楽天ビジネスカードの審査基準!審査は甘い?厳しい?

楽天ビジネスカードは、法人と個人事業主に向けた、事業用クレジットカードです。文字通り、事業用途の利用を想定したビジネスカードであります。ビジネスカードを利用することで、プライベート用と事業用に分けられるだけでなく、経費の管理が楽になり、経費の計上漏れも防ぐことが可能になるのです。

しかし、設立してから間の無い会社や、事業を本格的にスタートして間の無い個人事業主にとって、ビジネスカードの審査通過は難しいと言わざるを得ません。ビジネスカードの審査基準は基本的に「黒字決算2期連続・設立3年以上」であるのがほとんどです。

自分自身に支払い能力に自信があっても、ビジネスカードを発行するカード会社にとって、スタートアップの会社や個人事業主に発行するのは、大変リスクがあります。それでも、ビジネスカードが欲しい会社代表者や個人事業主が数多くいるのです。

そこで、ビジネスカードが欲しい会社代表者と個人事業主におすすめしたいのが、楽天ビジネスカードであります。楽天ビジネスカードは他のビジネスカードと比較すると、甘い一面を持っている傾向にありますので、支払いと信用に問題がなければ、審査を通過しやすいです。

ここでは、楽天ビジネスカードの審査基準は実際に甘いのか厳しいのか、審査が通りやすいとしても、その根拠を含めて解説していきます。

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楽天ビジネスカードの審査基準

楽天ビジネスカードの審査基準は基本的に非公開となっていますが、一定の基準を満たすことで、審査は比較的通りやすくなります。その一定の基準は4つあるのです。4つの審査基準を次に挙げて、具体的かつわかりやすく、解説していきます。

申し込みに楽天プレミアムカードが必要

楽天ビジネスカードを申し込むのに、楽天プレミアムカードが必要です。楽天プレミアムカードは個人向けのカードであると同時に、プラチナカードに相当するカードであります。

楽天プレミアムカードの基本スペックについて、以下にまとめました。

・申込条件:20歳以上で安定した収入があること
・年会費:11,000円(税込)
・利用限度額:300万円
・海外旅行保険:5,000万円

楽天プレミアムカードの会員は、プライオリティパスを無料で発行できるサービスを受けられます。プライオリティパスは、海外の主要空港ラウンジを無料で利用できる会員制サービスです。

プライオリティパスと海外旅行保険については「楽天プレミアムカードの特典が利用できる」という見出しで詳しく解説していきます。

楽天プレミアムカードの審査は、プラチナカードに相当するだけあって、やはり甘くありません。楽天ビジネスカードの審査が甘いと言われている理由は、楽天プレミアムカードの審査を通過した会員だからであると、考えられます。

申込資格は20歳以上で安定した継続収入がある方

楽天ビジネスカードの申込資格ではなく、楽天プレミアムカードの申込資格となります。楽天プレミアムカードの保有が、楽天ビジネスカードの申込資格のひとつとなっているからです。申込資格からクリアしないと、審査通過は不可能となります。

ちなみに、年齢を虚偽するのは不可能です。身分証明書の提示が求められるので、年齢虚偽が発覚されれば

設立年数が浅くても個人事業主でもOK

楽天ビジネスカードは、会社の設立年数が浅くても、スタートアップして間もない個人事業主でも問題ありません。楽天プレミアムカードの審査を通過した時点で、カード会社から信頼を得たのが理由だと考えられるからです。

これから会社を設立したい法人代表者や、これから事業を本格的に始めたい個人事業主にとって、経費管理の効率化を図るためにビジネスカードは欠かせません。楽天ビジネスカードは、新規に事業を始める個人事業主および法人代表者を助けてくれるのです。

年収は400万円程度なら審査に通る

楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードは、どのくらいの年収があれば審査を通過できるのかを教えてくれません。実際、どのくらいの年収があればいいのかというと、年収400万円程度であれば審査は通るでしょう。

カード会社にとって、年収の低い人にカードを発行するのはリスクでしかありません。支払いはきちんとしている信用度の高い人であっても、支払える能力がなければ意味がないのです。

もちろん、年収400万円未満でも審査は通過できないとはかぎりません。カード会社が求めているのは、高い支払い能力を持つ人だからです。

楽天ビジネスカードが審査落ちする人の特徴

楽天ビジネスカードは審査が甘い傾向にあると言われていますが、必ずしも審査が通るとはかぎりません。審査落ちする原因があるからです。どういった原因なのかは人によって異なりますが、よく聞かれる原因は2つあります。

