楽天カードをつくる際には、「VISA」や「MasterCard」といった4種類の国際ブランドから、どれか1つを選択する必要があります。
しかし多くのクレジットカード利用者が、どれを選んでも同じだと思っているようです。
各ブランドには特徴や強みなどがあり、それぞれの違いを知ることで自分に合った国際ブランドを選択できます。
今回は4つの国際ブランドの違いや選び方について、どこよりも詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
楽天カードを申し込みする際の流れ！発行までの手順を詳しく解説！
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楽天カードの国際ブランドは4種類
国際ブランドとは、世界中で利用できるクレジットカードのブランドのことです。
楽天カードでは4種類の国際ブランドが用意されており、申し込み時に1つを選択できるようになっています。
では、各国際ブランドの特徴や違いをみていきましょう。
mastercardの特徴
MasterCardのシェア率はVISAに次いで2位とされています。世界各地の中でもヨーロッパ圏に強いのが特徴です。
MasterCardは「Cirrus（シーラス）」というグローバルATMネットワークを展開しており、シーラスマークのある世界中のATMでキャッシングが可能になっています。
その他のメリットとしては、MasterCard会員のみが利用できる「プライスレス・シティ」という特典プログラムも魅力ポイント。
日本・ホノルル・北京・香港・シンガポール・シドニーの各主要都市にて、以下のようなサービスが受けられます。
- 提携レストランを予約するとメイン料理が1つ無料
- 初回のみUberタクシー・ハイヤー乗車でMasterCardを利用すると1500円OFF
- 世界最大のオンラインレンタカーサービス「Rentalcars.com」で5％割引優待
VISAの特徴
VISAはシェア率や知名度ともに世界No. 1で、200以上の国にある5,000万以上の加盟店で利用できる国際ブランドです。
ヨーロッパ圏に強いのがMasterCardなら、アメリカ圏に強いのがVISAという位置付けになっています。グローバルに活躍できるため、アメリカ方面への旅行や出張が多い方は1枚持っておくと不便を感じないでしょう。
そのほかにも、以下のような優待特典やキャンペーンが目白押しです。
- 国内・海外ホテルの予約サイト「Booking.com」を利用すると最大10％ポイントバック
- 世界200万の施設のオンライン予約が可能な「Agoda」の利用で最大8％オフ
- ハワイ・グアムのショッピングセンターで利用できる優待特典など
Americanexpressの特徴
ブランド性が強く、ステータスカードとしての知名度が高いAmerican Express。
自社でもクレジットカードを発行しているのが特徴で、財布から覗かせると「リッチ」「社会的ステータスがある」というイメージが持たれやすいブランドです。
American Expressが自社で発行しているクレジットカードは年会費がかかりますが、楽天カードは無料で利用できるのもメリットになっています。
そのほか、American Expressを選択するメリットはこちらです。
- 世界各地の提携レストランにて20％オフやボトルワインの提供
- アジアの旅行先で利用できるレストランやホテルなどの優待特典
- プレミアムカードなら国内・海外空港ラウンジが無料
JCBの特徴
世界中におよそ3000万件もの加盟店を持っているJCBブランド。日本発祥で唯一の国際ブランドになるため、国内の大型加盟店とのサービスが充実しているのが特徴です。
楽天カードでJCBをセレクトすると、ディズニーデザインのカードが選べます。
さらに東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの貸切イベントに招待されるなど、ディズニー好きにはたまらない特典が満載です。
VISAやMasterCardと比較すると海外での知名度は劣るものの、国内の加盟店は非常に多いので、日常使いでの利用には困りません。
JCBには以下のようなポイントがあります。
