JCBの新しい法人カード!JCB CARD Bizのメリット・デメリット!JCB法人カードとの違いは?

JCBの新しい法人カード!JCB CARD Bizのメリット・デメリット!JCB法人カードとの違いは? JCBカード一覧

JCBから2020年2月17日から新しく法人カード「JCB CARD Biz」が発売されました。

JCB CARD Bizは法人代表者や個人事業主向けに発行されたクレジットカードで、これまでのJCB法人カードとは違うメリット・デメリットがあります。

  • 法人カードでマイルを貯めたい
  • 審査が比較的簡単な法人カードが欲しい
  • 個人事業主だから従業員カードはいらない

このような方にJCB CARD Bizはおすすめになっています。

筆者は実際JCBに行き、まだ販売されたばかりのJCB CARD Bizのお話を伺ってきました。

ここでは、「JCB CARD Bizがどんなカードなのか」「これまでのJCB法人カードとの違い」について詳しく解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

JCB CARD Bizの基本情報

新しくJCBから発表されたJCB CARD Bizには一般カード・ゴールドカード・プラチナカードの3つのランクがあります。

JCB CARD Wと同様に入会方法はWEBのみになっています。

各カードの基本スペックを一覧で表にしてみました。

JCB CARD Biz

一般カード

JCB CARD Bizi一般カード

JCB CARD Biz

ゴールドカード

JCB CARD Biziゴールドカード

プJCB CARD Biz

プラチナカード

JCB CARD Biziプラチナカード

年会費 1,375円(税込)

初年度年会費無料

11,000円(税込)

初年度年会費無料

33,000円(税込)
追加カード なし
申し込み資格 20歳以上の法人代表者・個人事業主 20歳以上の法人代表者・個人事業主 25歳以上の法人代表者・個人事業主
ポイント還元率 0.1%~0.5%
マイル還元率 0.3%
利用可能枠 10万~100万円 50万~300万円 150万円~
海外旅行保険 最高3,000万円(利用付帯) 最高1億円(利用付帯)

自動付帯5,000万円

最高1億円
国内旅行保険 最高3,000万円(利用付帯) 最高5,000万円 最高1億円
決済口座 【法人代表者の場合】法人口座・個人口座

【個人事業主の場合】屋号付き口座・個人口座

電子マネー QUICPay/ApplePay/GooglePay

JCB CARD Bizは法人代表者・個人事業主向けの法人カードのため、従業員用の追加カードは発行していません。

JCBによると、今回のJCB CARD Biz一般カードのカードデザインは39歳以下がWEBのみで申し込みできる「JCB CARD W」を参考にしたとのことです。

↓JCB CARD Wのカードデザイン

JCBCARDW

これまでのJCB法人カードと比べると、非常にシンプルでスッキリしたデザインになっています。

特にJCB CARD Bizプラチナカードにはマット加工が施されており、カード券面でもステータス性が実感できるデザインになっています。

JCB CARD Bizは登記簿謄本などの書類が不要!WEBで簡単に申し込める

法人カードというと、登記簿謄本などの法人の業績や設立年数が分かる書類の提出を求められることが多いです。

これまでのJCB法人かードの申し込みにも法人の本人確認書類と代表者の本人確認書類が必要でした。

また、WEB上で申し込みをしても、郵送で申し込み用紙が届き、確認書類・捺印をしてJCBに返送…という流れでしか申し込むことができませんでした。

しかし、JCB CARD Bizは法人の本人確認書類が不要で、代表者の本人確認書類のみで簡単に申し込めます。

法人確認書類が不要なので、申し込みはWEB上ですべて完了します。

JCB CARD Bizの審査基準!設立年数が浅くても大丈夫

法人カードを申し込む上で「設立してからまだ1年も立ってないんだけど…」「業績で審査に落とされないか不安」という方も多いのではないでしょうか。

登記簿謄本など法人の確認書類が必要なクレジットカードの場合、「設立年数が1年~3年以上」「黒字決済であること」などの審査基準があります。

しかし、JCB CARD Bizは法人の本人確認書類が不要なため、設立してから1年未満の方も、昨年の業績が思わしくなかった方でも法人カードを発行できる可能性があります。

