学生は三井住友カードとデビュープラスカードのどっちがお得?2つのカードを徹底比較!

学生は三井住友VISAクラシックカードとデビュープラスカードのどっちがお得?2つのカードを徹底比較! 三井住友カード一覧

本格的キャッシュレス時代が到来しました。
学生も、すぐに社会人になります。

社会人になってからキャッシュレスについて考えるのではなく、学生時代から、クレジットカードを持って活用しておくのはお勧めです。

学生でも、クレジットカードは自分名義で持つことができます。
カードを選ぶのに、信頼と実績のブランド、三井住友カードはいかがでしょうか。

クレジットカードを持つことについて知識のない学生に対し、クレジットカードのアドバイスをします。

※本ページにはPRが含まれます。

三井住友カードは種類が多い

三井住友カードは、銀行系クレジットカードの代表的存在です。

クレジットカードにも信販系、流通系、鉄道系など多くの種類があります。
決済する機能はどのカードでも似たようなものですが、格を比較すると、もっとも上とされるのが銀行系です。

銀行系カードは、特定の銀行口座を持っている人のためだけを対象としているカードも多いですが、三井住友ぐらい大きなカード会社だと、そんなことはありません。
どこの銀行口座を持っている人でも便利に使えます。

その三井住友カードのカードラインナップは、非常に豊富です。

一般的に同じクレジットカード会社の中でも、他業種と組んだ提携カードが多くなると、クレジットカードの種類が非常に増えます。三井住友カードの場合も、航空系やスポーツ、大学などの提携カードが数多くあります。

ですが提携カードをそっくり除いたとしても、なお種類が多くなっているのが三井住友カードの特徴です。グレードの違いだけでなく、同一グレード内でも多くのカードバリエーションが存在するためです。

三井住友カードの無数にある非提携カードの中から、学生でも取得可能な次の2枚を比較します

  • 三井住友カード
  • 三井住友カードデビュープラス

ただし女性なら、クラシックでなく、同じ年会費設定の「アミティエ」をまず検討しましょう。こちらのほうが特典が多くお勧めです。

女性向けのカードですが、男性でも取得はできます。ただ券面はピンクがかっています。
男性なら、クラシックAというカードも考慮に値します。

三井住友カードの特徴

三井住友カードは、三井住友カードのスタンダードカードです。年会費は1,250円(税別)です。

最も基本となるクレジットカードで、18歳以上なら誰でも申し込めます。
ただし25歳までの人については、三井住友カードも、デピュープラスカードの申込みを推奨しています。

25歳までの人が、あえてクラシックカードを選ぶ意味はなにかあるでしょうか。
学生の場合なら、クラシック(またはアミティエ)という同じカード名称でも、在学中年会費無料となるため、メリットはあります。
もっとも、デビュープラスカードに付いていないクラシック独自の特典で、特別に大きなものはありません。
そんな中で、海外旅行傷害保険が付いているのはクラシックカードのメリットです。たまに海外旅行に行こうという人なら見逃せないでしょう。
ただし、クラシックに付いている海外旅行傷害保険は、これ1枚で海外に行けるような内容ではありません。

海外旅行傷害保険の補償のうち、最も大事なのは現地医療機関で治療を受けるための費用です。この補償の上限が、クラシックだとわずか50万円しかありません。

しかもクラシックの場合、事前に旅行代金をカード決済しておかなければ保険が適用にならない「利用付帯」です。
この程度の保険では、海外旅行傷害保険付帯と認識するほどでもありません。

男子学生の場合、年会費250円の三井住友カードクラシックAのほうがいいでしょう。女性なら、アミティエならでも構いません。

こちらなら、海外旅行傷害保険の医療費上限が100万円となりますし、保険も持っているだけで適用される自動付帯です。

これで必要十分という数字ではないものの、他の保険商品やカード付帯保険と組み合わせれば、大きな補償となります。

クラシックAの年会費も、紙の明細書を郵送してもらわず、WEB明細にするだけで学生なら無料となります。

三井住友カードの特典で、デビュープラスカードにないもの

カード名称 三井住友カード クラシックA アミティエ(女性向け)
年会費(学生) 無料 250円(ただし無料にできる) 無料
海外旅行傷害保険(医療費上限) 50万円 100万円 100万円
海外旅行傷害保険の適用種別 利用付帯 自動付帯 自動付帯
その他 国内旅行傷害保険 国内旅行傷害保険

