楽天カードの家族カードは必要?楽天家族カードのメリット・デメリットとは

楽天カードの家族カードは必要?楽天家族カードのメリット・デメリットとは 楽天カード一覧

「家族カード」は契約者を親設定し、付帯カードとして発行できる子カードです。クレジットカードの請求が1つにまとまるため、家計管理を1つのカードでできる・審査が不要などのメリットがあります。

高還元率で人気の楽天カードは、カード会員1人につき最大5枚の家族カードを発行できます。

しかし、楽天カードで家族カードを作れば本当にお得なのか?というと実はあまりおすすめできません。

家族で楽天カードを持ちたいなら、楽天の本カードを2枚持つことをおすすめします。

ここでは楽天カードの家族カードはなぜおすすめできないのか。楽天家族カードのメリット・デメリットについて紹介していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

楽天カードの家族カードがおすすめできない理由

楽天カード

楽天カード
カード年会費 永年無料
ETC年会費 540円
ETC発行手数料 無料
還元率 1.0%
電子マネー
申し込み資格 満18歳以上
  • 還元率が常に1.0%以上
  • 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
  • カード年会費無料

楽天カードは通常還元率が1.0%で、楽天市場で3.0%以上の還元率になる高還元率カードです。

家族カードを使っても還元率が1.0%になるのですが、家族カードを作ったが得…とは限りません。

楽天カードの家族カードを作ろうか検討中の方は、以下のポイントに注意してください。

  • 本カードで入会した方がポイントがもらえる
  • 家族カードのデザインは本カードと同じデザインになる
  • 本カードと同じ国際ブランドで発行される
  • 利用限度額も共有になる

本カードで入会した方がポイントがもらえる

楽天カードは新規申し込み&利用で入会ポイントが貯まります。

楽天カード 家族カード

家族カードの新規入会&利用でも2000ポイントは貯まりますが、本カードの入会特典に比べたら貰えるポイント数が渋いです。

一方、楽天カードは2020年3月23日まで新規入会&利用で最大7000ポイントが付与されます。

楽天カード 家族カード

入会特典はポイント獲得の条件が高くて達成困難なものもありますが、楽天カードのポイント獲得条件は簡単です。

  • 楽天カードを受け取って5営業日以内に「楽天e-NAVI」で申請→2000ポイント
  • 申し込みの翌月末までにカード1回1円以上利用→5000ポイント(期間限定ポイント)

カードの利用はいくら以上…と指定がないので、達成するのは非常に簡単になっています。

家族カードの特典達成条件も同じになってしますが、どうせ同じ難易度ならよりポイントが多く貰える方がいいですよね。

楽天カード 本カード 楽天カード 家族カード
楽天e-NAVIの登録 2000ポイント 200ポイント(期間限定ポイント)
申し込みの翌月末までにカード1回1円以上利用 5000ポイント(期間限定ポイント) 1800ポイント(期間限定ポイント)
合計 7000ポイント 2000ポイント

楽天スーパーポイントは1ポイント1円として利用できます。

そのため楽天カード(本カード)と家族カードは5000円分もの差がついてしまいます。

5000円はかなり大きな差ですよね…。

家族カードのデザインは本カードと同じデザインになる

楽天カードの家族カードは、本カードと同じカードデザインになります。

つまり、本会員がディズニーデザインだと家族カードディズニーデザインになり、本会員が通常デザインだと家族カードも通常デザインになります。

本カード会員のデザイン 家族カードのデザイン
通常デザイン ディズニーデザイン お買い物パンダデザイン
通常デザイン × ×
ディズニーデザイン × ×
お買い物パンダデザイン × ×

つまり以下のような場合に問題があります。

「旦那は通常デザインだけど自分だけディズニーデザインにする」「奥さんのはお買い物パンダデザインだけど、自分は別デザインのカードを持ちたい…」

もし、異なるデザインで楽天カードを持ちたいのであれば、それぞれが本会員になるしかありません。

家族カードが作れるデザインは5種類

なお、家族カードが作れる楽天カードは以下の種類です。

  • 楽天カード
  • 楽天ゴールドカード
  • 楽天プレミアムカード
  • 楽天ANAマイレージクラブカード
  • 楽天PINKカード

楽天銀行カード・ヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカード・楽天カードアカデミーの3種類は家族カードを作れないので注意しましょう。

