JCBカードが使えないお店が日本で増えている理由!使えないJCBカードしかもっていない場合の対処法

JCBカードが使えないお店が日本で増えている理由!使えないJCBカードしかもっていない場合の対処法 JCBカード一覧

JCBは日本で唯一の国際ブランドであり、クレジットカードの発行や加盟店の開拓などを行っています。

日本生まれの日本育ちの国際ブランドのため、「日本であればどこでも利用できる」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は近年JCBブランドのカードが増えてきています。

なぜ、最近JCBカードが使えなくなっていいるのか?

JCBブランドのクレジットカードしか持っていないときの対処法についてご紹介していきます・

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JCBは日本で唯一の国際ブランド!シェア数は世界5位

JCBカードは1961年に初の純国産のクレジットカードとして発行されました。

民間企業で初めての銀行口座からの自動振替を実施し、日本のクレジットカード業務を開拓してきました。日本発の国産ブランドでもあり、アジア発の国際ブランドでもあります。

世界での国際ブランドのシェアはアメックスに次ぐ、5位になっています。

順位 国際ブランド 世界シェア率
1位 VISA 56%
2位 MasterCard 26%
3位 銀聯カード 15%
4位 アメックス 3%
5位 JCB 1%
6位 ダイナースクラブ 1%

10年~15年前は日本国際でJCBブランドしか使えないお店もありましたが、最近ではその逆。

JCBだけ使えないお店が増えてきています。

JCBが使えない店舗

以前はJCBブランドのカードが使えたお店でも、現在はJCBカードが利用できるお店が減っていています。

Twitter上でJCBブランドのカードが使えない…という声。

JCBカードが使えない主な店舗をご紹介します。

実店舗 スシロー

コストコ

マックデリバリー

ブロンコビリー

京都国立近代美術館

いきなりステーキ

日本未来科学館

ネットサイト PayPay

楽天ペイ

ラクマ

BOOTH

Fantia

CyStore

レノボ直販サイト

タイムバンク

シュフティ

電気技工士試験

東京2020オリンピック公式チケット

サウンドハウス

チェーン店でいうとスシローが使えず、今話題のPayPayや楽天ペイも利用できないのが痛いですね…。

JCBカードは加盟店手数料が高いので使えなくなっている

なぜ国産のブランドにも関わらず、JCBの使えないお店が増えているのでしょう。

実はJCBカードが使えなくなってきている理由は加盟店手数料の高さです。

クレジットカード会社は加盟店から加盟店手数料を取ることで事業を成り立たせています。

クレジットカードを使えるようになると高額な商品の販売促進に繋がるため、その対価として加盟店はカード会社に売り上げの数%の加盟店手数料をとっているのです。

JCBは他に比べて加盟店手数料が高いため、お店側はJCBカードのみ使えなくしています。

国際ブランド 手数料利率
VISA 4%
Master Card 4%
JCB 6%
アメックス 6%
ダイナースクラブ 5%

業種によって加盟店手数料は若干異なりますが、JCBがVISAやMasterCardと比べて加盟店手数料が高いことが分かります。

特に美容室では高額な手数料がかかるため、廃止しているお店も多いようです。

加盟店側からしてみると、売り上げの数%を手数料として取られるのは避けたい…と思うのが本音です。

JCBはモバイル決済時の手数料も高い

おサイフケータイに始まり、近年ではiPhoneを利用したモバイル決済もシェアを伸ばしています。

しかし、JCBはモバイル決済に消極的であり、決済手数料もVISA・MasterCardより高いです。

モバイル決済大手のSquare(スクエア)も2017年8月にやっと対応しましたが、店舗に導入するにはJCBの審査を受ける必要があります。

Squareの公式サイトでは決済手数料を以下のように公開しています。2020年6月末までの政府によるキャッシュレス還元が終了すると、JCBの決済手数料は0.7%高くなってしまいます。

国際ブランド 決済手数料
VISA 3.25%
MasterCard 3.25%
アメックス 3.25%
 ダイナース 3.25%
Discover 3.25%
 JCB 3.95%

カード決済手数料を払わせるのは規約違反

たまに街中で、「カード決済する場合は手数料をいただきます」と張り紙をしているお店を見かけることがあります。

カード決済手数料を利用者に支払わせるのは、違法ではなく各クレジットカード会社の規約違反にあたります。

カード会社は利用規約違反を確認した場合は勧告を行い、従わなかったときは加盟店契約を廃止します。

現金払いとは違う額を利用者に払わせて手数料を負担させようとする行為は正しい行為ではありません。

もし、お店の人に言われても従わなくてOKです。

外国ではJCBが使えない国が多い

JCBは国産のブランドということもあり、VISAやMasterCardと比べるとまだまだシェアを伸ばせていません。

世界シェア1%といっても、ほとんどのJCB利用者は日本人のため知名度としても今ひとつ。日本人に人気の観光地である、ハワイや台湾では問題なく利用できますが、中東やヨーロッパではまだまだ使えない国も多いです。