三井住友カードは、学生にとって魅力がないというわけではありません。

ただ、基本のこのカードの魅力は、三井住友カード全体のメリットと共通するのです。

なので、デピュープラスを選んでも、おおむね共通してたメリットを味わえるのです。
三井住友カード全体のメリットは、次のデピュープラスの項で見てみましょう。

三井住友カードデビュープラスの特徴

三井住友カードデビュープラスは、名前の通り、カードデビューしたい人に最初におすすめの1枚です。

18歳から25歳まで限定のクレジットカードで、この世代にとって優しい特典が付いています。
年会費については、1,250円(税別)の設定がされていますが、初年度無料で、年間1回の利用があれば翌年度も無料という、つまり実質無料のカードです。

学生の場合だと、クラシックやアミティエでも、年会費無料です。しかもまったく使わなくても年会費無料です。

ただし、カードを年1回使う人にとっては、デピュープラスであっても一切問題はないでしょう。
卒業後も25歳までは、デピュープラスは年一度の利用で年会費無料となります。
最も重要な特典は、常にポイントが倍付与ということ。

デピュープラスのポイント還元率は常時1.0%。これなら、どこに出しても恥ずかしくない高い還元率となります。

ポイント還元率については、後述します。
さらに三井住友カード全体のメリットである、次の特典もあります。

  • コンビニエンスストアとマクドナルドでポイント5倍
  • ポイントUPモール(いつものECサイトを使う際に立ち寄るとポイントがもらえる)
  • ココイコ!(事前エントリーして実店舗を使うとポイント・キャッシュバックがもらえる)

年齢限定のカードであっても、デメリットは一切ないわけです。

利用限度額はどうしても一般カードより低めになりますが、普通に生活している学生が、多額を決済しなければならないことは通常ないはずです。

コンビニやマクドナルドでのポイント5倍は、デピュープラスの場合2倍の5倍で10倍になるわけではありません。5倍止まり(ポイント還元率2.5%)です。

三井住友カード全体に、ポイント倍増のメリットがもうひとつあります。
「3つのお店を選んでポイント2倍」です。ですがデピュープラスの場合、もともとベースがポイント倍になので、これは無意味となります。

学生ならデビュープラスカードがおすすめ!

デピュープラスにはさらに細かく2種類あります。一般用と学生用です。機能は同一です。

年会費設定も同様で、年1回の利用で初年度以外も無料となります。
25歳以下ならば、社会人でもデピュープラスを持つメリットがあります。

クレジットカードに慣れていない学生なら、最初に持つカードはシンプルなものがいいでしょう。

還元率は常に1.0%で年会費無料

クレジットカードを使う楽しみのひとつが、ポイントを貯めること。

カード利用額に対して貯まる、ポイントの金銭的価値の割合をポイント還元率といいます。このポイント還元率、銀行系クレジットカードはあまり高い数字になりません。

三井住友カードも銀行系のカードであり、ポイント還元率は通常0.5%に過ぎません。銀行系としては標準的な数字です。

カードを10万円使って、ようやく500円の金銭的価値のあるポイントが付くという意味です。
最近では、ポイント還元率1.0%以上のカードが増えているので、この部分だけを比較すると、見劣りしてしまいます。

