アメックス・カードは所有することがステータスになるクレジットカードです。年会費も他のカードに比べると高いため、誰でも簡単に所有できるものではありません。
中には、申し込みをしたものの、審査に落ちてしまう人もいます。
審査に落ちてしまった人の中には「なぜ審査に落ちてしまったのか?」「もう一度申し込むことはできないのか?」と考えている人も少なくないはずです。
今回はアメックス・ゴールドカードを取り上げ、審査に落ちてしまう原因と再申し込みをする際のポイントについて解説します。
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アメックス・ゴールドの審査に落ちる理由
アメックス・ゴールドカードは、年会費こそ29,000円+消費税と他のカードと比べると高くなっていますが、申し込み自体は20歳以上で安定した収入がある人であれば行うことができます。
しかし、申し込みをした人全員が審査に通過するわけではありません。まずはアメックス・ゴールドカードの審査に落ちてしまう理由について紹介します。
勤続年数・年収などの属性が基準に達していなかった
公表されているわけではありませんが、アメックス・カードをはじめとした各クレジットカード会社には審査の基準というものが存在します。
例えば、年収は◯万円程度、勤続年数は◯年以上といった各種属性が挙げられます。審査に落ちてしまう人というのは、この属性がカード会社の定める基準に達していないということが考えられます。
アメックス・ゴールドカードは、審査基準が年収300万円程度、勤続年数3年以上と言われています。
もちろん中には例外もあると考えられますが、基本的にはこの基準に達していないと審査に落ちる可能性が高いと言えるでしょう。
ちなみに、いくら年収が高くて、勤続年数が長くてもパートやアルバイトの人だと審査に落ちる可能性が高いです。
一方、仕事に就いていなくても配偶者の収入がある専業主婦や、フリーランスや個人事業主の場合は、審査に通過する可能性は十分にあるでしょう。
申し込み時にブラックリストにのっていた
ブラックリストとは、支払い遅延や債務整理、キャッシングの有無などその人の金融情報が信用情報機関という期間に掲載されることを意味します。
実際にブラックリストと呼ばれるリストが存在するわけではなく、信用情報機関にそれらの情報が掲載されており、クレジットカード会社はこの信用情報機関にアクセスすることで、申請者の金融情報を確認します。
信用情報機関に情報が掲載されている=ブラックリストに載っている状態となると、審査に落ちる可能性が非常に高いです。
アメックス・カードは審査の際に支払い能力の有無をチェックするため、ブラックリストに載っていると、支払い能力がない、あるいは支払い遅延を起こす可能性があるとみなされてしまい、審査にも落ちてしまいます。
スーパーホワイトでも審査に落ちる可能性が高い
ちなみに、スーパーホワイトと呼ばれる人は、ブラックリストに載っていなくても審査に落ちる可能性があります。
スーパーホワイトとはクレジットカードの利用履歴が全くない人のことであり、カード会社からしてみれば支払い能力が未知数となるため、審査に通しにくくなるのです。
他社からの借金があった
アメックス・カードは審査の際、その人に返済能力があるかどうかをチェックします。
そのため、申し込みをした時点で借金がある人というのは、カード会社からしてみれば支払い能力がないと判断することができるため、審査に落ちる可能性が高いです。
申し込みの際にはカードの支払い状況やキャッシングの状況、その他携帯電話などの支払い遅延を起こしていないかどうかを確認し、借金を全て返済した状態にしておきましょう。
複数枚のクレジットカードを短期間に申し込んだ
クレジットカードがどうしても必要で、短い間で複数枚のクレジットカードに一気に申し込みを行うと申し込みブラックという状態になります。申し込みブラックとあると審査に通る可能性が低くなるので注意が必要です。
では、なぜ短期間でたくさんのクレジットカードに申し込みをすると「お金に困っているからカードを作って使えるだけ使いその後支払いをしない」そんな状況をカード会社は恐れて審査に通りにくくなります。
ちなみに、クレジットカードへの申し込み記録や審査結果は信用情報機関に一定期間残されているため、カード会社に情報を隠すことはできません。
すでに他のクレジットカードに申し込みをしていて、審査結果待ちであれば、アメックス・ゴールドカードの申し込みは時間を置いてから行うようにしましょう。
ちなみに、申し込みブラックの目安は6ヶ月とされています。
申し込み内容に不備があった
これは、アメックス・ゴールドカードに限った話ではありませんが、カードを申し込む際に記入する情報に不備があると、審査に落ちる可能性があります。
これは、情報に不備があることで、本人確認書類などとの整合性が取れなくなり、審査を行うことができないためです。