その2つの原因を次に挙げて、原因への対処法についても解説していきます。

過去にクレジットカードの支払い遅延がある

クレヒスに傷が付いている人は、楽天ビジネスカードの審査通過は非常に厳しいでしょう。なぜかというと、支払いに関する履歴が、CICなど個人信用情報機関に記録されるからです。

カード会社は信用情報機関を経由して、申込者の信用情報を確認し、その信用情報を基に審査を行います。問題がなければ申込者の審査通過を認め、逆に問題があれば、その申込者の審査通過は認めません。

単純な支払い忘れで遅延になった場合、期日から数日が経たないうちに支払いを行うことで、信用情報機関に記録されないので早めの対処が求められます。

過去にクレジットカードの支払いを怠った場合、今でも支払いが残っているなら、早めに支払いを行ったほうがいいでしょう。

他社からの借入が多い

キャッシングやローンなど、他社の借入が多いという部分もまた、楽天ビジネスカードの審査落ちの原因となります。支払い続けているので問題はないにしても、楽天ビジネスカードを持って、さらに経済的負担が圧迫したとなれば意味がありません。

他社からの借入に関する部分も信用情報機関に記録されます。借入残高が少ない状態であれば、楽天ビジネスカードの審査通過の可能性が高くなるのですが、そうではない場合は、審査通過は厳しいでしょう。

楽天ビジネスカードの審査に通過する方法

楽天ビジネスカードの審査は、高い収入と支払い能力があっても、必ずしも審査通過できるとはかぎりません。その他の原因があれば、審査落ちの対象となるのです。少しでも楽天ビジネスカードの審査に通過する可能性を高くするためには、以下の方法が求められます。

・会社の公式ホームページを作る
・固定電話を引く
・他社からの借入は可能なかぎり減らす

なぜこの3つの方法が楽天ビジネスカードの審査通貨の可能性を高くするのかと、多くの人は疑問を抱くでしょう。そこにはちゃんとした理由と根拠があるからです。そこで、審査通過の可能性を高くする方法を次に挙げて、解説していきます。

会社の公式ホームページを作る

会社の公式ホームページを作るのがなぜ、楽天ビジネスカードの審査通過の可能性を高くするのかと言いますと、会社の実在が証明できる方法のひとつだからです。この部分は個人事業者にも言えます。

実際、中小零細企業や個人事業主でも、自身のホームページを開設することが多くなりました。業者が提供するホームページ作成サービスを利用すれば、簡単にホームページが作れますし、更新と管理も簡単に行えます。

ホームページは会社および事業を実際に行っていることを証明するだけでなく、広告など様々な情報をユーザーに提供できるという大きなメリットがあるのです。

固定電話を引く

固定電話を引くことで、楽天ビジネスカードの審査通過の可能性が高くなります。携帯電話でも楽天ビジネスカードに申し込むことが可能なのですが、固定電話がない場合、審査は通過できないと認識したほうがいいでしょう。

カード会社から必ず、固定電話の有無を聞かれるので、固定電話を引いてから楽天ビジネスカードに申し込むのが堅実的です。楽天プレミアムカードでも、固定電話の有無についても必ずと言って良いほど聞かれます。

なぜ固定電話の有無をカード会社は確認するのかと言いますと、理由は所在地と申込者本人の確認です。今ではパソコンひとつで起業できる時代となり、スマートフォンひとつで様々な連絡のやり取りが可能となっています。

しかし、所在地と申込者本人が実在せず、そのままの状態でクレジットカードを発行してしまうと、正常に支払われない可能性が非常に高くなるのです。カード会社はそういったリスクに対処するために、固定電話の有無を申込者に問います。

特に理由がないかぎり、固定電話を設置したほうがいいでしょう。ビジネスカードにかぎらず、融資・ローンの申し込みにも必要だからです。

他社からの借入は可能な限り減らす

キャッシング・ローンなど、他社からの借入残高が残っていたら、楽天ビジネスカードの審査を通過できないとはかぎりません。借入は可能なかぎり減らすことが、楽天ビジネスカードの審査通過の可能性を高くします。

理想としては、借入を無くすことですが、重要なのは支払い続けているというところです。滞納や遅延もなく、支払い続けていることが、カード会社の安心感を引き立てます。

楽天ビジネスカードの特徴

楽天ビジネスカードは主に4種類の特徴があり、その特徴が事業に携わる会社代表者や個人事業主を助けてくれます。経費管理の効率化を求めるなら、どのビジネスカードでも一緒ですが、楽天ビジネスカードならではの特徴があるのです。

