車載機にETCカードを挿入しても読み込んでくれない…
車載機のエラーコードは様々な種類があり、コードの種類によって対策が異なります。修理を依頼する前に「車載器の掃除」をしてみると直るかもしれません。
今回はETC車載器の掃除(クリーニング)方法について解説していきます。
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車載機のエラーコードの種類を確認
ETCカードが読み込めなくなったのは、ETCカードの破損でしょうか?車載器の故障でしょうか?
車載器には簡単に診断モードがあり、エラーが出たときに「エラーコード」が出る仕組みになっています。
エラーコードを見れば、なぜトラブルが起こっているのかを簡単に把握することができます。
エラーコード | エラーコードがなる場所 | エラー内容 |
---|---|---|
01 | 料金所 | ETCカードの挿入不良 |
02 | ETCカードの挿入時 | ETCカードのデータ読み取り不良 |
03 | ETCカードの挿入時 | ETCカードの挿入不良 |
04 | 電源投入時 | ETC車載器の故障 |
05 | ETCカードの挿入時 | ETCカードの認証エラー |
06 | 料金所 | ETC車載器と料金所間のデータ処理エラー |
07 | 料金所 | ETC車載器と料金所間のデータ処理エラー |
11 | 料金所 | ETCカード書き込みの以上 |
エラーコード4は修理が必須
エラーコード4はエンジンをかけたらいきなりエラーが表れるため、どうしようもありません。
エンジンをかけ直すたびにエラーが繰り返されるので、自分ではどうにもできません。
工場へ持ち込んで修理を依頼しましょう。
エラーコード01・02・03・05・11は汚れが原因かも
エラーコード01・02・03・05・11に関しては、ETCカードのICチップ端子と車載器の読み取り端子の接続がうまくいっていない可能性が高いです。
そんなときは市販のクリーナーを使って掃除をしてみると解決することがあります。
掃除方法をさっそくみてみましょう。
ETCカードのクリーニング方法
実はETC車載器のトラブルの多くは、ETCカードの読み込み不良が主な原因とされています。
- ETCカードの歪み
- ICチップの汚れ
- ETCカードの汚れが車載器に付着
以上のことが原因でトラブルになりやすいです。
ETCカードにはクレジットカードと同じく、ICチップがついています。カードも車載器も端子には金メッキが塗られているため、よほどのことがない限り錆びることはありません。
錆びるとしてら、メッキを超えて傷をつけてしまう場合です。メッキ部分は錆びることはありませんが、汚れは付着します。
端子部分が汚れてしまうとエラーが出る原因になります。
用意するもの
ETCカードの端子の汚れなら、乾いた布や綿棒を使えばきれいにすることができます。
ただし、染料や素材の一部がついてしまった場合には、次のようなアイテムが役に立ちます。
- 綿棒
- ティッシュぺーパー
- キッチンタオル
- 毛羽立ちのない薄い布
乾拭きの際には、水・エタノール・接点復活剤を使ってもいいでしょう。
掃除の際の注意点
- 強くこすらない
- 接点復活剤を使う場合は周りに注意
- べたつかないように乾拭きする
接点復活剤を使う場合には、遠謀をティッシュなどの上に置いて綿棒の先にスプレーしてからこするようにしましょう。
接点復活剤には油が含まれているため、関係のないところにつくと掃除が面倒になってしまいます。
また、接点復活剤を使用して掃除をした後は、乾いた綿棒や油分でべたつかない程度までふきとってからETCカードを利用するようにしてください。
飛び散りを避けたい…という方は、ペンタイプの物も売られています。
ETC車載器のクリーニング方法
ETC車載器で汚れが発生しやすい場所は「ETCカード読み取りの接点部」です。
読み取りエラーを防ぐためには、この接点部の掃除をする必要があります。
車載器の内部端子は蓋をあけてカードをセットするタイプの車載器以外は本体を分解しないと外からふれることはできません。
用意するもの
車載器は一部を除いて本体を分解しないと外から触れることができません。
そこで専用クリーナーを用意して、カードリーダーを掃除します。利用するものしては以下のようなものが挙げられます。
- 乾式ETC車載器接点クリーナー
- 湿式ETC車載器接点クリーナー
- 乾式接触式ICカードリーダーライター接点クリーナー
- 湿式接触式ICカードリーダーライター接点クリーナー
「ETC車載器用」「接触式ICカードリーダーライター」と明記されていない場合は、車載器用のクリーナーではない場合が多いので注意が必要です。
どのクリーナーを選んでもETCカードのICチップの端子位置にクリーニングクロスがついています。
クリーニングカードは消耗品なので、湿式の場合、50回分くらいのクリーニング駅がついています。
湿式の場合、50回分くらいのクリーニング液がついていますが、それがなくなったらカードごと新しいものに交換してください。50回分もあれば1年は持つでしょう。
ETCの接点を汚さないことが基本
ETCカードと一緒にほこりや汚れを押し込まない限り、エラーが多発することはありません。
万が一エラーコードが出てしまった場合には、ETCカードや車載器の掃除を行ってみましょう。