ですがデビュープラスカードは、ポイント還元率が常時1.0%と、通常の倍になっています。
これなら、カードを使った際のリターンも大きなものです。

入会から3ヵ月間はポイント3倍

デピュープラスカードは常時ポイント2倍ですが、入会から3か月間はポイント5倍という特典があります

1,000円利用につき5ポイント(250円相当)が貯まります。一般の三井住友カードから見ると5倍、デピュープラスカードの平常時と比較すると2.5倍です。

買い物のし過ぎはいけませんが、高価な商品を購入しようと思っている、あるいは旅行に行くというのなら、この時期を狙ってカードを利用するといいでしょう。

上位カードへのランクアップが期待できる

学生の人で、将来はゴールドカードを持ってみたいと思っている人もいるかもしれません。

ゴールドカードのステータスはずいぶんと下がりましたが、機能に着目したときはまだまだ価値があります。また、さらに上位のプラチナカードを持つための準備にも役立ちます。

デビュープラスカードのひとつのメリットが、持っていると自動的にゴールドカードを手に入れられること。
26歳になるとデビュープラスカードの保持資格を失いますが、代わりに送られてくるのがプライムゴールドカードです。

プライムゴールドカードは、20代限定のゴールドカードで、年会費は5,000円(税別)です。
機能は、一般のゴールドカードとほぼ変わりません。充実した海外旅行傷害保険があり、空港ラウンジの利用ができます。

さらに持ち続けていると、30歳になってからのカード更新時に、自動でゴールドカードに切り替わります。

ゴールドカードが不要と思うなら、その際にクラシック等、一般カードに切り替えるといいでしょう。
ただし年会費が高そうで不要と思っているのなら早計です。ゴールドカードもプライムゴールドカードも、リボ払いの「マイ・ペイすリボ」を設定しておき、年1回リボ手数料を発生させることで、年会費半額にできるためです。

デピュープラスカードを持ってしっかり利用していると、自動でゴールドカードへの道筋ができるわけです。

ただしカード代金の滞納をしたりすると、上位カードに更新されないことはごく普通にあります。

三井住友カードデビュープラスの2つのデメリットと解決方法

デピュープラスのデメリットも見てみましょう。

下記で取り上げているもの以外では、キャッシング枠が5万円までという点もデメリットに見えそうです。

ですが学生の場合は、もともとアルバイト収入があってもキャッシング上限は5万円で、これはクラシックでも同一です。
アルバイト収入のない人については、そもそも貸金業法によりキャッシング枠は付けられません。

海外旅行保険が付帯していない

卒業旅行に海外に行くとなれば、海外旅行傷害保険は必須のものです。保険に入らずにケガや病気で現地の治療を受けると、何百万円も掛かることがあります。

ですが、海外旅行傷害保険の付いたクレジットカードは、特に年会費無料のカードについては決して多くはありません。

三井住友カードデビュープラスにも、海外旅行傷害保険は付いていません。

これを持って海外に行く際には、必ず保険商品を申し込みましょう。
保険商品はWebから簡単に申し込めますし、費用はそれほど高いものではありません。そして、医療費補償額も無制限になるものが多いです。

アジア旅行で4泊5日の場合を例にとると、2,000円しないものからあります。
実際に現地で治療を受ける際、費用を立て替えなくて済む、直接払いの保険商品も多いです。クレジットカードの保険で、この機能が付いているものは多くありません。

高くないお金を支払って保険にきちんと加入している人にとっては、クレジットカードの保険など、無意味といってもいいレベルです。

クレジットカードの保険が本当に欠かせない人というのは、頻繁に海外出張がある人だけでしょう。こういう人は、逐一保険に加入するのは面倒なのです。

学生専用ライフカードで海外旅行保険をカバーする

お金を払って市販の海外旅行傷害保険に入りたくない場合は、海外旅行傷害保険の付いた年会費無料カードを入手しましょう。

年会費無料のカードで海外旅行傷害保険付帯のものには、このようなカードがあります。

  • エポスカード
  • 楽天カード
  • REXカード
  • セゾン・ブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(25歳まで年会費無料)

