ENEOSカードは「トヨタファイナンス」が発行している「ガソリンカード」になっており、「ETCカード」を追加することができるのですが「ENEOSカードETCは発行した方が良いのかな」と悩まれる方が多いのではないでしょうか?
発行するか悩まれている場合はメリット・デメリットを比較して判断することをおすすめします。
この記事ではENEOSカードETCのメリット・デメリットや年会費について解説していきます。
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ENEOSカードではETCカードを発行することが可能
ENEOSカードには「C」「P」「S」と3種類あるのですが、どの種類でも「ETCカード」を発行することができます。
ただしENEOSカードを発行していることが条件になるため、ETCカードだけを申し込むことはできません。
ENEOSカードを「持っている場合」と「持っていない場合」では申し込み方法が変わってくるので、1つ1つご紹介します。
ENEOSカードを持っている場合
ENEOSカードを持っている場合は3種類の方法で申し込むことができます。
申し込み方法は下記の通りです。
- MY TS3(会員専用ページ)からの申し込み
- 自動音声応答サービスからの申し込み
- ETCカード追加申込書による申し込み
「MY TS3からの申し込み」は、MY TS3にログインして「各種サービスメニュー」を選択して「ETCカード追加申込」を選択すると申し込むことができます。
「自動音声応答サービスからの申し込み」は「ETCカード追加お申し込み受付」に問い合わせることで申し込むことができます。電話番号と受付時間は下記の通りです。
電話番号:0800-700-2700
受付時間:24時間・年中無休・通話料無料
「ETCカード追加申込書による申し込み」は、MY TS3にログインして「資料請求」を選択して「ETCカード追加申込書」を選択することで申込書が郵送されてきます。
申込書を返送することで申し込み完了です。
ENEOSカードを持っていない場合
ENEOSカードを持っていない場合は、ENEOSカードの申し込みと同時に申し込んでください。
ただしENEOSカードには審査があるのでの審査に通らなければETCカードも発行することができません。
※ETCカードに対する審査はありません。
ENEOSカードETCのメリット
ENEOSカードETCのメリットをいくつかご紹介します。
発行を悩まれている方は参考にしてみてください。
年会費・発行手数料が無料
ENEOSカードETCは年会費・発行手数料が「無料」です。
他社の場合は「年に1回利用することで年会費無料」「毎月5,000円以上の利用で年会費無料」などという条件が決められていることが多いため、年会費も発行手数料も無料ということはENEOSカードETCのメリットになります。
利用回数や利用金額に問わず無料になるため、発行しているだけでも損はしません。
ETCカードの利用金額でポイントが貯まる
ENEOSカード「P」と「S」では、ETCカードの利用金額でもポイントを貯めることができます。
「1,000円=6ポイント」貯めることができるため、よく高速道路を利用される方ですと簡単に貯めることができます。
貯まったポイントは「1,000ポイント=1,000円」として利用することができて、ギフト券やエネゴリくんグッズに交換することも可能です。
そしてENEOSカード「C」では、毎月の利用金額によって給油代が割引される特典があるのですが、ETCカード利用金額も含まれます。詳しい割引単価は下記でお伝えしています。
ENEOSカードETCのデメリット
ENEOSカードETCのメリットをご紹介しましたが、デメリットもあります。
メリット・デメリットを比較して発行するのか最終判断することをおすすめします。
カードが手元に届くまで時間がかかる
ENEOSカードETCは手元に届くまで時間がかかります。
申し込み方法によって手元に届くまでの時間が変わり、届くまでの時間は下記の通りです。
MY TS3からの申し込み | 約10日 |
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自動音声応答サービスからの申し込み | 約10日 |
ETCカード追加申込書による申し込み | 2週間〜3週間 |
ENEOSカードを持っていなかった場合 | 約3〜4週間 |
そして申し込み内容に不備があった場合は、上記の時間よりも遅くなる可能性があります。
手元に届くまでの時間が早いカードでは2日〜3日で届くため、最長4週間かかることはデメリットになるでしょう。
ETCカードだけでは利用できない
ENEOSカードでは、ETCカードだけで利用することができません。
あくまで「追加カード」としてETCカードを発行しているため、ENEOSカードを解約するとETCカードも解約され、利用制限をかけられるとETCカードも利用制限かけられます。
そのためETCカードだけで利用したい方は、追加カードとして発行しないようにしましょう。
ENEOSカードとETCカードを分離する方法
ENEOSカードとETCカードを同時に申し込んだ方は、一体型と分離型のを選択することができます。ただし何も選択せずに申し込んでしまうと「一体型」で発行されてしまいます。
一体型でも問題はないのですが、車に挿入しておくことができません。
そのため「分離型に変更したい」と思われる方が多いです。
一体型から分離型に変更するには「トヨタファイナンス インフォメーションデスク」まで問い合わせる必要があります。電話番号と受付時間は下記の通りです。
東京:03-5617-2577
名古屋:050-239-2577
受付時間:平日 9:00~17:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)
そしてクレジット番号は変わりませんがETCカード番号は変わるため、再度「ETCマイレージサービス」などの変更手続きを行う必要があります。
変更手続きは「トヨタファイナンス」が行ってくれるわけではありませんので、ご自身で手続きしてください。
ETCカードの利用代金はENEOSカードと一緒に請求される