JCB CARD Bizは元々、法人代表者や個人事業主向けに作られたカードなので、通常のJCB法人カードよりも審査基準は易しくなっていると考えられます。

審査されるのは個人の信用情報

JCB CARD Bizの審査で見られるポイントは代表者の「現在の支払い能力」と「過去の信用情報」です。

現在の支払い能力は、勤め先や年収・家族構成・ローンや借入の有無などのを総合して審査されます。

年収が高く、ローンや借入が少ないほど審査に通りやすくなります。

また、過去の信用情報は「個人信用情報機関」の情報を元に審査されます。個人信用情報機関とは、カードの申し込み状況や支払い状況が記録されたものです。

これまでにクレジットカードで支払いの延滞や遅延がなく、引き落とし日にきちんと支払いが行われていれば問題ありません。

反対にこれまでにクレジットカードの支払いを長期延滞していたり、数日の延滞を繰り返しているとJCB CARD Bizの審査に通りにくなってしまいます。

JCB CARD Bizの旅行保険はすべてのランクで付帯

JCB CARD Bizは一般カード・ゴールドカード・プラチナカードのすべてに付帯しています。

ゴールドカード・プラチナカードはカードで旅行代金を支払わなくても保険が付帯する「自動付帯」です。

海外出張・海外旅行が多いビジネスパーソンの方は重宝しますね。

各JCB CARD Bizの旅行保険の補償内容は以下の通りです。

JCB CARD Bizの海外旅行保険

JCB CARD Biz

一般カード

JCB CARD Bizi一般カード

JCB CARD Biz

ゴールドカード

JCB CARD Biziゴールドカード

プJCB CARD Biz

プラチナカード

JCB CARD Biziプラチナカード

死亡後遺障害 最高3000万円

(利用付帯)

最高1億円

最高5000万円(自動付帯)

最高1億円(自動付帯)
傷害治療費用 100万円 300万円 1000万円
疾病治療費用 100万円 300万円 1000万円
 賠償責任 2000万円 1億円 2000万円
携行品損害 最高100万円

(自己負担3000円)

 最高100万円

(自己負担3000円)

最高100万円

(自己負担3000万円)

 救済者費用 最高100万円 最高400万円 最高1000万円

海外旅行保険で一番注目したいのが、傷害治療費用と疾病治療費用です。

海外でケガをしたり病気になったときに利用するため、1番利用頻度が高く重要です。

JCB CARD Biz一般カードでは正直十分な額ではありませんが、ゴールドカード・プラチナカードになれば日本周辺の国なら間に合うでしょう。

もしものときのために海外旅行保険が年会費無料で自動付帯されるクレジットカードを持っておくと安心です。

JCB CARD Bizの国内旅行保険

JCB CARD Biz

一般カード

JCB CARD Bizi一般カード

JCB CARD Biz

ゴールドカード

JCB CARD Biziゴールドカード

プJCB CARD Biz

プラチナカード

JCB CARD Biziプラチナカード

死亡後遺障害 最高3000万円

(利用付帯)

最高5000万円(自動付帯) 最高1億円(自動付帯)
入院日額 1日につき5000円 1日につき5000円
手術 入院日額×倍率(10倍・20倍・40倍) 入院日額×倍率(10倍・20倍・40倍)
 通院日額 1日につき2000円 1日につき2000円
乗継遅延費用 最高2万円 最高2万円
 出航遅延費用 最高2万円 最高2万円
手荷物遅延費用 最高2万円 最高2万円
手荷物紛失費用 最高4万円 最高4万円

JCB CARD Bizの国内旅行保険には飛行機や手荷物が遅延したとき、紛失したときの補償も付帯しています。

ショッピング保険も付帯

JCB CARD Bizは購入した商品が事故にあった際、90日以内ならカード会社から補償してもらえる「ショッピング保険」が付帯しています。

ゴールドカード・プラチナカードは海外だけでなく日本国内での買い物でもショッピング保険が適応できるので、万が一のことがあった際も安心です。

JCB CARD Biz

一般カード

JCB CARD Bizi一般カード

JCB CARD Biz

ゴールドカード

JCB CARD Biziゴールドカード

プJCB CARD Biz

プラチナカード

JCB CARD Biziプラチナカード

補償金額 最高100万円

(海外利用のみ)

最高500万円

(国内・海外)

最高500万円

(国内・海外)

JCB CARD BizはJCBオリジナルシリーズでOki Dokiポイントが貯まる

JCB CARD Bizは通常還元率が0.5%です。1000円の利用で1ポイントのOki Dokiポイントが貯まるようになっています。(1ポイントは5円の価値)

