ANAのゴールドカードはどれを選ぶべき?5種類のカードを比較

楽天ゴールドカードの海外旅行保険・国内旅行保険を徹底解説 ANAカード一覧

年会費を少しかけてもいいからANAマイルを貯めたい方は「ANAゴールドカード」を検討していることでしょう。

しかしANAゴールドカードは5種類の国際ブランドごとにカードの種類が分かれています。

  • ANA VISAワイドゴールドカード
  • ANA マスターワイドゴールドカード
  • ANA JCBワイドゴールドカード
  • ANA ダイナースカード
  • ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード

名前も似ているし、どのANAゴールドカードを選べばいいのか分からない…そんな方に今回は

  • 5種類のANAゴールドカードの比較
  • ANAゴールドカードのメリット
  • ANAゴールドカードの選び方

について解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

全ANAゴールドカードを比較

ANA
VISAワイド
ゴールドカード
ANA
マスターワイド
ゴールドカード
ANA
JCBワイド
ゴールドカード
ANA
ダイナース
カード
ANA
アメリカン・
エキスプレス・
ゴールド・
カード
年会費 15,400円
(税込)
15,400円
(税込)
15,400円
(税込)
29,700円
(税込)
34,100円
(税込)
マイル還元率 1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0%
ANA航空券航空時のマイル還元率 2% 2% 2% 2% 3%
ポイントの有効期限 3年間 3年間 3年間 無期限 無期限
空港ラウンジ 国内主要31空港+ハワイ・ホノルル 国内主要31空港+ハワイ・ホノルル 国内主要31空港+ハワイ・ホノルル 国内主要31空港+世界の主要空港(720か所程度) 国内主要28空港+ハワイ・ホノルル
海外旅行保険 5,000万円

(自動付帯)

5,000万円

(自動付帯)

5,000万円

(自動付帯)

最高1億円

(利用付帯)

5,000万円

(自動付帯)

最高1億円

(利用付帯)

5,000万円

(自動付帯)

最高1億円

(利用付帯)

家族特約
国内旅行保険 5,000万円
(自動付帯)
5,000万円
(自動付帯)
5,000万円
(自動付帯)

5,000万円

(自動付帯)

最高1億円

(利用付帯)

5,000万円
(利用付帯)
その他の保険 ・国内航空便遅延保険(最高2万円)

・国内航空障害保険

・国内航空便遅延保険(最高2万円)

・国内航空障害保険

・海外・国内航空便遅延保険(最高4万円)

・国内航空障害保険

ANA VISA/Masterワイドゴールドカードの特徴

ANA VISA ワイドゴールドカードと、ANA Masterワイドゴールドカードの特徴は基本的に同じです。

どちらのカードも三井住友カードが発行しているためです。

  • 入会時にボーナスマイル2000マイル
  • 毎年のカード継続で2000マイル
  • ANAグループ便への搭乗で25%のボーナスマイル

マイル系の特典は以下の通りですが、それに加えて、VISAのゴールドカードならではの特典も付帯しています。

  • VJホテルステイプラン
  • VJトラベルデスク(パッケージツアー最大5%OFF)
  • VJデスク(海外での日本語サポート)VISAゴールド空港宅配
  • VISAゴールド国際線クローク
  • VISAゴールド海外Wi-Fiレンタル

三井住友カードゴールドにあるような、ゴールドデスクやドクターコール24の利用も可能です。

ANA JCBワイドゴールドカードの特徴

ANA JCBワイドゴールドカードはJCBが発行しているため、ANA VISA/Masterワイドゴールドカードの特典とは若干異なります。

とはいってもマイル系の特典はVISA・Masterと変わりません。

  • 入会時にボーナスマイル2000マイル
  • 毎年のカード継続で2000マイル
  • ANAグループ便への搭乗で25%のボーナスマイル

違いがあるのは、その他の特典です。

  • 海外旅行傷害保険が充実
  • JCBゴールド チケットサービス
  • 手荷物無料宅配券サービス
  • 海外ホテルオンライン予約
  • 国内宿泊オンラインサービス
  • ハーツレンタカー割引
  • JCBゴールド グルメ
  • 優待JCBゴールド ゴルフサービス
  • 健康チェックサービス
  • 人間ドックサービス
  • ドクターダイレクト24

