ブラジルはクレジットカード文化(正確にはデビットカードが主流)が日本よりもずっと浸透しています。
1番の理由はやはり治安の悪さ!
現金を持ち歩く事は強盗に狙われるリスクを高めるので日本のようにお財布の中に何万円も入っているなんてことは聞いたことがありません。
スーパーやレストランで支払いをするとき、お財布の中にたくさんの紙幣が見えたら危険です。
ブラジル旅行に行くなら必ずクレジットカードを持っていきましょう。
そして盗難や強盗に備えて最低2枚、できれば3枚くらいは取っておくと安心だと思います。
わたしは元々クレジットカード会社で働いていたということもありますが、クレジットカードは整理しても常時5、6枚持っていて最高15枚くらいは持っていました。
今は年会費のかからないクレジットカードもたくさんあるので上手に使い分けたいですね!
さて、ブラジルで使える具体的なクレジットカードを紹介しましょう。
わたしの一押しは絶対にVISAカードです。
もし既にVISAカードを持っているなら、そちらを持っていけば良いですし、MasterCardやJCBしか持っていないならVISAカードを必ず作っていきましょう。
海外でVISAの知名度、使いやすさは圧倒的です。それに追随するのがMasterCard。
友人や家族に聞かれた時は、絶対にVISAカードとMasterCardを1枚ずつ持っていくようアドバイスします。
そして余裕があるならJCBも作っておくと安心。
何かあったときに日本語で相談できたり、日系企業ならではの手厚いサービスが魅力です。
※本ページにはPRが含まれます。
ブラジルに持っていくのに最適な無料で持てるVISAカード3選
実際にVISAカードを作るとしても、ものすごい種類のカードがあるのでどれを選んだら良いかわかりませんよね。
まずは無料で作れるわたしのおすすめVISAカードをご紹介していきましょう。
これからおすすめするクレジットカードは3枚とも年会費無料です。そのため、既にVISAカードを持っている人も、下記のカードを持っていないならぜひ作っておきましょう。
エポスカード
エポスカード
カード年会費 | 無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | — |
申し込み資格 | 満18歳以上の方 |
- カード年会費・ETCカード年会費無料!
- 海外旅行保険が最高500万円自動付帯
- マルイで年4回10%OFF・カラオケ30%OFFなど優待点多数
わたしがいつも一番おすすめしているのがエポスカード。
治安の悪いブラジル旅行では、強盗や盗難は起こると思っておいた方がいいでしょう。
実際わたし自身は危険な目にあったことはないのですが、ブラジル人の夫や友達の話を聞いていると強盗に遭ったことのない人はいません。
Uberに乗ってたらスマートフォン盗られちゃったの・・・と悲しそうに語るおばさんの顔が忘れられません・・・。
現地に住むブラジル人ですら盗難は日常茶飯事。海外旅行保険は絶対に入るようにしてください。
万が一保険に入るのを忘れたとしても持っていれば御守りになるのがエポスカード!
旅行代を支払ったりしなくとも、自動で海外旅行保険がついてくるのがとってもありがたいですね。
ブラジルの医療費はそれほど高いわけではないので、よほどの事故に遭遇しない限り保険内で収まると思います。
わたしは実際ブラジルで体調不良になり、リオデジャネイロの病院へ日帰り入院しました。
現地でもかなり高級な、日本と遜色のない病院で治療を受け、点滴、投薬をしてもらって保険外で約5万円だったので、内科の目安にしてみてください。
エポスカードの補償内容は以下の通り。
補償内容 | 補償費用 |
---|---|
疾病・傷害治療費用 | 疾病270万円
傷害200万円 |
傷害死亡 | 500万円 |
キャッシュレス診療 | あり |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品損害 | 20万円 |
楽天カード
楽天カード
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 540円 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上 |
- 還元率が常に1.0%以上
- 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
- カード年会費無料
エポスカードの次におすすめなのが楽天カード。
こちらも無料で持てる優秀なカードですが、気をつけなければいけないのがエポスカードと違って持っているだけで保険が付けるわけではないということ。
保険が有効となるには、日本を出国する以前に①下自宅から出発空港までの交通費記または②海外旅行代金を楽天カードで支払っていることが条件となります。
もし別にメインカードがあって、どうしてもそのカードで支払いたい場合は楽天カードの保険は使えませんので注意してください。
実際には自宅から空港までの移動手段のうちの一部でも出国前の決済であれば対象になるため、飛行機やホテルなどの高額決済はメインカードで行って、空港までの電車やバス代を楽天カードで支払えばOK!
