初めてクレジットカードを作ろうと思っている方、「初めてだから審査が不安」「どんなカードを選べばいいのか分からない」「カードの作り方・審査の仕組みが分からない」と分からないことだらけだと思います。
どのカードがいいのか各サイトを回って「どのカードがいいのか見てみてもいまいちピンとこない…」そんな方に向けて、以下のことを解説していきます。
- 初めてのクレジットカードの選び方
- 初めてのクレジットカードの作り方
- 初めてクレジットカードの審査を受ける方に注意して欲しいこと
- 初めてのクレジットカードの使い方
- 初めてなのにクレジットカードの審査に落ちることはあるの?
初めてのクレジットカードの審査が不安な方は是非参考にしてみてください。
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初めてのクレジットカードの選び方の3つのポイント
初めてクレジットカードを作る方の選び方のポイントは3つです。
- 年会費無料のカードを選ぶ
- ポイント還元率が高く使いやすいカードを選ぶ
- 国際ブランドは国内でも海外でも使えるVISAかMaster Cardを選択
「とりあえずクレジットカードを作ってみたい」「どんなものか試してみたい」そんな方が注目すべきポイントを並べました。
もちろんステータスカードを持ちたい!という方は、年会費のかかるゴールドカードもおすすめできるのですが、審査のハードルが高くなってしまうので、初めてで審査が不安な方には向きません。
年会費無料のカードを選ぶ
クレジットカード初心者の方は年会費無料のカードがおすすめです。
お試して作るなら最初から無理して年会費のかかるカードを選ぶ必要はありません。作ってみたけど結局タンスの引き出しにしまったままになってしまう可能性もあるのですから、維持費がかからないカードを選ぶことをおすすめします。
ちなみに。年会費無料カードと有料カードの違いは特典やサービスの質です。質といっても年会費無料のカードの質が悪いわけではありません。
有料のカードは空港ラウンジや海外旅行保険の補償額が充実、など付帯特典が多く、年会費無料カードは特別なサービスというよりポイント還元率に特化したサービスがウリです。
普段の生活でのお得を求めるなら年会費無料カードで十分です。
もし、年会費有料カードの特典内容が気になったら、切り替えれば問題ありません。クレジットカードを作るのが初めての方はまず年会費無料カードを作ることをおすすめします。
ポイント還元率が高いカードを選ぶ
JCBが2018年に行った「クレジットカードに関する総合調査」では、クレジットカードを作る理由として「ポイントが貯まってお得だから」の理由が上位に挙がっています。
利用目的も飲食店・コンビニエンスストアなど、生活費に占める割合が増加しています。生活費や食費は生きていく上で避けられない必要経費です。
初めてクレジットカードを作る方は、ポイント還元率が高いカードを作ることで毎日の支払いでポイントが貯まり節約ができます。
ポイント還元率が高いカードの目安として「ポイント還元率1.0%以上のクレジットカード」を選ぶようにしましょう。
ポイントの使い道についてもチェック
クレジットカードの還元率が高くても、貯めたポイントが使えなくなってしまっては意味がありません。使い道もチェックしておきましょう。
クレジットカードで貯めたポイントは以下のように利用できます。
- 商品券に交換
- 商品と交換
- ポイントをキャッシュバック
- マイルに交換
- 他社のポイント(Tポイント・楽天ポイント・nanacoポイント)などに交換
クレジットカードのポイントの使い道はいがいと広いことが分かりますね。
しかし、クレジットカードによってはポイントの使い道が限定されているので注意が必要です。例えばリクルートカードは通常還元率が1.2%の高還元率カードですが、ポイントの交換先は主にリクルート系のサービスかPontaポイントです。
リクルート系のサービスを利用しない方にとっては、ポイントが使い辛いと感じるでしょう。
楽天カード
楽天カード
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 540円 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上 |
- 還元率が常に1.0%以上
- 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
- カード年会費無料
「ポイントが貯まりやすく使いやすい」この点において楽天カードは群を抜きます。
楽天カードの通常率は1.0%、楽天以上で常に3.0%以上の還元率を誇ります。ポイントアッププログラムによってポイント還元率は最大15%までアップ可能です。
日常生活ではもちろん、インタネットショッピングでも活躍します。
しかも楽天カードで貯まった楽天ポイントは他社のポイントに交換することなく利用ができるので、ポイント利用するための煩わしい手続きも必要ありません。
楽天ポイントは楽天市場・楽天トラベルの支払いやカードの支払いに1ポイント=1円から使えて便利ですよ。
楽天トラベルで8000円分ポイント使った…!
