クレジットカードは断捨離すべき!増えすぎたカードを減らす方法

クレジットカードは断捨離すべき!増えすぎたカードを減らす方法 クレジットカード

「ショッピング先ですすめられたクレジットカードを作っているうちに財布がカードでぱんぱん…」

必要に応じてクレジットカードを使い分けているなら問題ありませんが、使わないクレジットカードを所持していると

  • ポイントが分散して貯まりにくい
  • 年会費がかさむ
  • カードを使い過ぎる危険がある

などのデメリットがあります。

必要のないクレジットカードを持っている方は、これを機会に「クレジットカードの断捨離」を始めましょう!

財布も軽くなりますし、節約にもなります。

でも、どのカードから解約すればいいのか、簡単に解約していいのか不安がありますよね。

ここではクレジットカードの断捨離方法について解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

クレジットカードの断捨離をするべき理由

クレジットカードが支払いがしやすく、ポイントも貯まるので「いくらあっても困らない!」「持っていれば持っているほどお得」なイメージを持っている方もいるかもしれませんが、これは間違い。

クレジットカードを必要以上に持ちすぎていると、以下のデメリットがあります。

  • ポイントが分散して貯まりにくい
  • カード枚数が増えて年会費がかさむ
  • カードを使い過ぎる危険がある
  • 悪用されても気づきにくい

ポイントがなかなか貯められない…お金をつい使いすぎてしまう、という方は断捨離をしましょう。

ポイントが分散して貯まりにくい

クレジットカードを利用すると利用額によってポイントが貯まります。これはみなさん周知の事実ですよね。

しかし、クレジットカードで貯まるポイントはクレジットカード会社によって別々です。

カードを複数枚持っていると、どのカードにどのくらいポイントが貯まっているのか把握しづらくなります。

久々に貯まっているポイントを確認しようと思ったら、あれもこれも有効期限切れで全然ポイントが貯まらない…という状況になってしまいます。

カード枚数が増えると年会費がかさむ

年会費無料のクレジットカードだけを所持しているなら問題ありませんが、有料のカードを持っている場合は要注意です。

クレジットカードによっては初年度だけ無料のものや、年に最低1回は利用しないと有料になってしまうカードもあります。

「1年間は無料だからとりあえず契約して、使わなくなったら解約しよう」

「年に1回利用すれば無料だから問題ない」

このように軽い気持ちで申し込み、いつの間にか使わないカードに毎年年会費を払っている状況にもなりかねません、

カードを使い過ぎる危険がある

クレジットカードは1枚1枚利用限度額が決められていますが、複数枚のカードを所持していると毎月カードで利用できる金額が大きくなります。

「1枚利用限度額まで使っちゃったけれど、他のカードで支払えば問題なし!」と利用していると、自分が思った以上の出費になってしまうことも…。

また、カードごとに使用料金の引き落とし日が違うので、自分がトータルでどのくらい使っているのか分かりにくくなります。

悪用されても気づきにくい

使っているクレジットカードの利用明細はチェックしても、年に1度も利用していないクレジットカードの明細までチェックする方は少ないのではないでしょうか?

使っていないクレジットカードは、不正利用されてもしばらく気づくことができません。

クレジットカード会社には不正利用された際の金額を補償する保険もついていますが、保険が適応されるのは60日前(日数はクレジット会社によって異なります)までの金額です。

クレジットカードの枚数が増えると、管理できなくなって悪用されても気づきにくく、気づいても手遅れということもあるので注意が必要です。

断捨離するカード・残すカードの選び方

クレジットカードを持ちすぎることのデメリットを挙げました。

クレジットカードを断捨離する際には、解約するか残すかの取捨選択が必要です。

断捨離すべきカード、残すべきカードの選択基準は以下の通りです。

▽断捨離すべきカード

  • 1年以上使っていないカード
  • ポイントを交換したことがないカード
  • 年会費の元が取れていないカード

▽残すべきカード

  • ポイント還元率が高い
  • 優待サービスが自分のライフスタイルにあっている
  • クレジットカードの利用履歴が積めている

断捨離すべきクレジットカード

  • 1年以上使っていないカード
  • ポイントを交換したことがないカード
  • 年会費の元が取れていないカード

1年以上使っていないカード

洋服の断捨離方法に「1年以上着ていない服は捨てる」方法がありますが、クレジットカードでも全く同じことが言えるのではないでしょうか。

このショッピングセンターは時々行くから…とショッピング系のカードに加入したものの、結局使わなかったということはありませんか?

