ソラチカゴールドカードのメリット・デメリット!一般カードとの違い・ポイント・マイルを徹底解説!

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード) 東京メトロ To Me CARD

陸と空の両方でマイルを貯められる陸マイラー御用達のANA To Me CARD PASMO JCB(別名:ソラチカカード)から待望のゴールドカードが2020年3月30日に発行されました。

これまで通りANA・JCB・東京メトロが提携しており、マイルやポイントが非常に貯まりやすくなっています。

ゴールドカードなので、当然年会費は通常より高くなってしまいますが、その分のメリットはあるのでしょうか?

ここではソラチカカードゴールドのメリット・デメリットと、一般カード(ソラチカカード)との違いを解説していきます。

東京メトロを利用する機会が多い方や、陸でマイルを貯めたい方は是非参考にしてみてください。

※本ページにはPRが含まれます。

ソラチカゴールドカードの基本スペック

まず初めに、ソラチカゴールドカードの基本情報をみていきましょう。

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)
カード年会費 14,000円+税
ETC年会費 無料
ETC発行手数料 無料
還元率 0.5%
電子マネー PASMO・QUICPay
  • 東京メトロ乗車・定期券の支払いでメトロポイントが貯まる
  • 10マイルコース手数料無料
  • 空港ラウンジ利用可能

ソラチカゴールドカードは、ANAマイレージクラブ・PASMO・PASMO定期券・JCBカードが一体型になったクレジットカードです。

これまでのソラチカカードに比べて年会費は12,000円アップしていますが、以下のような点に違いがあります。

  • 10マイル移行手数料無料
  • ボーナスマイルが1,000→2,000マイルに
  • フライトマイルが10%→25%に
  • メトロポイントアップ
  • 海外旅行保険がパワーアップ
  • 空港ラウンジが無料利用可能
  • ビジネスクラスチェックインが利用可能

年会費は高くなっているものの、マイル移行手数料が無料になったり、空港ラウンジが使えるようになったりと「マイル+特典」が豪華になったクレジットカードになっています。

ソラチカゴールドカードとソラチカカードを比較

これまでのソラチカカードとソラチカゴールドカードが具体的にどう変わったのか、まずは表で見ていきましょう。

ソラチカカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB(ANAソラチカカード)

ソラチカゴールドカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

年会費 2,000円(税別) 14,000円(税別)
家族カード年会費 1,000円(税別) 2,000円(税別)
10マイルコース手数料 5,000円(税別) 無料
ボーナスマイル 1,000マイル 2,000マイル
フライトボーナス 10% 25%
メトロポイント 平日乗車:5ポイント
休日乗車:15ポイント
対象店舗:200円=1ポイント
自動販売機:100円=1ポイント
平日乗車:20ポイント
休日乗車:40ポイント
対象店舗:200円=2ポイント
自動販売機:100円=2ポイント
海外旅行保険 死亡:最高1,000万円
怪我と病気:×
死亡:最高1億円(※1)
怪我と病気:最高300万円
空港ラウンジ × 国内45箇所+ハワイ
ビジネスクラスチェックイン ×

それでは各項目ごとにスペックを比較していきましょう。

マイルでソラチカゴールドカードとソラチカカードを比較

ソラチカカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB(ANAソラチカカード)

ソラチカゴールド

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

入会・継続ボーナスマイル 1,000マイル 2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 基本区間マイルの10% 基本区間マイルの25%
マイル自動移行コース 1 okidokiポイントで 5マイルコースの場合  5マイル
10マイルコースの場合 10マイル
1 okidokiポイントで10マイルコース 10マイル
マイル移行手数料 年間 5マイルコース 無料

10マイルコース 5,500円(税込)

10マイルコース 無料

入会・継続ボーナスマイルは、入会直後とカードを更新したタイミング(1年に1回)に貰えるマイルで、ソラチカゴールドカードはソラチカカードの倍になっています。

また、マイル自動移行コースの手数料がゴールドカードの方は無料になっているのが大きなメリットです。

ソラチカカード(ソラチカゴールドカード)では、定期券購入やメトロの乗車で貯まる「メトロポイント」とソラチカゴールドカードをショッピングに使うと貯まるJCBの「Oki Dokiポイント」の2種類のポイントが貯まります。