死亡・後遺障害以外の補償は合算できるので、複数の保険があれば、それだけ補償が充実します。

特に、旅行代金を事前決済しなくても保険が適用される「自動付帯」のカードなら、旅行代金が現金払いでもいいので、学生の旅行には向いています。

医療費に関する補償額の合計は、少なくとも200万円程度は欲しいところです。

さて上記のカード以外にも、ライフカードの学生専用カードに、海外旅行傷害保険が付いています。
医療費補償の上限が200万円と、充実しています。

こちらの保険は、事前に旅行代金をカード決済しておく必要のある「利用付帯」です。
海外旅行傷害保険以外にも、海外のカード利用に対して5%キャッシュバックがあるなど、学生の旅行を大きくサポートしてくれています。

エポスカードもおすすめ

学生に限らず、無料で入手できる海外旅行傷害保険付きカードとして定評があるのが、エポスカード。
カウンターで即日入手できることもあり、保険目的で加入する人も多く見られます。

隠れたメリットとしては、キャッシング機能が、大手消費者金融よりも優れているカードでもあります。
マルイ系のカードですが、マルイに行かない人でもかなり役に立ちます。

エポスカードの海外旅行傷害保険は自動付帯、つまり持っているだけで適用されます。誰でも持っておいて損はありません

医療費補償の上限が、疾病270万円、傷害200万円とかなり充実しています。
年会費有料の三井住友カードと比べてみれば、その補償の充実ぶりがわかるでしょう。

特約店でのポイント還元が少ない

三井住友カードデビュープラスには、コンビニとマクドナルドでポイントアップの特典があります。

その他の実店舗でも、「ココイコ!」などポイントアップの機会は多くあります。

ただ、人によっては、優待で使える店舗の数が物足りないと思うかもしれません。
どうカバーしたらいいでしょう。

特約店でポイントアップできるカードを持つ

特定の商業施設やECショップでポイント還元や割引の多いカードが欲しいなら、デピュープラスのような汎用性の高いカードより、提携カードが向いています。

たとえばamazonをよく使う人ならamazonカードがお勧めです。

ただ、汎用性の高いカードで特定の値引きがあると嬉しいかもしれません。次のようなカードがあります。

JCBCARDWはセブンイレブン・スタバを利用する学生におすすめ

JCB CARD W

JCBCARDW
カード年会費 永年無料
ETC年会費 無料
ETC発行手数料 無料
還元率 1.0%
電子マネー
申し込み資格 満18歳以上39歳以下
  • 海外旅行保険が最高2000万円
  • 通常還元率1.0%
  • Oki Doki ランド経由で最大20倍のポイント

JCBカード(オリジナルシリーズ)は、三井住友カードのライバルで、銀行系です。

JCB CARD Wという最近出たカードは、39歳まで限定ですが、ポイント還元率が1.0%となるので人気を集めています。

JCB本体の発行する、オリジナルシリーズ共通のメリットですが、セブンイレブンでポイント3倍となります。

もっとも、JCB CARD Wの場合は1.5倍(ポイント還元率1.5%)です。

コンビニだけで比較すると、セブン以外でもポイント還元率2.5%になるデピュープラスが勝っています。
スターバックスではJCBでポイント10倍(ポイント還元率5.0%)となるので、JCBのメリットがあります。

ただし、スターバックスカードの利用と登録が必要です。

楽天カードは楽天市場を利用する学生におすすめ

楽天カード

楽天カード
カード年会費 永年無料
ETC年会費 540円
ETC発行手数料 無料
還元率 1.0%
電子マネー
申し込み資格 満18歳以上
  • 還元率が常に1.0%以上
  • 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
  • カード年会費無料

人気の楽天カードは、楽天市場の利用でポイント3倍となります。

楽天カードは、楽天グループの利用が便利ですが、常にポイント還元率が1.0%と高い汎用性の高いカードです。

楽天市場では3.0%還元となります。

楽天カードはQRコード決済の楽天ペイ、電子マネーの楽天Edyなどと組み合わせると、キャッシュレスの世界で万能となりますので、1枚持っておくといいでしょう。

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