ENEOSカードを発行したものの「解約したいな」と考えることもあるでしょう。
ENEOSカードは年会費がかかるカードですし、不正防止のためにも利用しない場合は解約することをおすすめします。
ただ「解約する方法がわからない」「解約後のポイントが気になる」という方が多いと思うので、この記事ではENEOSカードの解約手順や解約する前に確認するべき注意点について解説していきます。
ENEOSカードを解約は電話のみ
ENEOSカードの解約手続きは「電話」でしかすることができません。
「自動音声」による手続きになるため10分程度で解約することができて、「電話が繋がらない」ということ可能性も低いです。
ただしカード会員本人しか手続きを行うことができませんので、注意してください。
詳しい手順をご紹介します。
ENEOSカードを解約する手順
ENEOSカードの解約は音声ガイダンスに沿って進めていくだけになるため、至って簡単です。
解約手順は下記の通りです。
①カード裏面に記載されている番号に問い合わせる
まずはカード裏面に記載されている番号に問い合わせてください。
もしカードが見当たらない場合は、下記の番号に問い合わせてください。
東京:03-5617-2577
名古屋:050-239-2577
受付時間:平日 9:00~17:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)
※ガイダンス途中で営業時間が終わってしまうと、電話が切れてしまう可能性があるため時間に余裕を持って問い合わせてください。
②ガイダンスに沿って進める
オペレーターではなく自動音声で解約することができるため、ガイダンスに沿って進めていってください。「各種変更・暗証番号・退会 #2」を選択して「カードの退会 #3」を選択してください。
③解約完了
ガイダンスが全て終了すると「退会手続きが完了いたしました。」と案内されます。
その案内が流れる前に電話を切ってしまうと解約完了とならないので注意してください。
以上の手順で解約完了なのですが「暗証番号」がわからない場合は「#0」を押してください。
「#0」を押すことによってオペレーターに繋がります。
ETCカードを解約したい場合
ENEOSカードの「ETCカード」だけを解約したい場合も上記の方法で解約することができて、手順も全く同じです。
ただしETCカードは年会費がかからないので、無理に解約する必要はないでしょう。
さらに一度解約してしまうと、再度申し込みをしなくては発行することができません。
そしてETCカードをENEOSカードと分離されたい場合は「トヨタファイナンス インフォメーションデスク」に問い合わせてください。
その場合ETC番号は変更されますが、クレジットカード番号は変更されません。
「トヨタファイナンス インフォメーションデスク」の電話番号と受付時間は下記の通りです。
東京:03-5617-2577
名古屋:050-239-2577
受付時間:平日 9:00~17:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)
カード会員本人以外でも解約できる場合
上記では「カード会員本人」のみが解約できるとお伝えしました。
ただし「カード会員本人が亡くなった場合」「認知症や病気になって解約手続きが行える状態でない場合」はカード会員本人以外の方でも解約することが可能です。
その場合はカード会員の親族からカード裏面に記載されている番号に問い合わせることで解約することができます。
万が一、ENEOSカードが見当たらない場合は、明細書に記載されている電話番号に問い合わせてください。
ETC・家族カードのみの利用はできない
ENEOSカードではETC・家族カードを発行することができるのですが、ENEOSカードを解約してETC・家族カードのみで利用することはできません。
あくまでENEOSカードの「追加カード」になるため、解約した時点で利用することはできなくなります。
ETC・家族カードも利用できなくなってしまうことを把握していないと、誤ってETCレーンに進入してしまい大きな事故に繋がる可能性もあります。
家族で利用されている場合は、解約することを家族に伝えてから手続きをするようにしましょう。
ENEOSカードを解約するとポイントは失効する
ENEOSカードを解約するとポイントは全て失効されます。
解約が完了した時点でポイントは失効するため、解約後に「ポイント利用したい」と伝えても利用することはできません。
そのため解約する前にポイントは全て利用しておきましょう。
ENEOSカードを解約する前に確認するべき点
ENEOSカードを解約する前に確認しておくべき注意点がいくつかあります。
確認してから解約しなければ解約後トラブルになったり損をする可能性もあるため、下記の注意点を参考にしてみてください。
ポイントがないか確認する
上記でもお伝えしましたがENEOSカードを解約すると、貯まっていたポイントが全て無くなります。そのため解約する前にポイントが貯まっていないか確認してください。
