ACマスターカードでもETCカードは作れるのでしょうか?
普段よく高速道路を利用したり、車での移動が多い人は気になる部分だと思います。
この記事ではACマスターカードでETCカードの契約はできるのか、どのような方法でETCカードを利用すれば良いのかを解説していきます。
これからETCカードを作りたいと考えている人はぜひチェックしてみてください!
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ACマスターカードでもETCの利用はできるの?
ACマスターカードでECTの機能を利用することは可能なのでしょうか?
まず最初にETCの利用について解説していきます。
アコムではETCカードは作れない
結論から言うとACマスターカードではETCカードを取り扱っていません。
ETCだけでなく家族カードや電子マネーなどもACマスターカードでは取り扱っておらず、その代わりにキャッシング機能などに特化したカードとなっています。
他社のクレジットカードだとETCカードを発行できる場合がほとんどですので、ACマスターカードは比較的珍しいケースであると言えます。
残念ながらACマスターカードと紐づけてETCカードを利用するのは諦めた方が良いでしょう。
ETCを利用するなら別の手段を考える必要がある
ACマスターカードにETCのサービスがない以上、ETCカードが欲しいのであれば別の手段を考える必要があります。
具体的には他のクレジットカードを作るか。ETCパーソナルカードを作る方法のどちらかがオススメです。
それぞれメリットとデメリットがありますが、だれでも利用がしやすいという点でいえばETCパーソナルカードの方がオススメです。
理由については後ほど詳しく解説していきます。
ETCカードを作る方法
ACマスターカードを利用している場合でも、工夫すればETCカードを同時に利用することができます。
ここでは詳しい方法について紹介していきます。
ETCパーソナルカードがオススメ
ACマスターカードの場合に特にオススメしたいのがETCパーソナルカードです。
通常ETCカードと言えばクレジットカードと連携しているものが多く、先にクレジットカードの契約を行う必要があります。
ですがこのカードは完全にETC専用カードとなっており、クレジットカードの契約は必要ありません。
簡単に比較すると、以下のような違いがあります。
ECTパーソナルカード | クレジットカード | |
---|---|---|
審査の有無 | なし | あり |
年会費 | 1,257円 | 種類による |
利用限度額 | 低い | 高い |
発行時の審査も必要なく、新しくクレジットカードを契約する必要もありません。
ですのでETCカードのみを新しく作りたい場合にはオススメの方法です。
他社のクレジットカードを作ってしまうのもあり
もし複数クレジットカードを持つことに抵抗がないのであれば、新しくクレジットカードを契約してしまうのも1つの手です。
ETCカードのプランがあるクレジットカードも数多くありますので、気に入ったものがあれば契約してみるのも良いでしょう。
ETCの利用ができるものとして、具体的には以下のようなクレジットカードがあります。
- 楽天カード
- エポスカード
- Tカードプラス
- VIASOカード
- ライフカード
- 三井住友カード
これ以外にもETCカードを利用できるクレジットカード会社は数多くありますので、気になる所があればチェックしてみましょう。
ETCパーソナルカードのメリット
ETCパーソナルカードを利用する場合、一般的なクレジットカードでの契約とはいくつか違いがあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
クレジットカードが必要ない
一番の特徴としてはクレジットカードの契約が必要ないという点が挙げられます。
審査に通ったり不要なカードを契約する必要もないため、純粋にETCカードだけが欲しいという人にはぴったりのサービスと言えるでしょう。
クレジットカードを複数持っていると紛失のリスクが高くなったり、管理の手間が増えるなどのデメリットもあります。
余計なクレジットカードを増やしたくないのであればETCパーソナルカードを利用すると良いでしょう。
発行時の審査が不要
ETCパーソナルカードには発行時の審査が必要ありません。
クレジットカードと違って申請すれば必ず作ることが可能ですので、審査に通りにくい人にとっては大きなメリットであると言えるでしょう。
なかなか審査に通らなかったり、面倒な審査を受けたくないという場合にもETCパーソナルカードは便利なサービスであると言えます。
Webサービスから利用状況の確認ができる
ETCパーソナルカードには「My Pasoca」と呼ばれる会員専用のWebサービスが存在します。
これを利用することで利用明細の確認や、過去の利用履歴を照会することも可能です。
また利用限度額についても確認が出来るため、どの程度のペースで使用していけば良いのか目安を立てることもできます。
ETCパーソナルカードに審査がない理由
ETCパーソナルカードは通常のクレジットカードとは違い、利用者にお金を貸す仕組みが存在しません。