「Oki Dokiランド」というJCBのポイントアップモールを経由して買い物をすることで、Amazonでポイント2倍でビジネス用品が買えます。

ネットショッピングをする際はOki Dokiランドを経由するようにしましょう。

また、JCB CARD BizはJCBが直接発行しているJCBオリジナルシリーズなので、JCBオリジナルパートナーでポイント倍率がアップします。

JCBオリジナルシリーズ対象店 Oki Dokiポイント倍率
Amazon 2倍
出光昭和シェル 2倍
スターバックスコーヒー(スターバックスカードオンライン入金) 10倍
モスバーガー 2倍
ビックカメラ 2倍
小田急百貨店 3倍
ウェルシア・ハックドラッグ 2倍
一休.com 3倍
ワタミグループ 3倍

実店舗でもポイントがアップするのでお得です。

JCB CARD Bizはポイントをマイルに交換可能

JCB CARD Bizで貯めたOki Dokiポイントは他社のポイントの他、JALマイル・ANAマイル・デルタ航空のマイルに交換ができます。

1ポイントで3マイルのレートで交換できるため、マイル還元率は0.3%です。

JALカードやANAカードと比べるとマイル還元率は高くありませんが、各マイル移行手数料は無料、上限なしで500ポイント以上ポイント1ポイント単位から移行ができます。

海外旅行によく行く法人代表者・個人事業主の方なら法人カードでマイルを貯めたい方も多いのではないでしょうか?

JCB法人カードではマイル交換ができなかったですが、JCB CARD Bizは各航空会社のマイルの交換ができます。

もちろんマイルに交換しない個人事業主・法人の方は以下の各種ポイントにも交換可能です。

  • nanacoポイント
  • WAONポイント
  • 楽天スーパーポイント
  • dポイント
  • Pontaポイント

JCB CARD Bizゴールドカード・プラチナカードの特典

JCB CARD Bizの上位カードである、ゴールドカードとプラチナカードは一般カードにはない特典が多数付帯しています。

JCB CARD Bizゴールドカードの特典内容

JCB CARD Biziゴールドカード

JCB CARD Bizゴールドは「GOLD Basic Service」が利用可能になり、グルメ・旅行・レジャーなど様々な場面で活躍する特典が付帯しています。

主なサービスは以下の通り。

  • ゴールド会員専用デスク
  • 人間ドックサービス
  • ドクターダイレクト24
  • 空港ラウンジサービス
  • ラウンジキー
  • 手荷物無料宅配サービス
  • レストラン・レジャーの割引

JCB CARD Bizプラチナカードの特典内容

JCB CARD Biziプラチナカード

JCB CARD Bizは年会費が税込み33,000円と高額ですが、その代わりにゴールドカードにはない、コンシェルジュ・グルメ特典が付帯しています。

  • 365日24時間対応のコンシェルジュサービス
  • プライオリティパス付帯
  • レストラン2名以上で1名無料のグルメベネフィット
  • USJのJCBラウンジ利用可能
  • JCB Lounge 京都が利用可能

高級レストランのコースを2名以上で予約すると1名無料になるサービスが利用できるお店は、1名分のコース料金が1万円以上のお店ばかり。

年に3回以上グルメ・ベネフィットを利用すれば年会費の元は十分に取れます。

プラチナカードの中でもコスパがいいJCBプラチナカードの特典をすべて利用できますよ。

JCB CARD Bizのデメリット

  • 還元率が0.5%と高くはない
  • 一般カードは利用限度額が低め
  • JCB CARD BizプラチナカードはJCBプラチナより年会費が5000円高い

JCB CARD Bizのデメリットは通常還元率が0.5%と低めなことです。

法人カードは還元率0.3%のカードも普通なので、JCB CARD Bizが特別低いわけではありませんが、最大還元率1.1%のOrico EX for Bizやセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスに比べると低めになります。