ENEOSカードのポイント確認方法は下記の通りです。
- 利用代金明細書に記載されている「このカードのポイント明細」を確認する
- ENEOSカード会員専用ページより確認する
- ENEOSカードアプリより確認する
以上の方法でポイントを確認することができます。
もし、ポイントが貯まっていた場合は全て利用しましょう。
ENEOSカードのポイント利用方法は下記の通りです。
- キャッシュバック
- ポイント移行(Tポイント)
- 商品交換
以上の利用方法があるのですが、キャッシュバックすることをおすすめします。
ポイント移行や商品交換の場合はポイント交換率が低くなってしまうのですが、キャッシュバックの場合は1,000ポイントで1,000円キャッシュバックされます。
少しでもお得にポイントを利用するためにはキャッシュバックすることをおすすめします。
未払いがないか確認する
ENEOSカードで「キャシング」や「リボ払い」「分割払い」を利用されている方は、未払いがないか確認するようにしてください。
もし、ENEOSカードに未払いがある状態で解約してしまうと「全額一括請求」される可能性があり、その場合は多額の現金を用意しなくてはいけません。
「全額一括請求」されるとキャシングやリボ払いをしている意味もなくなってしまうため、ENEOSカードに未払いのものがある場合は支払ってから解約することをおすすめします。
ENEOSカードで引き落としているものがないか確認する
ENEOSカードで公共料金(水道・電気・ガス代など)や携帯代、動画配信サービス料金の引き落としをしていないか確認することも大切です。
もしENEOSカードで引き落としている場合は、他のクレジットカードに変更もしくは現金での支払いに変更する必要があります。
変更をせずにENEOSカードを解約してしまうと、翌月から全ての引き落としがストップしてしまいます。そのまま気付かなければ「未納」として水道やガス、携帯電話などを止められてしまいます。
様々なものをクレジットカードで引き落とすことができるため、ENEOSカードで引き落としているものはないか確認してから解約しましょう。
1年以内の解約には注意が必要
ENEOSカードを発行してから1年以内に解約することには注意が必要です。
1年以内に解約すると「使わないカードに申し込んだ」とクレジットカード会社に悪い印象を与えてしまいます。
1年以内に解約する人は「ENEOSカードは今後発行するつもりはないから問題ない」と思われる場合があるのですが、短期解約したという情報は全てのクレジットカード会社が確認することができます。
そのため他社のカードを発行する時にも「短期解約する可能性がある」とみなされて、審査に通らない可能性もあります。
ENEOSカードは年会費が必要になりますが、1年以内に解約することはおすすめしません。
年会費が引き落とされる前に解約しよう
上記でもお伝えしましたがENEOSカードでは「1,375円(税込)」の年会費がかかります。
年会費は分割払いではなく一括払いになるため、年会費が引き落とされる前に解約するようにしましょう。
「1,375円(税込)」は小額と捉える人が多いかもしれませんが、無駄な年会費を支払うことは非常にもったいないです。
解約を考えている人は、年会費が引き落とされる月を確認しておくようにしましょう。
おすすめガソリンカード
ENEOSカードを解約することになると新しいクレジットカードを発行される方が多いと思います。
ENEOSカードと同様に、ガソリン代の割引特典やポイント高還元を誇っている「ガソリンカード」をいくつかご紹介します。おすすめガソリンカードが下記の通りです。
- 出光カードまいどプラス(出光)
- シェルスターレックスカード(シェル)
- コスモ・ザ・カード・オーパス(コスモ石油)
- シナジーJCBカード(エッソ・モービル・ゼネラル)
- NTTグループカード(出光)
- 楽天カード(出光・コスモ・ENEOS)
- dカード(ENEOS)
※()内はお得になるガソリンスタンド
楽天カードやdカードはガソリンスタンドが発行しているクレジットカードではないのですが、優待店になっているガソリンスタンドがあるため「ガソリンカード」としても人気があります。
利用されるガソリンスタンドによってお得なクレジットカードは変わるので、()内を参考にして発行してみてください。
ポイントを使ってからENEOSカードを解約しよう
この記事ではENEOSカードの解約方法についてご紹介しましたが、解約手順は至って簡単です。ただしENEOSカードを解約すると貯まっていたポイントは全て失効されます。
そのため解約する前にポイントを全て利用するようにしましょう。
他にも「年会費」「未払い」「短期間解約」などには注意するようにしてください。
そしてENEOSカードを解約された方は上記でお伝えした「ガソリンカード」を発行してみてはいかがでしょう。