病院は高くつくのでクレジットカード払いができればいいのに…と思っている方は多いのではないでしょうか?
しかし病院・薬局はクレジットカードが使えない店舗がほとんどですよね…。
キャッシュレス化が進む中、なぜ病院や薬局はクレジットカードが利用できないのか、クレジットカード払いができる病院はどこなのかを解説していきます。
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なぜ病院でクレジットカードが使えない?
病院でクレジットカードが使えない理由は、クレジットカード利用にあたって手数料を負担しなければならないためです。
病院がクレジットカード払いを導入すると、5%~8%程度の手数料を支払わなければなりません。
例えばカード決済手数料が5%のカード会社の場合、3000円の治療費を患者さんが支払うと150円を手数料としてカード会社に支払う必要があります。
たった150円…と思われるかもしれませんが、100人の患者さんから受け取れるはずだった15000円が利益として受け取れなくなってしまいます。
そのため多くの病院や薬局はカード決済を利用せず、現金払いのみにしているのです。
クレジットカードが使える店舗と使えない店舗の違いは?
多くの病院はクレジットカードが利用できませんが、一部の病院ではカード決済が利用できるようになっています。
カード決済が利用できる店舗は国立病院や大学病院といった大規模な病院です。
〇カード決済が利用できる主な病院
- 国立病院
- 大学病院
- 厚生年金病院
- 労災病院
- 公的病院
- 赤十字病院
- 済生会上院
以上のような比較的規模が大きい病院は総務省の働きにより、クレジットカード払いが利用できるようになっています。
なかには自動精算機を設置して現金・カード払いどちらでも精算ができる病院もあります。
規模が小さい病院ではカード払いは普及していない
大学病院や労災病院など規模が大きな病院にはカード払いが普及してきていますが、規模が比較的小さな病院ではあまりカード払いが普及していないのが現状です。
〇カード払いが普及していない病院
- 市民病院
- 私立病院
- 個人開業の診察所
- 個人のクリニック
個人で経営しているクリニックや診療所は、クレジットカードはほぼ普及していません。
クレジットカード払いを導入してしまうと、手数料がとられてしまうためカード払いNGとしています。
自由診療ではカード払いOKの病院も
診察料や治療表が高くなる産婦人科・インプラントのような自由診察のある歯科医院は「自由診察」の部分のみカード払いOKにしているところも多いです。
自由診療でクレジットカード払いがOKの病院があるのは、手数料がとられたとしても治療費で利益がもらえるためです。
利益の少ない保険診察はクレジットカード払い不可になっていることがほとんどなので、町のかかりつけ医に行く際は多めに原因をもっていくようにしましょう。
高額の医療費にカード残高が足りない場合は
クレジットカードで治療費・医療費を支払う場合、カードの残高が不足する恐れがあります。
残高が不足してしまった際には、一時的な限度額の引き上げをカード会社に申請して利用残高を上げてもらいましょう。
利用残高を引き上げる際には「金額・使用用途(目的)・日時・期間」が必要になるので、あらかじめ確認しておきましょう。
クレジットカードの利用限度額引き上げ(増額)をしたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
電話で申請する方法が一般的ではありますが、JCBなどの一部クレジットカード会社はオンラインでも申請できることもあります。
クレジットカードで医療費を払うメリット
- ポイントが貯まる
- 大金を持ち歩かずに済む
- 手元にお金がないときにも対応できる
- 支払い時間を短縮できる
ポイントが貯まる
医療費をクレジットカードで払うと利用額に応じてポイントが貯まります。
例えば還元率が1.0%のクレジットカードで10,000円の医療費を払うと100ポイントが貯まります。
貯まったポイントはマイルは商品券に交換できます。現金であればポイントは1ポイントも貯まりませんが、クレジットカードで支払えば100円分のポイントが貯まるので大きなメリットです。
高額な現金を持ち歩かずに済む
医療費が高額な場合、大量の現金を持ち歩くのは少々不安ですよね。
クレジットカードを利用すれば大量の現金を持ち歩く危険もありませんし、一回の支払いの負担を減らすこともできます。
分割払いを利用すれば、高額な医療費を一回に支払わずに済みます。
手元にお金がないときにも対応できる
急な病気やケガで手元にお金がない…そんなとき現金で支払うとATMに行く時間がかかってしまいます。
しかしクレジットカード払いなら夜間の外来であっても対応できます。
支払い時間を短縮できる
クレジットカードで支払うと支払いに使う時間を短縮できます。
小銭を数えたりお釣りを受け取ったりする時間を短縮することができます。
クレジットカードでの支払いも医療費控除の対象になる
医療費は一定数の額を超えると控除の対象になります。
現金払いはもちろん控除になりますが、クレジットカードは対象にならないのでは…?
