セブンカード・プラスは、セブン&アイグループが発行しているクレジットカードです。
nanacoポイントがたまりやすく、セブン&アイグループの店舗を日常的に利用する人にうってつけといえるでしょう。
nanaco一体型とnanaco紐付型という2つの種類があり、好きなほうを選べます。
ここでは、セブンカード・プラスの年会費や手数料、ポイント制度などを紹介しながら、カードを作るメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
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セブンカード・プラスの基本スペック
年会費 | 初年度無料次年度以降は条件付きで無料 |
---|---|
入会費 | 無料(年会費のみ) |
利用可能枠 | クレジットカードの利用枠の範囲内 |
申し込み資格 | 原則18歳以上で本人または配偶者に安定収入がある人および高校生を除く学生 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0%※ |
海外保険 | なし |
家族カード | あり |
ETC専用カード | あり |
カード発行まで | オンラインで支払い口座を指定できれば約1週間 |
更新期間 | 自動更新 |
※1:最大10%還元はセブン-イレブンでのクレジット決済のみ適用になります。
※2:事前にセブンカード・プラスを「7iD」にご登録いただく必要があります。
※3:nanacoポイント9.5%とセブンマイル0.5%の合計で10%還元となります。
※4:一部、お支払い方法・商品・サービスの対象外があります。
※5:「7iD」はセブン&アイグループ各社/提携企業の色々なサービス(通販サービス、各店舗のアプリ、
実店舗でのお買物など)で共通してご利用いただける会員IDです。
セブンカード・プラスのメリット
- セブン&アイグループでお得度アップ
- nanacoのオートチャージ機能が使える
- セブンカード・プラス(ゴールド)にグレードアップできる
セブン&アイグループでお得度アップ
セブンカード・プラスは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスのグループ会社である、株式会社セブン・カードサービスが発行するクレジットカードです。
基本的なポイント還元率は0.5%で、これだけをみると決して高いとはいえません。
ところが、イトーヨーカドー、ヨークマートやデニーズなどのセブン&アイグループでクレジット払いを利用すると、ポイント還元率は1.0%にアップし、お得な高還元率カードになるのです。
おなじみのセブン-イレブンでは、最大10%還元が受けられます。
自宅や勤め先の近くにこれらの店舗があって利用する機会が多いなら、カードを作らない手はないでしょう。
さらに、イトーヨーカドーで8が付く日に開催されるハッピーデーで、クレジット払いやカード提示による現金払いを利用すると、5%割引が受けられます。この点も見逃せないメリットといえそうです。
nanacoのオートチャージ機能が使える
セブンカード・プラスでたまるポイントはnanacoです。
nanacoとはプリペイド型の電子マネーで、あらかじめチャージしておくことで決済に利用できます。セブンカード・プラスのうちnanaco一体型は、クレジット機能付きのnanacoカードと考えるとわかりやすいでしょう。
一方、紐付型では、クレジットカードとnanacoカードが別々になっており、クレジット払いによってたまったポイントがnanacoカードに反映される仕組みです。
nanacoカードのチャージ残高はサイトや店舗内で確認できます。
とはいえ、その作業が面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。
残高が不足したときに、あらかじめ設定した金額が自動的にチャージされるのがオートチャージ機能です。
nanacoにオートチャージができるのは、セブンカード・プラスしかありません。
セブンカード・プラス(ゴールド)にグレードアップできる
セブンカード・プラス(ゴールド)は、セブンカード・プラスの上位グレードにあたるゴールドカードです。
これを持つためには、招待(インビテーション)が必要で、一般カードのように申し込んで作れるものではありません。
ゴールドグレードにも関わらず、年会費が完全無料になるのが大きな魅力です。
事故なく一定金額を使い続けていれば、セブンカード・プラス(ゴールド)にグレードアップできる可能性も出てくるでしょう。
セブンカード・プラスのデメリット
- 翌年度以降の年会費は条件付き無料
- セブン&アイグループを使わない場合の還元率は高くない
- nanacoカード単体でカバーできることが多い
翌年度以降の年会費は条件付き無料
セブンカード・プラスは初年度の年会費が無料です。