使っちゃった感あるけど値引き気持ちいい(´-`)#楽天カード pic.twitter.com/IC0RR9bHhm— くまびっと@OLライター (@PlusCre) October 29, 2019
年会費も無料なので、クレジットカードを初めて作る方におすすめのクレジットカードです。
国際ブランドは国内でも海外でも使えるVISAかMaster Cardを選択
クレジットカードを初めて作る方は国際ブランドにVISAかMasterCardを選択しましょう。クレジットカードは国際ブランドに加盟しているお店でのみ決済ができます。
対応していないブランドではカードが使えないので、できる限りシェア数(加盟店数)が多いブランドのカードを申し込むことをおすすめします。
VISA・Mastercardは世界シェアが1位と2位の国際ブランドです。
初めてクレジットカードを作る方は、VISAかMasterCardのクレジットカードを作っておけば、決済で困ることがありませんよ。
もちろん、国内でしか利用する予定のない方は、JCBブランドやamexブランドでも構いません。
初めてのクレジットカードの審査の流れ
クレジットカードの審査は申し込み者の「支払い能力」と「信用情報」を総合的に審査して合否を決めています。
- 支払い能力…申し込み時に申告した収入・年収・借入状況など
- 信用情報…個人信用情報機関に登録された過去のクレジットカード履歴
支払い能力は、申告した年収・職業・勤続年数・配偶者の有無など総合的に判断して支払い能力を審査しています。年収や勤続年数は多ければいいほど有利です。
また、申し込み者の信用情報も大切な審査のポイントです。信用情報とは個人信用情報機関に記録された過去のクレジットカード履歴を指します。
過去に延滞・遅延などの情報があると審査落ちしやすいですが、初めてクレジットカードの審査を受ける方はこの項目を心配する必要はありません。
在籍確認・本人確認が行われることも
審査の段階で職場への在籍確認が行われることもあります。
クレジットカード会社にとって「申し込み者が申告した会社に勤めているとどうか」は信用を図る上で重要な項目です。
勤務先はそのまま支払い能力に直結するので、カード会社としては確認しておきたいところ。
在籍確認はカード会社の担当者が個人名で勤務先に電話をかけてきます。カード申し込み者本人が電話に出れなくても、在籍していることが分かればOKです。
必ず在籍確認が行われるわけではありませんが、勤務先に電話ある可能性があることは頭に置いておくといいでしょう。
初めてなのにクレジットカードの審査に落ちることはあるの?