ETCカードの利用代金は、ENEOSカードの利用代金と合わせて請求されます。
そのため締め日と支払日もENEOSカードと同様になるのですが、各有料道路事業者が利用データを作成してトヨタファイナンスに送るため、利用から請求までの期間が長くなってしまう可能性があります。
そしてENEOSカードの利用明細でETCカードの利用詳細を確認することはできませんので、高速道路会社6社が運営する「ETC利用照会サービス」で確認するようにしてください。
ENEOSカードの基本情報
この記事ではENEOSカードETCについて解説してきましたが、ENEOSカード自体についても解説していきます。基本情報は下記の通りです。
年会費 | 1,375円(初年度無料) |
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申し込み資格 | 18歳以上の方(高校生を除く) |
国際ブランド | JCB |
追加カード | 家族カード・ETCカード |
電子マネー | QUICPay・Apple Pay |
ポイント | ENEOSカードポイント |
ポイント付与率 | 1000円=6~30ポイント |
付帯保険 | 国内旅行保険 |
「C」「P」「S」それぞれの特徴
ENEOSカードには「C」「P」「S」と3種類のカードが用意されています。
3種類にはそれぞれ特徴があり、自分に合ったカードを発行することができます。
それぞれの特徴について解説していきます。
ENEOSカード「C」
ENEOSカード「C」は、「キャッシュバックタイプ」のカードになっており、最大の特徴は毎月の利用金額に応じてガソリン・軽油が最大7円/L引きになることです。
利用金額と割引単価は下記の通りです。
1万円以下 | 1円/L引き |
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2万円未満 | 2円/L引き |
5万円未満 | 4円/L引き |
7万円未満 | 5円/L引き |
7万円以上 | 7円/L引き |
そしてガソリン・軽油だけではなく「灯油」も割引されます。
灯油の場合は毎月の利用金額は関係なく、いつでも1円/L引きになっています。
上記でもお伝えしましたが、毎月の利用金額はENEOSで利用した金額だけでなく、Apple Pay・QUICPay・ETCカード・家族カードの利用額も含まれます。
そのためENEOSカードを日頃から利用する予定の方は「C」タイプを発行することをおすすめします。
ENEOSカード「P」
ENEOSカード「P」は「ポイントタイプ」のカードになっており、最大の特徴はポイント還元率が最大「3%」になることです。
還元率が「3%」ということはクレジットカードの中でも高い還元率になります。
ENEOSでの利用では「1,000円=30ポイント」貯まり、ENEOS以外では「1,000円=6ポイント」貯まります。「P」タイプ同様に、Apple Pay・QUICPay・ETCカード・家族カードの利用額もポイントが付与されます。
そして貯まったポイントは「1,000ポイント=1,000円」として利用することができます。
さらにマイルやエネゴリくんグッズに交換することも可能で、Tポイントに移行することもできます。
ただしポイントの有効期限は「2年間」になるので、1,000ポイント貯まればすぐに利用するようにしましょう。
マイルやTポイントを貯めている方には「P」タイプを発行することをおすすめします。
ENEOSカード「S」
ENEOSカード「S」は「スタンダードタイプ」のカードになっており、ENEOSカードの中でも最も人気があります。
その理由は「C」と「P」両方の特徴を兼ね備えているカードになっているからです。
ENEOSカード「S」では、いつでもガソリン・軽油2円/L引き、灯油が1円/L引きになります。
さらに「ENEOSのカーメンテ商品」などでは「1,000円=20ポイント」貯まり、ENEOS以外でも「1,000円=6ポイント」貯まります。
カードを利用することで次年度の年会費が無料になります。年会費を払うことなく、お得な特典だけ受け取りたい方には「S」タイプを発行することをおすすめします。
ENEOSカードのメリット
3種類のENEOSカードに共通しているメリットも多くあります。
メリットは下記の通りです。
- 1人1人に合ったカードが用意されている
- 審査基準が甘く設定されている
- 申し込み資格も低く設定されている
- ロードサービスが付帯している
- カーコンビニ倶楽部でのメンテナンスが「5%」割引
- オリックスレンタカーが「10%」割引で利用できる
- ETCカード/家族カードの年会費無料 など
以上がENEOSカードに共通しているメリットになります。
ENEOSに関する特典以外にも「カーコンビニ倶楽部」や「オリックスレンター」の特典も付帯しているためお得なカードになっています。
ENEOSカードのデメリット
メリットもあればデメリットもあります。
ENEOSカード自体を発行しようか悩まれている方は比較して判断すると良いでしょう。
デメリットは下記の通りです。
- 年会費が発生する
- ENEOS以外でのポイント還元率が低い
- 申し込みから発行までの期間が長い
- 付帯している保険が少ない など
以上がENEOSカードに共通しているデメリットになります。
ENEOSカードは申し込みから発行まで「3週間〜4週間」かかります。
即日発行しているクレジットカードがあることを考えると、発行まで「3週間〜4週間」はデメリットになるでしょう。
年会費無料なENEOSカードETCを発行しよう
ENEOSカードのETCカードは「年会費」「発行手数料」が無料になっています。
そしてETCカードのご利用金額でも割引特典を受けることができて、ポイントも付与されます。
ただしENEOSカードを発行していないとETCカードを発行することはできないため注意してください。
さらにENEOSカードには「C」「P」「S」と3種類のカードが用意されているので、自身に合ったカードを発行するようにしましょう。自身に合ったカードを選択して年会費無料なETCカードも発行しましょう。