Tカードプラスの審査基準は甘いと言われていますが、実際の内容はどうなのかと気になる人は多いでしょう。
本当に審査が甘かったら申し込んでも良いと思うかもしれないが、審査が甘いわけがあるのではと不安感を抱く人も少なからずいます。
実はTカードプラスの発行会社によって、申し込み資格や審査基準が異なるのです。審査が本当に甘いにしても、申込者に堅実的な支払能力があれば問題ありません。
そこで、Tカードプラスの発行会社それぞれの申し込み資格と審査基準、審査を通過するコツなどを解説していきます。これからTカードプラスというクレジットカードを持ち、支払いの幅を広げたいという人は必見です。
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Tカードプラスの審査はカード発行会社によって異なる
Tカードプラスとは、クレジットカード機能が搭載されたTカードです。
レンタル更新とその手続きが不要だけでなく、TUTAYAで利用するとポイント3倍獲得できるというメリットがあります。
しかし、Tカードプラスを発行している発行会社が多く、どの発行会社が良いのかと迷うことが多いと言っても過言ではありません。また、申し込み資格と審査基準も異なるのです。
そこで、まずはおすすめのTカードプラスの発行元を紹介し、次は申し込み資格や審査基準について、解説していきます。
Tカードプラスの申し込み資格と審査基準
Tカードプラスの発行元が多くある中から、おすすめの発行元を厳選してみました。
- オリコ
- ポケットカード
- アプラス
- SMBCモビット
共通するのは年会費無料です。年会費に気にすることなく利用できるとして、おすすめに挙げました。
その4つを次に挙げて、申し込み資格と審査基準について解説いたしますが、審査基準について注意点があります。それは、審査基準は原則として非公開となっているというところです。
ここでは、筆者が審査基準を想定して、その想定を基に解説していくことをご了承ください。
発行元がオリコ
オリコが発行するTカードプラスは、TSUTAYAと提携して発行されたクレジットカードです。
基本的に18歳以上(高校生・高専生除く)であれば申し込みは可能ですが、20歳に満たない未成年の場合はWebで申し込むことができないというデメリットがあります。
申し込む場合はTSUTAYA店舗の店頭で申し込む必要があるのです。
審査基準についてですが、もう一度申し込み資格の「18歳以上(高校生・高専生除く)」という部分にご注目ください。
申し込み資格に「安定した収入がある方」や「配偶者に収入がある方」や「学生不可能」という文字はありません。審査は厳しくないと見受けられますが、無職より審査は通りやすいと考えています。
発行元がポケットカード
ポケットカードが発行するTカードプラスは、使い方や機能は「発行元がオリコ」で説明したものと同じです。
申し込み資格は「18歳以上の方(高校生の方は除く)で、ご自宅に電話連絡可能で、なおかつ安定した収入のある方、またはその配偶者」と公式で記載されています。
まとめると、高校生以外の人は自宅に固定電話があって電話連絡が可能で、アルバイト・パートなどで安定した収入を得ている場合は申し込みが可能になります。
配偶者とは専業主婦または主夫を指す言葉で、結婚している相手に収入があれば申し込みが可能となるわけです。
審査はそれほど厳しくないと見受けられます。なお、WEBでしか申し込めないという点も注意点です。
ポケットカードが発行するTカードプラスはリボ払い専用カードであるのが注意点ですが、設定で全額支払いに変更できます。
利用前に設定を確認し、リボ払いになっているなら全額支払いに変更しましょう。余分な手数料がかかります。
発行元がアプラス
アプラスが発行するTカードプラスも、他のカード会社が発行するTカードプラスの使い方と機能は同じです。
申し込み資格は「20歳以上の方」となるのですが、それ以外の資格はありません。配偶者や大学生でも申し込みが可能であるという認識を持っても良いでしょう。
上記の理由で、審査は厳しくない傾向にあると見受けられます。
発行元がSMBCモビット
三井住友カードが発行するTカードプラスで注目していただきたいのが、申し込み資格にあります。
申し込み資格は「満20歳以上のモビットカード会員の方」と公式で記載されているのですが、その資格を満たすためにはまずモビットカード会員にならなければなりません。
モビットカード会員とは、モビットカードを保有するユーザーを意味します。モビットカードとは、SMBCモビットが提供するローンカードです。
SMBCモビットと提携しているATMであれば、そのローンカードでキャッシングが可能となります。
申し込み資格は「年齢20歳以上69歳以下で安定的な収入がある方」となっており、アルバイト・パート・派遣、自営業でも申し込みが可能です。
SMBCモバイルカード会員ではない方に向けてのTカードプラスの申し込みも受け付けていますが、その申し込みの場合だとモビットカードの申し込み資格を満たさなければなりません。
審査基準はモバイルカードの申し込みを考慮すると、甘くないと言ったところです。
無職の申し込みは不可
無職の方は当然ながら申し込みは不可能で、この部分については他のクレジットカードの申し込み資格と共通しています。
なぜかと言いますと、無職ということは収入を得ていないことを意味するからです。
しかし、自分は収入を得ているが就職していない、アルバイトもしていないという人については、在宅ワークで収入を得ているので自営業として申し込むことができます。自営業で収入を得ているので、申し込み資格は満たしているのです。
学生・専業主婦は審査通過ができる
学生・専業主婦の申し込みについては、支払いの延滞や踏み倒ししたことがないというかぎり、審査通過が可能となります。
アルバイトしている学生であれば、収入を得ているという条件を満たしているとして、Tカードプラスへの申し込みが可能です。
専業主婦は事実上の無職になりますが、配偶者が安定的な収入を得ていれば、専業主婦でも申し込みも可能になります。
SMBCモビットは現在の支払い能力を重視している
「発行元がSMBCモビット」という見出しでも説明しますが、SMBCモビットの審査は甘くありません。
しかし、現在の支払い能力を重視している傾向にあります。過去に延滞や滞納があっても、5年経過して滞りなく支払いを行ってきているなら、審査を通過できる可能性が高くなるでしょう。
注意点:発行元によってはリボ専用カードになる
発行元によって、Tカードプラスそのものがリボ専用カードになることがあります。
リボ専用カードは文字通りリボ払いしかできないクレジットカードのひとつです。一括払いには対応していないというデメリットがあります。
Tカードプラスが手元に届いた場合は、リボ払いになっているかを設定で確認しましょう。デフォルト設定でリボ払いになっているなら、可能であれば一括払いに変更しましょう。
Tカードプラスの審査時間と発行にかかる時間は?
