KASUMIカードは、イオンクレジットサービス株式会社が発行しているクレジットカードです。
このカードは名前の通り「スーパー・カスミ」を運営している株式会社カスミと提携しています。
カスミは茨城を中心に東京や千葉など関東地方に数店舗があり、KASUMIカードはそれぞれの店舗で利用をすると、さまざま特典があることが特徴です。
今回は、KASUMIカードのメリットやデメリット、口コミなどについて紹介します。
※本ページにはPRが含まれます。
KASUMIカードの基本スペック
年会費 | 無料 |
---|---|
入会費 | 無料 |
利用可能枠 | 300万円(クレジットカードの利用枠の範囲内) |
申し込み資格 | 18歳以上で電話連絡可能な方(高校生は資格対象外だが、卒業年度の1月1日以降なら申込み可能) |
ポイント還元率 | 0.5% |
海外保険 | なし |
家族カード | あり |
ETC専用カード | あり |
カード発行まで | 約3週間 |
更新期間 | 自動更新 |
KASUMIカードのメリット
- 毎月「5」のつく日はカスミでカード利用すると5%割引
- カスミでカードを利用するとカードポイントの還元率が2〜3倍
- 電子マネーWAONを利用するとお得
・毎月「5」のつく日はカスミでカード利用すると5%割引
カスミ全店舗では毎月5のつく日、つまり、5日、15日、25日が「ハッピーデー」となっています。
ハッピーデーとは、KASUMIカードを利用して買い物をすると、5%の割引サービスが実施される日です。
この割引は後日カード支払いの引き落としで5%分が引かれるわけではなく、カスミのレジで5%割引という扱いになります。
ただし、カスミで販売されている一部の商品は割引対象外なので、注意が必要です。
また、毎月20と30日の月2回、イオングループ各店舗でカード利用をすると、買い物代金が5%割引となります。
対象となる店舗は以下の通りです。
- 全国のイオン、
- オンスーパーセンター
- マックスバリュ
- ビブレ
- サンデー
- ザ・ビッグ
2月は30日がない月ですが、2月も月3回5%割引が実施されています。
カスミでカードを利用するとカードポイントの還元率が2〜3倍
KASUMIカードが実施している「ときめきポイント」は、カード支払いの200円ごとに1ポイントがつくポイントサービスです。
KASUMIカードは、カスミ全店舗で利用をすると2倍のポイントがつき、毎週火曜日は3倍になります。
ポイント3倍サービスは、ギフトカード購入や公共料金の支払いの際など対象外のものもあるので、事前に何が対象内なのか確認しましょう。
また、カスミ以外のイオングループ店舗でも、カード利用をすればいつでも2倍のポイントとなります。イオングループすべての店舗が2倍の対象ではなく、その他のポイント倍増キャンペーンとの併用はできません。
電子マネーWAONを利用するとお得
KASUMIカードでは、WAON・モバイルSuica・SMART ICOCAといった電子マネーの利用も可能です。
そのなかでWAONを利用した場合、WAONでの支払いかカード提示をして現金払いをすることによって、WAONポイントがたまります。ポイントは200円の支払いにつき1ポイントです。
ポイントの対象店はイオングループのWAONポイント加盟店で、カスミは対象外となっています。ついたポイントはその月1日から月末分までが集計されて、翌月中旬までに付与するという流れです。
集計されたポイント数が500円未満の場合は切り捨てとなり、翌月へ繰り越しされることはありません。
KASUMIカードのデメリット
- ときめきポイントの還元率が低い
- 利用可能な電子マネーが限られている
- 国内・海外の旅行保険が付帯されていない
「ときめきポイント」の還元率が低い
KASUMIカードのポイント「ときめきポイント」は、カード利用することによって0.5%の支払い額が還元される仕組みです。
このポイント制度は、他のカードの会社が発行しているカードでも実施されています。他社のポイント還元率と比べると、KASUMIカードが設定している0.5%という還元率は低い数字です。
カスミなどのイオングループの対象となっている店舗でカード利用をすれば1%、店舗で決まっているキャンペーンの日であれば2〜3倍の還元率になります。
しかし、イオングループの対象店舗をあまり利用しない人にとって、0.5%という数字は物足りない還元率といえるでしょう。
利用可能な電子マネーが限られている
KASUMIカードは、すべての電子マネーのチャージが可能なわけではありません。
