緊急事態宣言でお金ない…クレジットカードの後払いで収入減を乗り切る方法

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4日7日に緊急事態宣言が出されました。

緊急事態宣言が出された中、「仕事が休業になってしまった」「バイトのシフトに入れなくなってしまった」など金銭的に不安がある方も多いのではないでしょうか?

在宅ワークができる人でも、緊急事態宣言によって会社の業績悪化で給与が減ったり、クビになったり…と経済的に不安になっている方も多いと思います。

今回はクレジットカード比較plusが独自に2人に「緊急事態宣言で金銭面で困ってること」をインタービューしました。

(※感染拡大を防ぐため、電話にてインタビューしています)

後半には緊急事態宣言によってお金に困っている方のための解決方法について解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

フリーランス(音楽)で活動中のTさん

Tさんは普段、フリーランスの音楽家として活動しています。

緊急事態宣言で困っていることをインタービューしてみました。

自粛によって仕事の予定が全部キャンセルになった

筆者「Tさん、本日はよろしくお願いします。今回の感染拡大で仕事に影響はでていますか?」

Tさん「緊急事態宣言以前にばりばりでてますよ(笑)3月ぐらいから決まってたライブがちょくちょく無期限の延期になっちゃってます。ライブハウスも休業してますし」

筆者「緊急事態宣言が出されてからも、大変そうですね」

Tさん「緊急事態宣言がだされてから、4月と5月中旬までのライブが全部なくなって収入が本当にピンチです。

ライブの他にも学校に教えに行ったりもしてるんですけど、私の住んでいる県は中学校がすべて休校になってしまったので、レッスン収入も期待できないです。」

アルバイトのシフトも削られるばかり

筆者「音楽活動の他に収入のあてはないのですか?」

Tさん「アルバイトを2つ掛け持ちしています。1つ目は飲食店で、2つ目は塾です。」

筆者「アルバイトで十分な収入は得られそうですか?」

Tさん「シフトがごりごり削られてます…。塾は緊急事態宣言になってから休校になってしまいました。飲食店もお客さんの出入りが少なくて週に1回しか入れません。」

筆者「なかなか厳しいですね…。今はどうやって生活してるんですか?」

Tさん「ありがたいことにオーナーが6割の給料を出してくれているのでそれでなんとかやってます。今回の場合支払い義務があるわけではないんですけどね。感謝しかないです。」

筆者「アルバイト先によっては休業補償として給料がでるところもあるみたいですね。」

新しいアルバイトもなかなか見つからない状況

筆者「6割でるといっても、今だと状況だと厳しいと思いますが、新しいアルバイトなどは探しているんですか?」

Yさん「さすがに3つの収入源がある状態から1つになってしまったら、とてもじゃあいけどやってけないです。

新しくバイトを探してる最中ですがなかなか見つかりません。接客系は全部だめですね、日雇いもイベント自粛でなかなかありません。あるのは介護系ぐらいですね。資格がなくても働けるところがあればなんとかそれで繋ぐしかないです。」

国からの補償も期待できない

筆者「ドイツでは個人事業主向けに30万円が口座に振り込まれているようですね。日本の補償については使えそうですか?」

Tさん「調べてみたんですが、無条件で融資される施策はなかったですね。貸付が多かったですし、条件や手続きが複雑すぎて…」

筆者「たしかに日本は他の国に比べて補償の条件や手続きが複雑化している印象を受けました。」

Tさん「金銭的な余裕は心の余裕ですからね。国をあてにしないで自分から動いていきます…」

筆者「Tさん、本日はありがとうございました。またライブ活動できるようになるといいですね。」

接客業で働くYさん

続いて、小さな映画館で接客スタッフとして働くYさんにインタビューしてみました。

Yさんは感染が拡大する前の2月ごろから転職活動を始めて、めでたく4月から都内の映画館で働けることになっていました。

正社員の約束のつもりが…

筆者「まずは転職おめでとうございます。」

Yさん「ありがとうございます!転職先は小さな映画館なので、転職活動時期がもう少し遅かったら…と考えると早く動いてよかったです。」

筆者「4月から働かれているとのことですが、今も映画館にしているんですか?」

Yさん「いや、出勤初日から在宅ワークですよ。映画の予告書いたり、日本語字幕つけたりの事務作業です。接客業がしたくて転職したんですけど、こればっかりはしかたないですよね。」

筆者「正社員としての採用だったんですか?」

Yさん「いえ、今はアルバイトですね。使用期間中って感じて3か月働いて正社員になるって感じです。」

筆者「では7月から正社員なんですか?」

Yさん「…の予定だったんですけどね。緊急事態宣言が出されてから上司に「いつ正社員になれるか分からない」って言われちゃいました…。

筆者「…なるほど。Yさんとしては正社員登用前提に入社したばかりだから面くらいますよね…」

Yさん「ほんとうですよ。ずっとアルバイトじゃ収入面でも正直不安です。4月に入社しておいてなんですけど、もう転職しようかな~なんて思ってます。」

転職を検討するも今後の動向が分からなさすぎる

筆者「転職活動をもうされてるんですか?」

Yさん「ん~さすがにまだ選考を受けてはなくて、求人をみてるって感じです。面接にすすんで電車にのるのも怖いですからね。」

筆者「いい求人で正社員のところがあれは転職するんですか?」

Yさん「どうでしょう…。正直今後の動向が分からなさ過ぎて、転職しようにも怖いですね。もしかしたら今の職場で正社員になれるかもしれないし、新しいところで内定決まっても取り消されるかもしれない。アルバイトの求人もなかなかない状態ですし。」