アメックス・ダイナース・銀聯などのディスカバー加盟店でJCBは利用できる

ではJCBカードが海外で全く使えないのか?というと実はそうではありません。

JCBはアメリカのカード会社であるDISCOVERと「加盟店相互開放」を行っています。

そのためアメックス・ダイナースクラブ・銀聯カードが使えるお店ならJCBも使えるようになっています。

海外旅行でもアメリカや中国へいくのであれば、ある程度JCBブランドのカードも使えるでしょう。

しかし、現地の人は加盟店相互開放を行っていることを知らないため、初めから決済を断られる可能性もあるので注意してください。

海外では1番ロシアで使われている

海外で1番JCBカードが使われている国と聞くと、日本人に人気の観光地であるハワイや台湾をイメージする方が多いのではないでしょうか。

しかし、実はロシアが1番海外でJCBが使われている国です。

クリミア半島問題、シリア問題などでロシアがアメリカから経済制裁を受けているため、VISAやMaster Cardなどのアメリカ系企業ブランドが使えなくなっています。

そのためロシア旅行に行く方は、JCB決済が使える、と覚えておくといいでしょう。

JCBカードが使えないときの対処法

JCBカードを申し込んだけど以外と使えるお店が少なかった…という方も、今からVISAやMasterCardブランドのクレジットカードを作るのは面倒ですよね。

そんな方は以下の3つの方法を試しましょう。

  • VISAプリペイドカードを購入して利用する
  • kyashカードを作る
  • バンドルカードを作る

VISAプリペイドカード

VISAプリペイドカードはあらかじめ現金をチャージしておき、チャージした金額内で支払いをします。

VISAプリペイドカード(Vプリカ)は最寄りのコンビニやインターネット上で購入ができます。

ただし、インターネットでVプリカを購入する場合、使える国際ブランドはライフカード・VISAブランドカード・MasterCardのみです。

手持ちのJCBカードでの購入はできないので、注意してください。

kyashカードを作る

kyashはスマホ決済ができるアプリの1つです。

JCBカードが使えない店舗でスマホ決済ができるの?と思う方もいると思いますが、kyashはVISAカードとして普段使いができます。

kyashにはバーチャルカードとリアルカードあり、どちらもVISA加盟店であればお店で利用ができます。

kyashにはクレジットカードやセブン銀行ATM、コンビニで事前にチャージをして利用します。

kyashに登録すれば、JCBブランドのクレジットカードしか持っていなくても、VISA加盟店でキャッシュレス決済ができます。

バンドルカードをル作る

バンドルカードとはアプリから作れるVisaのプリペイドカードです。

バンドルカードの国際ブランドはVISAなので、日本はもちろん海外でも利用することができます。

手持ちのJCBクレジットカードからチャージするだけで、インストール後すぐに利用できます。

アプリで決済できるのはVisa加盟店のネット決済のみですが、アプリからリアルカードを発行すればリアル店舗でも利用ができます。

JCBブランドのカードが使えるか確認する方法

JCBが使えるかどうかは「お店にJCBブランドのマーク」があるかどうか、判断してください。

JCBブランドのロゴが書いてるお店であれば、問題なくカードを利用できます。

また、JCBはDISCOVERと加盟店相互開放を行っているため、ダイナース・アメックスのマークがあるお店でも利用することができます。

しかし一部ではJCBが使えるのに、マークがない店舗もありますが、そのような場合は直接お店の人にJCBカードが使えるかどうか確認しましょう。

JCBカードを持っている方はVISA・MasterCardブランドのカードを持っておくと安心

近年JCBカードが日本で使えなくなっている理由は、JCBの加盟店手数料の高さでした。

サービスやサポートが丁寧でハワイでの特典が多いJCBカードですが、日本国内はもちろん、特に海外旅行に行く際は注意が必要です。

JCBカードが使えなかったときに、銀行ATMに走る羽目になってしまうため、JCBカードしかもっていない方は以下の方法を検討しましょう。

  • VISAプリペイドカード
  • kyashカードを作る
  • バンドルカードを作る

なお、これらの方法はクレジットカードや銀行ATMから事前にチャージして利用する支払い方法になります。

事前チャージが面倒くさい方はVISA・MasterCardブランドのカードに申し込んでみてください。

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