チャージ可能な電子マネー
WAON・モバイルsuika・SMART ICOCA
チャージを受け付けていない電子マネー
nanaco・楽天Edy・PASMO
nanacoは、国民年金保険料や国民健康保険料、各種税金などの支払いが可能、楽天Edyは、利用できる店舗数が日本最大といわれる電子マネーです。
普段からnanaco、楽天Edyを利用している人にとって、KASUMIカードでこれらの電子マネーを併用できないため不便といえるでしょう。
国内・海外の旅行傷害保険が付帯されていない
国内・海外ともに旅行によく行く人にとって心強いのが、クレジットカードに付帯されている国内・海外旅行傷害保険です。
旅行の際、怪我や病気、盗難や破損などのトラブルが発生しても、この保険を付帯していれば保険金がおりて損害を補填してくれます。
しかし、KASUMIカードには、国内・海外どちらの旅行傷害保険が付帯されていないので、旅行中に何かしらのトラブルが発生しても、自己負担で処理しなくてはいけません。
出張・レジャーともに出かけることが多い人には、旅行傷害保険が付帯されていないのは不便です。
他社のカードには、無料で国内・海外旅行傷害保険が自動付帯されるものもあります。そのようなカードと比較した場合、KASUMIカードに保険の付帯がないのをデメリットと感じる人もいます。
KASUMIカードのポイント制度
- 豊富なカテゴリの商品に交換できる
- 豊富な種類の商品券に交換できる
- WAONにチャージ・WAONポイントに交換できる
豊富なカテゴリの商品に交換できる
ときめきポイントをためることによって、さまざまな商品と交換することができます。交換可能な商品はカタログおよび専用サイトから確認することが可能です。
キッチン用品、リビング用品、健康や美容に関するもの、ファッション、食品、子どもやレジャー用品などもカテゴリから、それぞれの商品を選ぶことができます。
キッチンの道具を充実させたい主婦、テントやタープなどアウトドア用品を揃えたい人、有名店が監修したスイーツなどを堪能したい人など、あらゆる層のニーズに応えられる商品が用意されているのが売りです。
豊富な種類の商品券に交換できる
数多くの商品から選ぶことができなかった人は、とりあえずポイントを商品券に交換することもおすすめです。
交換できる商品券
- イオン
- カスミの商品券
- JCBギフト券
- ワタミグループ
- イーハート食事券
- 旅行券
- ユニバーサルスタジオジャパンのスタジオパス
- イオンシネマ映画鑑賞
商品券の一部はポイント交換する際、さらに250ポイントが手数料として引かれるので注意しましょう。
WAONにチャージ・WAONポイントに交換できる
ときめきポイントは、電子マネーのWAONにチャージすることも可能です。
ポイントをWAONポイントにチャージする手順は以下の通りです。
- 専用サイトの「MyPage」にアクセスして
- のページ内でポイント交換という項目を選ぶ
- WAONステーションでWAONポイントをダウンロード
- ポイントチャージ完了
WAONの利用頻度が高い人であれば、通常のポイント利用ではなくWAONチャージをするのがお得といえます。
また、ときめきポイントはWAON POINTに交換することも可能です。WAONポイントとは、現金やクレジット、電子マネーなどどのタイプの決済方法に関わらず、提示するだけで付与されるポイントを指します。
イオンやミニストップなどWAONポイント加盟店であれば、このポイントを料金として使用できます。
KASUMIカードはETCカードを無料で発行できる?
KASUMIカードなど数々のシリーズがあるイオンカードは、家族カードを含め1枚のイオンマークのカードにつき、ETC専用カードを1枚申し込むことが可能です。
申し込みの際、年会費は入会時から無料なので、費用の心配はありません。ETCカードの申し込みは、発送されるまで日数がかからないことも特徴です。土日・祝日以外の平日14時までに申し込みをすれば、翌日にカードが手元に届きます。
ETCカードには保険も付帯
KASUMIカードのETCカードには保険が付帯されており、その名称は「ETCゲート車両損傷お見舞金制度」という保険です。
この保険は、高速道路などを利用した際にETCゲートを通過しようとしたら、あやまってゲートの開閉バーに衝突してしまった時に適用されます。
この場合に発生した損害は、ETCゲート車両損傷お見舞金制度によって補填されて、一律5万円分のお見舞金が支払われることになるという流れです。
KASUMIカードはどんな人におすすめ?
