学生カードの一つとして知られるJALカードnavi(学生)はJALを利用する人は発行してもらおうかと検討することが多いクレジットカードです。
JALカードnavi(学生)にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
年会費やポイント還元率などの観点から魅力を考え、口コミも参考にして他のカードと比べて良いかどうかを判断できるようになりましょう。
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JALカードnavi(学生)の基本スペック
年会費 | 無料 |
---|---|
入会費 | 無料 |
利用可能枠 | 10万円 |
申し込み資格 | 高校生を除く18歳以上30歳未満の学生で、日本に生活基盤があり、日本国内で支払いが可能な人 |
ポイント還元率 | 1% |
海外保険 | あり |
家族カード | なし |
ETC専用カード | あり |
カード発行まで | 約2~3週間 |
更新期間 | 自動更新 |
JALカードnavi(学生)のメリット
- 在学中はずっと無料で利用できる
- JALカードツアープレミアムも無料になる
- 条件を満たせばスカイメイトサービスを利用可能
在学中はずっと無料で利用できる
JALカードnavi(学生)は18歳以上30歳未満で、大学や専門学校、短大や高等専門学校などに通っている学生であれば申し込むことができます。
その年会費が在学中ずっと無料なのはJALカードnavi(学生)のメリットです。学生はアルバイトをしていたとしても収入が限られてしまうのは確かで、できれば年会費や入会費がかからないクレジットカードが欲しいというのが常でしょう。
その希望を叶えてくれる無料カードなのです。ただし、いつでも発行できるというわけではなく、在学期間が3ヶ月以上残っていなければなりません。
卒業間近になってから発行しようとすると断られてしまい、年会費がかかるJALカードを作ることになるので気をつけましょう。
JALカードツアープレミアムも無料になる
JALカードnavi(学生)を発行してもらうときにはJALカードツアープレミアムにも加入できます。
通常のJALカードの場合には年会費として2160円がかかりますが、JALカードnavi(学生)の場合には在学期間中はずっと無料で加入することが可能です。
JALカードツアープレミアムに入るとフライトマイルにプレミアムマイルが加算され、通常の50%から100%に増えます。JALグループのフライトをよく利用する人にとって大きなメリットになるでしょう。
また、JMBの会員の人なら対象となっているツアーを利用することでJAL海外ツアーマイルを付与してもらうことができ、さらにマイルを貯めやすくなります。
条件を満たせばスカイメイトサービスを利用可能
JALの提供しているスカイメイトサービスを利用することもできるのはJALカードnavi(学生)を発行するメリットです。
スカイメイトサービスとは満12歳以上26歳未満の人が利用できるもので、搭乗日当日に空席があったときに安く搭乗券を購入できるサービスとして知られています。
スカイメイトカードが発行されていて、誰でも利用しやすい状況がありましたが、2014年の時点で新規発行は終わってしまいました。
その代わりに使えるのがJALカードnavi(学生)やJALカードなどのクレジットカード類なのです。
当日に搭乗したい空港のカウンターに行って購入する必要があるのが大変なところですが、空いているフライトを探して弾丸旅行に行きたいといったケースではとてもお得になるでしょう。
JALカードnavi(学生)のデメリット
- 利用可能枠が10万円で固定されている
- JALユーザーにしかあまり特典がない
- 卒業後はJALカードに移行して年会費が必要になる
利用可能枠が10万円で固定されている
JALカードnavi(学生)の最大のデメリットは利用可能枠が10万円と決まっていて増枠もできないことです。
学生カードでは確かに10万円程度が上限になっていることが多く、増枠できない場合が多いでしょう。学生の場合には安定した収入がないことに加え、学業やサークル活動などで支出をすることもよくあることから返済できなくなるリスクが高いと考えられているのです。
それでもクレジットカードを利用したいという人のためのサービスとして発行されているものなので、上限額もクレジットカード会社が考えてリスクを最低限にできるように考えられています。
もっと使いたいという人は他のカードを探して利用するようにしましょう。
JALユーザーにしかあまり特典がない
JALカードnavi(学生)のデメリットとして特典がJALグループの航空便を利用する人向けになっていること挙げられます。
あまり飛行機を使わない人やLCCなどを利用していてJALグループは利用することがない人には特典があまりありません。ボーナスマイルのほとんどがフライトの利用にかかわるものになっていることに加え、機内販売の割引サービスなどの特典も大半がJALユーザーを優遇する形になっています。
貯まるポイントもJALのマイルなので、あまり使わない人はただ貯めていくだけになるか、他のポイントに交換して使わなければなりません。JALを使わない人にはあまりメリットがないクレジットカードだと認識しておきましょう。
卒業後はJALカードに移行して年会費が必要になる
在学中はずっとカードの年会費もJALカードツアープレミアムの年会費も無料なのはJALカードnavi(学生)のメリットですが、卒業してしまうと年会費を払わなければならなくなるのはデメリットです。
自分から申し出て退会手続きをしないと自動的にJALカードに移行する仕組みになっていて、年会費を払う必要が生じてしまいます。JALカードに移行したときにボーナスマイルが付与されるので、JALのマイルを使っている人の場合には一年目はメリットがあるかもしれません。
しかし、二年目以降については特にボーナスマイルもないため、そのまま持っていると年会費がかかってデメリットの方が大きいという場合もあるでしょう。
JALカードnavi(学生)のポイント制度
- ショッピングでマイルが1%たまる
- 特約店なら2%のマイルがたまる
- オリジナルボーナスマイルがたまる
ショッピングでマイルが1%たまる
JALカードnavi(学生)はJALのマイルでポイントが還元される仕組みになっています。