メトロポイントとマイルは相互交換が可能になっており、「100メトロポイント=90マイル」という高還元率でANAマイルに交換することができます。

ソラチカゴールドカードは移行手数料が無料

ソラチカカードの10マイルコースではポイントをマイルに移行するために、マイル移行手数料が5,500円かかってしまうのですが、ソラチカゴールドカードではマイル移行手数料が無料です。

ソラチカカードも5マイルコースであれば移行無料ですが、マイルをお得に交換したい方には不向きです。

ソラチカカードとソラチカゴールドカードは年会費の差が12,000円ありますが、5,500円の差は移行手数料によって相殺されます。

ポイントコースは「マルチポイントコース」がおすすめ

ソラチカゴールドカードのポイントコースには「マルチポイントコース」と「自動移行コース」の2つがあります。

自動移行コースはその名の通り、自動でマイルを移行してくれるコースで移行忘れを防ぐことができますが、ANAマイルの有効期限を延ばせないことがデメリットです。

一方マルチポイントコースは自分でANAマイルへの交換を申請してANAマイルに交換します。

ANAマイルの期限をOki Dokiポイントの有効期限の3年+ANAマイルの有効期限3年の計6年間延長することができる点がメリットですが、ポイントを移行し忘れるデメリットもあります。

東京メトロポイントでソラチカカードとソラチカカードゴールドを比較

ソラチカカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB(ANAソラチカカード)

ソラチカゴールド

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

乗車ポイント(平日) 5pt 20pt
乗車ポイント(土・日・祝) 15pt 40pt
電子マネーポイント(店舗) 200円につき1pt 200円につき2pt
電子マネーポイント(自動販売機) 100円につき1pt 100円につき2pt

東京メトロの乗車や駅の自動販売機で貯まるポイントが「東京メトロポイント」です。

  • 乗車ポイント…メトロポイントPlusに申し込んだPASMOで東京メトロを利用(定期区間対象外)
  • 電子マネーポイント…メトロポイントPlusに申し込んだPASMOでメトロポイントPlus加盟店で電子マネーを利用

表を確認していただければ分かりますが、ソラチカゴールドカードはソラチカカードの2倍以上のポイントが貯まっています。

東京メトロでの移動が多い方はゴールドカードの方がメリットが大きいでしょう。

乗車ポイントや電子マネーポイントを貰うには「メトロポイントPlus」への登録が必須です。

絶対に忘れないようにしましょう。

保険でソラチカゴールドカードとソラチカカードを比較

ソラチカゴールド

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

ソラチカカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB(ANAソラチカカード)

海外旅行保険 海外旅行保険:最高1億円(自動付帯※一部利用付帯)

国内旅行保険:最高5000万円

海外旅行保険:最高1000万円

国内旅行保険:なし

国内旅行保険 最高5000万円 最高1000万円
ショッピング保険 海外:最高500万円
国内:最高500万円
海外:最高100万円※自己負担額 1事故につき1万円
国内:なし

これまでのソラチカカードにも海外旅行保険が付帯していたのですが、最高1000万円と少々少なめであり、付帯条件も利用付帯(飛行機代や宿泊代をソラチカカードで支払うと保険が適応される)でした。

しかしソラチカゴールドカードは海外旅行保険が最高1億円(自動付帯5,000万円)、国内旅行保険も最高5000万円付帯しています。

海外旅行保険の補償の内訳は以下の通り。

補償内容 ソラチカカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB(ANAソラチカカード)

ソラチカゴールド

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

死亡・後遺障害 最高1,000万円 最高1億円(自動付帯分は5,000万円)
傷害・疾病治療(1事故・1疾病) 最高300万円
賠償責任(1事故) 最高2,000万円
携行品損害(1旅行)(自己負担額3,000円) 最高50万円
救援者費用(1事故) 最高100万円 最高400万円
ショッピングガード保険 年間100万円(自己負担1万円) 年間500万円(自己負担3,000円)

ソラチカカードの海外旅行保険は最高1,000万円が付帯していましたが、内訳をみてみると傷害・疾病保険の補償が付帯しておらず、死亡保険と救済者保険のみが付帯していました。