そこで、その特徴4種類を次に挙げて、メリットを解説していきます。

他のビジネスカードより審査が甘い

楽天ビジネスカードは他のビジネスカードより審査が甘い一面があるのですが、楽天プレミアムカードの審査通過がその理由であると「申し込みに楽天プレミアムカードが必要」という見出しで触れています。

楽天プレミアムカードはプラチナカードに相当するカードとはいえ、他社のプラチナカードより楽天プレミアムカードの審査も甘いのは確かです。

まとめると、楽天ビジネスカードは新規に事業を始めたい個人事業主と、新規に設立した会社に向いています。

ポイント還元率が1.0%以上

楽天ビジネスカードの通常ポイント還元率が1.0%となっており、100円につき1ポイントが入るという計算です。ポイントの名前は「楽天スーパーポイント」で、貯まったポイントは1ポイント1円分で楽天のサービスを利用できます。

しかし、楽天市場を楽天ビジネスカードで買い物すると、ポイントが最大5倍貯められるという大きなメリットを持っているのです。楽天市場自体も品揃えが豊富なうえに、事業に利用できそうな商品を多く取り扱っているので、個人と事業者問わず、楽天市場を利用する人が多くいます。

具体的にどのようにして、ポイントを最大5倍貯められるのかと言いますと、ポイントが入る仕組みにあるのです。その仕組みを下記にまとめました。

・楽天市場の買い物でポイント1倍
・楽天ビジネスカードの通常決済でポイント1倍
・楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)のご利用特典で最大3倍

注目していただきたいのが、楽天ビジネスカードの利用特典というところです。2020年3月25日時点でポイント増加のキャンペーンが行われています。全対象となっており、条件は買い物するだけなので、難しく考える必要はありません。

事業に利用する商品の仕入れ先に楽天市場を中心にしたほうが、ポイントが入って、そのポイントを有効的に活用できれば、真の意味で経費削減と節約につながるでしょう。

楽天プレミアムカードの特典が利用できる

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードをサブカードとして、セットで利用するビジネスカードです。そのため、楽天ビジネスカードで、楽天プレミアムカードの特典をそのまま利用することができます。

楽天プレミアムカードは楽天ゴールドカードの上位にして、プラチナカードに相当するカードです。とてもステータスが高いのですが、楽天プレミアムカードの年会費が11,000円(税込)と高いのがデメリットと言えます。

しかし、年会費11,000円が安いと言っても過言ではないくらい、楽天プレミアムカードに付帯されている特典が非常に充実しているのです。特に、注目すべき特典が2つあります。その2つの特典を次に挙げて、内容を解説していきます。

プライオリティパスのプレステージ会員資格

プライオリティパスとは、世界各国にある空港ラウンジを無料で利用できる、会員制サービスです。プラチナカードに付帯されている特典のひとつで、ドリンクサービスやインターネットサービスなどが全て無料で利用できます。

楽天ビジネスカードまたは楽天プレミアムカードの会員は無料で、プライオリティパスのカードを発行できるのです。プライオリティパスのカード発行を申し込んでから、そのカードが自宅に届くまで、約2週間かかります。

搭乗の時間まで、空港ラウンジでストレスなく、有意義に過ごすことが可能です。ちなみに、国内の主要空港ラウンジでも無料で利用できます。主要空港ラウンジの無料利用は楽天ゴールドカードに付帯されている特典なのですが、楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードでも、その特典を利用することが可能です。

海外旅行保険が自動付帯

楽天プレミアムカードには海外旅行保険が付帯されています。海外旅行保険の保険金は最高5,000万円なうえに自動付帯です。自動付帯とは、カードを持っているだけで適用される付帯保険で、例えカードを携帯しなくても、保険が適用されます。

ちなみに、海外旅行保険には自動付帯とは対照的に利用付帯というのがあるのです。利用付帯は、旅行・出張に関連した交通費やツアー料金などをクレジットカードで一度でも支払うことで、保険適用の条件が満たせます。

楽天ビジネスカードは自動付帯なので、使用せずに持っているだけでも、海外旅行保険が適用されるのです。

初年度の年会費が無料

2020年3月25日時点で、楽天ビジネスカードは初年度の年会費が無料になるというキャンペーンが終了しています。それでも、楽天ビジネスカードの年会費は2,200円(税込)なので、経済的な負担はかからないでしょう。

一方、楽天プレミアムカードの年会費は初年度にかぎって無料になるのかといえば、なりません。この部分について、ご注意ください。

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