2017年にライフカードが改悪されたと話題になっています。
大きく変わったのは、誕生月のポイントが5倍から3倍になったこと。
これは、ライフカードを使ってした方によって大きな痛手となりました。
ここでは、「改悪の内容」と「改悪された今、「ライフカードを持ち続けるメリットはあるのか」に焦点をあて、しっかり解説していきます!
これを機会にライフカードを解約しようかなと思っている方も、改悪の情報をみてライフカードの契約を迷っている方も参考にしてみてくださいね。
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ライフカードの改悪内容とは?
ライフカードの売り、誕生月のポイントが5倍から3倍に…
ライフカードと言えば、誕生月ポイントが5倍になるサービスが売りでしたが、改悪によってポイント5倍の還元率2.5%が、ポイント3倍、還元率1.5%になってしまいました。(2017年7月より前に入会した方は、4月から3倍になりました。)
この改悪の対策として、ライフカードの年間の利用率によってステージがあがり、ポイント率がアップする制度が設けられました。
しかし、総合的にみれば、還元率は大幅に下がっています。
誕生月の還元率自体は1.0%ダウンという厳しい状況です。
ANAマイルなど、ポイント交換率の改悪
ライフカードでは基本的に1度に交換する単位が多ければ多いほど、お得にマイルや商品券に交換していました。
しかし、改悪によって一部の交換レートが悪化していまいました。
改悪前の交換率一覧
ポイント交換先 | 最小必要ポイント交換単位 | 交換後 | 基本還元率 | 誕生月の交換率 |
---|---|---|---|---|
ANAマイル | 300 | 900 | 0.3% | 1.50% |
Gポイント | 300 | 1500 | 0.50% | 2.50% |
改悪後の交換率一覧
ポイント交換先 | 最小ポイント交換単位 | 交換後 | 基本還元率 | 誕生月還元率 |
---|---|---|---|---|
ANAマイル | 300 | 750 | 0.25% | 0.75% |
Gポイント | 300 | 1200 | 0.40% | 1.20% |
表をみて分かる通り、ANAマイルとGポイントの還元率が低下してしまいました。
ライフカードでマイルを貯めていた方にとっては、厳しい改悪ですね。
さらに、JCBギフト券・図書カードNEXT・QUOカード・JTB旅行券・Amazonギフト券・Vプリカの10000万円以上の交換が廃止されました。
ETCカード・Edy・nanacoチャージがポイント対象外になった
ライフカード改悪によってETCカード・Edy・nanacoへのチャージが、ポイント付与されなくなってしまいました…。
Edyとnanacoは誕生月のポイント3倍が対象外になり、nanacoの還元率は0.25%になりました。
ライフカードは年会費無料、さらにETCカードの年会費無料でしたが、さすがにポイントも付けるとなると、経営的に厳しかったのかもしれません…。
さらに、ライフカードは年間の利用額に応じて、ポイント率がアップするようになっていますが、ETCカードの利用・Edy・nanacoへのチャージの利用は、ステージ判定の金額にも反映されなくなってしまいました。
Edyやnanacoは普段コンビニで使う機会が多い電子マネーですので、普段コツコツポイントを貯めていた方にとってはかなり痛い改悪になりました。
ETCカードを利用していた方にとっても、残念な改悪ですね。
家族間でライフカードのポイント移行ができなくなった
ライフカードは改悪前は、家族間でポイントの移行が可能で、なかなかポイントが貯まらなくて交換できなくても、家族間の移行でポイントを効率よく貯めることができました。
しかし、改悪によって、家族間でのポイント移行が廃止になってしまいました。
ライフカードの年会費は無料なので、損をすることはありませんが、ETCカードのポイント反映もされなくなったので、家族で利用するメリットはなくなってしまいました。
改悪後でもライフカードを持ち続けるメリットとは?
誕生月は還元率3倍
ポイント率は変更になってしまいましたが、誕生月ポイント3倍でも実はすごいです。
誕生月だけと割り切って使っても、他のクレジットカードよりポイントを貯めやすいです。
通常の還元率は0.5%と高くはないので、サブカードとして使ってもよいでしょう。
ライフカードのポイントの有効期限は他のカードの5倍!
ライフカードのポイントの有効期限は最大5年となっています。
基本は2年間ですが、年に1回申し込むことで最大5年に引きのばすことが可能です。
ポイント還元率の高いカードは、実はポイントの有効期限が短いのが難点。
例えば、ポイントが貯めやすいとしているオリコ・ザ・ポイントカードはポイントの有効期限は加算付き含め1年間。
還元率が高い楽天カードのポイント有効期限も、ポイントを獲得した月含め1年間です。
このように、通常は年会費無料で還元率が高いクレジットカードはポイント有効期限が1年と短いですが、ライフカードは有効期限が5年と他のカードの5倍。
なかなかポイントが貯まらない方にとって、有効期限が長いのは嬉しいですね。
ライフカードは年間50万円以上使えば還元率アップ
ライフカードでは年間の利利用率に応じてポイント率がアップする仕組みになっています。
ステージ | 利用額 | ポイント | 還元率 |
---|---|---|---|
レギュラー | 49万9999円 | 1倍 | 0.5% |
スペシャル | 50万円~99万9999円 | 1.5倍 | 0.75% |
ロイヤル | 100万~199万9999円 | 1.8倍 | 0.9% |
プレミアム | 200万円~ | 2倍 | 1.0% |
プレミアムクラスになるには年間200万円の利用が必要なので、なかなかクラスを上げるのは難しいですが、スペシャルクラスになるのは年間50万円以上なので、そんなに難易度は高くなさそうですね。
毎月の光熱費や通信費を固定にしてしまえば、年間50万円を達成して、ポイント1.5倍にするのも十分可能です。
SuicaやQUICPayではポイントが貯まる
ライフカードの改悪によって、楽天Edyとnanacoではポイントが貯まらなくなってしまいました。
しかし、SuicaやQUICPayはポイントの対象になっています。
SuicaやQUICPayは、Edyやnanacoと同じくらい使い勝手のよい電子マネーなので、普段コンビニで使っている方も多いのではないでしょうか。
普段使っている電子マネーのチャージで、ポイントが貯まるのは嬉しいですね。
年会費無料で損はしない
誕生月のポイント倍率変更や、ETCや電子マネーの一部が切り替えられないなどの改悪はありましたが、年会費はライフカード、ライフETCカードともに永久無料です。
そのため、年会費の元を取れないなどの損をすることはないでしょう。
その他ライフカードのメリットについてはこちらをご覧ください。
ライフカードは年会費無料でポイント有効期限も長いので損はしない
ライフカード
ライフカードの改悪の内容について詳しく分かったのではないでしょうか。
たしかに誕生月のポイントが5倍から3倍になったのは残念です。
しかし年会費無料で、ポイント有効期限が最高5年というクレジットカードはなかなかありません。
ライフカードは改悪前から比べると、持つメリットは少し減ってしまいましたが、誕生月用のサブカードとして使えるクレジットカードでしょう。
また年間50万円以上使う方は、メインカードとしても十分活躍できるカードです!