最初にデポジットとして受け取った担保金の範囲内でETCカードを利用する仕組みになっているため、最悪利用者が支払いを拒否しても会社側に損害が出ることはない仕組みになっています。
ETCパーソナルカードに審査がないのはそのためです。
他社のクレジットカードとは根本的に仕組みが違うため、混同してしまわないように注意しましょう。
ETCパーソナルカードのデメリット
審査もなく便利なECTパーソナルカードですが、使用時のデメリットもいくつか存在します。
ここではECTパーソナルカードのデメリットについて詳しく解説していきます。
年会費の支払いが発生する
ETCパーソナルカードの発行は無料ですが、年会費の支払いは発生することになります。
毎年1257円が年会費として請求されるため、一般的なクレジットカードを契約しているのと金額的には大差ありません。
クレジットカードと紐づけたETCカードの場合、クレジットカードを発行してしまえばETCカードの年会費は無料になる事が多いです。
そのため費用の面だけ見るのであればデメリットであると言えます。
デポジットが必要になる
ETCパーソナルカードにはデポジットというものが存在します。
これはETCカードで利用する可能性のある金額を先に担保として支払うものであり、カードの使用料金とは別に支払う必要があります。
このデポジットは最低でも20000円からしか利用が出来ないため、初期費用として負担が大きくなってしまうというデメリットがあります。
また上限金額を上げる場合、デポジットも20000円単位で上がっていきます。
このデポジットはあくまで支払いが滞った場合の担保金という扱いですので、ETCパーソナルカードを解約した場合は払い戻しとして手元に戻ってくることになります。
利用できる限度額が決まっている
ETCパーソナルカードの利用上限金額はプランや審査によって決まることはなく、支払ったデポジットの金額によって決まります。
そのため社会的な地位や職業によって金額が決まることはありません。
具体的には支払ったデポジットの80%がETCパーソナルカードの利用上限金額となります。
この上限を超えた金額を使用することはできず、支払いが上限を超えた場合はカードの利用が一時停止となってしまいます。
そのためETCパーソナルカードで利用できる金額を上げたい場合はデポジットを多く払う必要があります。
デポジットの増額は申請すれば可能ですが、最小単位が20000円からとなりますので申請の際はあらかじめ支払いの余裕があるか確認しておくようにしましょう。
申し込みから発行までに時間がかかる
ETCパーソナルカードは手続き方法が郵送のみとなっており、申し込みから発効までに時間がかかってしまうという特徴があります。
Webでの申し込みや登録にも対応していないため、少し不便な点が多いです。
申請用紙は高速道路のサービスエリアにあるものを利用するか、Webの入力フォームから手続きを行うことで印刷することも可能です。
また電話で申し込み用紙の郵送を依頼することも可能ですので、自宅にプリンターがない場合はそちらを利用するのも良いでしょう。
料金の支払い方法が少ない
ETCパーソナルカードは料金の支払い方法が口座引き落としのみとなっており、支払い方法の選択肢が少ないのもネックになっています。
利用する場合は支払日の前に口座にお金を入れておくようにしましょう。
また引落しが出来なかった場合は再引き落としという形ではなく、郵送される振込用紙を使って未払い分の料金を振り込む必要があります。
そのまま放置しておいても勝手に敷き落されることはありませんので注意しましょう。
あまりにも支払いが行われないまま放置してしまうと会員登録が取り消されてしまったり、トラブルの原因になる事もあります。
引き落としができなかった場合は必ず支払いを行うようにしましょう。
デポジットに関する注意点
ETCパーソナルカードのデポジットは注意するポイントがいくつかあります。
ここではデポジットについて説明していきます。
デポジットは支払いに使えない
デポジットについて多い勘違いの1つとして、デポジットが支払いに使用できると思ってしまうというものがあります。
デポジットはあくまで支払いの担保として支払っているものになるため、それ自体が支払いに使われるものではありません。
デポジットが残っていても支払いには一切関係ないため注意しましょう。
解約時にデポジットは返金される
カードを解約すると、それまでに支払っていたデポジットは全て返金されます。
そのまま帰って来ないことはありませんので勘違いしないようにしておきましょう。
場合によってはデポジットがかなり高額になっていることもありますので、解約時に一度に大きな金額が入ってくることもあります。
後で戻ってくるお金だという事は覚えておきましょう。
ACマスターカードの場合はETCカードを別で用意した方が良い
いかがでしたか?ACマスターカードの機能でETCカードを利用することはできませんが、少し工夫すればETCカードを別に用意することはできます。
ACマスターカードならではのメリットもたくさんありますので、カードを活用するのであれば他の特徴に目を向けてみましょう!