また、JCB CARD Bizは一般カードの限度額が100万円、ゴールドカードの限度額が100~300万円までになっています。

個人事業主向けに作られたカードのため、通常のJCBカードのような設定になっています。

個人事業主であってもビジネスで利用する金額が多い方はアメックス・ビジネスカードを検討した方がいいでしょう。

また、JCB CARD Bizプラチナカードの年会費は税抜き30,000円になっており、個人のJCBプラチナカードよりも5000円年会費が高いです。

JCB CARD BizプラチナカードはJCBプラチナの特典に加えてビジネス特典が付帯されているため、5000円ほど高くなっています。

JCB CARD Bizで使えるビジネス特典

JCB CARD Bizは法人の業務効率化に繋がるサービスが多数増付帯しています。

  • 会計ソフトデータ連携
  • 出張時の便利なサービス

会計ソフトデータ連携

JCB CARD Bizには「弥生会計 オンライン」「クラウド会計ソフトfree」の会計ソフトデータの連携が可能です。

カードの取引データーを自動で取り込んで仕訳する機能があるため、手動入力よりミスが少なく、手間もかかりません。

個人事業主の方は会計ソフトとカードを連携させれば確定申告の計算が楽になります。

また、JCB CARD Bizは2020年3月31日まで、利用料がお得になるサービスを行っています。

  • 「弥生会計 オンライン」の法人ベーシックプランまたはセルフプランの初年度が0円
  • 「クラウド会計ソフトfree」の法人ベーシックプランまたは個人スタンダードプランが初年度15%OFF

出張時の便利なサービス

JCB CARD Bizは出張に役立つ法人専用のサービスが付帯しています。

  • ANA@desk・JALオンラインの法人向け出張サービス
  • 東海道、山陽新幹線(東京~博多間)の「エクスプレス予約」

飛行機のインターネット出張手配システム「ANA@desk」「JALオンライン」の法人向け出張サービスを使えば、好きな時に国内航空券の予約変更ができます。

「エクスプレス予約」を利用すれば、東海道新幹線・山陽新幹線(東京~博多間)の指定席ネット予約ができます。

込み合う期間でもネット予約ができ、会員価格で新幹線を取れるので出張にかかる費用を節約できます。

JCB法人カードとJCB CARD Bizの比較

JCBには新しく販売されたJCB CARD Bizのほかに、JCB法人カードもあります。

1番の違いは従業員カードが発行できるか否かです。

そのため、従業員用の追加カードが欲しい方はJCB法人カード、追加カード不要な方はJCB CARD Bizを選択しましょう。

JCB法人カードとJCB CARD Bizの違いについて比較してみましょう。

JCB法人カード

JCB(一般)法人カード

JCB CARD Biz

JCB CARD Bizi一般カード

 

申し込み対象者 法人または個人事業主 法人代表または個人事業主
申し込み書類 本人確認書類+登記簿謄本 本人確認書類のみ
追加カードの発行可能枚数 複数枚 なし
ETCカードの発行可能枚数 複数枚 1枚
スマホ決済 ApplePay/GooglePay
支払い方法 ショッピング1回払い

ショッピング2回払い

ショッピング1回払い

ショッピング2回払い

ボーナス1回払い

ショッピング分割払い

ショッピングリボ払い

ショッピングスキップ払い

キャッシング 国内キャッシング

海外キャッシング

決済口座 法人→法人口座

個人事業主→屋号付き口座・個人名義口座)

法人代表者→法人口座・個人名義口座

個人事業主→屋号付き口座・個人名義口座

JCB法人カードとの1番の違いは従業員用の法人カードを発行できないこと。それに伴ってJCB CARD BizはETCカードの複数枚発行ができません。

またJCB CARD Bizは申し込みに登記簿謄本などの法人確認書類が必要ないため、設立して間もない会社の方や業績が不安な法人代表者や個人事業主の方も申し込みができます。

また、JCB CARD BizはApplePayとGooglePayに対応しているため、コンビニやショッピングモールでも少額決済も簡単にできます。

また、JCB法人カードとJCB CARD Bizは2枚持ちが可能なため、法人代表者はJCB CARD Bizプラチナカードを持ち、従業員はJCB一般カードを持つのもありです。

会社の状況に合わせて法人カードを選択するようにしてください。

JCB CARD Bizは新規入会で最大15,000円還元キャンペーン実施中

JCB CARD Bizは2020年2月17日~2020年3月31日までに新規入会をすれば最大で15,000円分が還元されるキャンペーンを行っています。

  • 新規入会でもれなくJCBギフトカードプレゼント(プラチナ→13,000円分 ゴールド→10,000円分 一般→5,000円)
  • 入会翌月までに2万円以上利用すると、2000円分のJCBギフトカードプレゼント

還元キャンペーンの条件は「新規入会」と「翌月末までに2万円以上の利用」の2つだけで、非常に簡単です。

新規入会は3月31日までがお得なので、法人カードの発行を迷っている法人代表者の方、個人事業主の方は是非検討してみてはいかがでしょうか。

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