Tカードプラスの発行元は「クレジットスコアリング」という信用度を数値化するシステムを導入しています。
そのシステムを利用することで、審査時間を大幅短縮し、最短当日で審査を終わらせることが可能です。
発行にかかる時間は発行元によって異なりますが、2週間~3週間が目安となります。
最短即日発行に対応しておらず、むしろかなりかかるというデメリットがあるので、余裕を持って申し込む必要があるのです。
Tカードプラスの審査通過のコツ
Tカードプラスの審査通過を少しでも高めるためには、5種類のコツが必要となります。その5種類のコツは以下のとおりです。
- キャッシング枠を付けない
- 不安から同時に複数枚のカードに申し込まない
- 固定電話の番号記入で信頼を獲得する
- 申し込みし込み内容に虚偽がないようにする
- 優秀なクレヒスを積む
5種類のコツを次に挙げて、方法を解説していきます。
キャッシング枠を付けない
キャッシングは文字通りお金を借りるサービスです。
キャッシングの利用を目的にTカードプラスの利用を申し込むのなら審査は厳しくなりますが、ショッピング枠であれば、それほど厳しくないと言えます。キャッシングの利用を目的に申し込むわけではないからです。
Tカードプラスで買い物して、TSUTAYAなどでDVD・ブルーレイのレンタルを目的とするなら、キャッシングは必要ありません。申し込む場合はキャッシングの希望額を「0円」にしましょう。
不安から同時に複数枚のカードに申し込まない
同時に複数枚のカードの申し込みは厳禁です。カード発行会社はCICなど信用情報機関を通じて、申込者の情報を確認します。
複数枚のカードを同時に申し込んだという情報は、その信用情報機関を通じてカード発行会社を知ることができるのです。
複数枚のカードを同時に申し込んだ、それはお金に困っているという理由で申し込んでいるのではと思われてしまい、審査が優しくても通過できない可能性は非常に高いと言えます。
審査に落ちるのではという不安を抱えても、申し込み先はひとつに絞りましょう。
固定電話の番号記入で信頼を獲得する
自宅の在籍確認も兼ねているので、固定電話は可能なかぎり記入しましょう。クレジットカードの申し込みで、電話番号記入欄がふたつあります。
固定電話と携帯番号の記入欄です。固定電話と携帯電話の両方を記入することで、信頼の獲得が見込めます。
固定電話がない場合でも審査通過の可能性はあるのですが、今後別のクレジットカードやローンなどを申し込み、利用するときに固定電話はあったほうが良いと言えるでしょう。
申し込み内容に虚偽がないようにする
申し込み内容に虚偽がないかを確認しましょう。虚偽の意思はなくとも誤字脱字の可能性もあります。誤字脱字がひとつでも見つかれば、審査に影響を及ぼす可能性があるのです。
申込欄を記入した後、入念にチェックしてから手続きを完了するようにしましょう。
優秀なクレヒスを積む
クレヒスは「クレジットカードヒストリー」を意味し、クレジットカードやローンなどの利用履歴となります。クレヒスを積むにはまず、クレジットカードの利用実績を作ることから始めなければなりません。
しかし、クレヒスを使ったことがないという人は逆に信用されにくい警戒される可能性があります。
- 収入が今までなかったのでクレジットカードを使ったことがない
- 支払いの延滞や自己破産と言った金融事故でクレジットカードを利用できない状態であった
上記に挙げた2つにカード会社は警戒し、申込者を疑ってしまうからです。社会人である以上、年会費無料でもいいのでクレジットカードを持つようにしましょう。
審査に落ちてもTポイントは失効しない
今までTカードを使ってきたが今度はTカードプラスに切り替えたい、だけど審査におちてしまった、という方は少なからずいます。審査に落ちたらTポイントは失効するのではと不安を抱く人はいますが、失効しません。
審査に落ちたということはまだ切り替えの段階に入っていない、発行の段階に入っていない、ということになるからです。
Tカードプラスの審査に落ちてしまった場合はまず、審査に落ちた要因はなにかと考え、考えられる要因を解決してから、再びTカードプラスの審査に挑みましょう。