しかし、翌年度以降はクレジットカードの利用分が5万円以上ないと無料にはなりません。
5万円未満の場合は、本会員で500円、家族会員は一人につき200円(いずれも税込)の年会費が発生します。
5万円分の利用はあくまでクレジット払いが対象であり、現金でチャージした金額は対象外です。
ところが、セブンカード・プラスは、主にコンビニやスーパーマーケットで使うカードです。
支払い時に便利なnanacoカードが使えることもあって、年間5万円以上もクレジット払いをしないという人も多いでしょう。
年会費無料のクレジットカードが増えているため、セブンカード・プラスが「条件を満たさないと年会費無料にならないカード」だということを知らない人も少なくありません。
セブン&アイグループを使わない場合の還元率は高くない
クレジットカードのなかには、手軽に入手できてかつ通常ポイント還元率1.0%を超えるものが増えています。
このようなカードと比べると、セブンカード・プラスの基本の還元率0.5%は、見劣りするといわざるを得ないでしょう。
そのため、セブン&アイグループをあまり使わないという場合は、ほかのクレジットカードを探すのも一つの方法です。
nanacoカード単体でカバーできることが多い
セブンカード・プラスでクレジット払いをすると、原則として0.5%のポイントが付与されます。
一方、電子マネーのnanacoで支払うと100円につき1ポイントもらえます。
クレジット払いをすれば確かにお得ではあるものの、高額な買い物をするのでない限り、圧倒的にお得感がアップするとは感じにくいでしょう。
とくに、イトーヨーカドーのハッピーデーにおける5%割引はnanaco会員も対象なので、わざわざクレジットカードを作る必要がありません。
nanacoカードの年会費は無料で、原則として発行手数料300円がかかるものの、審査がないのでだれでも持てるのがメリットです。
最大メリットは得られないとしても、便利さはさほど変わらないため、nanacoがあれば充分だと考える人もいるでしょう。
一方、利用頻度の多い人にとっては、お得なボーナスポイントがもらえたり、オートチャージ機能が使えたりと見逃せない魅力がそろっています。
すなわち、セブンカード・プラスは、セブン&アイグループを利用する頻度によってメリットの大きさが変わってくるカードだといえそうです。
セブンカード・プラスのポイント制度
- 商品にボーナスポイントが付いている
- ポイントの端数が無駄になりにくい
- 累計ボーナスポイント制度でボーナスポイントが追加
商品にボーナスポイントが付いている
セブンカード・プラスのポイント制度はnanacoポイントです。
セブン&アイグループでのクレジット払いでポイントがたまるだけでなく、イトーヨーカドーやヨークマートでカードを提示してから現金払いをすることで、100円につき1ポイントがたまります。
nanacoにクレジットカードからチャージしたときは、200円につき1ポイントがもらえます。
また、クレジットカードでチャージしたnanacoで支払いをすると、100円につき1ポイントがたまる仕組みです。
つまり、クレジットカードでチャージしたnanacoで商品を買うと二重にポイントがたまるのです。
これに加え、セブン&アイグループの商品のなかには、お得なボーナスポイントが付いたものがあります。
その対象となる商品をセブンカード・プラスのクレジット払いで購入すると、通常のポイントにプラスして対象商品ごとのnanacoボーナスポイントが付与されます。
ポイントの端数が無駄になりにくい
セブンカード・プラスのポイント制度は、支払いのタイミングでポイントが加算される仕組みではありません。
毎月決まった日に、クレジットカードによる支払い総額に合わせてポイント数が算出されるのです。
そのため、端数が無駄になりにくいのが特徴です。
たとえば、毎日コンビニで250円の買い物をする場合、支払いごとにポイントが付く仕組みでは50円が切り捨てられてポイントの対象になりません。
しかし、合計額からポイントを算出する方法なら、端数がポイントに反映されやすくなるのです。
累計ボーナスポイント制度でボーナスポイントが追加
イトーヨーカドーかヨークマートでクレジット払いを利用したときに限り、累計ボーナスポイント制度が利用できます。
ポイントの対象となる金額の累計額に応じて、追加のボーナスポイントが加算される仕組みです。
累計ポイント対象金額が100万円に到達すると3000ポイント、150万円で1万ポイントが加算されます。
150万円を達成したあとは、100万円ごとに1万円のボーナスポイントが追加されるのです。
とはいえ、イトーヨーカドーやヨークマートで年間に100万円以上のクレジット払いをするのは簡単ではありません。
しかも、イトーヨーカドーのネットスーパーは対象外です。
そもそも、家族カードはポイントの集計が別々なので、家族の利用額を合計するという方法も取れません。
セブンカード・プラスはどんな人におすすめ?
- セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどのセブン&アイグループ店舗をよく使う人
- 税金や公共料金でもポイントをためたい人
セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどのセブン&アイグループ店舗をよく使う人
セブンカード・プラスは、初年度の年会費は無料ではあるものの、翌年度以降は持っているだけで年会費がかかってしまいます。
これを避けるためには、年間5万円以上のクレジット払いをしなくてはなりません。
そもそも、セブン&アイグループの店舗やネットショップを利用しない場合のポイント還元率は、決して高くありません。
利用しないのに維持費がかかるカードを持っているのは不経済です。
セブンカード・プラスは、セブン&アイグループの店舗を日常的に利用する人には向いているものの、そうでない人にとっては最適なクレジットカードとはいえないでしょう。
税金や公共料金でもポイントをためたい人
あまり知られていませんが、nanacoは税金や公共料金の支払いに対応しています。
電子マネーで対応している種類は多くなく、ポイントが付かないのが一般的です。
一方、電気料金や水道料金などの公共料金や一部の税金での支払いで、クレジット決済を選んでセブンカード・プラスを指定すると、ポイントがたまるのでお得です。
とはいえ、あくまでも自動引き落としが対象となり、店頭ではクレジット払いができません。
また、税金や公共料金のなかには、電子マネーのnanacoによる支払いが可能なものがあります。
ただし、nanacoで支払いをするタイミングではポイントは付きません。
あらかじめクレジットカードからnanacoにチャージしたときにポイントが付くため、その分お得になるのです。
一口にnanacoといっても、クレジットカードによるチャージ分と、現金でのチャージ分ではポイントの扱いが違います。
チャージを現金で行うと、当然ながらnanacoで支払いをしても、クレジットカード利用分のポイントは付きません。
税金や公共料金の支払いを少しでもお得にしたいなら、クレジットチャージしたnanacoを利用するのも一つの方法です。
セブンカード・プラスポイント還元率を他社と比較
クレジットカードでは、ポイント還元率が1.0%を超えたら高還元カードといって良いでしょう。
ここでは、セブンカード・プラスのポイント還元率を他社のカードと比較してみます。
カード名 | 還元率 |
---|---|
セブンカード・プラス | 0.5%~10.0%※ |
JCB一般カード | 0.5% |
楽天カード | 1.0%~3.0% |
Yahoo! JAPANカード | 1.0%~3.0% |
ライフカードポイント | 0.5%~1.5% |
dカード | 1.0%~3.0% |
JCB CARD W(ダブル) | 1.0%~3.0% |
オリコカード THE POINT | 1.0%~3.0% |
エポスカードポイント | 0.5%~10.0% |
※1:最大10%還元はセブン-イレブンでのクレジット決済のみ適用になります。
※2:事前にセブンカード・プラスを「7iD」にご登録いただく必要があります。
※3:nanacoポイント9.5%とセブンマイル0.5%の合計で10%還元となります。
※4:一部、お支払い方法・商品・サービスの対象外があります。
※5:「7iD」はセブン&アイグループ各社/提携企業の色々なサービス(通販サービス、各店舗のアプリ、
実店舗でのお買物など)で共通してご利用いただける会員IDです。
セブンカード・プラスが届くタイミングは?
