クレジットカードを紛失してしまった時、かなり焦りますよね。
でも、正しい対応さえできれば、不正使用の被害から身を守ることが出来ます!
今回はそういった、「クレジットカードの紛失時はどのような手順をふめばいいの?」という不安や疑問にお答えする為に、正しい手順を紹介していきます!
もし紛失または盗難の被害に遭ったら、一旦冷静になって、この記事通りに対応していきましょう!
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紛失したらすぐカード会社に電話を!
紛失した、もしくは盗難に遭った場合、最初にすべき事は、クレジットカードのカード会社に連絡することです。
何故なら、一刻も早くクレジットカードの利用停止手続きをするためです。
どこのカード会社にもトラブル時の専用電話番号が必ずあります。
どこで誰が不正利用しようとしているのか分からないので、まずは連絡をしましょう!
利用停止までの流れ
以下がクレジットカードの利用停止までの流れとなります。
- 紛失した本人がクレジットカード会社に連絡
- カード会社側で無効手続きが行われる
- カードの利用が停止される
カード会社に連絡したらすぐに利用停止にすることが出来ます。
トラブル時の専用電話番号はどこも24時間対応なので、時間帯は気にせず,すぐに連絡しましょう!
カード会社とは?
電話する時ですが、カード会社と国際ブランドを間違えやすいので注意しましょう!
VISAやMasterCardは国際ブランドです。
例えば、VISAブランドのついた三井住友カードなら、三井住友カードの緊急連絡先に電話することになります。
海外の場合はカード会社の連絡先が異なる
各カード会社の連絡先は、国内と海外では異なるので注意しなければいけません。
さらに、渡航先の国によっても番号が異なります。
いざという時にすぐ連絡出来る状態なのかどうかで、安心感もかなり違うと思います。
海外での連絡先をしっかり調べてから出発するようにしましょう!
不正使用されても補償がきく!
紛失または盗難の被に遭った際、不正利用をされたとしても基本的には補償が効きます!
多くのクレジットカードにはちゃんと盗難保険と紛失保険が付いているからです。
なので、正しい手順さえ踏めば、カード会社が不正利用の金額分の損失を支払ってくれるという訳です。
では、その正しい手順について具体的に説明していきたいと思います。
紛失・盗難の際の正しい手順はコレ!
実際に補償が受けられるようになるまでの流れがこちらです。
- カード会社に連絡
- 警察に紛失届を提出
- 受付番号が通知される
- カード会社に番号を伝える
- 請求明細書が届く
- 不正使用の確認
- 不正使用があったらカード会社に連絡
- 補償が受けられる
この手順をふめば必ず補償を受けることが可能なので、一つ一つしっかりやっていきましょう。
紛失届の提出が大切!
補償までの手順の中で特に大切なのが紛失届の提出なので、忘れずに届けに行きましょう!
可能であれば、近くの警察署か交番に直接行く方が良いのですが、各都道府県の「電子申請サービス」でも紛失届の提出は可能です。
海外でも、現地の警察に紛失届を提出しましょう。
しかし、言語の壁もあると思うので、不安であれば、まずはクレジットカード会社の指示をあおってください。
クレジットカード紛失時に警察署に届け出る項目
以下が紛失届を提出する際に必要となる情報です。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 電話番号(固定電話やスマートフォン)
- 紛失・盗難の日時
- 紛失・盗難の場所(簡単な地図を書く場合もあります)
- 紛失・盗難時の状況
- 財布ごと紛失・盗難の場合はその中身(免許証、現金、クレジットカードの枚数など)
スムーズに届け出を終わらせるために、あらかじめ整理しておきましょう。
請求明細書を見る時の注意点
請求明細書は少額でも請求元や購入したものをしっかり確認するようにしましょう。
少額だからといってしっかり確認しないまま、請求明細書を読み飛ばしていくのはリスクがあります。
不正利用をする人が、不正利用に気付かせないために、あえて少額の支払いをいくつも行うケースがあるからです。
一つ一つしっかり確認することが大切です。
不正利用の勘違いは避けましょう
焦ってしまって、不正利用と勘違いしてしまうケースもあるので注意が必要です。
「怪しいな」と思ったら、まずは以下の点に沿って、本当に不正利用なのかを確かめてみてください。
- 家族が利用した可能性がある
- 海外からの請求でも、ネットショピングしていたらあり得る
- 請求者が店舗とは別名の運営会社の可能性がある
→ショッピングモールでは、店舗の名称ではなくモール名の請求もあり得ます。
補償を受けられない場合
基本的には補償は受けられるのですが、以下の場合は補償が受けられない可能性があります。
- カード会社への連絡や警察への届出をしていない
- カード会社への紛失の連絡が不正利用された日から61日以上経過してしまった
- クレジットカードの裏面にサインがない
- 誕生日などの推測されやすい暗証番号を設定していた
- 暗証番号がクレジットカードにメモしてある
- クレジットカードを他の誰かに貸した
補償が受けられないのはかなりの痛手ですので、これだけは避けましょう。
再発行の際の注意点
クレジットカードは紛失や盗難で一度利用停止手続きを行ったら、二度と利用が出来ません。
見つかった場合でも利用は不可能です。
つまり、クレジットカードの再発行の手続きが必要となります。
再発行は本人による申請が必要で、手数料がかかるということは覚えておきましょう。
即日作成は困難?
