「クレジットカードビューロー」とは、第三者が営利目的の事業として個人信用情報機関を行うことを指します。
日本ではあまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、「JCB」という会社はご存じではないでしょうか?
実はJCBは日本クレジットビューローの(Japan Credit Bureau)の頭文字をとったものです。
そんな今回はそんな「クレジットカードビューロー」について詳しくみていきます。
この言葉を知っていれば、あなたもクレカファンの仲間入りです。
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クレジットカードビューローとは
クレジットカードビューローとは、「個人信用情報機関」のことです。
クレジットカードを入手すうには、審査を受ける必要がありますが、審査の際に申込者が利用代金をきちんと支払える人物かどうかを確認するために、個人信用情報機関に登録されている個人情報を確認します。
個人信用情報機関には、クレジットカードの申し込み状況や利用状況、カードローンやマイカーローン、住宅ローンなど、あらゆる金融取引の情報が記録されています
個人信用情報を見れば、利用者がどんな性格なのか、カードを発行しても問題ない人物かどうかを確認できるので、カード審査の際の情報を共有する目的で設立されています。
クレジットカードビューローとは、個人信用情報機関の中でも、第三者が営利目的の事業として経営しているものを指します。
ちなみに、ビューローとは「事務所・営業所」を表します。
日本のクレジットカードビューロー
クレジットカードビューローと言えば、米国のエクスペリアン・エキファックス・トランスユニオンなどの企業が有名です。
日本では1961年1月に日本クレジットカードビューロー(Japan Credit Bureau)が設立されました。
現在ではJapan Credit Bureauの頭文字をとって、JCB(ジェーシービー)へと社名を変更しています。
JCBという名前に聞きなじみがあるにも関わらず、日本でクレジットカードビューローという言葉の聞きなじみがない理由は、日本の個人信用情報機関は非営利目的で事業を行っているからです。
日本クレジットカードビューローのような営利目的のクレジットカードビューローを区別して、非営利目的で行われる個人信用情報機関は「レンダースエクスチェンジ」と呼ばれています。
個人信用情報機関の役割
個人信用情報機関は、金融取引の実績を記録することによって、消費者に過剰に融資してしまうのを防いでいます。
例えば、カードローンはキャッシングなど、現金を融資する企業は「総量規制」という法律によって「利用者も年収の3分の1までしか融資してはいけない」と法律で定められています。
利用者が現在どれだけ借入しているのか知るためにも、個人信用情報機関は重要な役割を担っています。
ちなみに、個人信用情報機関には3つの機関がありますが、それぞれの情報機関が利用者についての情報を共有・交換できる仕組みになっています。
そのため、消費者金融の情報を取り扱っている信用情報機関であっても、クレジットカードの審査のときにはしっかりチェックされています。
信用情報機関について、詳しくはこちらをご覧ください。