Amazon Mastercardゴールドはお得?Amazonゴールドのメリット・デメリット

Amazon Mastercardゴールドはお得?Amazonゴールドのメリット・デメリット クレジットカード一覧

上級のクレジットカードがゴールドカード。
年会費が1万円程度するものが多くなっています。

このような費用の掛かるゴールドカードを持とうとするのはなぜでしょうか。
ステイタスが欲しい人も多いでしょう。ですが数あるゴールドカードの中には、ステイタスよりむしろ実益に特化しているものもあります。

Amazon Mastercardゴールドもそんな一枚です。巨大ECモール、amazonのヘビーユーザーに向いたこのカードで、年会費を上回る実益を得てみませんか。

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Amazon Mastercardゴールドはどんな人に向いている?

Amazon Mastercardゴールドは、amazonヘビーユーザーならぜひ持ちたいカードです。

ヘビーユーザーでないとしても、次に挙げる人なら、必ず年会費分を取り返す使い方ができるでしょう。

  • amazonプライム利用者
  • 海外旅行や国内出張によく行く
  • 貯まったポイントはamazonで使い切る自信がある
  • 裏ワザを使うのが好きだ

この4項目のうち3つぐらいに該当している人なら、Amazon Mastercardゴールドをメインカードにしてもいいでしょう。

高い年会費は、上記に該当する人ならきっと取り返せます。

Amazon Mastercardゴールドの基本スペック

Amazon Mastercardゴールドの発行元は三井住友カードです。

流通系のクレジットカードは審査が厳しくないというイメージがあります、ですが、Amazonカードに関しては、流通系ではなく審査の厳しい銀行系です。

銀行系で、さらにゴールドカードだからといって審査を極端に恐れる必要はないものの、審査が決して楽でないことは一応認識しておきましょう。

三井住友ゴールドカードと大きく違うのは、20歳以上だったら申込みが可能なこと。

安定した収入があれば審査に通りやすいものの、クレジットカードをすでに持ちすぎていたりすると厳しいかもしれません。

そして、過去にカード代金やローンの滞納があった人は、審査通過は難しくなるでしょう。
三井住友カードは日本におけるVISAカードの看板というイメージを持たれていますが、Amazonカードについては、国際ブランドがMastercardとなっています。

Mastercardは世界でも日本でも、どこでも使えますのでVISAと比べても使い勝手はまったく変わりません。
むしろ最近のMastercardは、付加サービスがVISAより優れています。たとえば、Mastercard Taste Of Premiumという特典が、多くの上級カードについており、特典が受けられます。
ですがAmazon Mastercardゴールドにこの機能はありません。

ゴールドカードにしては、付加サービスは絞り込まれています。あくまでも、amazon利用に特化したカードだということがわかります。

《Amazon Mastercardゴールド》
年会費 11,000円(税込)

※WEB明細書割引1,100円
※マイ・ペイすリボ割引5,500円

入会費 無料
ブランド Mastercard
利用可能枠 50~200万円
支払い方法 1回払い/2回払い/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い
付帯保険 海外・国内旅行傷害保険

ショッピング補償

Amazon Mastercardゴールドの追加機能

Amazon Mastercardゴールドは、家族カードが3枚まで発行可能です。
家族カードは年会費無料。

家族揃ってamazonライフを楽しめますし、傷害保険の必要な海外旅行の際にも便利です。
いっぽうで、費用が発生するのがETCカード。

発行手数料500円(税込)が掛かります。年会費は、初年度無料で、翌年度以降も年1回利用があれば無料です。

Amazon Mastercardゴールドはカード本体に電子マネーiDが付いています。実店舗でのちょっとした買い物も、iDを使ってカード決済できますので便利ですし、ポイントも貯まりやすくなります。

ゴールドカードなのに即時審査サービスがある

Amazonカードには、即時審査サービスがあります。ゴールドカードの場合でもOKです。
クレジットカードの本審査はこの後ちゃんとあるので、Amazon Mastercardゴールドの入手が確約されるわけではありません。