と思っている方も多いかもしれませんが、クレジットカードも医療費控除の対象になります。
ただし、医療費を分割払いやリボ払いした際も金利は控除の対象にならないので注意してください。
医療費の支払いには高還元率のカードがおすすめ
医療費をクレジットカードで払うと、利用額に応じてポイントが貯まります。
高還元率なカードであればあるほどポイントが貯まりやすくなります。
楽天カード
高還元率カードといえば楽天カードを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
楽天市場や楽天トラベルなどの楽天圏を使っている方にはぴったりです。
楽天カード
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 540円 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上 |
- 還元率が常に1.0%以上
- 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
- カード年会費無料
- ポイントアッププログラムでポイントが最大15倍になる
- セキュリティ抜群
楽天カードにはSPU(スーパーポイントアッププログラム)というプログラムがあり、活用することで還元率もっとアップさせることができます。
難しい条件もありますが、「楽天市場アプリで買い物をする」「楽天カードの引き落としを楽天銀行にする」など比較的クリアしやすい条件もあります。
楽天圏内でポイントを貯め、使うことができるので他社ポイント移行させる手間もかかりません。
貯まりやすく、使いやすいのが楽天カードのメリットです。SPUポログラムについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
JCB CARD W
JCB CARD Wは2017年に登場した比較的新しいカードです。
2019年に行った株式会社J.D. パワー ジャパンの「クレジットカード顧客満足度調査」では年会費無料部門において10年連続1位の楽天カードを抑えて見事1位になった実力派のカードです。
JCB CARD W
カード年会費 | 永年無料 |
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ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上39歳以下 |
- 海外旅行保険が最高2000万円
- 通常還元率1.0%
- Oki Doki ランド経由で最大20倍のポイント
JCBCARDWの特徴は39歳以下が入会の条件で、申し込み方法はインターネットのみです。
40歳以上の方はカードを作れませんが、39歳以下の方ならずっと年会費無料で持つことができるおすすめの高還元率カードです。
- 海外旅行保険・ショッピング保険が付帯している
- JCB優待店でポイントがアップする
- JCBオリジナルシリーズ!
JCB CARD WはJCBが直接発行するプロパーのカードです。還元率が高く年会費無料のものは流通系のかd-ドであることが多く、デザインやステータスはいまいち…というカードも多いです。
JCB CARD WはJCBが直接発行するクレジットカードで、ポイント還元率も高く年会費無料…という一押しのカードです。
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINT
カード年会費 | 永年無料 |
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ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上(高校生不可) |
- 入会後6か月は還元率2.0%
- カード・ETC年会費が無料
- 通常還元率は1.0%以上
- Amazonでポイント還元率2倍
- 入会から半年間は還元率2倍
- 電子マネーが2種類付帯する
オリコカード・ザ・ポイントはポイントは貯まりやすい点の他に電子マネーが2種類付帯するのも特徴です。
付帯するのは「iD」と「QUICPay」です。どちらも後払い式の電子マネーなのでチャージする手間も必要ありません。
ここでは3種類のカードを紹介しましたが、還元率1.0%以上のクレジットカードはまだまだあります。
高還元率カードのクレジットカードをもっと知りたい方はこちらをご覧ください。