仕事が遅いと荷物を受け取るのも一苦労ですよね。
平日の夜、不在連絡で受け取れる時間は19:00~21:00の間のため、19:00退社の方はタイミングが合わず全然ETCカードが受け取れない…ということもあるのではないでしょうか。
ETCカードはポストに投函することができないため、本人・または家族が直接受け取る必要があります。
今回はETCカードの受取の際に本人確認はあるのか、また受け取れなかったらどうしたらいいのかをご紹介していきます。
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ETCカードの受取に本人確認はある?
ETCカードの受取に、本人確認は必要な場合・必要でない場合どちらもあります。
クレジットカードの受け取りは免許証などをみせて本人確認を行うことが多いですが、ETCカードはそこまで本人確認しないケースが多いです。
以下で本人確認が必要かどうか確認してみてください。
簡易書留で送られてくる場合=本人確認なし・家族でも受け取れる
日本郵便の「簡易書留」とは、引き受けた日時・届けた日を記録し、最後に受け取りのサインをもらう郵便のこと。
簡易書留は宛所配達で、唯一本人以外でもカードを受け取ることができる郵送方法です。
家族でも同居人でも同じ家に住んでいれば受け取ることができます。
日本郵便の「本人限定受け取り郵便」の場合=本人確認あり・受け取りは本人
クレジットカードの配送でよく使われる「特定事項伝達型」は本人のみが受け取ることができます。
本人限定受け取り郵便は「基本型」「特例型」「特例事項伝達型」の3つの種類がありますが、いづれの場合も本人確認が必要になります。
日本郵便以外で送られてくる場合=本人確認あり・受け取りは本人
日本郵便でも送られてくるケースは佐川急便の「受け取り確認サポート」があげられます。
「受け取り確認サポート」では、送り状に記載されている本人の名前と住所を運転免許証などの公的なもので確認します。
そして、事前に登録されているパスワードと照合、または公的証明書の記号・番号・生年月日をカード決済端末に入力するとカードを受け取ることができます。
本人確認書類に使えるもの
郵便局での窓口受け取りの場合
ETCカードを郵便局の窓口で受け取る場合の本人確認に使えるものは以下の通りです。
1点でOKなもの
ポイント
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード(通知カードは不可)
- 官公庁や特殊法人などが発行した写真付きの身分証明書
- 在留カード
- 特別永住証明書
- 外国人登録証明書(特別永住者の物のみ)
2点の提示が必要なもの
ポイント
- 健康保険証
- 顔写真付きの学生証または会社の身分証明書
- 年金手帳
- 国民年金手帳
- 構成年金証書・船員保険日保険者証 など
1点でOkなものと2点必要なものがあるので事前に確認しましょう。
佐川急便「受取人確認サポート」の場合
佐川急便の受取人確認サポートは営業所に営業受取サービスが利用できないので注意しましょう。
本人確認で使える書類は以下の通りです。
ポイント
- 運転免許証
- 個人番号カード(写真付きのもの、通知カードは不可)
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
ETCカードがなかなか届かなくても慌てないで!
クレジットカードとETCカードは別々に届くということに注意しましょう。
一般的にクレジットカードが先に到着し、ETCカードが7日~10日後に送られてきます。
ETCがなかなか届かなくて慌てる必要はありませんが、クレジットカードが届いて2週間たってもETCカードが届かない場合は、カード会社に連絡しましょう。
ETCカードを受け取れなかったときはどうする?
クレジットカードやETCカードはポストに入れてもらうことができません。
しかし、平日は仕事があり、休日も出張で受け取れない…という方も多いのではないでしょうか。
でも、受け取り損ねても大丈夫。
ETCカードを受け取れなかった場合は以下の方法で対応しましょう。
不在連絡からまだ日が浅いとき
受け取れなかった場合は、自宅のポストに不在連絡票が入っていると思います。
保管期間と連絡先が書かれているので自分が受け取れる日時を連絡しましょう。
ちなみに、ETCカードを届ける業者はETC発行会社によって異なります。
郵便局を利用する会社もあれば、佐川急便などの宅配会社を利用することもあります。
どの方法であっても、直接本人(または同居人)に手渡しが原則です。
ETCカードを郵便局の窓口で受け取る場合
日本郵便で送られてきたETCカードを郵送ではなく、郵便局の窓口で受け取る場合は以下の書類が必要になります。
- 本人確認書類
- 印鑑
- 不在表
カードが送り返されてしまったら
「出張で家を長い間開けてしまった」「不在連絡票を確認し忘れていた」などでカードの保管期間が過ぎてしまい、カードが返送されてしまっていることもあるでしょう。
私も連絡するのが面倒でついつい後回しにしてしまい、送り変えされてしまったことがあります…。
郵便局の保管期間は最大10日、佐川急便は最大14日です。
一度くらい受け取れなかったからといって、ETCカードの申し込みがおり消されてしまうことはありませんが、何度も受け取りを拒否しているとカードが破棄されてしまいます。
慌てずに早めの連絡をして再配達をお願いしましょう。
長期間(1ヵ月以上)放置してしまったら
カード会社によっては1ヵ月以上連絡がなければカードを破棄してしまう会社もあります。
この場合もカード会社に連絡して、再配達、または再申し込みを依頼してみましょう。
発送方法や、契約内容によっては、自動的に2度目のカードを再送する場合もあります。
転送サービスは利用できない!引っ越したら早めに住所変更届を
ETCカードは第三者による悪用を防ぐため、転送サービスが利用できません。
「転送サービス」とは手紙などは、引っ越ししたら前の住所に送られてきても今の住所に自動的に転送してくれるサービスのことです。
通常の郵便物や手紙などや適応されますが、ETCカードでは適応されないので注意しましょう。
そのため郵便局に転送届を出していても、ETCカードはカード会社に返送されてしまいます。
引っ越しで住所が変わった場合は、カード会社の会員ページから直接住所変更の手続きを行いましょう。
本人確認資料に記載されている住所と異なるとき=補充書類を用意しよう
本人確認資料に記載されている住所と現住所が違う場合にはETCカードを受け取ることができません。
住所が異なる場合には、本人確認書類に加え、公共料金の領収書などの今の住所を確認できるものが必要になります。
できれば、ETCカードを受け取る前に住所変更をしておきたいですが、できなかった場合は補助書類を用意してからカードを申し込みましょう。
ETCカードの本人確認がる場合に備えて書類の準備をしよう
ETCカードの受取は本人確認が必要なものと、家族でも受け取りができるものに分かれます。
本人確認がない場合は日本郵便の簡易書留のときのみです。
それ以外の郵送方法のときは本人確認がありますので、事前に用意しておくと「せっかく家にいるのに受け取れなかった…」という事態を防げます。
どちらにしても、ポストに投函すること・転送することはできないものなので、長期不在の予定がある方、引っ越しなどで住所が変わった方は早めにカード会社に連絡しましょう。