イオンゴールドカードは、イオンからインビテーション(招待)を受けて初めて所持できるゴールドカードです。
ゴールドカードの中では珍しく年会費が無料ですが、イオンラウンジや空港ラウンジが利用できる、付帯保険が充実しているなど、豪華な特典が満載です。
ここではイオンゴールドカードのメリット・デメリット、ポイント還元率やETCカードの発行などについて詳しくご紹介します。
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イオンゴールドカードの基本スペック
年会費 | 無料 |
---|---|
入会費 | 無料 |
利用可能枠 | クレジットカードの利用枠の範囲内 |
申し込み資格 | インビテーション制度 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.33% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険 ショッピング保険 |
家族カード | あり |
ETC専用カード | あり |
カード発行まで | 最短2週間程度 |
更新期間 | 自動更新 |
イオンゴールドカードのメリット
- 年会費無料なのにイオンラウンジや空港ラウンジが利用できる豪華な特典がついてくる!
- イオンカードの特典はそのままで、さらにゴールドカード会員限定の優待がある!
- 手厚い海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険、ショッピング保険が付帯されている
年会費無料なのにイオンラウンジや空港ラウンジが利用できる豪華な特典がついてくる!
イオンゴールドカードはインビテーション制度といって、カード会社が独自の基準で認めたカード利用者にインビテーション(招待状)を送付するという制度を採用しています。
つまりイオンゴールドカードは選ばれた優良顧客しか持てないカードなのですが、その分だけ特典が豪華になっています。特典のなかでも最もメリットが大きいのが全国のイオンラウンジを利用できることでしょう。
イオンラウンジはイオングループ店内に設けられたサービス施設ですが、買い物の合間にドリンクやお菓子を楽しみながらゆっくりと休憩できるので人気があります。
また、羽田空港をはじめ国内の主要6空港のラウンジを利用できるという特典もあり、旅行やビジネスの際にとても便利です。
これだけの特典がありながら、イオンゴールドカードは年会費が無料となっており、この点からもコストパフォーマンスに優れたカードと言っていいでしょう。
イオンカードの特典はそのままで、さらにゴールドカード会員限定の優待がある!
イオンゴールドカードは、クレディセゾンのプロパーカードである「イオンカード」(他、2種類)をゴールドに切り替えて作られます。
毎月20日・30日に買い物代金が5%OFFになる「お客様感謝デー」やイオングループの店舗での買い物がいつでもポイント2倍になるといった特典はそのまま引き継ぐことができ、さらにゴールド会員限定の「ご優待パスポート」が送られてくることもあります。
これは期間中、カード利用者の都合の良い2日間に割引特典が利用できるというものですが、衣料品が20%OFFになるなど、非常にお得な内容になっています。
インビテーションを受ける基準はかなりハードルが高いですが、このようにゴールドカードになると特典が満載なので、とりあえず取得を目指してみることをおすすめします。
手厚い海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険、ショッピング保険が付帯されている
イオンゴールドカードのメリットのなかでも破格といえるのが、手厚い海外旅行傷害保険が自動付帯されていることです。
海外旅行傷害保険の内訳は死亡・後遺障害で最高5,000万円、傷害・疾病治療で最高300万円の補償となっており、これで年会費無料とは信じられないぐらい高額な補償です。
さらに国内旅行傷害保険やイオンゴールドカードで決済した商品が偶然による事故(破損事故など)で購入日から180日以内に被害を被った場合、年間300万円を補償するショッピング保険なども付帯されています。
イオンゴールドカードはインビテーション制なので自分から申し込むことはできませんが、ゴールドカードになるとこのような特典がついてくることを念頭に置いておくといいでしょう。
イオンゴールドカードのデメリット
- 提携カードではインビテーションが届かない!
- イオングループおよび優待加盟店以外の店舗ではポイントが貯めづらい
- 海外旅行傷害保険は手厚いが注意しなければならない点もある
提携カードではインビテーションが届かない!
