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一体型ETCカードとは?
一体型ETCカードとは「クレジットカードとETCカードの機能が一枚にまとめられたもの」のことを指します。
多くのETCカードはクレジットカードと別になっているため、一体型ETCカードは珍しいです。
最近は持ち物をなるべく少なくするミニマリストがブームのため、「できるだけカードの枚数を少なくしたい」という方もいらっしゃいます。
一体型カードは財布の中がかさばらないので有難いですね。
しかし、取り扱っているカード会社が少ないのも事実。
便利に見えるETC一体型カードですが、どのような特徴があるのでしょうか。
一体型ETCカードのメリット・デメリット
メリット
クレジットカードは常に持ち歩きますが、ETCカードはなかなか使わないこともあり、家に置きっ放しの方もいるでしょう。
ETC一体型カードの場合はクレジットカードとして常に持ち歩くため、「忘れてしまった…」という事態にならないところが嬉しいポイントです。
1枚のクレジットカードで管理が楽
一体型の場合、そのカードでお買い物もできますし、ETCカードとしても利用できるのが便利です。
一枚持っているだけで万能に使えますので、常にお財布に入れておくと安心です。
一方、独立型ETCカードはどうでしょうか。
独立型の場合はクレジットカードとETCカードは別物。
つまり、ETCカードにはクレジット機能がついていません。
ETCカードはETCカードとしてしか使い道が無いのです。
持ち歩くから出先でETCカードを利用しやすい
クレジットカードは普段からお財布の中に入れていますよね。
そのため、一体型カードであれば急にETCカードが必要になった時にもすぐに使うことができます。
一方、独立型カードの場合はクレジットカードとETCカードが別です。
「急にETCカードが必要になったけど、家に置いてきた…クレジットカードしか持ってない…」という事態に陥る可能性があります。
ETC専用カードを発行する手数料がかからない
ETCカードとクレジットカードが別々の場合、それぞれに発行手数料や更新料がかかることも。
一体型の場合、そもそもカードが一枚なのでかかる手数料も1/2で済みます。
発行手数料無料のETC専用カードを選ぼう!
ただし、キャンペーン等で手数料が無料の場合も多いです。
一体型にしろ独立型にしろ、なるべく手数料のかからない物を選びましょう。
デメリット
一見便利な一体型カードですが、デメリットもあります。
車に放置するなどして盗難リスクが高まる
一体型カードの場合、車に挿し込むカードがクレジットカードそのものです。
そのため、ETCカードを盗まれる=クレジットカードを盗まれるという意味になります。
恐ろしいですね。
例えば、高速道路のサービスエリアで休憩する時。
ふらっとコンビニに寄る場合、うっかりETCカードを車載器に挿したままにすることもあるでしょう。
もし鍵をかけ忘れたら、どうなるでしょうか?
カードが抜かれる可能性があります。
カードが盗まれるとETC機能が使えなくなるだけでなく、クレジットカードを悪用される可能性があるのです。
一方、独立型カードの場合は盗難の際の被害は一体型ほどではありません。
クレジット機能は付いていないので、被害が少なく済みます。
対応しているカード会社が少ない
日本では、ETCカードとクレジットカードが別になっている独立型ETCカードが主流です。
そのため、一体型に対応しているカードは少なめ。
ご自分のお気に入りの会社が一体型カードを発行しているとは限りません。
利用したいカード会社が決まっている場合、一体型の中から探すのは難しいかもしれません。
一体型ETCカードは普段高速に乗らない人におすすめ
普段から高速道路を利用する人は「ETCカード」が無難
頻繁に高速道路を利用する方は、一体型ではなく独立型カードを選ぶことをおすすめします。
理由は、抜き忘れや挿し忘れ防止のため。
ETCカードを挿し忘れたまま走行すると、料金所で他の車両の迷惑になることもあります。
普段から高速道路を利用する方は、独立型のETCカードを選びましょう。
一体型ETCカードでなくてもポイントは合算される?