先ほどクレジットカードの審査で過去の信用情報が重視されると解説しました。
初めてクレジットカードを作る方は一見、安心できるように思いますが、ごく稀に審査落ちする方もいます。審査落ちしてしまう方の理由は主に以下の2つです。
- 申し込み者の属性がカードの審査基準を満たしていない
- 申し込み時の年齢が高い
申し込み者の属性がカードの審査基準を満たしていない→審査落ち
初めてクレジットカードを申し込んだのに審査落ちしてしまう主な原因は「審査基準を満たしていない」です。
例えば、申し込み者の年収が200万程度なのに、審査基準が300万円以上だと、属性を満たしていないため審査落ちしてしまいます。
また、申し込み資格が30歳以上のカードに20代の方が申し込んでも当然審査落ちしてしまいます。
審査の甘いカードや一般カードなら問題はありませんが、審査の厳しい銀行系のクレジットカードやゴールドカードだと、属性不足での審査落ちの可能性があるので注意しましょう。
ちなみに、学生の方は初めてのクレジットカードでも審査で優遇されやすいので、学生専用カードや銀行系のカードへの申し込みでも大丈夫ですよ。
申し込み時の年齢が高い→審査落ち
クレジットカードを30代で作る方は、審査基準を満たしていても審査落ちすることがあります。
その理由はクレヒスがないから。クレヒスがないと悪い情報も記録されてないから問題ないのでは…?と思いがちですが、30代でクレヒスがないと過去の金融事故を疑われてしまいます。
クレジットカードを申し込むと個人信用情報機関に記録され、その後の支払い履歴も記録されていきます。
しかし、クレジットカードの長期延滞や遅延・自己破産などの金融事故を起こすと、これまでのクレヒスが消去され、5年~10年間カードを作れません。クレヒスが全くない状態を「スーパーホワイト」と言います。
30代でクレヒスがない人と、金融事故を起こしてスーパーホワイトのクレヒスは見分けがつきません。
そのため、カード会社は年齢が高く、初めてクレジットカードを申し込んだ人は審査落ちしやすくなってしまいます。
初めて作る方におすすめのクレジットカード
初めてクレジットカードを作る方は、最初に紹介したクレジットカードの選びのポイント
- 年会費無料のカードを選ぶ
- ポイント還元率が高く使いやすいカードを選ぶ
- 国際ブランドは国内でも海外でも使えるVISAかMaster Cardを選択
の他に初めてでも審査に通りやすいカードがおすすめです。クレジットカードを初めてつくる方におすすめのクレジットカードを紹介します。
楽天カード
楽天カード
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 540円 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上 |
- 還元率が常に1.0%以上
- 楽天市場でポイント還元率3.0%以上
- カード年会費無料
クレジットカードが初めての方へのおすすめポイント
- ポイント還元率1.0%以上
- 年会費永年無料
- ポイントが貯まりやすく使いやすい
- 専用アプリで明細・ポイント数確認が簡単
- 審査に通過しやすい
- ポイント有効期限実質無料
先ほどの紹介した楽天カード、ポイント還元率が通常で1.0%、楽天市場で3.0%以上と高還元率で年会費も無料です。
100円の利用で1ポイント貯まり、1ポイント=1円から楽天市場やカード値引きに利用できます。
専用のアプリもあって利用明細やポイント数が確認しやすいのもクレジットカード初心者におすすめのポイントです。
また、楽天カードは審査に通りやすいことでも有名です。フリーター・専業主婦の方でも審査基準を満たせるので審査に自信がない人にもおすすめですよ。
JCB CARD W
JCB CARD W
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上39歳以下 |
- 海外旅行保険が最高2000万円
- 通常還元率1.0%
- Oki Doki ランド経由で最大20倍のポイント
クレジットカードが初めての方へのおすすめポイント
- ポイント還元率1.0%
- 年会費無料
- Amazon・セブンイレブンでの還元率アップ
- チャージ不要の電子マネー「QUICPay」が付帯
- JCB発行のオリジナルカード
JCB CARD WはJCBが直接発行するクレジットカードです。大手発行のカードなので、クレジットカードが初めての方も安心できるのではないでしょうか。
通常還元率が1.0%なのに加えて、Amazonで2.0%、セブンイレブン・スターバックスでも最大ポイント10倍になるので、よく利用する方にもおすすめです。
また、チャージ不要の電子マネー「QUICPay」が付帯しているので、コンビニでの少額決済でも困りまりません。(楽天カードに付帯している楽天Edyは要チャージ)
39歳以下が持てるお得なカードです。楽天カードより審査は厳しめですが、学生の方でも審査通過は簡単ですよ。
オリコカード・ザ・ポイント
Orico Card THE POINT
カード年会費 | 永年無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
電子マネー | |
申し込み資格 | 満18歳以上(高校生不可) |
- 入会後6か月は還元率2.0%
- カード・ETC年会費が無料
- 通常還元率は1.0%以上
クレジットカードが初めての方へのおすすめポイント
- 通常還元率1.0%
- Amazonでの還元率2.0%
- 電子マネー「iD」「QUICPay」が付帯
- ポイントの交換先が豊富
オリコカード・ザ・ポイントはその名の通りポイントに特化したカードです、通常還元率は1.0%でAmazonでは常に2.0%以上の還元率になります。
入会から半年間は還元率が2.0%なので、半年の間に大きな買い物の予定がある方にもピッタリです。
ポイント有効期限は1年間と短めですが、交換先が豊富なのでこまめに交換していけば問題ありません。
また、電子マネー「iD」と「QUICPay」が付帯しているので、どんな利用シーンでも決済できる安心感があります。
VIASOカード
VIASOカード
カード年会費 | 無料 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 1000円+税 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | — |
- 貯まったポイントは自動的にキャッシュバック!