JCBはVISA・MasterCardのような決済重視ではなく、旅行やエンターテイメントを重視したカードのため、旅行やエンタメ関係の特典が充実しています。

ANA ダイナースカードの特徴

  • 入会時にボーナスマイル2000マイル
  • 毎年のカード継続で2000マイル
  • ANAグループ便への搭乗で25%のボーナスマイル

に加えて、「エグゼクティブ・ダイニング」が付帯しています。

「エグゼクティブ・ダイニング」を利用すれば対象のレストランで2名以上のコース料理が1名分無料になります。

これだけで年会費の元は取れてしまいそうですね…。

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの特徴

  • 入会時にボーナスマイル2000マイル
  • 毎年のカード継続で2000マイル
  • ANAグループ便への搭乗で25%のボーナスマイル

に加え、アメリカン・エキスプレスの特典を利用できます。

旅行やコンサートに急用・病気などでいけなくなったときにキャンセル費用を補償してくれる「キャンセルプロテクション」

カードの不正利用分の金額を補償してくれる「オンライン・プロテクション」が利用できます。

ANAゴールドカードのメリット

ここまでは各ブランドごとの特徴を説明してきましたが、ここからはANAワイドゴールドカードに共通するメリットを解説していきます。

マイル還元率が1.0%

ANAワイドゴールドカードのマイル還元率は1.0%です。1ポイントでANAマイル10マイルで移行が可能です。

また、ANAカード特約店でマイル獲得数がアップします。

ANAカードマイルプラス加盟店で還元率アップ

ANAカードマイルプラスの加盟店でANAワイドゴールドを利用すれば、クレジットカードのポイントに100円(または200円)ごとに1マイルがプラスされます。

100円ごとに1マイルプラスされれば、マイル還元率は1.0%+1.0%で2.0%になり、200円ごとに1マイルプラスされれば、マイル還元率は1.5%になります。

電子マネーの利用でマイル獲得

ANAワイドゴールドカードには電子マネーEdyが搭載されています。

楽天Edyの「Edyマイルプラス」の加盟店店舗で利用すれば200円ごとに2マイルが加算されます。

加盟店数は少ないですが、以下の店舗で楽天Edyを利用すれば、マイル還元率がさらにアップしますよ。

  • ニッポンレンタカー
  • 紀伊国屋書店
  • 大丸・福岡天神店
  • アネックス(名古屋栄キタ)
  • マツモトキヨシ
  • はるやま

空港ラウンジが利用できる

ANAゴールドカードを持っていれば、空港のカードラウンジを無料で利用できます。

空港、特に国際線になると、フライトまでの待ち時間が長くて時間を持て余してしまいますよね。

空港ラウンジは、フリードリンクや雑誌・新聞・フリーWiFi・軽食などの提供を行っているため、フライトまでの時間をゆっくりと過ごすことができます。

ANAダイナースクラスカードは、国内外750か所以上のラウンジに入ることができ、家族会員も無料で利用ができます。

また、ANAアメリカン・エキスプレスカードは同伴者1名まで無料で利用ができます。

ダイナースクラブとアメックスは年会費が高い分、ラウンジの条件が優れています。

マイル移行手数料が無料

ANAカードのゴールドカードはマイル移行手数料が無料です。

ANAカード(一般)やANAワイドカードは移行手数料がかかってしまいます。

通常5マイルコースなら移行手数料が無料ですが、マイルを貯めるのに効率がいい10マイルコースは、移行手数料が年間6000円かかってしまい明日。

しかしANAワイドゴールドカードは、移行手数料なしで、1ポイント=10マイルに交換ができます。

10マイルコースしか選択ができませんが、マイル移行手数料をかけずにマイルに交換できるので非常にお得です。

国内旅行傷害保険が充実している

ANAワイドカードには海外旅行傷害保険が最高5000万円付帯しておりますが、国内旅行傷害保険は付帯していません。

ANAワイドゴールドカードとANAアメックスゴールドカードなら国内旅行傷害保険も最高5000万円が付帯しており、ANAダイナースクラブカードは最高1億円の補償が付帯しています。

マイルを貯める目的でANAゴールドカードを検討しようと思っている方は、きっと海外旅行や国内旅行に行く機会も多いはずです。

旅行の機会が多い方は旅行保険が付帯したカードをもっておくと安心ですよ。

ビジネスクラス専用チェックインが利用できる

ANAワイドゴールドカードを持っていれば、エコノミークラスでも国際線のビジネスクラス専用チェックインを利用できます。

エコノミークラスは大型連休時は特にチェックインの際に混雑しやすいですが、ビジネスクラス専用カウンターならスムーズにチェックインができます。

VISA・MasterCard・JCBならANAの特典も受けられる

ANA VISA/Master/JCBのワイドゴールドなら、以下のようなANA特典も受けられます。

  • ビジネス切符
  • 機内販売10%OFF
  • 空港内ANA FESTA10%OFF
  • 空港免税店10%OFF
  • 提携ホテル宿泊割引
  • レンタカー割引
  • 提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク

ANA一般カードでも受けられる特典ではありますが、「ビジネスクラス専用チェックイン」「空港免税店10%OFF」「提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク」はゴールドカードだけの専用特典です。