ポイントを交換したことがないカード

クレジットカードは貯めたポイントは、使わなければ意味がありません。

例外的にポイントの有効期限がないクレジットカードもありますが、通常は2年程度です。

2年以上ポイントを交換したことがない、あるいは1回もポイントを交換したことがないクレジットカードは、「ポイントを交換できるほど利用頻度が多くなかった」「貯めたポイントを使える場所が自分のライフスタイルに合っていない」可能性があります。

ポイントを交換したことがなく、ポイントを失効してしまうクレジットカードは解約しましょう。

年会費の元が取れていないカード

「ゴールドカードがかっこいいから」「〇円以上使えばお得だから」と思って加入して、年会費の元がとれていないカードはありませんか?

年会費のかかるステータスカードは豪華な特典が魅力ですが、使わなければただのコレクションです。

「空港ラウンジを使いたくてゴールドカードを申し込んだけれど、最近飛行機に乗っていない」

「以前は百貨店に行っていたけれど今年は行ってないな…」

特典を使いこなせてないな…と感じたら、そのカードは解約しましょう。

残すべきクレジットカード

使っていないカードは基本的に解約してOKですが、自分のライフスタイルに合っているカードで、還元率が高いカードは残しておくべきです。

  • ポイント還元率が高い・ポイントの使い勝手がよい
  • 優待サービスが自分のライフスタイルに合っている
  • クレジットカードの利用履歴実績がある

ポイント還元率が高い

クレジットカードの還元率は一般的には0.5%が平均的ですが、中には還元率が1.0%以上(1.2%のものも!)のカードもあります。

還元率が高いカードで毎月の固定費(公共料金や通信代など)を支払えば、ポイントが貯まりやすくなります。

ステータス性重視で節約にこだわらない方は、還元率に関わらずメインカードを選んでもいいですが、お得を重視したい方は還元率の高いカードは解約せずに残しておきましょう。

優待サービスが自分のライフスタイルにあっている

「近所のスーパーで割引してもらえるカードがある「よく利用するネットショッピングがある」

このような自分のライフスタイルに合ったカードは残しておきましょう。例えばイオンカードは毎月2回会員限定で本体価格から5%割引になる優待もあり、会計がお得になります。

また、楽天市場や楽天トラベルを使う方は、楽天カードを利用すると最低3倍のポイントを貯めることができます。

通学や通勤でSuicaやPASMO定期券を利用している方は、定期券とクレジットカードが一体になったカードもおすすめです。

クレジットカードの利用履歴実績がある

クレジットカードの加入・利用状況は「個人信用情報機関」に情報が記録されます。

延滞なくカードの利用を積み重ねると「毎月利用した金額をきちんと支払日に支払える人」という信用実績になります。(クレジットカードヒストリー、通称クレヒスとも呼ばれます)

クレヒスで信用実積を積み重ねると、今後のカードの審査や住宅ローンの審査、車の審査など、金融系のあらゆる審査に有利になります。

信用情報期間にはクレジットカードの情報だけでなく、税金や消費者金融、携帯電話の支払い、奨学金返済状況などさまざまな情報が載ります。

クレジットだけ延滞がないからといって、他に延滞があれば「信用がある人」とはなりませんが、利用を積み重ねることによって今後の審査が有利になることには間違いないでしょう。