- 海外旅行傷害保険が最高2000万円付帯
- 最短翌日営業日発行
クレジットカードが初めての方へのおすすめポイント
- カード年会費無料
- ポイントは自動キャッシュバック
- ポイント交換がめんどくさい方におすすめ
VIASOカードは正直ポイント還元率は高くありません。しかし、年会費無料なのに付帯してポイントがオートキャッシュバックされるので使いやすいです。
通常クレジットカードは貯まったポイントは何かに利用しなければ失効してしまいます。クレジットカードを初めて作る方の中には「お得なのは嬉しいけど、ポイント制度が複雑で分かりにくい」「ポイント交換が面倒くさい」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、VIASOカードは貯まったポイントが自動的にキャッシュバックされるので、面倒な交換が必要ありませんし、交換を忘れてポイントを無駄にしてしまうこともありません。
ポイント還元率は0.5%と平均ですが、クレジットカードのポイント管理に自信がない初心者の方にはおすすめです。
初めてのクレジットカードの作り方
クレジットカードを初めて作る方にカードの作り方を紹介します。クレジットカードには以下の3つの申し込み方法がありますが、インターネット申し込みをおすすめします。
インターネットで申し込むと、審査スピード・発行スピードが早く、入会特典も受け取れます。
用意するものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- 引き落としの銀行口座
オンライン上で申し込みを完了させるために、オンライン口座設定が必要です。その際に引き落としに使う銀行の通帳やキャッシュカードがいるので準備してきましょう。
クレジットカードの発行の流れは以下のようになります。
- オンランイン上でカードを申し込む
- 名前・収入などの必要事項を記入
- 審査(在籍確認)
- 審査結果到着(メールにて)
- カードを受け取る
申し込み者の作業が必要なのは、申込時の名前・収入・職業などの基本情報を記入するときのみです。
詳しくはこちらをご覧ください。
初めてのクレジットカードの使い方
店舗でのクレジットカードの使い方
店舗でクレジットカードを使うのは非常に簡単です。お会計の時のクレジットカードを渡して店員さんに「カードお願いします」と言えば決済がスタートします。
決済のときは、暗唱番号の入力やサインを求められます。指定された機会に4桁の番号を打ち込むor指定された枠かレシートにサインをすればOKです。
インターネットショッピングでのクレジットカードの使い方
ネットショッピングで決済する際は、手持ちのカードの番号やセキュリティ番号を入力すると決済が完了します。
- カード名義
- カードの番号
- カードの有効期限
- セキュリティコード
以上を入力すれば決済完了です。
一度カード情報を入力してしまえば、次からカード情報を入力する必要がなくなるネットショップもあります。(楽天・Amazonなど)
また、各クレジットカードのポイントサイトを経由すれば還元率もアップするので、クレジットカードをチェックした際は是非確認してみましょう。
初めてのクレジットカードの審査も怖くない
クレジットカードの審査を初めて受ける方、審査が不安に思うかもしれませんが、クレヒスに傷がない以上支払い能力さえきちんとしていれば審査通過が可能です。
カードを選ぶ際は次のポイントを抑えて申し込みましょう。
- 年会費無料のカードを選ぶ
- ポイント還元率が高く使いやすいカードを選ぶ
- 国際ブランドは国内でも海外でも使えるVISAかMaster Cardを選択
ステータスカードが欲しい方の、初めてのクレジットカードは確実に作れるものに申し込むことをおすすめします。
年会費無料カードが物足りなくなったら上位カードを検討してもいいですね。