クレジットカードには「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の各ランクがあります。
ブラックカードというと「券面が黒だとブラックカード」というイメージがあると思いますが、カードのランクはカード券面では決まりません。
ここでは「プラチナカードとブラックカードの違いが分からない」「どっちの方が上なの?」
そんな疑問に答えていきます。
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プラチナカードとブラックカードの4つの違い
プラチナカードとブラックカードには以下の4つの違いがあります。
- ステータスの違い
- 審査難易度の違い
- 利用限度額の違い
- 付帯特典の違い
ステータスの違い
ブラックカードのステータスはプラチナカードより上です。
クレジットカードのランクは一般カード→ゴールドカード→プラチナ→ブラックの順でステータスが高くなります。
ブラックカードは各クレジットカードの最高位ランクであり、ブラックカードより上のランクのカードは存在しません。
選ばれた人しか持てないステータス性の高いカードです。
プラチナカードが最上位のカードもある
カード会社によってはブラックカードを発行していないカード会社もあります。
例えば三井住友カードが発行している最高ランクのクレジットカードは「三井住友プラチナカード」であり、ブラックカードの発行を行っていません。
また、反対にプラチナカードが存在せず、ランクが一般カード→ゴールドカード→ブラックカードになるカードもあります。
代表的なのは楽天カードです。楽天カードはプラチナカードが存在せず、「楽天カード→楽天ゴールドカード→楽天プレミアムカード→楽天ブラックカード」のランクになっています。
しかし楽天ブラックカードの特典内容やステータスはプラチナカード並みのため、厳密にはブラックカードと言えません…。
審査難易度の違い
ブラックカードはプラチナカードと比べて格段に審査難易度が上がります。
近年アメックスプラチナカードを初め、以前はインビテーションのみからの申し込みだったカードも直接申し込みが可能になっています。
しかし、ブラックカードは未だに直接申し込みができません。
ブラックカードはカード会社が認めた方にのみインビテーション(招待状)が届き、申し込めるようになっています。
利用限度額の違い
プラチナカードの利用限度額は公表されているケースも多いですが、ブラックカードは利用限度額はおろか、カードの存在自体を公式サイトで公表していないカード会社がほとんどです。
利用限度額は一律の制限がないカードが多く、特にブラックカードの最高邦「アメックス・センチュリオカカード」は戦闘機も変えると噂されるほどです。
まぁ戦闘機の話は置くまで噂ですが、ブラックカードは個人の信用情報やステータスを元に利用限度額を決定しています。
例え利用限度額に達していてもサポートデスクに電話をかけることで、決済可能になるのがブラックカードの特徴です。
付帯特典の違い
ブラックカードはプラチナカードにはないスペシャルな特典が多数付帯しています。
例えばアメックスセンチュリオンカードに付帯していてアメックス・プラチナに付帯していない特典は以下の通りです。
- 国内航空券を普通運賃でシートアップグレード
- 海外への入国時に役員がお迎え
- 海外空港とホテル間を無料送迎
- プライオリティパスが同伴者2名まで無料
- 営業時間外のショッピング可能
アメックスセンチュリンのコンシェルジュに頼めば、入手困難なチケットや一見さんお断りのお店の予約もできます。
これってプラチナ?ブラック?紛らわしいクレジットカード
プラチナカードとブラックカードの違いは「審査難易度」「ステータス」「特典」ですが、これらの特徴はぱっと見では分かりませんよね…。
ここからは見た目ではブラックカードなのかプラチナカードなのか、ランクが分からないカードを紹介します。
ラグジュアリーカードブラック・ゴールド
Gold Card(LUXURY CARD)
カード年会費 | 200,000円+税 |
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追加カード年会費 | 50,000円+税 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.50% |
電子マネー | — |
- センチュリオンに次ぐステータスカード
- 空港・指定レストランから無料リムジン送迎
- 24金でできたカード
LUXURY CARD BLACK CARD
カード年会費 | 100,000円+税 |
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家族カード年会費 | 50,000円+税 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.25% |
電子マネー | — |
- 重厚感のある金属製のカード
- 空港やダイニングまでのリムジン送迎が無料
- プライオリティパス無料付帯
新生銀行が発行する「ラグジュアリーカード」のランクの名称は「チタン→ブラック→ゴールド」です。
1番のラグジュアリーカードゴールドは券面が金色なため、一見ゴールドカードランク?と思ってしまいがちですが、実はこれはブラックカード。
アメックスセンチュリオンに次いで入手が難しく、審査難易度が高いカードです。
ラグジュアリーカードは上位カードになると、レストランからの無料リムジン送迎が受けられるスペシャルな特典が付帯します。
関連記事ラグジュアリーカードの特徴・メリットデメリット・特典内容を徹底解説!金属製カードの実力は?
エポスプラチナカード
エポスプラチナカード
カード年会費 | 30,000円+税 条件次第で20,000円+税 |
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ETC年会費 | 実質無料 |
家族カード | — |
還元率 | 0.5%~ |
- 年間100万円以上の利用で年会費2万円
- プライオリティパス無料付帯
- 高級レストラン1名無料
エポスプラチナカードは券面こそブラック(黒)ですが、プラチナカードランクに当たります。
通常の年会費は3万円ですが、条件次第で2万円になるお得なプラチナカードです。年間利用金額が多い方なら、ボーナスポイントを獲得できるため実質無料でプラチナカードを持てます。
なお、エポスカードはブラックカードがないため、エポスプラチナカードがエポスの最上位のカードです。
ヤフーカード
Yahoo!JAPANカード
カード年会費 | 永年無料 |
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ETC年会費 | 実質無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | — |
- 通常還元率1.0%!Yahoo!ショッピングで還元率3.0%
- Tポイント一体型カード
- 買い物・車上荒らしなどのトラブルに便利!18種類の「プラチナ補償」
ヤフーカードは券面は黒ですが、プラチナカードでもブラックカードでもなく、年会費無料の一般カードです。
年会費無料カードなので特にステータス性はありませんが、100円で1ポイントのTポイントが貯まります。
また、PayPayにチャージ登録ができる唯一のクレジットカードです。
Tポイントを普段から貯めている方や、Yahoo!ショッピングやYahoo!トラベルなどのヤフー系サービスを使っている方におすすめです。
ちなみにヤフーカードには上位カードがありません。
オリコカード・ザ・ポイント
Orico Card THE POINT
カード年会費 | 永年無料 |
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ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上(高校生不可) |
- 入会後6か月は還元率2.0%
- カード・ETC年会費が無料
- 通常還元率は1.0%以上
オリコカード・ザ・ポイントはプラチナカードでもなくブラックカードでもなく、年会費無料カードです。
JCBブランドはシックで確かにブラックカードっぽいですが…
100円で1ポイントが貯まる還元率1.0%の高還元率カードなので、ポイントを貯めたい方におすすめです。Amazonでの還元率は常に2.0%になります。
また、オリコカードは電子マネー「iD」と「QUICPay」が付帯しています。電子マネーとクレカを一体型にしたい方やAmazonをよく利用する方におすすめです。
プラチナカードとブラックカードの違いはカードの中身
プラチナカードとブラックカードの違いについて紹介しました。
クレジットカードのランクがどの券面にあたるのかは、正直カードの色だけでは判断できません。
公的な定義も特にないので境界はあいまいですが、ブラックカードとプラチナカードのどちらかは最高ランクのカードになります。
ステータスに特にこだわらない方は、自分のライフスタイルにあったカードのランクを選ぶようにしましょう。