ただし、出国してからの利用は対象外になってしまうので、絶対に忘れないようにしてください。
楽天カードの補償内容は以下の通り。
補償内容 | 補償費用 |
---|---|
疾病・傷害治療費用 | 疾病200万円
傷害200万円 |
傷害死亡 | 2000万円 |
キャッシュレス診療 | なし |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品損害 | 20万円 |
Booking.comカード
Booking.comカード
カード年会費 | 無料 |
---|---|
ETC年会費 | — |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | — |
- 通常還元率1.0%!Booking.comサイトからの予約で還元率5.0%
- レンタカーが予約時に8%OFF
- 「Booking.Genius」会員にアップグレードのチャンスあり
旅好きの間で有名なのが、「Booking.com(ブッキングドットコム)」と三井住友カード会社が連携してつくった海外旅行向けのクレジットカードがBooking.comカード。
上記の2枚と比べると、治療費の金額が少ないのが少し残念ではありますが、自動付帯なのは大きなメリット。
そして、海外旅行に特化した特典が付いているのが嬉しいポイント。
- Booking.com経由でホテル予約すると10%OFFになるGenius会員特典(先着5万名限定)
- レイトチェックアウト・無料空港送迎・ウエルカムドリンクなどの無料特典
- Booking.comカード専用の予約サイトで予約し、現地でカード払いをした場合、宿泊額100円につき5ポイント(通常の買い物は100円=1ポイント)
Booking.comカードの補償内容は以下の通り。
補償内容 | 補償費用 |
---|---|
疾病・傷害治療費用 | 疾病100万円
傷害100万円 |
傷害死亡 | 自動付帯300万円
利用付帯1700万円 |
キャッシュレス診療 | あり |
賠償責任 | 2500万円 |
携行品損害 | 20万円 |
ここで紹介した3枚とも、全てVISAカードに対応しています。繰り返しになりますが、すべて無料ですので、既にVISAカードを持っているという方も現地での紛失盗難に備えてスペアという意味でも持っておいて損はないでしょう。
それでは、次に年会費が発生するおすすめカードをご紹介します。
無料パワーには勝てませんが、その分補償が手厚くなっているので個人的には有料の価値があるカードだと感じています。
ブラジルに持っていくのに最適な有料クレジットカード
わたしがおすすめする有料カードは実際にわたしが使っているメインカード、ANAワイドゴールドカードと楽天プレミアムカードの2枚です。
国際ブランドもVISA・MASTER・JCBから選ぶことができるので、手元にないブランドから選ぶことができるのもメリット。
ブラジルへ1ヶ月滞在してVISAカードが使えなかったことはないので、まず大丈夫だとは思うのですが、MASTER、JCBを持っておくと別の特典が使えることもありますのでブラジルで滞在する都市の特典があるかどうか事前に確認しておくと良いと思います。
無料カードとの最も大きな違いは、携行品補償の金額が50万円になること。
学生の貧乏旅行であれば携行品が20万円を超えることもないかもしれませんが、スマホ、財布、カメラ、カバンを取られてしまうとほとんどの人が20万円を超えるのではないでしょうか。
死亡保険より携行品補償の金額、疾病・傷害治療費用の金額を見てご自分にあったクレジットカードを選んでみてください!
ANAワイドゴールドカード
ANA ワイドゴールドカード
カード年会費 | 14,000円+税 |
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ETC年会費 | 初年後無料 2年目以降500円+税 ※1回以上の利用で無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0%~ |
電子マネー |
- 年会費は安いのに、1番マイル還元率が高い
- 旅行保険が最大5000万円自動付帯
- ANAマイル還元率最大約1.648%
年会費は15,400円とかなり高額ですが、わたしはマイルを貯めるためにあえてこのカードをメインにしています。
ブラジルに行くほど海外好きなら1枚持っておいてマイルを集約するのがおすすめ。
エアカナダを使ってカナダ経由でブラジルへ行くとサーチャージがかからない上、長距離路線で一気にマイルが貯まります。
ANAワイドゴールドカードの補償内容は以下の通り。
補償内容 | 補償費用 |
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疾病・傷害治療費用 | 疾病150万円
傷害150万円 |
傷害死亡 | 自動付帯5000万円
(JCBは利用すると1億円) |
キャッシュレス診療 | あり |
賠償責任 | 3500万円 |
携行品損害 | 50万円 |
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
カード年会費 | 10,000円+税 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー |
- プライオリティパスを無料利用可能
- 楽天市場で還元率5.0%
- 楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコースからプレミアム限定優待サービスを受けられる
年会費は10,800円とANAワイドゴールドカードよりは安価なこと、海外旅行に嬉しいラウンジ利用ができるプライオリティパスが無料で発行できるのが最大のメリット。
20代でお金のない頃から、プライオリティパスを使うために楽天プレミアムカードを持っていました。
正直、海外旅行に年2回以上行くなら元が取れるカードだと思います。
利用条件は無料の楽天カードと同じく、日本を出国する以前に①下自宅から出発空港までの交通費記または②海外旅行代金を楽天カードで支払っていること。
補償内容 | 補償費用 |
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疾病・傷害治療費用 | 疾病300万円
傷害300万円 |
傷害死亡 | 自動付帯5000万円
(JCBは利用すると1億円) |
キャッシュレス診療 | なし |
賠償責任 | 3000万円 |
携行品損害 | 50万円 |
ブラジルでおすすめのクレジットカードまとめと注意事項
ブラジルでおすすめのクレジットカードを紹介しました。
ほとんどの場所でクレジットカードが使えるブラジルですが、わたしは少額の現金を持っておくことをおすすめします。
それは、万が一強盗に遭ってしまった時に差し出す人質のお金のため。
襲われてしまった時は絶対に抵抗せず、お財布を渡してしまいましょう。(絶対に見つからない場所へ隠しているならOKですが、ポケットやカバンの中はあけられる可能性大。
その時数千円でも現金を差し出すことができれば、強盗も足早に立ち去ってくれる可能性が高くなります。
逆に全く持っていなければ何かないか探すので、スマホやパスポートなどさらに貴重なものが盗られてしまうかもしれません。
数千円~1万円分くらいの現金を持って、あとはクレジットカードで決済するようにしておけば最小限の被害に抑えることができます。
それではブラジル旅行が悲しい思い出にならないため、万が一不慮の事故に遭遇してしまった場合でもしっかり補償してもらえる素敵なクレジットカードを持って楽しんできてください!