クレジットカードの再発行の際、残念ながら即日作成は困難です。
手元に届くまで長くて2週間かかります。
また、海外旅行中に紛失した場合、カードによっては、海外でのみ利用可能なカードが緊急発行されることもあります。
自分のクレジットカードが海外での緊急発行ができるのか事前に知っておきましょう。
今後に備えておこう
再発行したクレジットカードは、受領後に裏面のサインを書くこと、新しい暗証番号を設定することを忘れないようにしましょう。
再発行の際も、今後の万が一の状況に備えるということですね。
二度目の紛失や盗難は、無ことを願いたいですが、何が起きるか分からないので必要な事です。
カード払いの登録先への再登録も
これまでクレジットカード支払いで登録していた所への連絡も忘れてはいけません。
挙げられる例としては、公共料金や電話料金、ショッピングサイト、電子マネーチャージなどですね。
また、紛失前のポイントやマイルは引き継がれるので、安心してください!
紛失したクレジットカードが見つかったら?
なりすまし防止のために、一度利用停止手続きを行ったら、見つかってもそのクレジットカードは二度と利用出来ません。
もし見つかったら、以下の対応を行ってください。
- カード会社に見つかった事を連絡する
- 警察にも見つかった事を連絡する
→紛失届けを提出した際の受付番号を伝えるとスムーズに手続きが出来る
- 見つかったカードの処分
→見つかったクレジットカードはハサミで切れば捨ててしまって大丈夫
海外ではスキミング犯罪に注意しよう
盗難や紛失への対策や注意は勿論必要ですが、海外旅行や出張によく行かれる方は、さらにスキミングにも注意しないといけません。
スキミングとは、磁気部分をスキミングマシンという専用の機械で情報を盗む行為を指します。
スキミング犯罪の手口
スキミング犯罪の手口は主に以下の2パターンです。
- カード裏面の磁気ストライプを読み取る
→飲食店などで持ち主がふと目を離した隙にクレジットカードを読み取る
- スキミングマシンでの読み取り
→支払い時のカードを読み取る機械にスキミングマシンが取り付けられている
スキミングの対策
クレジットカード所有者の出来る対策としては、以下のような事が挙げられます。
- クレジットカードや財布等の貴重品は肌身離さず持っておく
- 海外にはICカード付きのクレジットカードを持っていく
→ICカードであれば、スキミングマシンで読み取ることはできない
- なるべく路地裏の怪しいショップでは、カードは利用しないようにする
→支払い時にスキミングをしようとする人は人気の少ない所にいることが多い
補償を受けられる!クレジットカード紛失時の正しい手順はコレ!まとめ
ということで、クレジットカードの紛失もしくは盗難に遭ってしまった時の正しい対処方を紹介しました。
焦る気持ちも分かりますが、基本は補償が受けられますから、まずは落ち着いて対処して行きましょう!
クレジットカードは、正しい使い方をしてトラブルに備えていれば、とても便利なものです。
日本でも観光地や首都圏ではほとんどのお店でクレジットカードが使えますし、今後も使用するタイミングは増えていくことでしょう。
いざという時に補償を受けられるように、正しい使い方を心がけて行きましょう!