基本的にはショッピングの利用額に応じてマイルが付与される形になっていますが、通常のJALカードよりも還元率が高くなっているのが特徴です。
JALカードの場合には200円につき1マイルですが、JALカードnavi(学生)の場合には100円につき1マイルになっています。街中でのショッピングで使うと1%の還元を受けられるので、比較的高い水準の還元率になっています。
特約店なら2%のマイルがたまる
JALカードnavi(学生)を使うと通常は1%のマイルが還元されますが、特約店であれば2%のマイルが貯まるのでさらにお得です。大手ではイオンや大丸、松坂屋などが該当しています。
また、普段から利用する人も多いファミリーマート、エネオスやHACドラッグ、ノジマ電気なども特約店に含まれているので利用価値が高いでしょう。
販売店だけでなくロイヤルホストなどの飲食店も多数特約店になっているので、よく行くところがあるなら確認してみるのが大切です。
一方、トヨタレンタカーなどの旅行のときに使えるものもあるので、JALでの旅行を計画するときには利用を検討してみるとお得になります。
JALグループの機内販売についても該当するので食べ物や飲み物、お土産などを購入するときにも有用です。
オリジナルボーナスマイルがたまる
JALカードnavi(学生)を使うとJALグループのフライトを利用したときにマイルが付与されやすくなります。オリジナルのボーナスマイルが設定されているからです。
入会してから初めてJALグループのフライトに搭乗すると入会搭乗ボーナスとして1000枚類が付与されます。これは翌年以降も同じになっていて、毎年初回搭乗ボーナスとして、その年の初めに搭乗したときに1000マイルをもらうことが可能です。
毎年一回しかお得な特典がないのかと思ってしまうかもしれません。しかし、毎年二回目以降もお得になるボーナスマイルが設定されています。
搭乗するごとに区間マイルと利用運賃の積算によって計算されるフライトマイルが付与される仕組みになっていますが、そのマイルを10%増しにしてくれるのです。長距離の利用が多い場合には特に大きなメリットになります。
JALカードnavi(学生)はETCカードを無料で発行できる?
高速道路を利用する人の場合にはETCカードも併せて発行してたいと思うかもしれません。
JALカードnavi(学生)では手続きをすることによってETCカードを発行することができます。年会費も無料になっているので気軽に利用できますが、発行手数料はかかることがあるので注意しなければなりません。
クレジットカードを発行するときに選んだブランドによって手数料がかかるかどうかが異なります。
MastercardかVisaを選んだ場合には発行手数料が1080円かかります。しかし、JCBを選んだ場合には発行手数料がかからない仕組みになっているのです。
これはカードを発行している会社が違うことによって生まれている違いなので、ETCカードを使いたいと思っている人は念頭に置いておきましょう。
JALカードnavi(学生)はどんな人におすすめ?
- 学生で無料カードを探している人
- JALを使う頻度が高い人
学生で無料カードを探している人
JALカードnavi(学生)は学生でなければ発行できないクレジットカードなので学生向きと言うことができますが、特に無料でクレジットカードを手に入れたいという人に向いています。
学生でも20歳以上で収入があれば発行してもらえる可能性があるクレジットカードはあるものの、年会費がかかってしまうケースが多いからです。
また、JALカードnavi(学生)は対象年齢の幅が広く、まだ20歳になっていない大学生になりたての人でも問題ありません。上限についても30歳未満であれば大丈夫なので、浪人をして大学院の博士課程まで進んだ人や、就職してから思い立って専門学校に通い始めた人なども発行してもらえます。
年齢を問わずに年会費がかからないので、特別な事情があって年齢を重ねてから学生なったという人にとっても魅力が大きいカードなのです。大学院も対象になっているのでダブルドクターを目指している人も手に入れやすいカードとなっています。
JALを使う頻度が高い人
JALカードnavi(学生)は学生で特にJALをよく使う人に向いています。旅行好きで飛行機で遠くに行くことが多い、海外旅行や海外への短期留学にしばしば行くという人はマイルを貯めやすいからです。
海外旅行保険も最低限のものが付いているため、海外旅行に行くときに保険料の出費を省くこともできます。また、有料の機内サービスなどを利用する人もJALカードnavi(学生)で支払うことでマイルがたくさん貯まっていくので魅力的でしょう。
基本的にはJALのマイルはフライトチケットを購入したり、クラスをアップグレードするのに使ったりするのがお得です。
このような使い方をする機会があるという点でもJALグループをよく使う人に向いています。ボーナスマイルの付与のことを考慮すると、少なくとも年に一回はJALを使う人はメリットが大きいと言えるでしょう。
JALカードnavi(学生)ポイント還元率を他社と比較
学生カードとしてよく利用されている他社のクレジットカードとJALカードnavi(学生)を比較するとポイント還元率は以下のようになります。
クレジットカード名 | ポイントの種類 | ポイント還元率 |
---|---|---|
JALカードnavi(学生) | JALマイル | 1% |
学生専用ライフカード | サンクスポイント(1ポイント=5円相当) | 0.1%〜0.3% |
三井住友カードデビュープラス | オリジナルポイント | 0.2% |
ANAカード(学生用) | Oki Dokiポイント | 0.5%〜1% |
JCB CARD W/JCB CARD W plus L | Oki Dokiポイント | 0.2% |
JALカードnavi(学生)はマイルで1%で固定的に手に入りますが、ライフカードのように条件によって還元率が変動するものもあります。
ライフカードでは通常は0.1%ですが、誕生日月はポイントが0.3%に増える仕組みになっている他、会員ランクによって還元率が異なるのが特徴です。
ANAカードなどの他のカードについてはJALカードnavi(学生)と比べるとやや低い水準になっています。
JALカードnavi(学生)が届くタイミングは?
