの付帯サービスとして発行できるライフETCカードですが、その特徴は以下のようになっています。
- ETCも年会費無料
- ポイントが貯められる
- お誕生月ポイント3倍
- 最短3営業日での発行
ライフカードは年会費無料で利用できますが、ライフETCカードに関しても年会費無料となっています(一部カードを除く)。
また、ETCの支払いでもポイントを貯めることができ、お誕生月ポイント3倍のサービスも適用されます。
ETCカードの中には、ポイントサービスに対応していないものも少なくありませんが、ライフETCカードはポイントサービスが利用できることに加え、年会費もかからないため、持っていて損をすることのないお得なカードだと言えます。
また、申し込みから3営業日で発行されるため、手元にカードが届くまで何日間も待つ必要がありません。
ETCカードが複数枚必要な時とは?
自動車ユーザーには欠かせないアイテムといっても過言ではないETCカードですが、1台の車に対してETCカードは1枚あれば十分です。
では、今回のテーマのように、2枚目以降が必要になるのはどういったケースなのでしょうか。
主に考えられる理由としては以下のようなものが挙げられます。
- 家族が使う
- 車が複数台ある
- 念のため
例えば、自分はすでに自分の車で使用するETCカードを持っているけど、家族が使用する場合のETCカードがないという場合は2枚目が必要になります。
「自分の分があるなら貸してあげればいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ETCカードは他人への貸与が禁止されています。
そのため、家族であっても、別の人がETCを使うのであれば、別途カードを用意する必要があるのです。
また、自宅に車が複数台ある場合も2枚目以降のETCカードが必要になる可能性があります。
例えば、この複数台を家族が同時に利用する場合などはそれぞれの車にETCカードが必要になります(もちろん契約者本人のETCカード)。
ちなみに、ETCカードは、カードの契約者本人が使っていれば、他の車で利用することもできます。
そして、特に理由はないけど無料で入手できるなら念の為、発行しておきたいという人もいるでしょう。
このように、さまざまな理由から2枚目以降のETCカードが必要になるケースがあるのです。
では、ライフカードの場合ETCカードの2枚目以降の発行には対応しているのでしょうか。
ライフカードは2枚目・家族カードも無料?
ライフカードの場合、ライフETCカードを発行できるのは1人の契約者に対して1枚のみです。
残念ながら2枚目は発行できません。
また、クレジットカードによっては、家族カード(クレジットカード契約者の家族が発行できるクレジットカード)でもETCカードが発行できるケースがありますが、ライフカードの場合、家族カードではETCカードは1枚も発行できません。
もし、家族がライフETCカードを利用したいのであれば、別途ライフカードを契約する必要があります。
ライフETCカード以外のETCカードの利用を検討してみる
ライフカードでは1枚のライフカードに対して発行できるライフETCは1枚のみです。
だからと言って、2枚目のライフETCカードを入手するために、ライフカードをもう1枚作るという人はあまりいないでしょう。
そこで、2枚目のETCカードは別のカード会社が発行するETCカードを利用してみてはいかがでしょうか。
ここでは、ポイントサービスに対応しているETCカードを紹介します。
ポイントが貯まるものを押さえておくと便利です。
楽天ETC
楽天ETCは、楽天カード利用者が付帯サービスとして発行することができるETCカードです。
楽天ETCは、楽天カードのポイントサービスである「楽天スーパーポイント」にも対応しており、高速道路などの有料道路の利用料金100円ごとに1ポイントが貯まる仕組みになっています。
1ポイントは1円の価値があり、還元率は1%となっていますが、これは楽天カードと同じ還元率です。
貯めたポイントは楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルなどの楽天が展開する各種サービスでの支払いのほか、マクドナルと、ミスタードーナツ、ロイヤルホスト、ツルハドラッグなど街のお店での支払いにも利用できます。
年会費に関しては、一定の条件をクリアすることで無料になりますが、そうでない人でも年間で540円(税込)と比較的安くなっています。
楽天ETCカードのメリット・デメリット!年会費・手数料・ポイント等徹底比較
オリコETC
オリコETCカードはオリコカードの利用者が付帯サービスとして発行できるETCカードです。
カードを利用することで、「スマイル」と呼ばれるポイントを貯めることができます。
スマイルは貯めることで、amazonギフト券やiTunesギフトコード、GooglePlayギフトコードなどの各種オンラインクーポンに移行できるほか、WAONポイント、Tポイント、楽天スーパーポイント、ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンクなどのポイントサービスに移行することも可能です。
さらに「オリコ旅行センター」で申し込む旅行の代金にすることもできるなど、その用途は幅広くなっています。
イオンカードETC
スーパーマーケットのイオンが展開するクレジットカードであるイオンカードの所有者が、カードの付帯サービスとして利用できるのがイオンカードETCです。
イオンカードETCは、年会費、発行手数料共に無料で利用できるほか、ETCレーンを通過中に開閉バーが降りてきて衝突し、車が傷ついても一律5万円のお見舞金を受け取ることができます。
イオンのポイントサービスである「ときめきポイント」にも対応していて、ETCの利用金額に応じてポイントを貯めることも可能です。
ときめきポイントは、キッチングッズやかばん、腕時計、食料品などに交換できるほか、JALマイレージバンクやdポイントなどの各種ポイントへの移行、Suicaへのチャージなどにも利用できます。
なお、カードは最短で申し込みの翌日には発送されます。
イオンETCカードのメリット・デメリット!年会費・手数料・ポイント等徹底比較
まとめ
今回は、ライフカードの付帯サービスであるライフETCカードに関して2枚目以降の発行について解説してきました。
ライフETCカードは年会費無料で利用できるお得なカードですが、残念ながら2枚目以降の発行には対応していません。また、家族カードでの発行も不可です。
そのため、2枚目のETCカードが欲しいという場合は、家族がライフカードを別途契約するか、他のETCカードを発行することになります。
その他、ライフカードの詳細はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。