イオンカードは提携カードも含めて50種類以上ありますが、そのうちイオンゴールドカードは、プロパーカード「イオンカード」、「イオンカード(WAON一体型)」、「イオンカードセレクト」の3種類しか切り替わることができず、提携カードをいくら利用してもインビテーションは届きません。
カードを作る際にインビテーションまで考えて作ることはあまりないと思われるので、利用者側からすればこれはかなりのデメリットといえるでしょう。
また、イオンカード(ディズニー・デザイン)のゴールドカードは用意されていてもイオンカード(ミニオンズ)にはないなど、一見しただけではわかりづらいこともあります(ただしミニオンズには独自の特典があります)。
ゴールドカードを目指すのであれば、まず手持ちのイオンカードをよく確認してからにしましょう。
イオングループおよび優待加盟店以外の店舗ではポイントが貯めづらい
イオンゴールドカードはイオングループおよび優待加盟店以外の店舗ではややポイントが貯めづらいカードです。
このような店舗では、毎月10日に店舗に関係なくカードの利用金額に応じてポイントが2倍になる「ときめきWポイントデー」を除き、ポイント還元率は0.5%が適用されるので、あまりポイントが貯まりません。
いったんゴールドカードになるとイオンカードに降級させられることはないので、イオングループや優待加盟店ではイオンゴールドカードを使い、他の店舗の買い物には高還元率カードを使った方が効率よくポイントを貯められるでしょう。
また、ときめきポイントの有効期限はポイント獲得期間に応じて最大で2年間なので、この点も注意が必要です。
海外旅行傷害保険は手厚いが注意しなければならない点もある
イオンゴールドカードの海外旅行傷害保険が手厚いのは前述したとおりですが、注意事項もいくつかあります。まず、アメリカやヨーロッパで入院・手術となった場合は何百万円もかかることがあるので、イオンゴールドカードの補償額でも安心とはいえません。
また、イオンゴールドカードでは現地の病院にかかった時に保険会社が医療費を直接支払ってくれる「キャッシュレス診療」が使えないので、渡航中に診療を受けた場合は、一度自分で医療費を立て替えて領収書と診断書を入手し、帰国後改めて保険金を請求します。
海外だと医療費が高額で払えないということも十分想定できるので、補償額の上乗せも考えてキャッシュレス診療が可能なカードを追加で1~2枚作っておくか、イオンゴールドカードの利用限度額を上げておくことをおすすめします。
イオンゴールドカードのポイント制度
- ポイント還元率は平均的でも、還元率を上げる特典が多い
- 「ときめきポイントTOWN」経由で買い物をしてポイントアップ!
- ときめきポイントクラブの優待加盟店利用でポイントが貯められる!
ポイント還元率は平均的でも、還元率を上げる特典が多い
イオンゴールドカードのポイント還元率は0.5%と、他社の高還元率カードと比べるとやや平均的です。しかしイオンゴールドカードには、イオングループの店舗を利用した場合は
- いつでもポイントが2倍になる
- 毎月10日の「ありが10デー」にはポイントが基本の5倍になる(北海道・九州地区のぞく)
ポイントが2倍または数倍になる特典が多いので、そのような特典を上手に利用すれば還元率1.0%~2.5%のかなりの高還元率カードになります。
また、毎月の公共料金や通信費の支払いをカードで行えば、毎月一定額のポイントが貯まる上に通信会社のポイントも貯まるので、その分還元率も上がります。
ただし、イオンカードからイオンゴールドカードに切り替えた際、国際ブランドにVISAを選択していた場合のみカード番号も変更されるので、各種料金をカードで支払っていた場合は各自でカード番号変更の手続きが必要になるので注意しましょう(イオンの対象加盟店を除く)。
「ときめきポイントTOWN」経由で買い物をしてポイントアップ!
イオンスクエアメンバーに登録後、ポイントモール「ときめきポイントTOWN」を経由して買い物をすると、ときめきポイントが通常は基本の2倍、ポイントアップキャンペーン対象ショップを利用すると最大で21倍もときめきポイントが貯まります。
「ときめきポイントTOWN」から「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」に行き、そこで買い物をするとときめきポイントの他、楽天スーパーポイントやTポイントも貯まるので、還元率でいえば1.0%以上になりとてもお得です。
ポイントがアップするキャンペーンは時期によっても大きく異なりますが、例えば夏ならお中元、旅行といった季節の需要にあわせてキャンペーンを行う傾向があります。
ポイントを貯めたいときはこまめにサイトをチェックすることをおすすめします。
ときめきポイントクラブの優待加盟店利用でポイントが貯められる!