セブンカード・プラスは、インターネットから申し込みをするタイミングで支払い口座を設定すれば、最短で1週間程度でカードが自宅に届きます。
オンラインで口座を指定できない場合や口座指定手続きを郵送で進める場合は、さらに時間がかかります。一般的に、2~3週間程度で届くと考えて良いでしょう。
利用している金融機関が、オンラインによる支払い口座の指定に対応していないと最短でのカード発行ができません。
また、金融機関のサイトがサービスを停止している時間やカードの申し込み者と口座名義人が異なる場合にも利用できないため注意が必要です。
インターネットによる申し込み以外に、郵送やイトーヨーカドーの店頭で申し込むという方法があります。
申込書は、セブン-イレブンやイトーヨーカドー、ヨークマートの店頭で入手できるので、問い合わせてみると良いでしょう。
セブンカード・プラスの引き落とし日はいつ?
セブンカード・プラスの引き落とし日は、ショッピング1回払いの場合、毎月10日と決まっています。
締め日は前月の15日です。
ショッピング1回払いを選んだとき、支払い月を最長6カ月先まで変更できる「ショッピング スキップ払い」が利用できます。
先送りした支払い月に、利用金額と手数料の合計を一括で支払うという方法です。
すぐにはお金が準備できないものの、近い将来用意できるという場合には便利でしょう。
ショッピング2回払いにしたときは、翌月の10日と翌々月の10日の2日が引き落とし日です。
また、ボーナス1回払いでは、利用した期間によって年2回の引き落とし日が設定されています。
これ以外のリボ払いや分割払いを選ぶと手数料が発生します。
手数料とは、借金をしたときの利息のようなものと考えて良いでしょう。
リボ払いを選ぶと、毎月の支払い額は少なくなるものの、完済に時間がかかるため総支払い額が増えやすい点に注意が必要です。
セブンカード・プラスを実際に利用した人たちの口コミ
年代 | 30代 |
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職業 | 会社員 |
昼食や日用品などを買うためにセブン‐イレブンやイトーヨーカドーを使う機会が多いので、知らないあいだにポイントがたまっている感じです。混みがちな昼休みの時間も、サインレスで決済できるのでストレスフリーで便利です。
ポイントがたまりやすいカードはたくさんありますが、使いみちに悩むカードも多いと聞きます。セブンカード・プラスなら、たまったポイントをすぐにnanacoにチャージでき、ポイントが無駄になりません。好きな分だけ交換できるのもメリットです。会計ごとの金額ではなく1カ月ごとの合計額でポイントが付き、端数の金額もきちんと反映されるので安心です。
年代 | 50代 |
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職業 | 専業主婦 |
クレジットカードからnanacoにチャージするとポイントが付くのは魅力です。クレジットチャージしたnanacoで買い物をすると、さらにポイントがたまるので、ダブルでお得になるところがとても気に入っています。
また、オートチャージ機能を使えば、レジで残高が足りているかどうか心配になることもありません。とはいえ、しっかり管理しておかないと、クレジットカードの利用が知らないあいだに増えてしまうので、気を付けたいと思っています。
年代 | 40代 |
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職業 | 会社員 |
リアル店舗ではセブン-イレブンやイトーヨーカドー、インターネットショッピングではオムニ7をよく使うので、ポイントがどんどんたまります。生活に必要なものは、たいていそろいます。日用品だけでなく、税金や公共料金の支払いでポイントがたまるのがセブンカード・プラスの大きな魅力ではないでしょうか。
ロフトや西武百貨店など、ポイントがたまってかつ使えるショップが増えていることもあって、ますます便利になりそうです。自宅や勤め先の近くにこうしたショップがあるなら、作っておいて損はないでしょう。