- カスミやイオングループ店舗をよく利用する人に向いている
- 電子マネー・WAONの利用頻度が高い人は向いている
カスミやイオングループ店舗をよく利用する人に向いている
KASUMIカードは、カードが行っているポイントサービスの「ときめきポイント」の還元率が0.5%であり、他社のカードに比べるとポイント還元率が低いことが特徴です。
そのため、買い物をする際は他のカードに比べて損をしている印象があります。しかし、関東に数店舗が営業しているスーパーマーケットのカスミにて、カード利用で買い物をするとポイント倍増サービスや割引キャンペーンなどを受けることができます。
キャンペーンの種類によってはポイント3倍のときもあり、また、カスミ以外でのイオングループで買い物をしても、カスミ同様にポイント倍増の扱いです。
ポイント還元率が低いという印象のあるKASUMIカードですが、使い方次第で他社のカードと同様、あるいは、それ以上のポイント還元率になります。
KASUMIカードの所有が向いているのは、カスミのある関東地方に在住で、カスミでの買い物をよくする人といえます。普段それほどクレジットカードを利用しない人でも、カスミやイオングループ店舗の利用頻度が高ければ、所有して損はないといえるでしょう。
電子マネー・WAONの利用頻度が高い人は向いている
KASUMIカードは、他社のカードには無料で付帯されている国内・海外旅行障害保険がありません。そのため、他社のカードに比べて劣っていると感じている人もいるかもしれません。
しかし、KASUMIカードは、入会費・年会費が無料でETCカードも無料で発行が可能です。よって、頻繁にカード利用をしない人でも、他社のカードに比べれば気軽に所有することができるカードといえます。
そして、KASUMIカードは、電子マネーWAONの利用も可能です。WAONは、イオングループの店舗であれば一部を除いて、店舗で利用すればWAONポイントがつき、ときめきポイントもWAONへのチャージ・WAONポイントに交換することできます。
そのため、KASUMIカードは、カード利用の頻度は低くても1枚くらいはカードを所有していたい、そして、電子マネーWAONを利用する機会が多い人におすすめのカードといえるでしょう。
また、カード支払いをする場合はメインカードで、カスミ利用やWAON利用のときはサブのカードとしてKASUMIカードを利用するという使い分けもおすすめです。
KASUMIカードポイント還元率を他社と比較
カード名 | ポイント還元率 |
---|---|
KASUMIカード | 0.5%(利用店舗やキャンペーン時にはポイント2〜3倍) |
楽天カード | 1.0%(利用する用途によって還元率は3〜30%アップ) |
Yahoo!JAPANカード | 1.0%(利用する用途によって還元率は1.5〜3%アップ) |
Orico Card THE POINT | 1.0%(入会後の半年間の還元率は2.0%、その半年間の間に利用する用途によって、さらに3.0%~17.5%アップ) |
セゾンカード・インターナショナル | 0.5%(利用する用途によって還元率が5.0〜5.5%アップ) |
KASUMIカードが届くタイミングは?
KASUMIカードを含むイオンカードシリーズは、イオン店舗で仮カードの当日発行をすることが可能です。
仮カードを即日発行する手順は以下の通りです。
- イオンの公式サイトへアクセス
- インターネットの申し込みフォームから必要事項を記入
- 最寄りのイオン店舗に行く
- 仮カードの発行
仮カードを受け取ったあと、KASUMIカードが自宅へ届けられるのは1~2週間後です。
店頭へ行かない場合は、すべてインターネット上でのやりとりとなります。
インタネットで申し込む手順は以下の通りです。
- サイトの専用フォームで申し込み
- 確認メールが届く
- 本人確認書類をアップロード
- 審査通過後、カード登録完了の確認メールが届く
その後、KASUMIカードが登録した住所へ届くのは、申し込みをしてから1〜2週間後です。
KASUMIカードの引き落とし日はいつ?
KASUMIカードを含めたイオンカードの引き落とし日は当月10日締め翌月2日という決まりです。
例えば、10月15日からカード利用開始した場合、ひと月分の締め日は翌月の11月10日となります。そして、その翌月の12月2日に「10月15日〜11月10日分の利用金額」がカード所有者の口座から引き落とされるという流れです。
また、毎月2日が土日・祝日だった場合は、翌営業日に引き落としとなります。
KASUMIカードを実際に利用した人たちの口コミ
近所にカスミがあり、コンビニで買い物をするより安いのでよく通っています。
そんなときにイオンのKASUMIカードの存在を知り、申し込みをしました。今までクレジットカードは持っていなくても不便ではなかったので、所有していなかったのですが、1枚くらいは所有していたほうがいいかという思いと、カスミ愛用者というふたつの考えにより会員になることにしました。
クレジットカードの審査は厳しいというイメージがあったのですが、申し込み方法も簡単で審査もすぐに通過することができました。
カスミや他のイオン系列の店舗によく行くので、ポイントがどんどんたまります。会員になって良かったです。
20代
会社員
社会人になり数年経過したある日、先輩から「クレジットカードは1枚くらい持ってたほうがいいぞ」とアドバイスを受けました。
クレジットカードの会員は特に興味なく、年会費とかいろいろ支払うのがもったいないという印象でした。
気が乗らないながらもクレカについて調べていると、年会費などが無料のKASUMIカードを見つけました。
カスミやイオンのお店でポイント倍増ということを知り、これならカード初心者の僕が会員になっても大丈夫かなと思い、申し込みをしました。カ
スミは、自宅からちょっと離れたところにありますが、KASUMIカードを手に入れてからは、そこをメインに買い物をしています。
月3回のKASUMIハッピーデーは5%オフになるのも嬉しいですね。たまったポイントで何を買おうか今からカタログを見ながら考えています。
KASUMIカードは、旅行傷害保険も付帯していないし、他のカードに比べると物足りないところもあります。
しかし、電子マネーのWAONを利用する場合、いろいろとお得なこともありETCカードも無料で加入できるので、メインではなくサブカードとしてとりあえず持っていると安心できるカードです。
カスミやイオンでも割引やポイント増大キャンペーンがあるので、イオンで買い物する時は、このカードを提示するようにしています。