海外旅行保険で一番重要なのは、実は傷害・疾病保険の欄なので、ソラチカカードは補償として十分ではありません。

しかし、ソラチカゴールドカードは傷害・疾病保険が最高300万円付帯しています。

海外旅行保険についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

ソラチカゴールドカードならではの特典

ソラチカゴールドカードをマイル・ポイント・保険の3項目で見ていきました。

しかし年会費の差が12,000円あるため、これでは不十分と考える方もいるでしょう。

しかしソラチカゴールドカードには、ゴールドカードならではの特典も付帯しています。

空港ラウンジが利用可能

よく飛行機に乗る方なら、是非利用したいのが「空港ラウンジ」です。

お盆や年末年始などの混雑時は空港での待ち時間に座る場所を確保できず寛げなかったり、人が多すぎて疲れてしまう方も多いのではないでしょうか?

空港ラウンジを利用すればWiFiやドリンク・雑誌・新聞を利用してゆっくりと寛ぐことができます。

ソラチカカードは空港ラウンジを利用できませんが、ソラチカゴールドカードは国内の45カ所⁺ハワイの空港ラウンジが無料で利用できます。

※ANAラウンジではなく、クレジットカードラウンジが利用できます。

ビジネスクラスチェックインが利用可能

ソラチカゴールドカードは「ビジネスチェックイン」が可能になっています。

エコノミーのチェックインカウンターが混雑しているときは、ビジネスクラスのチェックインカウンターが利用できるので、搭乗もスムーズです。

JCBの海外旅行サポート

ソラチカゴールドカードはJCBが発行しているクレジットカードです。

そのためJCBの海外旅行サポートを受けることができます。

  • 対象レストランやブランドで割引
  • 観光情報案内
  • レストラン予約の手配
  • ツアー予約の手配
  • カード紛失時・盗難時のサポート
  • ドリンクサービス
  • 荷物預かりサービス

JCB海外旅行サポートが利用できるのは、ハワイ・台北・グアム・パリ・ロサンゼルス・シンガポールなどです。

日本人に人気の海外主要都市にJCBラウンジやJCBプラザがあり、無料でサービスを受けられます。

ソラチカゴールドカードのその他のメリット(ソラチカカード共通)

ここからはソラチカゴールドカードとソラチカカード共有のメリットになります。

Oki Dokiランドでポイント最大20倍

ソラチカゴールドカードはJCBが発行しているため、ポイントアップモール「Oki Dokiランド」が利用できます。

Oki Dokiランドでのポイントアップ倍率は以下の通りです。

対象ショップ ポイント倍率
Amazon 2倍
楽天 2倍
Yahoo!ショッピング 2倍
ZOZOTOWN 2倍
ANAトラベル 3倍
楽天トラべル 3倍

一部ショップを上げましたが、他にも普段使いできるネットショップがたくさんあります。

利用金額によってポイントアップ

ソラチカゴールドカードの通常還元率は0.5%とあまり高くありません。

しかし「JCB STAR MEMBERS」を利用して、ポイント倍率をあげることが可能です。

ランク 年間利用額 ポイントボーナス
スターβ 年間50万円以上 10%アップ
スターα 年間100万円以上 20%アップ
ロイヤルα 年間300万円以上 25%アップ

例えば、年間100万円以上利用する方で翌年も100万円利用すると「100円=1.09マイル」にパワーアップします。

ソラチカカードはスターαまでしかランクがありませんが、ソラチカゴールドカードはひとつ上のロイアルαまで用意されています。

利用額が多ければゴールドカードの方がお得です。

ボーナスポイントはメトロポイント経由がおすすめ

「Oki Dokiランド」や「JCB STAR MEMBERS」を利用すると、ボーナスポイントが貯まりますが、このポイントは1Oki Dokiボーナスポイント=3マイルになってしまいます。

少し少ない印象ですが、メトロポイントから経由すれば、「1Oki Dokiボーナスポイント=5メトロポイント」のレートになり、4.5マイルに交換可能です。

1Oki Dokiポイントのみで1.5マイルの差になるので10ポイント、100ポイントと増えていけば、その差は歴然になります。

Oki Dokiボーナスポイントは、一度メトロポイントを経由してから交換するようにしましょう。

Oki DokiポイントはANAマイル以外にも交換可能

ショッピングでたまるOki DokiポイントはANAマイル以外にも、以下のポイントに交換可能です。

交換できるポイント 必要なOki Dokiポイント 交換後のポイント・商品券
メトロポイント 1 Oki Dokiポイント 5メトロポイント
nanaco 1 Oki Dokiポイント 5ポイント
Amazon 1 Oki Dokiポイント 3.5円相当でショッピングに充当
ディズニーリゾート1Dayパス 1,400Oki Dokiポイント 1Dayパス
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン1Dayパス 1,400Oki Dokiポイント 1Dayパス
JCBギフトカード 1,050 Oki Dokiポイント 5,000円分