ですが即時審査サービスのおかげで、思い立ったときamazonですぐカード決済ができるのです。
amazon公式サイトからAmazonカードを申し込むと、即時にバーチャル仮カード「Amazonテンポラリーカード」が発行されます。仮カードでは3万円まで決済できます。

番号だけのカードなので、カードの現物は発行されません。それでもポイントは付きます。
即時審査サービスを受けるためには、Amazonカード申込時に、Webで銀行口座の設定ができる銀行口座を持っている必要があります。多くの銀行が対応しています。

未成年も即時審査サービスの対象外ですが、もともと未成年者はゴールドカードを申し込めないので、関係ありません。

Amazon Mastercardゴールドの実質年会費は非常に安い

Amazon Mastercardゴールドの年会費は11,000円(税込)手を出そうか考えてしまうクラスです。です

が、この年会費、翌年度から驚くほど安くなります。
信販系のゴールドカードなどには年会費5,000~6,000円程度のものが多くありますが、それよりずっと安く利用できると考えていいでしょう。

なぜこうなるかというと、年会費割引のサービスと、Amazonプライムのおかげです。
それぞれ見ていきます。

リボ払い設定で年会費が半額

Amazon Mastercardゴールドには、三井住友VISAカードと同様の年会費割引サービスがあります。

まず、すべてのカード決済が自動でリボ払いとなる「マイ・ペイすリボ」に登録することで、5,500円(税込)の割引となります。年会費が半額となるわけです。

リボ払いなど、借金が増えるだけで使いたくないし、手数料が掛かるから損してしまうと思う方も多いでしょう。
この考え方は決して間違っていません。

ですが、三井住友カードのリボ払いの性質は「初回手数料無料」というものです。クレジットカードの締め日を過ぎても、リボ手数料が発生しません。

リボ手数料回避方法

リボ手数料が発生するのは、支払日を過ぎてからです。支払日に、リボ残高を残さずに、締め日を迎えたカード代金全額を支払ってしまえば、手数料は取られないのです。

Amazon Mastercardゴールドの場合も、毎月リボ残高を残さなければ実質一括払いとなります。

リボ残高を残さない方法は実に簡単で、毎月の支払額を、うんと高い額にしておけばいいのです。

カードを毎月10万円使う人が、毎月支払う設定額を20万円にしておけば、リボ手数料を支払う必要はありません。

リボ払いを使わず、年会費半額のメリットだけを得られるわけです。

WEB明細書割引 で1,100円年会費割引

もうひとつ、併用できる年会費割引があります。
紙の明細を送ってもらうことをせず、WEB明細にするだけで割引が適用になります。

カード申込時に、合わせてWEB明細を申し込んでしまいましょう。

2種類の割引を併せると、実質年会費は6,600円引かれ、4,400円(税込)となります。
これだけでも、信販系ゴールドカードを下回る年会費です。
ですが、実質年会費はさらに下がります。

安い年会費の中に、「amazonプライム」の機能も含まれるからです。

こちらは後述しますが、amazonプライムの価値を認める人にとっては、Amazon Mastercardゴールドは実質年会費マイナスで使えるカードといえます。

Amazon Mastercardゴールドはamazon以外でも役に立つ

Amazon Mastercardゴールドは、メインカードにできるのでしょうか。
先に挙げたとおり、amazonユーザーであり、amazonプライムに価値を見出している人でなら、十分メインカードになるでしょう。

メインカードにしたいなら、amazonでの利用もお得になっていて欲しいもの。
amazon以外でAmazon Mastercardゴールドがどう役に立つのか見てみましょう。