本カードと同じ国際ブランドで発行される

楽天カードの家族カードの国際ブランドは、本カード会員と同じ国際ブランドになります。

本カード会員のブランド 家族カードのブランド
VISA JCB MasterCard
VISA × ×
JCB × ×
MasterCard × ×

本カード会員がVISA、家族カード会員はMasterCard…と別にできれば、どちらか一方が決済できないときに便利なのですが、それはできません。

利用限度額も共有になる

楽天カードと家族カードの利用限度額は共有になるので、利用する額が制限されてしまうデメリットがあります。

例えば、楽天カードの利用限度額が50万円とします。家族カードで30万円利用すると、本カード会員は20万円しか利用できなくなっていまいます。

出費が多くなりそうな月は、カードの利用限度額が足りなくなる可能性があるので注意が必要です。

楽天カードのメリットというより、家族カードのデメリットになります。

楽天カードの家族カードのメリット

楽天カードのデメリット(注意点)を説明しましたが、なにも悪いことだけではありません。

「夫婦間・家族間で支払いをまとめたい」「それぞれのお金の使い方を把握しておきたい」という方には、家族カードはおすすめできます。

家族の支払いがまとめてできる

楽天カードの本カードと家族カードの引き落としは、まとめて本カード会員にかかります。

夫婦の支払いが1つの口座に請求され、支払いも1つになるため家計管理が楽になるメリットがあります。

そろぞれのお金の流れが見えるので、「何にどれくらい使っているのか」を知ることができます。

しかし、お金の使い方を見られるのが嫌な方には、家族カードは不向きです。

引き落としも1つの口座になってしまうので、自分の分を自分の口座から引き落としたい方にも向きません。

ポイントを夫婦間でまとめることができる

楽天カードの家族カードは支払いだけでなく、ポイントも夫婦間でまとめることができます。

本カード⇔家族カード・家族カード⇔家族カード(本カード会員が同じ場合)のポイント移行が可能です。

移行手数料も無料なのですが、期間限定ポイントは合算できないので注意しましょう。

【家族カードのポイント合算上限】

  • 移行できるのは「通常ポイント」のみ。期間限定ポイントは移行不可
  • 50ポイント以上1ポイント単位で移行できる
  • 移行ポイントの上限は月に10,000ポイント

月に移行できるのは1万ポイントまでなので、ポイントを利用して大幅な値引きをしたい場合は、事前にポイントを少しずつ移行していく必要があります。

楽天カードの家族カードの審査は本会員が審査される

楽天カードの家族カードの審査は本会員が審査されます。

夫が本カードを持っており、妻の家族カードを発行する場合、審査されるのは妻ではなく夫になります。

家族カードの名義人の信用情報が不安でも、カード本会員に遅延や延滞がない限り審査には通過できます。

本カード会員に楽天カードの支払い遅延や延滞があった場合は、家族カードの審査に通らないどころか、使っている本カードも利用停止になる可能性もあるので注意しましょう。

楽天プレミアムカードの家族カードは保険付きでコスパよし

楽天プレミアムカードの家族カード年会費はかかるものの、海外旅行保険が付帯しているため、コスパがよくておすすめです。

楽天プレミアムカードは本会員と同様に、国内・海外旅行傷害保険が自動付帯します。

年会費500円で、最高5000万円補償の旅行保険が付帯したカードを持てるため、海外旅行に行く方におすすめです。

年会費は500円かかる

楽天カードの家族カードの申し込み資格は「本人会員と生計を同一にする配偶者・親・18歳以上の子ども」です。

年会費無料の楽天カードは家族カードの年会費も無料ですが、楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードの家族カード年会費は500円+税かかります。

プライオリティ・パスは家族カードは対象外

楽天プレミアムカードは年会費1万円でプライオリティ・パスが付帯しているのがメリットです。

プライオリティパスは通常の空港ラウンジより、豪華な軽食・アルコールサービス・シャワールームなどが完備してあり、世界1300ヵ所以上で使えるVIPラウンジの事です。

しかし、楽天プレミアムカードの家族カードはプライオリティパスを発行できません。

家族がプライオリティパスラウンジに入るには、楽天プレミアムカードの同伴者として1人あたり3000円払う必要があります。

家族カードでプライオリティパスを付帯したいなら、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレスがおすすめです。

本カード年会費は20,000円で、家族カードは2枚まで年会費無料、プライオリティパスも付帯しています。

楽天ポイントは家族カードになっても引き継げる

「今は楽天カードの本会員だけど、結婚を機に楽天の家族カードを作ることになった」

というケースになることもあるでしょう。

楽天カードを解約して楽天の家族カードになった場合でも、楽天ポイントが引き継ぐことができます。

楽天カードを解約した場合でも、楽天e-NAVIでのアカウントを引き継げば失効せずに済みます。

楽天カードから楽天の家族カードに切り替えるときは、必ず楽天e-NAVIアカウントに家族カードの番号を追加しましょう。

楽天e-NAVIへのカード追加の方法は以下の通りです。

  1. 楽天e-NAVIアカウントにログイン
  2. 「申し込み」タブの「カードの追加・切り替え」を選択

楽天カードは2枚持ちも可能

楽天カードの家族カードの国際ブランドは、本会員と同じブランドしか選択できません。

しかし、楽天カードを本カードとして2枚持ちすれば、異なる国際ブランドでの2枚持ちが可能です。

楽天カードを2枚持ちする条件として、1つ目の楽天カードがVISAブランドである必要があります。

楽天カードの2枚持ちでプライベート用と家庭用と使い分けることができます。

同じ会社のクレジットカードの2枚持ちは可能!2枚持ちは利用限度額に注意しよう

楽天カードの家族カードは申し込み前によく考えよう

家族カードはポイントが1つにまとめられるメリットはありますが、以下の注意点もあります。

  • 本カードで入会した方がポイントがもらえる
  • 家族カードのデザインは本カードと同じデザインになる
  • 本カードと同じ国際ブランドで発行される
  • 利用限度額も共有になる

以上の注意点を踏まえて、楽天カードの家族カードを申し込むかどうか考えましょう。

【楽天カードの家族カードが向いている人】

  • 家族で引き落としをまとめたい方
  • 家族でポイントをまとめたい方
  • それぞれのお金の流れを把握したい方
  • 楽天

【楽天カードの家族カードがおすすめできない人】

  • カードの利用状況がパートナーに知られたくない方
  • デザインを変えたい方
  • 利用限度額が制限されたくない方
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