- アジア圏・ハワイ・バリ島など人気リゾート地で日本語対応窓口がある
- 国内のチケット先行受付や割引特典が多数
【ケース別】楽天カードのおすすめブランド
各ブランドの特徴を見てきましたが、どれをセレクトすべきか悩んでいる人も多いと思います。
ここではケース別におすすめブランドを紹介しますので、自分にピッタリのブランドを探してみましょう。
【初めてクレジットカードを作る場合】VISA・mastercard
初めての1枚なら、「VISA」か「MasterCard」がオススメです。
どちらもシェア率が高く加盟店が多いので、「クレジットカードが使えない」というトラブルを回避できます。
また海外旅行でも問題なく利用できるため、世界中どこに行っても問題ありません。いずれもファーストクレジットカードにピッタリの国際ブランドといえるでしょう。
【2枚目以降で楽天カードを作る場合】利用していないブランド
2枚目、3枚目のクレジットカードなら、保有していないブランドを選ぶといいですね。
自分の趣味やライフスタイルに合ったブランドを探してみましょう。
優待特典目当てならAmericanexpress
Americanexpressの優待特典は非常に充実しており、ホテル・レストラン・ショップなどで受けられるサービスが満載です。
会員限定のキャンペーンや特典を集めたサイト「アメリカン・エキスプレス・コネクト」には、450以上のお得なサービスがあり、キャッシュバックや無料ドリンクの優待などが受けられます。
アジアへ旅行に行かれる方には「LIVE THE WORLD」という、アジア地域限定の特典も嬉しいポイント。レストランやホテルでさまざまな優待特典が得られ、海外旅行をより充実させることができます。
ディズニーやUSJが好きならJCB
ディズニーやユニバーサル・スタジオ・ジャパン好きの方は、イベントなどの優待サービスが受けられるJCB一択です。
各テーマパークの貸切イベントへの招待が受けられるといった、さまざまな特典を利用できます。
またミッキーやミニーのデザインが入ったカードが選べるのも、JCBだけの特典です。
海外で利用するならVISA
先述しました通り、VISAはシェア率世界No. 1の国際ブランドです。
海外に行く機会が多い人は、持っておくべきブランドといえるでしょう。海外でのショッピングや食事など、あらゆるシーンで利用できるお得な優待特典が充実しています。
すでにMasterCardを持っている人であれば、VISAにすることで利用範囲が今まで以上に広がります。
Apple Payで支払うならmastercard
Apple Payを日常使いしたい方は、利用制限がないMastercardが最適です。ほかの国際ブランドでも使用できますが、一部の利用が制限されてしまうというデメリットがあります。
MasterCardならSuicaへのチャージもスムーズで、Walletアプリ内からの直接チャージが可能です。
すでにVISAを保有しているという方は、世界でのシェア率No.2のMasterCardを強くオススメします。
またコストコでよくお買い物する方はご存知かもしれませんが、国内のコストコで利用できる国際ブランドはMasterCardだけ！
大量に買い物をする方はポイントを貯めるチャンスですので、現金払いをやめて楽天カードで支払いましょう。
MasterCardには、海外での利用時に為替手数料が最安値になることが多いというメリットもあり、持っていると損をしないマストハブの国際ブランドになっています。
楽天カードのブランドによって審査難易度は変わらない！
楽天カードには4種類の国際ブランドがあることが分かりましたが、審査の難易度はどれも同じです。
「ハイクラスなAmericanexpressの審査が厳しい」、なんてことはありませんので安心してください。
主婦や学生でも比較的審査に通りやすい
楽天カードは18歳以上であれば誰でも申し込みができ、仕事をしていない主婦やフリーターでもカードが作れます。
ブラックリスト入りしていなければ審査も取りやすいですし、生活のあらゆるシーンでポイントがどんどん溜まっていくので、「満足度」「知名度」ともに高いクレジットカードとなっています。
楽天カードを発行した後にブランドの変更は基本的にできない！
