クレジットカードを作る際に、どのクレジットカードがいいのか比較したい、どのカードが自分に合っているのかわからないと悩んでいる人も多いでしょう。
クレジットカードを作る際に重視するポイントは、年会費やポイント還元率など人それぞれ違ってきます。
今回は、ダイナースクラブカードについて見ていきましょう。
ダイナースクラブカードのメリットやデメリットだけでなく、年会費や手数料、ポイント制度などについて詳しく解説していきます。
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ダイナースクラブカードの基本スペック
年会費 | 22,000円+消費税 |
---|---|
入会費 | 無料 |
利用可能枠 | 一律の制限なし(会員の利用状況や実績などにより個別に設定) |
申し込み資格 | 27歳以上の方 |
ポイント還元率 | 0.4% |
海外保険 | あり |
家族カード | あり(年会費5,000円+消費税) |
ETC専用カード | あり(ダイナースクラブカードを所持していれば無料で発行可) |
カード発行まで | 約2週間 |
更新期間 | 自動更新 |
ダイナースクラブカードのメリット
- 限度額に一律の制限がなく、ステータスが高い
- 海外旅行保険などが手厚い
- ポイントに有効期限がない
- 優待制度が充実している
限度額に一律の制限がなく、ステータスが高い
ダイナースクラブカードは、限度額というものが存在しません。
多くの一般カードが数十万、ゴールドカードでも数十万~数百万が限度と定められているケースが多いのですが、ダイナースクラブカードでは限度額を設定しておらず、会員ごとの利用状況や実績などによって限度額が変わってくるのです。
いくらまでの買い物なら使えるのかわからないと悩んでいる人もいるでしょう。
限度額は公表されていませんが、ダイナースクラブカードを初めて作ったということなら、200万円~300万円程度が限度だと言われています。
また、高額の買い物をする際には事前連絡をしておけばスムースに決済することができるので、事前に連絡を入れておくといいでしょう。
ステータスが高いのもメリットです。
国際的にも知名度が高いカードですから、海外旅行の際にも役立ちます。
海外旅行保険などが手厚い
ダイナースクラブカードでは海外・国内問わず病気や事故などに合った場合、最高5,000万円の補償が自動付帯します。
自動付帯ですから、旅行費などをダイナースクラブカードで支払っていなくても適用されるので安心でしょう。
また、交通費や宿泊費などをダイナースクラブカードで支払っていた際には、更に5,000万円の補償が上乗せされるのです。
ポイントに有効期限がない
ポイントに有効期限がないのもメリットのひとつでしょう。
ポイントに期限があると、せっかく貯めたのに使えずに失効してしまうということもあります。
ダイナースクラブカードのポイントは有効期限がないので、貯め続けて一気に使うということも可能ですし、急いで使う必要もありません。
優待制度が充実している
ダイナースクラブカードは優待制度が非常に充実していることでも有名です。
特に、レストラン関係の優待は充実しているので、よくレストランを利用するという人にとってはメリットが大きいでしょう。
エグゼクティブダイニングという、2人分のコースを予約すると1人分が無料になるサービスや紹介制の料亭をダイナースクラブカードが紹介してくれる料亭プランなどがあるので、特別な日に利用するのに便利でしょう。
そのほかにもゴルフクラブ優待予約や演劇などのチケット予約などエンターテイメントに特化した優待、海外ホテルを特別割引料金で予約してくれたりパッケージツアーや個人旅行の予約や手配をしてくれたりとさまざまな優待を受けることが可能です。
ダイナースクラブカードのデメリット
- 年会費が高い
- ダイナースクラブカードを使える場所が限られている
- ポイント還元率が低い
- ステータス性が低下している
年会費が高い
ダイナースクラブカードのデメリットとしてまず挙げられるのは、年会費が高いということでしょう。
通常のカードなら無料、ゴールドカードでも10,000円くらいで持てるものも多い中で、ダイナースクラブカードは税抜きで22,000円という年会費ですから、少しハードルが高めだということが言えます。
その年会費に見合うだけの補償制度や優待制度は用意されているのですが、それらをうまく使いこなせないということだと年会費がもったいないと思ってしまう可能性が高くなるのです。