ウイルス感染拡大が続くか分からないなか、むやみやたらに動けない。でもずっとアルバイトだと金銭的に不安がある。そういった葛藤がYさんにはあるようでした。

緊急事態宣言によって収入が減る

緊急事態宣言によって、多くの企業や時差出勤からテレワークに切り替えてはいますが、職業上テレワークにできない職種は休業せざるを得ません。

勤務先が倒産する可能性

民間調査会社の東京商工リサーチが発表した情報によると、新型コロナウイルスに伴う企業の破綻(倒産)は4月7日までに45件に上っているそうです。

業種としては、宿泊業や飲食業を含むサービス業は現在も倒産の危機にさらされています。

サービス業に努めている方の中には、会社の経営を心配している方も多いのではないでしょうか。

新型コロナ破綻45件 7日まで、19年度倒産は11年ぶり増加 民間調査 - 日本経済新聞
民間調査会社の東京商工リサーチが8日発表した全国企業倒産件数によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業の破綻が7日までに45件にのぼることがわかった。政府によるイベント中止や外出自粛の要請の影響で、国内の経済活動は停滞している。2019年度の倒産件数も11年ぶりに増加しており、企業の経営環境は厳しさを増している。...

勤務先が休業する

緊急事態宣言によって、多くの人が集まる企業、ライブハウスや飲食店などは営業停止に追い込まれていますが、政府は給付金の対象として厳しい条件を上げています。

緊急事態宣言に伴って営業停止をした人達は、補償を受けることができず、自粛期間は無給になってしまう可能性が高いでしょう。

派遣切りや勤務日の減少

緊急事態宣言によって客数が激減し、休業する飲食店やサービス業が増えています。

実際に、ハウステンボスでは派遣社員が40人中半数以上の契約が切られています。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3947243.html

正社員ですら出勤停止になっているぐらいなので、アルバイト・パート・派遣社員は大幅なシフトカットや派遣切りにあっている方も多いようです。

アルバイトや就職先が決まってきたのに、「内定を切られた」「4月にシフトを全部カットされた」という事態も出てきています。

外出自粛をするのはウイルス感染拡大のために欠かせませんが、働いている側からすれば収入が減ってしまって生活に支障がでてしまう…という方も増えてくると予想されます。

緊急事態宣言が出されると何が変わるのか

緊急事態宣言は、都市封鎖(ロックダウン)とは違って外出禁止をしたり、行動が管理される…ということはありません。

しかし、緊急事態宣言によって対象の地域の都道府県知事が法律の基づいてイベント・学校などの延期・中止をすることができます。

今までの「外出自粛」は法的拘束力がありませんでしたが、緊急事態宣言が出されたことによって、都道府県知事が外出の制限を要請できる…という変化になります。

ただし、要請できるだけで従わなかった場合の罰則はありません。

ではどのように私たちの生活に影響するのでしょうか。

緊急事態宣言によって以下のような店舗や施設の営業が制限されます。

  • 遊戯場・百貨店・美術館・キャバレー・ナイトクラブ・学習塾などの施設の使用制限
  • イベントの開催中止・延期
  • 小・中学校・保育園・学童保育の休校・休業

多くの人が集まるような場所の休業やイベントの中止などがされますが、海外のようにスーパーへいくのに許可が必要だったり、外出したからと言って罰則があるわけではありません。

ただし十分な補償がない分、仕事をしている方は金銭面での不安が募ります。

金欠を解決する5つの方法

休業やシフトカットによって収入が減っている方は、緊急事態宣言が効力を発揮する5月6日まで、この状況を乗り切らなければいけません。

まずは政府から出されている補償についての条件や期間をチェックして、自分が補償を受けられないかチェックしましょう。

経済産業省のサイトでは新型コロナウイルスの助成金についての説明が詳しくされています。

そして普段の生活を節約するのは大前提です。

緊急事態宣言によって遊園地やショッピングモールは休業しているところも多いため、いつもより出費を抑えられるのではないでしょうか?