楽天カードを利用していて、「ほかの国際ブランドに変更したい」と考える人もいるでしょう。しかし残念ながら、楽天カードではブランド変更を受け付けていません。
ブランドを変更する方法は、以下の2点です。
- 上位のカードにグレードアップする場合
- 一度退会してから再発行する場合
では、それぞれの内容を詳しく解説します。
上位のカードにグレードアップする場合
一般の楽天カードから「楽天プレミアムカード」「楽天ゴールドカード」へアップグレードする場合、国際ブランドを再選択できます。
ただし楽天プレミアムカードに切り替えて「楽天ビジネスカード」も追加で申し込む場合は、ブランドの変更ができません。また楽天ゴールドカードは「Americanexpress」の選択が不可です。
「どうしてもAmericanexpressにしたい！」というときは、楽天プレミアムカードを選びましょう。
一度退会してから再発行する場合
「どうしても国際ブランドを変えたい！」という場合は、手持ちのカードを解約して新規で申し込みをする方法があります。
解約お手続きを済ませたら、2日以降に再度申し込みを行うようにしてください。
解約してからの申し込みにはいくつか注意事項があるので、しっかり確認しておきましょう。
- 再申し込みは入会特典の対象外
- 再度審査があるため限度額が変更になる可能性がある
- 年会費が発生するカードで支払い済みの場合でも、再度年会費を請求される
- 楽天e-NAVIの追加登録手続きが必要
楽天カードに申し込む際の流れ
楽天カードの申し込みは、お手持ちのスマホやパソコンから24時間いつでも行えます。
申し込みに必要なものはこちらの3点です。
- 楽天ID
- 口座振替用の銀行口座
- メールアドレス
すでに楽天IDを持っていれば、個人情報を入力することなくスムーズに申し込みができます。持っていない人でも、カードの申し込みと同時に楽天IDの登録が可能です。
審査の結果やカード発行の連絡はメールアドレスに届きます。申し込みが完了したら、こまめにメールをチェックしましょう。
本人確認書類や印鑑は不要
楽天カードのテレビCMでも流れている通り、通常クレジットカードの申し込みに必要な「本人確認書類」や「印鑑」は不要です。
口座振替用の銀行口座の設定も、すべてオンライン上で完結できます。
ただしカードの受け取りの際に、本人確認書類の提示を求められることがあります。
カードの発送が完了したら、楽天カードから「カードお届け直前のご案内」という件名でメールが届くので、運転免許証やマイナバーカードを用意しておきましょう。
入会後の特典のもらい忘れに注意！
楽天カードに新規入会すると2000ポイントが、さらにカードの初回利用で3000ポイントがゲットできます。しかしポイントの付与には条件があるので気をつけてください。
まず新規入会の2000ポイントを受け取るには、「楽天e-NAVI」の登録が必須です。
楽天e-NAVIにログインして、個人情報を登録しましょう。楽天e-NAVIでは毎月の利用明細の確認や、ネットキャッシングが利用できます。
次にカードの初回利用による3000ポイントの受け取り方法ですが、カードが発行された翌月末までの利用が条件です。また口座振替設定も完了していなくてはなりません。
カードの利用金額は1円以上となっているので、とにかく利用さえすれば3000ポイントが受け取れます。
ただしポイント付与までには2ヶ月近くかかり、さらにポイントの利用期限は進呈月の翌月末と非常にタイトなため、利用を忘れないように注意しましょう。
用途にあわせて楽天カードのブランドを選ぼう！
楽天カードには4種類の国際ブランドがありますので、あなたの用途やライフスタイルに合わせた選択が可能です。
海外出張や旅行が多い方は「VISA」や「MasterCard」、さまざまな優待サービスを利用したい方は「Americanexpress」。ディズニーやUSJが好きな方は「JCB」など、あなたにピッタリのブランドをセレクトしましょう。
申し込みはオンラインで完結でき、本人確認書類や印鑑も不要です。
カードが届いたら入会特典ポイントを受け取るために、「楽天e-NAVI」の登録や振替口座の設定を忘れず行ってください。
5000ポイントあれば、美味しいランチやショッピングが楽しめます。
また国際ブランドの変更は基本的に不可なので、申し込みの際によくよく考えてから選ぶように心掛けましょう。