イオングループの店舗や「ときめきポイントTOWN」以外にも、ときめきポイントクラブの優待加盟店の利用でポイントを通常の2~3倍お得に貯めることができます。
優待加盟店の中には日本航空(JAL)やコスモ石油といった利用者数が多い企業やワタミグループといった飲食店も入っています。特にワタミグループは「和民」といった居酒屋以外にもイタリアンレストランや中華ダイニングなど幅広く手掛けているので利用しやすく、大勢で食事に行ってカードで一括精算すればポイントを一気に貯められます。
他にもポイントが3倍になる得タク(得タクネットワークサービスに加盟したタクシーの総称)などが加盟しているので、気になる企業があれば加盟店かどうか確認しておきましょう。
イオンゴールドカードはETCカードを無料で発行できる?
イオンカードからイオンゴールドカードに切り替えた後であってもETC専用カードを作ることができます。
年会費・発行手数料は無料で、ETC専用カード利用時もときめきポイントが貯まります。
ETC専用カードは、家族カードを含め、イオンゴールドカード1枚に対して1枚作れます。
「ETCゲート車両損傷見舞金制度」が付帯
万が一、ETCゲートの開閉バーに衝突し車両を損傷した場合には、年1回、一律5万円分の見舞金が支払われる「ETCゲート車両損傷見舞金制度」が付帯されています。
また、ETC専用カードとクレジットカードの番号は異なるため、イオンカードからイオンゴールドカードに切り替えてもそれまで使っていたETC専用カードは引き続き使用できます。
イオンゴールドカードはどんな人におすすめ?
- イオンを頻繁に利用しているようなイオングループのヘビーユーザー
- 自分はもちろん、家族も家族カードを利用してイオングループの店舗で買い物をしている
イオンを頻繁に利用しているようなイオングループのヘビーユーザー
イオンゴールドカードは「お客さま感謝デー」などのイオンカードの特典はそのままに、イオンカードには付帯していない海外旅行傷害保険などの付帯保険がついていたり、イオンラウンジや空港ラウンジが利用できたりといった新たな特典が加わった、まさに上位カードと呼ぶのにふさわしいカードです。
イオンカードからイオンゴールドカードへの切り替えにあたってはデメリットらしいデメリットがほぼ皆無なので、イオンを頻繁に利用する人であればゴールドカードを目指してみることをおすすめします。
ただし、公式サイトでは「直近年間カードショッピング100万円以上の方に発行」していると記載されているので、インビテーションが届くまでにはカードを相当利用して実績を作らなければなりません。
携帯料金や公共料金をイオンカードで支払う、20日と30日の5%OFFにまとめ買いするなど、工夫をしてみましょう。
自分はもちろん、家族も家族カードを利用してイオングループの店舗で買い物をしている人
イオンゴールドカードは、本人カードがゴールドになると家族カードもゴールドになります。海外旅行傷害保険など付帯保険やイオンラウンジ利用といった特典は家族カードにも適用されるので、ゴールドカードになった暁には家族からもきっと喜ばれるでしょう。
また、家族カードの利用金額もゴールドカードのインビテーションを受ける条件になっており(家族カードを利用した分の請求は本人カードと合算)、さらにイオンカードは、ポイントがいつでも2倍になったり、毎月20・30日の「お客さま感謝デー」には食料品から衣料品まで含めて5%OFFになったりするなどのお得な特典が充実しています。
家族でイオングループの店舗を利用しているのであれば「100万円以上」の利用実績を達成するのもそれほど難しくはないはずです。
家族ぐるみでイオングループの店舗でよく利用するのであれば、まずイオンカードの家族カードを作ってゴールドカードのインビテーションを目標にしてみることをおすすめします。
イオンゴールドカードポイント還元率を他社と比較
この表はゴールドカードの中でも特に人気のあるカードのポイント還元率を比較したものですが、標準還元率では「dカード GOLD」「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」「楽天プレミアムカード」「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」が高還元率カードといえます。
カード名 | ポイント還元率(2020年7月現在) |
---|---|
dカードGOLD | 1.0~4.0% |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | 1.0~2.5% |
三井住友カードゴールド | 0.5~2.5% |
ダイナースクラブカード | 0.4%~1.0% |
楽天プレミアムカード | 1.0~5.0% |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 1.0% |
イオンゴールドカード | 0.5%~1.33% |
クレジットカードのポイント還元率は特定の条件下で上下するので、他社とポイント還元率を比較する場合は、還元率の上下を含まない標準還元率で比較します。
一般的には、標準還元率が常時0.5%で平均的、常時1.0%以上であれば高還元率といわれているので、「イオンゴールドカード」の標準還元率0.5%は、やや平均的といえるでしょう。
ポイント還元率という点からみるとイオンゴールドカードは若干物足りない気がしますが、イオンゴールドカードはイオングループの店舗で買い物をするとポイントがいつでも2倍になるなど、特典が豊富でポイントが貯めやすいです。
また年会費無料でありながら海外旅行傷害保険の補償額は他のゴールドカードに引けを取らないこと(他のカードは10,800円~31,320円、Oricoのみ1,950円)を考えるととてもお得だということがわかります。
イオンゴールドカードが届くタイミングは?