JALカードnavi(学生)は申し込みをすると2週間から3週間程度で手元に郵便で届く仕組みになっています。
何日かかるかは人によっても時期によっても異なるのでおよそこのくらいの期間がかかると見込んでおきましょう。2週間程度の間に行われているのはクレジットカードの発行のための審査と、クレジットカードの支払いに使う口座振替の手続きが主なものです。
学生カードなので収入がなくても良いというのが基本ですが、確かに学生として在籍しているかなどといったことが調査されていて、もし虚偽の内容が見つかると発行されないことになります。
過去に金融事故を起こしたケースがあるかも確認されていることは念頭に置いておきましょう。
JALカードnavi(学生)の引き落とし日はいつ?
JALカードnavi(学生)は他のJALカードと同じで引き落とし日は毎月10日になっています。
日曜日祝日などで金融機関が休みの場合にはその翌営業日に口座振替で引き落とされるのが基本です。
このときの支払い対象になるのが前々月の16日から前月15日までにクレジットカードで支払った金額で、一回払いの場合には全額、分割払いなどの場合には該当する金額を合わせたものが引き落とされます。
引き落とし日に十分な残高がない場合には遅延損害金が発生する場合があるので、10日が近づいてきたら一度は登録してある銀行口座の残高がどのくらいあるかを確認し、クレジットカードの支払いに十分なお金が入っていないならすぐに入金するようにしましょう。
JALカードnavi(学生)を実際に利用した人たちの口コミ
年代 | 10代 |
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職業 | 大学生 |
大学に入って一人暮らしを始めたら買い物をすることが増えたのでクレジットカードが欲しくなり、JALカードnavi(学生)を作りました。
食費や光熱費くらいにしか使っていないので10万円の利用可能枠に到達するようなことはなく、とても快適に使えています。
ただ、旅行に行こうと思うと何万円もかかってしまって生活費に使える分がなくなってしまうのが問題かなと思います。
もう少し利用可能額が大きければもっと使いやすいのにと思ってしまうのは確かですが、やはり学生だからこのくらいの限度額でも仕方ないのかなと自分に言い聞かせながら使っています。
年代 | 10代 |
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職業 | 大学院生 |
大学院になって海外の学会に行くことになり、会費の支払いにクレジットカードが必要になって選んだのがJALカードnavi(学生)でした。
たまたまそのときに便利なフライトがJALだったので、あらかじめカードを発行してもらってから会費の支払いもフライトの予約手配もしました。一度にマイルがたくさん貯まり、とてもお得なカードだと思ったのを覚えています。それ以来、旅行に行くとなるとJALを使う習慣ができました。
以前はどの航空会社を選ぶかでかなり悩んでしまっていたのですが、フライトを使おうと思ったらすぐにJALで探すという流れができて手間が省けるようになり、旅行に行く機会も自然と増えています。
年代 | 10代 |
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職業 | 専門学校生 |
大学を卒業してからJALカードを作りましたが、転職したいと思って専門学校に通おうと思い、それに伴ってJALカードnavi(学生)に変更しました。一度JALカードを解約してJALカードnavi(学生)を作るという流れになったので手間はかかりました。
でも、ポイントがマイルなので消滅してしまうようなこともなく、年会費もかからなくなったので良かったです。専門学校に通っているうちはマイルが貯まりやすくてお得なので、積極的に今のうちに旅行を楽しみたいと思っています。
特に海外に行くとたくさん貯まるので、近いうちに留学計画も立てて英語力も鍛えた上で転職しようとも考えています。