能動的にカードのメリットを使いこなせる人向けのカードということが言えるでしょう。
ダイナースクラブカードを使える場所が限られている
ダイナースクラブカードは使える場所が少ないというのが、もっとも大きなデメリットになるでしょう。
特に日本国内では、VISAやMASTERCARDに比べると使える店舗が圧倒的に少なくなってしまうのです。
高級店などでは問題なく使えるケースも多いのですが、通常使いするには少し不便なカードになってしまうので、もう一枚違う国際ブランドのカードを持たなければいけない場合もあります。
ポイント還元率が低い
ポイント還元率が低いというのもデメリットのひとつでしょう。
ダイナースクラブカードの基本ポイント還元率は0.4%となっています。
一般的なカードの還元率は0.5%程度となっているのでそこまで低いわけではありませんが、中にはポイント還元率が1.0%を越えるようなカードも多くありますし、ゴールドカードの中にもポイント還元率が高いものは多くなっています。
その中で、ダイナースクラブカードのポイント還元率は低めですから、ポイントを貯めて使うという点においては、あまりメリットはないでしょう。
ダイナースクラブカードはステータスカードですので、ポイントについて重視しているカードではないということを覚えておきましょう。
ステータス性が低下している
ダイナースクラブカードは、ステータスカードとして有名なカードですが、以前ほどステータスが高いカードではなくなっています。
それでも最高峰のステータスカードではあることに間違いはないのですが、入会基準が緩められているため持っている人も多くなっているのです。
誰でも持てるというわけではありませんが、ある程度の年収があれば問題なく入会できるのでステータス性としては低くなっている傾向にあります。
ダイナースクラブカードのポイント制度
- ダイナースクラブリワードポイント
- 100円利用で1ポイント付与
- 有効期限はなし
- 基本ポイント還元率は0.4%
- マイルへの移行も可能
ダイナースクラブリワードポイント
ダイナースクラブカードには、ダイナースクラブリワードポイントというポイントプログラムがあります。
ショッピングでの利用や公共料金の支払い、交通費や宿泊費などの利用でポイントが貯まっていくのです。
100円利用で1ポイント付与
ダイナースクラブカードでは、100円の利用で1ポイントが付与される仕組みになっています。
基本的には1ポイントですが、加盟店の中にはポイントアップ加盟店というものも存在していて、加盟している店舗で利用することでボーナスポイントがもらえます。
また、電気や水道などの公共料金、税金やNHKの受信料などの支払いの場合には、200円の利用で1ポイント付与される仕組みになっていて、通常よりもポイント数が半分になりますから注意しましょう。
有効期限はなし
ダイナースクラブカードでは、ポイントの有効期限がありません。
そのためコツコツ貯め続けて一気に使うということも可能ですし、ポイントが失効してしまうという恐れもないのです。
有効期限が2~3年というクレジットカードが多い中で、無期限で貯められるというのは嬉しいポイントでしょう。
基本ポイント還元率は0.4%
ダイナースクラブカードのポイント還元率は0.4%となっており、クレジットカードの中では低めの還元率だということが言えるでしょう。
ポイントの使い道としては、ショッピング代金や旅行代金への充当、アイテムや商品券などとの交換、提携先へのポイント移行といったことに使えるようになっています。
マイルへの移行も可能
ダイナースクラブカードのポイントは、マイルへと移行することも可能になっています。
マイルへ移行する場合には、「ダイナースグローバルマイレージ」というプログラムに加入する必要がありますが、お得にマイル移行することができるのです。
ダイナースグローバルマイレージは、年会費6,000+消費税がかかることになりますが、ANAやデルタ航空、ユナイテッド航空など国内外の大手航空会社のマイルに移行することができます。
ポイントをマイル移行する場合には、1,000ポイントで1,000マイルと交換することができるので、ポイント還元率は1.0%となり非常にお得だということが言えるでしょう。
年会費はかかりますが、マイルを貯めているという人にはお得なプログラムになっています。
ダイナースクラブカードはどんな人におすすめ?