一体型か独立型か?というよりも、ポイントについてはカード会社によって異なります。
カードをどのように使えば最もお得なのか、ご自分で考えながら組み合わせましょう。
近年は一体型ETCカードは減少傾向
一体型ETCカードと独立型ETCカードを比較すると、独立型ETCカードの方が圧倒的に多く発行されています。
独立型が好まれる主な理由は下記の通りです。
- 発行会社が多いから
- セキュリティ面において安心できるから
発行会社が多いので、「現在使っているクレジットカードと同系列のETCカードを作成する」ことも可能です。
「ETCカードにはこだわりは無いけど、クレジットカードにはこだわりがある」という方も多いです。そんな方にとって、発行会社の多さは重要なポイントになります。
また、セキュリティ面もカード選びの大事な要素です。
ETC一体型のおすすめクレジットカード
一体型のカードはそう多くありませんが、人気でおすすめのカードを3つご紹介します。
イオンETCカード
イオンETCカードの基本情報は下記の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
入会金 | 無料 |
年齢制限 | 18歳以上(高校生は利用不可) |
発行にかかる時間 | 2週間前後 |
国際ブランド | VISA,MasterCard,JCB |
ポイント還元率 | 0.5% |
付帯保険 | カード盗難保険 |
イオンETCカードのメリット・デメリット!年会費・手数料・ポイント等徹底比較
年会費・入会金が無料
イオンカードは、クレジットカードの年会費や入会金、ETCカードの年会費や入会金など全て無料です。
いずれかが有料のカード会社が多いので、これだけでもお得です。
デザインが選べる
通常のイオンカードのデザインだけでなく、ディズニー仕様の可愛いカードが無料で発行されています。
クレジットカードはどれも似たようなデザインで面白みが無いですが、ディズニーキャラクターが印刷されたカードは可愛くて嬉しいですね。
Web限定の入会特典がある
期間限定ですが、最大で6000円相当のポイントが付与されます。
一定期間に一定額の買い物をする等の条件もありますが、賢く使うことでかなりお得になります。
映画がいつでも300円割引
イオンシネマ限定ですが、映画を300円割引で観ることができます。
頻繁に映画を見にいく人にとっては大きな特典ですね。
ポイントがお得にたまる
全国のイオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなどの対象店舗で利用すると、200円(税込)ごとにときめきポイントが2ポイントが付与されます。
また、オンラインショッピングの際に「ときめきポイントTOWN」を経由すると、ときめきポイントが最大21倍付与されます。
イオンの店舗で割引を受けられる
毎月20日・30日は「お客さま感謝デー」で5%引きになります。
また、提携施設で優待割引を受けられます。
エネオスカード
ガソリンでおなじみのエネオスカードは、ガソリンの給油がお得になるサービスもあります。
基本的な情報は下記の通りです。
年会費 | 無料 |
---|---|
入会金 | 無料 2年目以降:1,312円(税込) ただし、年に1回以上の利用で2年目以降の年会費も無料 |
年齢制限 | 18歳以上(高校生は利用不可) |
発行にかかる時間 | 1ヶ月前後 |
国際ブランド | VISA・JCB |
ポイント還元率 | カードの種類によって異なる |
付帯保険 | なし |
無料のロードサービスを受けられる
レッカー車による移動や無料の修理サービスが受けられます。
全国9500箇所にあり、24時間365日駆けつけてくれるので安心です。
車の運転に不安を抱えた方には非常にありがたいサービスです。
3種類のカードから選べる
ライフスタイルや重視したい点によってカードのタイプが選べます。
カードC:最大7円/L割引!ガソリンの安さがポイント
カードのご利用額によってガソリンの割引率が異なります。
割引率は以下の通りです。
ガソリン割引額 | 1ヶ月のカードご利用額(ENEOSを除く) |
---|---|
7円/L | 7万円以上 |
5円/L | 5~7万年未満 |
4円/L | 2~5万年未満 |
2円/L | 1~2万年未満 |
1円/L | 1万円未満 |
カードP:ポイント制度がお得
1000円ごとに30ポイント還元、つまり最大3%還元になります。
ポイントの有効期限は2年間で、ENEOSで現金と同様に利用可能です。
カードS:ガソリンの安さとポイント制度のバランス型
いつでもガソリンが2円/L割引になります。
カー関連の商品購入で1000円ごとに20ポイント付与されます。
JCBドライバーズプラス一般カード
年会費 | 無料 |
---|---|
入会金 | 無料 2年目以降:1250円(税込) |
年齢制限 | 18歳以上(高校生は利用不可) |
発行にかかる時間 | 1ヶ月前後 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1週間前後 |
付帯保険 | ショッピング保険 |
毎月最大6000円が現金で振り込まれる
高速道路やガソリン代として多く使うと、毎月6000円のキャッシュバックが受けられます。
年間を通して車を多く使う方の場合、最大72,000円がキャッシュバックされる可能性があります。
まとめ
ETC一体型カードがおすすめなのは次の方です。
- ETCカードを頻繁に使わない人
- 持ち歩くカードの枚数をなるべく少なくしたい人
独立型カードがおすすめなのは次の方です。
- 頻繁にETCカードを利用する人
- セキュリティ面を強化したい人
- 使いたいカード会社が決まっている人
ご自分の利用状況を想定し、使いやすくお得なカードを選びましょう。