この機会に自炊をしてみたり、動画配信サービスで映画を見たりしてインドアを楽しんでみましょう。(私も外食できないのはつらいですが、この機会に新メニューに挑戦しています。)

幸いスーパーにはまだ出入できるので、食材調達には困りません。

ここからは「食材を買って料理を楽しんでいる余裕もない!」という方向けの解説策の提案です。

実家に帰る?→極力控えた方がいい

まず最初に思い浮かぶのが「実家に帰る」という選択肢です。

実家に帰れば衣食住が保証されるため、一人暮らしで生活が厳しい人は実家に戻るという選択肢が頭に浮かぶのではないでしょうか。

しかし、実家にもどる選択は極力おすすめしません。確かに暮らしは保証されますが、もし自分がウイルスに感染していた場合、自分の親や祖父祖母に感染させるリスクがあります。

イタリアでも「自粛期間を大切な家族と過ごしたい」という思いで家族の元に帰ってしまい、両親に感染によって重症化させてしまった…という悲しい事態が相次いでいます。

高齢なほど感染してから重症化するリスクは高まるといわれているため、どうしてもお金に困っている人以外は避けた方がいいでしょう。

フリマサイトで不用品を売る

メルカリやラクマなどのフリマサイトを使って不用品を売ってお金を作る方法もあります

不用品を売るだけなので、リスクもなく簡単です。

しかし、フリマサイトは出品してから売れるまでに時間がかかるケースもあります。

すぐにお金が欲しい!という方にはあまり向いていません。

副業を始める

株やFXを始めて稼ぐ…という選択肢もあると思いますが、金融系の副業ははずしたときのリスクも高いので初心者にはおすすめできません。

勉強して経済の仕組みをよく理解する必要がありますし、生活費を稼ごうと思ったらそれなりの下でも必要です。

ランサーズなどのクラウドソーシングサイトもあるため、リスクなしでお金を得たい場合はそちらの方がいいでしょう。

ただし、ランサーズ安定して稼げるようになるまでは実績と時間が必要になってきます。

消費者金融や銀行カードローンに頼る

「お金を作ることができないなら、借りる」という選択肢もあります。

消費者金融は即日で融資してくれることもありますし、初回なら30日間無利息で借入できるアコムのような企業もあります。

借りすぎは返済不能になる可能性があるのでおすすめはしませんが、収入がなくなっている方はこういった金融機関を検討するのもありです。

ただし、借入する際は、無理のなり範囲で借りるようにしてください。

クレジットカードを利用する

クレジットカードは購入した代金を後払いにできるサービスです。

クレジットカードを持つには審査を突破する必要がありますが、審査を突破すれば利用ができます

クレジットカードには一括払いだけではなく、分割払いやボーナス払い、リボ払いなど様々な支払い方法が選べるのもメリットです。

クレジットカードで金欠を防ぐメリット

支払いを後回しにできる

クレジットカードは信用(credit)によって支払いを後回しにできます。

例えば楽天カードは月末締の27日支払いになります。つまり3月28日から4月末日までの利用した代金は5月27日の支払いになります。

緊急事態宣言は5月6日まで。まだウイルスの完全収束はしていないかもしれませんが、支払いを1か月以上先にすることができます。

収入が減って食料品の確保にも困っている…という方も次の給料が振り込まれるまで支払いを遅らせることができます。

支払い方法が選べる

1か月支払いを先延ばしにしたところで払えそうにない…という方も心配いりません。

クレジットカードは支払い方法がいくつもあり、その中から最適な支払い方法を選択できます。

  • 一括払い
  • ボーナス一括払い
  • 分割払い
  • リボ払い

一括払いは支払日にまとめて支払う方法で、ボーナス一括払いは夏と冬のボーナス時にまとめて支払う方法になります。

一括払い・ボーナス一括払い・2回の分割払いには手数料がかかりません。

ただし、3回以上の分割払いとリボ払いには手数料がかかってしまうため注意しましょう。

クレジットカードを利用する際の注意点

クレジットカードを利用すれば支払いを後回しにできますが、使いすぎには十分注意しましょう。

支払いを先伸ばしにできるだけで、使った金額は自分で返済しなければいけません。

使いすぎには注意する

クレジットカードは会計のときに現金を見ないので金銭感覚が狂いやすいです。

そのため利用明細を細目に見る、会計簿をつける、カードを複数枚持ちすぎないなど、工夫して使いすぎを避けましょう。

カードの使いすぎが怖い方はこちらを参考にしてみてください。

クレジットカードで金遣いが荒くなる?使い過ぎが怖い方への対策法

リボ払い・分割払いには金利がかかると覚えておく

クレジットカードの支払い方法のうち、リボ払いと3回以上の分割払いには金利がかかるので注意しましょう。

特にリボ払いは年利で18%程度の金利がかかるため、返済が長期化すればするほど苦しくなっていきます。

緊急事態宣言が解除されても支払いができない場合、やむを得ずリボ払いに変更することもあるかもしれませんが、収入が安定したら残っている金額はすべて一括払いで返済してしまいましょう。

緊急事態宣言での金欠を乗り切ろう

緊急事態宣言によって収入が少なくなってしまった人やお金に困っている人向けに、金欠を乗り切る方法を解説していきました。

自粛・自粛・自粛…に加えて緊急事態宣言まででるとさすがに気がめいってしまいますが、今の頑張りが事態の早期収束に近づくはずです。

健康には気を付けて大変な時期を乗り切っていきましょう。

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