イオンゴールドカードはインビテーション(招待)制度を採用しているので、自分で申し込むことはできません。インビテーションが届いたらWeb上の専用ページまたは電話で切り替えの手続きを行います。
イオンゴールドカードのインビテーションの有効期限は約2カ月なので、この間に忘れずにゴールドカードに切り替えましょう。手続き後、最短2週間程度でカードが郵送されてきます。
本人カードをイオンゴールドカードに切り替えた場合は、家族カードもイオンゴールドカードに切り替わります。
ただし、本人カードと家族カードは郵送が前後する場合もあります。なお、ETC専用カードは切り替えに伴う手続きはありません。
イオンゴールドカードの引き落とし日はいつ?
イオンゴールドカードは、ショッピング・キャッシングどちらも毎月10日が締め日となり、翌月2日に指定の口座から引き落とされます。
引き落とし日が金融機関の休業日にあたる場合は、翌営業日に引き落とされます。イオン銀行を指定口座に設定している場合のみ、2日の引き落とし日に引き落としができなければ、3~5日(平日のみ)に再振替されます。
ETC専用カードは、高速道路会社によって請求データを送付するタイミングが異なるので、請求される月が翌々月以降となる場合もあります。また、一部加盟店および海外の利用についても、請求が遅くなることがあります。
イオンゴールドカードを実際に利用した人たちの口コミ
年代 | 50代 |
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職業 | 会社員 |
週末はイオンによく買い物に来ます。イオンラウンジで休憩することが多いですが、お菓子や飲み物がおいてあるし、あまり混んでないのでゆっくりできます。
同伴者や子供連れでも利用できるのはいいですね。あと、私は地方に出張することが多いのですが、空港のラウンジが利用できるのもゴールドカードになってよかったなあと思うポイントです。ラウンジだとパソコンの充電をしながら仕事ができますからね。
年会費無料なのに付帯保険の内容も充実しているし、文句なしです。イオンユーザーであればインビテーションが来たらすぐに切り替えて損はないと思います。
年代 | 30代 |
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職業 | 会社員 |
イオンで頻繁に買い物をしていたせいか、イオンカードを作った翌年にはインビテーションが届きました。ちょうど海外旅行の予定があったのですが、イオンゴールドカードは年会費無料なのに最高5,000万円までの海外旅行傷害保険が付帯されていたので驚きでした。
空港のラウンジも良かったです。イオンゴールドカードは、イオンカードのお客様感謝デーの5%OFFやときめきポイントがいつでも2倍になる特典はそのままに、イオンラウンジや空港ラウンジの利用といった特典をプラスしたような感じです。
ポイントもすぐに貯まるので、お取り寄せグルメと交換して楽しんでいます。
年代 | 40代 |
職業 | 主婦 |
オンゴールドカードに切り替えてからしばらくしたら、イオンゴールドカード会員限定のご優待パスポートが届きました。内容は期間中の都合の良い2日間にイオンの食料品や衣料品が割引になるというものでしたが、衣料品が最大で20%OFFになっているのは驚きでした。
いい機会だったのでコートを新調して、ついでに食料品を大量買いしました(笑)。
こうしたゴールドカードならではの特典は嬉しいですね。イオンでよく買い物をする人におすすめのカードです。