ANAゴールドカードのデメリットは

年会費が高い

ANAゴールドカードはマイル還元率が常に1.0%でマイル移行手数料も無料ですが、年会費が高いことがデメリットです。

まあゴールドカードならある程度仕方のないことではありますが、一般的のゴールドカード(JCBゴールドや三井住友カードゴールド)が年会費1万円なのに比べると、最も安いワイドゴールドカードでも14,000円+税かかるので、割高…と考えますよね。

VISA・MasterCardなら年会費引き下げも可能

しかし、ANA VISA/Masterワイドゴールドカードは条件を満たすことで、年会費が9,500円+税に下げることができます。

  • 利用明細をWEBサービスにする
  • 「マイ・ペイすリボ」(リボ払いサービス)に登録

リボ払いにならないように上限額を限度額いっぱいまで引き上げれば、リボ払いをしなくて済むため、年会費を抑えてゴールドカードを持ちたい方にはおすすめです。

ダイナースクラブカードの特典を利用するなら元は取れる

ANAダイナースクラブカードの年会費は29,700円(税込)と高額ですが、ダイナースの特典「エグゼクティブダイニング」を利用すれば、比較的元を取るのは簡単です。

エグゼクティブ・ダイニングは、対象のレストランでコース料理を2名以上予約すると、1名分の料金が無料になります。

コース料金は1人1万円~なので、エグゼクティブ・ダイニングを3回以上利用する方なら、これだけで年会費の元をとることができます。

ANAカードラウンジには入れない

空港ラウンジにはいくつか種類があります。

  • 特定のクレジットカードを持った方が使えるカードラウンジ
  • プライオリティパスを持った方が利用できるラウンジ
  • 航空会社の上級会員が入れるラウンジ

このうち航空会社の上級会員が入れるラウンジ、この場合ではANAラウンジは、ANAゴールドカードでは入ることができません。

ANAワイドゴールドカードで利用できるのは、あくまでカードラウンジのみなので注意しましょう。

どのANAゴールドカードを選べばいい?

年会費を抑えてゴールドカードを持ちたい方は、ANA VISA/Masterワイドゴールドカードをおすすめします。

VISA・MasterCardブランドなら、WEB明細とマイペイすリボを設定すれば、年会費を9500円+税に抑えられるからです

海外旅行保険を充実させたい方はANA JCBワイドゴールドカードがおすすめです。

JCBブランドなら、割引前のVISA・MasterCardブランドと同じ年会費で海外旅行保険が最高1億円(自動付帯5000万円)付帯します。

また、航空機が遅れたときの補償もVISAとMasterの2倍の金額を補償してくれます。

ANAの飛行機をよく利用する方なら、ANAアメックスゴールドがおすすめです。

年会費はVISA・MasterCard・JCBよりかかりますが、ANA航空券決済したときのマイル還元率が3.0%になります。飛行機をよく利用する方なら、アメックスブランド方がマイルが貯まりやすいでしょう。

ポイントの有効期限を気にせずにマイルを貯めたい方は、ポイントの有効期限がなく、年会費がアメックスよりやすいANAダイナースカードがおすすめです。

まとめると…

  • 飛行機に乗る機会が多く、ANAマイルを効率よく貯めたい…ANAアメックスゴールドカード
  • 年会費をできるだけ抑えてANAマイルを貯めたい…VISA・Masterワイドゴールドカード
  • 旅行保険が充実したカードが欲しい…JCBワイドゴールドカード
  • 有効期限を気にせずにマイルを貯めたい…ANAダイナースクラブカード

ダイナースクラブは「エグゼクティブ・ダイニング」を利用したい方にもおすすめです。

ANAゴールドカードの審査基準は?

国際ブランドによっては、申し込み条件や審査条件が厳しいので、一度チェックしておきましょう。

各ANAゴールドカードの申し込み資格は以下の通りです。

カード名 申し込み資格
ANA VISAワイドゴールドカード 満20歳以上で本人に安定継続収入のある方
ANA マスターワイドゴールドカード 満20歳以上で本人に安定継続収入のある方
ANA JCBワイドゴールドカード 20歳以上(学生不可)で本人に安定継続収入のある方
ANAダイナースカード 年齢27歳以上
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 20歳以上で定職がある方

表を見て分かる通り、ANAダイナースクラブカードは申し込み年齢が27歳になっているため、最も審査難易度が高いと考えられます。

また、どのカードも本人の安定した継続収入が必要なため、定職についていることは絶対条件です。

年収は少なくとも300万円以上は欲しいところで、ダイナース・アメックスなどステータスの高いブランドを確実に手に入れたいなら年収500万円は必要になるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました