法人カードの名義人変更方法とは?変更する前に確認しておくべきこと!

クレジットカードの名義人はどう入力したらいい?常識・ルール・注意点を解説 法人カード

企業トップに立つ代表者変更した場合、法人カードの名義を変更する必要があることはご存じでしょうか?

代表者の退職や、組織改編、吸収合併などの状況で代表者が入れ替わることがあります。

こちらの記事では、代表変更にともなう「法人カードの名義変更」方法についてご紹介しています!

また、法人カードの名義変更が遅れることで様々な事態に陥ることも。

今回は、名義変更を行わなかった場合にどのような危険性があるのか、併せて解説をしていきます。

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法人カード名義変更方法とは?

企業トップに立つ代表者が交代したら、忘れずに名義変更手続きを行いましょう!

名義変更の手続きは簡単で、「電話」や「インターネット」から申込みをすることができます。

受理されると、クレジットカード会社から資料が郵送されます。

資料内容をよく読んだうえで、代表者変更欄へ新しく就任する代表者名を書いてください。

記入した資料を担当デスクへ返送後、数日経てば名義変更手続きが完了します。

クレジットカード会社で承認されると、後日代表者名義変更された法人カードが送られてきます。

これまで使用していた法人カードは使用できなくなり、新たに法人カードが再発行されるということですね!

受け取りをもって、名義変更は完了となります!

案外、手続きは簡単ですよね。

代表者変更後に慌てて手続きをして、変更後もしばらく前任の代表者名義のまま法人カードを使用していた…

というような事態にならないよう、新しい代表者が決定したら早めに準備をすすめておくとスムーズです!

名義変更後は必ず確認すること!

名義変更された新しい法人カードが送られてきたら、必ず支払いにあたる様々な登録情報を変更してください!

名義人変更しクレジットカードの再発行となった場合、併せてカード券面に書かれているカード番号も変更されます。

支払先へ登録したカード情報が以前のままだと支払いができず、不払いという事態に…

新たなカードが発行されると以前のカードが使えなくなります。

毎月引き落としされるような水道・電気・ガスなどのライフラインに関しては特に注意が必要です。

支払が滞ってしまい、いつの間にかライフラインが止まった…

といった事態にならないためにも、名義変更を行い新しいクレジットカードが届いたら速やかに支払い登録カード番号変更手続きをしてください。

また、決算期や経費の締め日など会社として期日までに必ず支払わなければ会社の損益計算が狂ってしまう…というような、重要な支払いが滞らないように注意が必要です。

他にも、インターネット上で登録している通番サイトのカード情報変更も忘れずに行うようにしましょう!

カード決済が上手くいかない場合、会社の備品購入が上手くいかなかったり、購入したはずの商品が届かなかったりなど、業務に支障をきたす事態になる可能性も。

カード名義変更後、必ず支払い先のカード番号変更を忘れないようにしましょう!

以前使用していた法人カードはどうする?

新しい法人カードが送られてきたら、以前使用していたカードは「破棄」もしくは「クレジットカード会社へ返却」することとなっています。

対応方法はクレジットカード会社により異なるため、まずはカード会社に確認するようにしましょう!

破棄する場合は、念のためハサミで切ってから処分してください。

法人カードの名義変更をしなかった場合どうなる?

中には、代表者変更したことで法人カードの名義変更をしなくければならないということ自体知らない方もいます。

手続きを行わず、そのまま法人カードを使い続けたらどうなるのでしょうか?

名義が前任者名のまま法人カードを使い続けることは「規則違反」となります。

規則違反のまま使用していることが、発行元のクレジットカード会社に伝わることで法人カードの「解約」になる場合も。

代表者が変更になったら、間を空けずすぐに名義変更手続きを行いましょう!

どのクレジットカードを保有するにもそうですが、名義人が「信用できる人」かどうかがとても大事。

発行元のカード会社との関係性を良いものにするためにも、利用規約をしっかり守るようにしましょう!

法人カードの名義変更後もクレジットヒストリーは引き継がれる

名義変更を行うことで、これまでの法人カード利用履歴がリセットされる訳ではないので安心してください。

利用履歴やこれまで積み上げた信用情報はそのまま引き継がれます。

一方で、良い情報だけでなく悪い情報も引き継がれるため、これまでの支払い遅延などのマイナス事項も履歴として残ってしまいます。

名義変更を機にリセットされる訳ではありませんので、その点はご注意ください。

また、名義変更されたとしても過去に支払ってきた履歴はしっかりと引き継がれるため、ローン組みなどの面でメリットになります!

追加カードの名義は使用者個人名

法人カードは一般的に経営者や代表者の名義となりますが、従業員が利用する場合は「追加カード」を使用します。

追加カードは複数枚発行することが可能で、ビジネス上利用できる自分専用のクレジットカードです。

経費精算の効率化を図って、複数の従業員にカードを作成している企業も数少なくありません。

経費を一括管理・処理をすることで業務が効率化するためです。

毎月の経費精算の度に申請をする必要性がなくなり、経理担当者や使用者本人共に負担が軽減。

追加カードの券面には、従業員の個人名、もしくは企業名と個人名が刻まれています。

法人カードの追加カード保有者が退職した場合

「法人カード」は企業や個人事業主の経費支払いを目的として使用しています。

法人カードの追加カードを保有している従業員を多く抱えている企業は退職後の取り扱いに注意が必要です。

追加カードを保有している従業員は、退職をすることで追加カードをしようする権利がなくなります。

そのため、退職した従業員が保有していた追加カードの解約手続きをする必要があります。

また、退職者は必ず最終出勤日までに追加カードを会社へ返すようにしてください。

会社の担当者も受け取り忘れがないよう十分注意してください。

万が一、退職者がそのままカードを保有したままでいる場合、誤って使用してしまうリスクがあります。

その場合、支払い金額に対しクレジットカードの補償は適応にならないため、支払義務のある会社の経費として支払われます。

経費の計算等も合わなくなり、その後の対処も大変な事態となりますよね…

不正にクレジットカードを使用されるといった事態になる可能性もあります。

事前にリスク回避をするためにも、必ず退職者の追加カードを回収するようにしましょう!

代表者変更以外にも法人カードの手続きが必要となるケースとは

経営者や代表者変更以外にも、以下のものが変更になった場合に申請が必要となります。

・支払口座
・会社所在地などの住所
・企業名
・連帯保証人

代表者変更と同様にサポートデスクへ電話で対応してもらえるものや、インターネット上で手続きをするものがあるので、各クレジットカード会社の手続き方法を確認し申請してくだい。

また、代表者変更時のように新たに法人カードが再発行はされず、あくまで手続きのみとなります。

代表者変更を機に新しい法人カードに切り替える手も!

法人カードはいくつもの種類を試すことができる商品ではありません。

これまで使用していた法人カードではなく、より業務で有効的に利用できるものを検討してみるのもアリですよね!

例えば、海外出張が多い企業では海外旅行傷害保険の補償範囲や金額が十分なもの。

国内での支払いが多い企業では、ショッピングポイントやマイルの貯まりやすい法人カードを選択することで経費の削減に繋がります。

法人カードによって、付帯している補償やサービス内容が異なるため、自社に合ったものに切り替えることを検討する良いチャンスです!

人気の法人カード3選

法人カードといっても様々な種類があるため、どれにすべきか悩みますよね。

人気を集める法人カードをご紹介します!

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

海外でも認知度やステータス性が高いため、出張の多いビジネスマンにおすすめのカード。

現地のレストランやホテルで利用することで、一目置かれる存在になれること間違いなしです!

アメリカン・エキスプレスの補償やサービスが充実しているため、空港ラウンジサービスの利用や、海外旅行傷害保険でトラブルなどにも対応・補償してくれるので安心です。

しかも初年度の年会費が無料のため、初めてアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを持つ方でも手が出しやすいですよね!

ステータス性・コスパ・サービス性に優れたクレジットカード。

付帯サービス

・コンシェルジュサービスによるお店の手配や予約
・空港ラウンジサービスの利用や、手荷物配送サービス
・最高1億円補償される旅行傷害保険
・「プロテクションサービス」による商品の補償
・経費の支払いで貯まるポイントプログラム

年会費:31,000円(初年度無料)
ポイント還元率:0.3~1.0%
ポイント名:メンバーシップリワード
発行スピード:2~3週間
限度額:審査による
ETC年会費:500円

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

アメリカン・エキスプレスの一般法人カードです。

前にご紹介したゴールドカードほどステータス性は高くないものの、サービスに優れているのがメリット!

一般カードながら他社のゴールドカードと同等の特典やサービスを利用することができます。

アメックスのゴールドカードよりも年会費を抑えたい方は、まずはこちらのカードを利用してみてはいかがでしょうか。

付帯サービス

・空港ラウンジサービスの利用や、手荷物配送サービス
・提携レストランやホテルの優待
・カード利用ごとに100円=1ポイント付与
・「オーバーシーズ・アシスト」で海外でも24時間365日サポート

年会費:12,000円(初年度無料)
ポイント還元率:0.3~1.0%
ポイント名:メンバーシップリワード
発行スピード:2~3週間
限度額:審査による
ETC年会費:500円

三井住友ビジネスカード for Owners(プラチナ)

三井住友ビジネスカード for Owners(プラチナ)はブラックの券面で、スマートで高級感のあるカード。

三井住友カードが発行している法人カードの中で、高いステータス性のあるクレジットカードです。

プラチナカードの、充実したサービスや特典が魅力!

海外出張の多い方が利用できる内容満載です。

付帯サービス

・最高1億円の国内・海外旅行保険自動付帯
・24時間365日利用可能なコンシェルジュサービス
・プライオリティ・パス
・会社設立が浅くても申込み可能

年会費:50,000円
ポイント還元率:0.5~0.8%
ポイント名:ワールドプレゼント
発行スピード:最短3営業日
限度額:200~500万円
ETC年会費:500円

まとめ

法人カードは会社に対して発行されるものではなく、経営者や代表者に発行されるクレジットカードです。

そのため、代表者が変更になる場合は必ず名義変更申請をすることが規約で定められています。

名義変更手続きはクレジットカード会社のサポートデスクへ問い合わせをしましょう!

新しいカードが届くまで時間がかかる場合があるので、代表者変更の際は早めに準備や手続きを行うようにしてください。

名義変更を機に、より利便性の高い法人カードへの切り替えもおすすめです。

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