- ステータスの高いカードを持ちたい人
- 優待制度を積極的に使っていける人
- ポイントをマイルに移行したい人
- 海外旅行や海外出張によく行く人
ステータスの高いカードを持ちたい人
ダイナースクラブカードは、ステータスの高さが魅力のカードです。
ですので、クレジットカードの中でもステータスの高いものに魅力を感じているという人にはいいでしょう。
特に海外ではクレジットカードのステータスを重視される傾向があるので、海外に行く機会が多いという人にとってはいいカードです。
優待制度を積極的に使っていける人
ダイナースクラブカードのメリットとして、優待制度が充実しているということがあります。
エグゼクティブダイニングや料亭プラン、旅行の手配などといった優待制度が充実していますが、それをうまく使いこなせなければ意味がありません。
あまり、レストランに行かない、旅行などをしたいということだと持て余してしまうカードですので、優待制度を積極的に使ってメリットを活かすことのできる人には向いているでしょう。
ポイントをマイルに移行したい人
マイルを貯めているという人にも、ダイナースクラブカードは向いています。
別途年会費が必要になりますが、ダイナースクラブカードのポイントはマイルに移行することができるので、マイルを貯めて使いたいと思っている人にはいいでしょう。
また、マイルに移行する場合には通常のポイント還元率よりも高くなって、お得に移行することができるようになっています。
海外旅行や海外出張によく行く人
海外旅行や海外出張によく行くという場合にも向いているカードです。
ダイナースクラブカードでは、海外旅行傷害保険が充実しているので、安心して海外に行くことができるでしょう。
ダイナースクラブカードを利用して旅行することで、最大1億円の補償を受けることができるので万が一旅先で病気になってしまった、怪我をしてしまったということでも安心です。
また、空港ラウンジの利用もできますから、快適に旅行をすることができるでしょう。
ダイナースクラブカードポイント還元率を他社と比較
カード名 | 年会費 | 還元率 | 有効期限 |
---|---|---|---|
ダイナースクラブカード | 22,000円+消費税 | 0.4%(100円の利用で1ポイント付与) | 無期限 |
アメリカンエキスプレスゴールドカード | 30,000円+消費税(初年度無料) | 0.3%(100円の利用で1ポイント付与) | 実質無期限 |
三井住友VISAゴールドカード | 10,000円+消費税(インターネット申し込みで初年度無料) | 0.5%(1,000円の利用で1ポイント付与) | 3年間 |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | 1,950円(税込み) | 1.0%(100円の利用で1ポイント付与) | 1年間 |
楽天ゴールドカード | 2,160円(税込み) | 1.0%(100円の利用で1ポイント) | 1年間 |
ダイナースクラブカードが届くタイミングは?
ダイナースクラブカードが届くタイミングは、申し込みから2週間程度ということが多いようです。
ダイナースクラブカードは、ステータスカードですので審査が厳しく、以前は審査だけで2週間程度かかるということもあったようですが、現在は審査基準も緩和されているので以前ほど審査に時間はかからなくなっています。
申し込みから審査結果の通知まで、早ければ3日程度で届くという人もいますが、平均すると1週間程度ということになるでしょう。
審査結果が通知されてから、クレジットカードが郵送で送られてくることになります。
配達されるまでの平均が5日~7日程度となっていますので、申し込みからトータルすると2週間くらいで届くと思っておいていいでしょう。
ダイナースクラブカードの引き落とし日はいつ?
ダイナースクラブカードの締め日は、毎月15日となっています。
締め日については、土日祝日関係なく、15日を定められていますので覚えておきましょう。
引き落とし日は、翌月の10日となっています。
つまり、4月分の引き落としは、2月16日~3月15日利用分までが請求されるということになります。
指定した金融機関から引き落とされることになりますので、引き落とし日にはしっかりと口座にお金を入れておくようにしてください。
引き落とし日が土日祝日にかぶっていた場合には、翌営業日にずれ込むことになります。
また、加盟店からダイナースクラブ側へカード利用データの到着が遅れる、事務処理上の都合、といったことによって支払い月が遅れるケースもあるので注意しましょう。
ダイナースクラブカードを実際に利用した人たちの口コミ
年代 | 40代 |
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職業 | 国家公務員 |
ステータスの高いクレジットカードを持ちたいと思い、国際的にも知名度の高いダイナースクラブカードを作りました。自分のスペックで審査に通るのか不安でしたが、問題なく持つことができたので良かったと思います。海外に行く機会も多いので、海外旅行傷害保険がしっかりしていることと、空港ラウンジが利用できるのはとてもありがたいです。飛行機の待ち時間も快適に過ごすことができますし、保険があることで安心して海外に行くことができています。
年代 | 30代 |
---|---|
職業 | 会社経営 |
海外に行く機会も多いですし、利用限度額が決まっていないので大きな買い物をするときにも便利です。数百万単位でショッピングをするときも、あらかじめ連絡しておけば問題なく決済してくれますし、限度額を気にしながら買い物をする必要がないので助かっています。国際的にステータスの高いカードなので、海外に行く際にも役立っています。補償もしっかりしているので、もし万が一なにかあったときでも大丈夫だという安心感があるのも嬉しいポイントだと思います。
年代 | 40代 |
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職業 | 会社員 |
海外旅行が趣味なので、海外でも知名度があるダイナースクラブカードを利用しています。海外ではステータスが重視されるので、このカードを持っていると安心ですし、空港ラウンジが利用できたり海外旅行の保険が充実しているのも嬉しいです。また、そのほかの優待制度もとても充実していて便利だと思います。特に、レストランの優待は役立っています。記念日に妻と一緒に高級レストランに行ったのですが、1人分の料金で楽しむことができましたし、妻もとても喜んでいました。記念日だけじゃなく、日ごろの感謝を伝えるためにまた使いたいと思っています。年会費は少し高いですが、その年会費に見合うだけのサービスがあると思います。