ポイント還元率は1.0%

クレジットカードを使う楽しみの一つが、利用でポイントを貯めること。
カード利用額に対して付与される、ポイントの価値の割合をポイント還元率といいます。

Amazon Mastercardゴールドは、どこで決済してもポイント還元率1.0%です。

この数字は、クレジットカード界でもトップクラスのものです。普段使いで威力を発揮します。

リボ手数料を発生させると還元率は1.5%に

Amazon Mastercardゴールドは、年会費が半額になる「マイ・ペイすリボ」に登録して使うのがお勧めです。

通常はリボ払いを回避したほうがいいものの、リボ払いの手数料を実際に発生させれば還元率が1.5%となるメリットがあります。

わずかでもリボ払いが発生すればその月全体の還元率が高くなるので、毎月の支払額を細かく調整する苦労をいとわない人なら、多少ポイントで得ができることでしょう。

ただし、リボ払いの金利は18.0%と、やや高めです。
なお、amazonでの利用の場合、リボ手数料が発生しているかどうかで還元率は変わりません。

海外旅行傷害保険がついている

Amazon Mastercardゴールドは、ゴールドカードらしく海外旅行傷害保険が付帯しています。
この内容は、他のゴールドカードよりも優れています。三井住友ゴールドカードと同内容です。

海外旅行傷害保険は、死亡時の一時金を見てもあまり意味はなく、病気やケガにより海外で治療を受ける場合の補償額を比較する必要があります。

Amazon Mastercardゴールドは、治療の際の補償額が、本人300万円、家族200万円となっていて、ゴールドカードの中でも高水準です。

家族カード会員は、家族でなく本人としての補償が受けられます。
クレジットカードの付帯保険の場合、未成年の子供など、家族カードを持てない家族の補償が重要なのですが、この額が200万あれば安心でしょう。

補償は自動付帯です。自動付帯とは、カードを保有しているだけで補償があるというもので、事前に旅行代金をカード決済しておく必要がありません。

ただし、死亡・後遺障害時の補償(5,000万円)を全額受けるためには、事前に旅行代金の一部をAmazon Mastercardゴールドで決済しておく必要があります。

ゴールドカード特典「空港ラウンジ」利用

ゴールドカードのサービスといえば、海外旅行傷害保険と、ラウンジの利用です。
Amazon Mastercardゴールド会員は、無料で国内空港のラウンジ利用ができます。

出張の多い人など、フライト前にリラックスでき、Wi-Fi完備で仕事もできて最適です。
ソフトドリンクなら飲み放題です。

Amazon Mastercardゴールドでのamazon利用

Amazon Mastercardゴールドの、ゴールドカードとしての特徴を先に見ました。
損はしないカードだということがおわかりいただけたでしょうか。

ですが、やはりこのカードは、amazonで得をしてこそ本領を発揮します。その特徴を見ていきましょう。

そもそも、楽天市場やYahoo!ショッピングと異なり、ポイントプログラムがほとんど整備されていないAmazonでポイントが貯まることは、Amazonカードの大きなメリットです。

amazonでのポイント還元率

Amazon Mastercardゴールドは、amazonで使うと常時ポイント還元率2.5%と高率です。
年会費無料のAmazon Mastercardクラシックだと1.5%なので、このカードはグレードによって還元率に大きな差がついていることがわかります。

クラシックの場合、amazonカード以外のカードに、還元率で負けることがあります。ですがゴールドなら、そのようなことはありません。

なお、Amazon Mastercardクラシックに、月500円のAmazonプライムをプラスするとamazonでの還元率は2.0%となります。
ですが見てきたとおり、Amazon Mastercardゴールドの年会費は4,400円になる上に、Amazonプライムの機能もついています。

クラシックカードよりも、明らかに得な設定になっていることがわかるでしょう。
貯まったポイントは、Amazon Mastercardゴールドでポイントを貯め続けているうちは失効しません。実質無期限で貯められます。

amazonプライムの価値

Amazon Mastercardゴールドには、amazonプライムを利用できる特典があります。
amazonプライムは、一般加入をすると月500円(税込)必要なサービスです。