Oki Dokiポイントに交換して余った端数は他のポイントにも交換できます。

他のクレジットカードと合わせてポイントを貯めるのにも役立ちます。

ソラチカゴールドカードのデメリット

ソラチカゴールドカードはマイルやポイントが貯まりやすい、保険やラウンジなどゴールドカード特有の特典がつくなど様々なメリットがあります。

しかし以下のようなデメリットもあります。

  • JCBブランドのため海外で使えない国もある
  • スーパーフライヤーズカード(SFC)が設定されていない

JCBブランドのため海外で使えない国もある

ソラチカゴールドカードはJCBが発行しています。

国内ならJCBは広く使えるのであまり問題はないでしょうが、海外では一部使えない国もあります。

ヨーロッパ旅行では特に注意が必要です。

JCBは海外での特典が充実していることが魅力ですが、VISA・MasterCardと比べると決済できるお店は少なくなってしまうので注意が必要です。

スーパーフライヤーズカード(SFC)が設定されていない

ソラチカゴールドカードには現在のところ、スーパーフライヤーズカード(SFCカード)の設定がされていません。

スーパーフライヤーズカード(SFCカード)とは、クレジットカードの更新でANAマイレージクラブの上級会員でいられるカードのことです。

まだ発表されて間もないカードなのでスーパーフライヤーズカード(SFCカード)の設定がないだけかもしれませんので、今後の状況に期待したいところですが、SFCを重視する方は注意が必要です。

ソラチカゴールドカードの審査基準と発行までの期間

ソラチカゴールドカードの入会条件は「20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」となっています。

そのため、学生の方や20歳未満の方は申し込むことができません。

また、「ご本人に安定した継続」となっているため、自信に収入のない無職・専業主婦の方は申し込み不可です。

申し込めない方は、一般のソラチカカードへ申し込むようにしましょう。

ソラチカゴールドカードの発行期間

ソラチカゴールドカードに申し込むと1日~3日程度で審査結果が届きます。

しかし審査結果が翌日に出ても、カードが手元に届くまでは2週間~3週間程度かかります。

フライトの余裕がある方は余裕をもって申し込むようにしましょう。

ソラチカゴールドカードはマイルを大量に貯めたい方におすすめ

ソラチカカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB(ANAソラチカカード)

ソラチカゴールドカード

ANA To ME CARD PASOMO JCB GOLD(ANAソラチカゴールドカード)

年会費 2,000円(税別) 14,000円(税別)
家族カード年会費 1,000円(税別) 2,000円(税別)
10マイルコース手数料 5,000円(税別) 無料
ボーナスマイル 1,000マイル 2,000マイル
フライトボーナス 10% 25%
メトロポイント 平日乗車:5ポイント
休日乗車:15ポイント
対象店舗:200円=1ポイント
自動販売機:100円=1ポイント
平日乗車:20ポイント
休日乗車:40ポイント
対象店舗:200円=2ポイント
自動販売機:100円=2ポイント
海外旅行保険 死亡:最高1,000万円
怪我と病気:×
死亡:最高1億円(※1)
怪我と病気:最高300万円
空港ラウンジ × 国内45箇所+ハワイ
ビジネスクラスチェックイン ×

ソラチカゴールドカードはソラチカカードがさらにパワーアップした待望のゴールドカードです。

以前からANAソラチカカードは「陸マイル最強カード」と呼び超えが高く、年会費が2000円代のカードとしてはかなりお得にマイルが貯まるカードでした。

そのソラチカカードからゴールドカードが出たことで、空でマイルを貯めたい方・陸でマイルを貯めたい方、どちらにとっても非常におすすめのカードになっています。

特に東京メトロをよく利用する方におすすめなので、是非検討してみてください。

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