信用期間によって情報の保有期間は異なりますが、おおむね保有期間は5年以内です。

今後の審査のためにも残しておきましょう。

クレジットカードを断捨離するときの注意点

さて、断捨離するカードと残すカードを分けたらいよいよ解約…といきたいところですが、いくつか注意点があります。

  • 契約してすぐの解約は怪しまれる
  • カードを解約すると残りを一括で支払う必要がある
  • 固定費やローンを払っている場合は登録情報の変更をする

契約してすぐの解約は不審に思われる

クレジットカードの申し込みや利用によって、個人信用情報に記録が残るという話をしました。

実はクレジットカードの解約も信用情報機関の記録に残ります。

あなたにとっては「必要なカードを解約した、カードの断捨離をしただけ」ですが、カード会社側は書類上ではそんなことは分かりません。

契約してすぐにカードを解約すると、カード会社から「入会特典だけ貰って解約する人」「カードの支払い延滞で強制解約になった」と不審と認識される可能性もあります。

早期解約はカード会社からみてネガティブにとらえられる可能性があるため、契約してすぐの解約には注意しましょう。

カードを解約すると残りを一括で支払う必要がある

全く使っていないカードを解約するなら問題はありませんが、まだ支払いが残っているカードを解約しようと思うと利用した金額の一括払いを求められます。

解約すると解約する時点での未払金が一気に引き落とされることになるので、銀行口座に余裕がない方は注意が必要です。

分割払い・リボ払いを利用していても、同様に手数料と元金の支払いの一括請求を求められます。

現在、支払いが残っているカードはすぐに解約せず、以下の手順で解約をしましょう。

  1. カードの利用をやめる
  2. 支払いがされて未払いが0円になるようにする
  3. カードを解約する

固定費やローンを払っている場合は登録情報の変更をする

クレジットカードで公共料金やローンを払っている方は、カードを解約すると支払いが止まってしまいます。

固定費を払っているカードがある場合は、残すカードに支払いを設定し直すか、一時的に銀行口座引き落としにして支払いの遅延のないように注意しましょう。

住宅ローン・カーローンなどのショッピングローンを組んでいる方は、支払いが滞ると個人信用情報機関にネガティブな情報として残ってしまいます。

解約する前に、カードで毎月引き落とされているものがないか確認しましょう。

その他、クレジットカードを解約するときの注意点はこちらをご覧ください。

断捨離した後におすすめの高還元率クレジットカードは?

残すべきカードとして「ポイント還元率が高く・貯めたポイントが使いやすいカード」「自分のライフスタイルに合っているカード」をおすすめしましたが、手元にそういったカードがない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、年会費が無料で還元率が1.0%以上のおすすめクレジットカードを紹介します。

断捨離後にメインカードを見直す場合は、是非これを機会に高還元率カードを検討してみてください。

楽天カード

楽天カード

楽天カード
カード年会費 永年無料
ETC年会費 540円
ETC発行手数料 無料
還元率 1.0%
電子マネー
申し込み資格 満18歳以上
  • 還元率が常に1.0%以上
  • 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
  • カード年会費無料

楽天カードは年会費無料でポイントが貯まりやすく、コストパフォーマンスのよいカードです。

通常還元率は1.0%で、100円の利用ごとに楽天スーパーポイントが貯まります。貯まったポイントは交換不要で楽天市場での買い物や楽天トラベルの支払いに利用できます。

楽天市場で常に還元率3.0%でポイントが貯まるため、楽天系サービスを使う方はもちろん、とにかく還元率が高いカードを持ちたい方にもおすすめです。

楽天ポイントカードとも一体型なので、貯まったポイントを街中の実店舗(楽天ポイント対応店のみ)で利用するとこもできます。

JCB CARD W

JCB CARD W

JCBCARDW
カード年会費 永年無料
ETC年会費 無料
ETC発行手数料 無料
還元率 1.0%
電子マネー
申し込み資格 満18歳以上39歳以下
  • 海外旅行保険が最高2000万円
  • 通常還元率1.0%
  • Oki Doki ランド経由で最大20倍のポイント

JCB CARD Wは通常還元率が1.0%の高還元率カードです。JCBが直接発行しているプロパーカードなので、大手発行の安心感が欲しい方にもおすすめです。

JCB CARD Wは1000円の利用で2ポイントのOki Dokiポイントが貯まります。(OkiDokiポイントの1ポイントあたりの還元率は0.4%~0.6%です)

専用のモールを利用すればAmazonで還元率2.0%、楽天市場でも2.0%とバランスよくどこのショップでもポイントを貯められます。

また、セブンイレブンで常にポイント3倍、スターバックカードへのチャージでポイント10倍のため、利用する機会が多い方におすすめです。

クレジットカードを断捨離して財布と家計をすっきりさせよう!

クレジットカードを複数持ち、メインカードとサブカードで使い分けると、その分利用できる特典も増えます。

しかし管理できないカードを持っていると、浪費や不正利用の発見も遅れてしまいます。

残すべきカードと解約するカードを吟味して、本当に必要なカードだけ手元に残せば節約にもなりますよ。

1年以上使っていないカードがある方は、是非カードの見直しをしてみてはいかがでしょうか。

監修者のプロフィール

井上美鈴

ライフシンフォニア代表
~シングルマザー・子育て世代にお金の話をわかりやすく伝えるFP~

金融機関(証券会社・銀行等)・公立中学校事務員等のさまざまな仕事を経験しながら、シングルマザーとして子育てを経験。離婚後3年で、教育資金を貯める。

「すぐに役立つお金の話」をわかりやすく伝えるファイナンシャルプランナーとして、家計相談や公的機関でのセミナー、執筆活動を行っている。

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