記入内容に関しては、インターネット申し込みであれば申請する前に、郵送であればポストに投函する前に必ずチェックするようにしてください。
チェックをすれば防げるものなので、忘れないようにしましょう。
本人確認・在籍確認ができなかった
本人確認、在籍確認とはアメックスから、申し込みの際に記入した勤務先に電話がかかってきて本当に在籍しているかどうかを確認する作業のことです。
先ほども紹介しているように、アメックスでは支払い能力の有無を審査の際にチェックしており、職業や勤務先は重要なチェックポイントになります。
そのため、勤務先に本当に在籍しているのか確認することは審査をする上では欠かすことができないのです。
在籍確認を行った結果、その人が在籍していないことが発覚してしまうと、嘘をついていたということになり、審査に落ちてしまいます。
在籍確認は本人がでなくてもOK
ただし、この在籍確認は必ずしも本人がカード会社からの電話に対して対応しなければいけないわけではありません。
例えば、外出中や会議中などで席を外しているときに同僚が電話に出たとしても「外出中で席を外しています。◯時ごろに帰社予定です」と伝えることができれば、在籍していることは確認できるので、問題ありません。
インビテーションから審査に落ちた理由とは
アメックス・カードでは、インビテーション(招待状)経由でカードの申し込みを行うことができます。
インビテーションの発行は、アメックス・カード所有者に対してアメックス独自の基準によって行われますが、基本的には優良会員が発行されるものと考えていいでしょう。
基本的に、インビテーション経由であれば、カードの審査に落ちることはありませんが、中には落ちてしまうケースもあります。
インビテーションに回答する前にアメックス・カードを解約した
インビテーションが届いたとしても、申し込みをする前にアメックス・カードを解約してしまうと審査に落ちてしまいます。
インビテーションは基本的にアメックス・カード所有者を対象としたものであるため、解約をしてしまうと対象から外れてしまうのです。
クレヒスに傷がついてしまった
インビテーションを入手した後でも以下のようなことを起こすと、ブラックリストにのる可能性があります。
- 支払い遅延を起こしてしまった
- 申し込みブラックになってしまった
そうなると審査にも通らなくなるので注意が必要です。
インビテーションが届くのは基本的に優良カード会員であるため、利用履歴に傷がつくということはあまりないと考えられませんが、傷がつかないように細心の注意を払いましょう。
他社からお金を借りている
こちらもすでに触れている点ですが、アメックス・カードでは、申請者の支払い能力を審査の際にチェックします。
そのため、申し込み時点で借金をしているとなると、支払い能力が本当にあるのか疑われてしまい、審査にも落ちてしまいます。
再申し込みは3ヵ月期間をあけよう
過去に一度アメックス・ゴールドカードに申し込みをして、審査に落ちている場合、再度審査を行うまでに3ヶ月は間をあけるようにしましょう。
落ちた直後にすぐに申し込んでも落ちる可能性が高いため、一定の空白期間が必要になるのです。
申し込みブラックの場合は半年間期間をあけよう
先ほども紹介しているように、申し込みブラックの場合、信用情報機関に半年間は申し込みの記録が残ります。
一気に複数のクレジットカードに申し込みをしてしまった、という人は半年間は期間をあけるようにしましょう。
ネガティブ情報は再申し込みまでに改善しよう
審査に一度落ちた場合、審査の際によくなかったと思われるポイントは、再申し込みまでに可能な限り改善しましょう。
例えば、クレジットカードの利用履歴があまりない状態の人は、普段の買い物からカードを利用するようにする、借金がある人は返済する、収入アップに取り組む、勤続年数を増やすなどできることはいくつもあります。
審査に落ちた場合は3ヶ月後、申し込みブラックの場合でも半年後には再申し込みができますが、もう少し間を開けて改善に取り組むのも1つの選択肢です。
再申し込みに自信がない方はアメックス・グリーンもおすすめ
今回は、アメックス・ゴールドカードの審査に落ちてしまう場合の原因と再申し込みまでの期間について解説しました。
アメックス・ゴールドの審査に落ちてしまった方は半年間あけて、ゴールドのワンランク下、アメックス・グリーンに申し込んでみるのもいいでしょう。
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審査に落ちてしまう原因は、属性が基準に達していない、必要な情報の記入漏れ、ブラックリストに載っている、申し込みブラックなど決して特別なものではありません。
もし審査に落ちてしまったとしても3ヶ月後には再申し込みができるので、1度目の審査の際に悪かったポイントは改善しておくようにしましょう。