年間6,000円必要なサービスを存分に使う人ならば、Amazon Mastercardゴールドの割引後の年会費4,400円は、無料を通り越してマイナスになると考えられるのです。

amazonプライムの価値を見てみましょう。

  • お急ぎ便・・・送料無料で最短翌日配送
  • Amazon Prime Video・・・Originalビデオの視聴
  • Prime Reading・・・電子書籍読み放題サービス
  • Prime Music・・・100万曲以上が聴き放題
  • おむつとおしりふきが、定期おトク便でいつでも15%OFF

amazonプライムを使わない場合の損得

Amazon Mastercardゴールドの最大の価値は、amazonプライムが無料で使えることといえます。
もっとも、amazonの通販はよく使うが、amazonプライムのコンテンツには興味のないという人も中にはいるはずです。

お急ぎ便は役に立ちますが、それだけで年4,400円(値引き後のAmazon Mastercardゴールド実質年会費)の価値を見出せるでしょうか。

もちろん海外旅行傷害保険や空港ラウンジの価値をこれに見積もってもいいのですが、ポイントだけで損得も考えてみましょう。
年会費無料のAmazon Mastercardクラシックではなくて、ゴールドを選ぶ意味はどこにあるでしょうか。
クラシックは、amazonでのポイント還元率が1.5%です。いっぽうでゴールドは2.5%。

単純計算して、1年間のamazonの買い物が44万円以上あると、年会費を支払ってもゴールドのほうが得になります。

そこまで使わない非amazonプライムユーザーなら、クラシックのほうがいいよ

Amazon Mastercardゴールドのデメリット

Amazon Mastercardゴールドのデメリットも見ておきましょう。

このカードはAmazon利用に特化したカードですので、使い方によっては年会費を支払うメリットを得られないかもしれません。

初年度年会費は高い

リボ設定等で年会費を大きく削減できるカードである点を見ましたが、初年度年会費は11,000円(税込)と高いものです。

この点、忘れがちなので気を付けましょう。

世間にはゴールドでも初年度年会費無料のもの(キャンペーンで無料もあり)が多いですが、そのようなサービスはありません。

ポイントの使いみちはAmazonのみ

amazonで高いポイント還元率となるAmazon Mastercardゴールドカード。
問題は、このポイントが使える場所が、amazonしかないということです。

年間100万円カードを使ったとして、うち30万円がamazonでのものだった場合、得られるポイントは14,500円分となかなかのものです。

これを使いたければ、amazonでなにか購入しなければなりません。

買えないもののないECサイトと評されるAmazonで、ポイントの使いみちに困ることはないでしょう。ただ他のクレジットカードのように、ポイントを貯めて何に使おうかと考える楽しみはありません。

amazonのクーポンを利用できない

Amazonではよくクーポン割引があります。
ですが、Amazon Mastercardゴールドの支払の際にはクーポン割引が利きません。

クーポン割引のほうが大きいことが多いので、これは使っていて不愉快になることでしょう。

Amazon Mastercardゴールドのステイタス

クレジットカードのステイタスとはなんでしょう。

説明の難しい言葉ですが、カードを持っていて誇りに思えるのであれば、ステイタスを感じていると言えるでしょう。

ゴールドカードであれば、多少のステイタスは欲しいもの。
Amazon Mastercardゴールドは、見てきた限り実益は十分ですが、ステイタスはどうでしょう。
ステイタス溢れるゴールドカードというものは、デザインも一味違っています。

そこからすると、amazonの段ボールをデザインしたAmazon Mastercardゴールドに、ステイタスは感じられないかもしれません。

20歳から申し込めるのは大きなメリットですが、ステイタスの点ではマイナスです。
そしてグルメ優待、ホテル優待などはありません。

しかしながら三井住友カード発行だけあり、入会審査が決して楽なわけではないという点、難しさもあるカードです。

やはり、実益を、それもamazonでの実益を求める人に向いたカードでしょう。

まとめ

Amazon Mastercardゴールドは、多くの人にとって最適な1枚になるでしょう。

たとえamazonライトユーザーであったとしても、amazonプライムに重きを置く人なら、ゴールドの年会費をマイナスにできて、大きなリターンが得られるでしょう。

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